【Peter principle】 カナダ生まれのアメリカ人Laurence J. Peterが、1969年の著書The Peter Principleで発表した法則で、「階層的な組織に属する人間は、必ずその人の無能レベルまで昇進する」*1とするもの。
この法則から,「やがて,あらゆるポストは,職責を果たせない無能な人間によって占められる」,「仕事は,まだ無能レベルに達していない者によって行われている」という予測を導かれる.
*1:例えば、課長としては有能だが部長としては無能な人間は、そうであるにもかかわらず、部長に昇格してしまう。
ピーターの法則(Peter's Law)は、組織やプロジェクトにおける効率や生産性に関する経験則の一つです。この法則は、ローレンス・J・ピーター(Laurence J. Peter)によって提唱され、彼の著書『ピーターの法則』(The Peter Principle)で広く知られるようになりました。 ピーターの法則によれば、「人は自身の能力を超える職務に昇進し続ける」傾向があるとされています。具体的には、組織内で優れた業績を上げたり、能力を発揮したりすることによって昇進するという一般的な人事制度において、個人は適切な能力やスキルを持つ職務に昇進していきます。 しかし、ピーターの法則では、昇進が…
能力主義の階層組織 営業に配属された同期でTOP3が最初に支店長になりました 当時はバブル経済崩壊後の長く暗いトンネルの時代ですから支店など増えない時代です 昇格基準は『営業成績のみ』です 出身校の差別も、好き嫌いもないわかりやすい線引きです 次に私とKという同期が支店長になります その為に2人の先輩社員が支店長降職になっている非常に世知辛い時代でした 最初に支店長に昇格したTOP3の3年後を見てみると、1人が降職、1人が退職、1人がうつ病で休職でした 『営業マン時代は優秀でエース的存在なのに管理側にまわると力が発揮できない』 という人は多いです 商品作りは天才的だが管理職になったらダメに人 …
「失敗して、前に進めない人には2種類ある。考えたけれど実践しなかった人と、実践したけれど考えなかった人だ。」 ――ローレンス・J・ピーター 世界の偉人や著名人たちの名言、格言の中には、経営者の自分にとって重要な「気づき」を得られるものが多くあり、折に触れて彼らの言葉を読み返し、生きていく上でのヒントをもらっています。 今回ご紹介するのは、カナダの教育学者、ローレンス・ジョンストン・ピーターの言葉です。 1969年、ピーターはカナダの劇作家であるレイモンド・ハルと共同で執筆、発表した著作の中で「ピーターの法則」を提唱しました。 世の中の会社の中には「どうしてこんなに仕事のできない人が出世している…
こんにちは。まだ4月も中旬ながら既にGWが待ち遠しいNNSです。 いやー、何だか疲れてますね。 うちの会社はまだまだ昭和のノリが残っているので、 6連勤の週というのがそれなりにあったりします。 何気に今週(昨日まで)も来週も6連勤となっている我が社・・・ まあ、今時、土日が完全に休みじゃないっていうのはやっぱり劣りますよね。 なので、どうしても年々求人も集まらなくなってますね。 業績的には悪くはないわけですが、新たな人材が集まらないので、 長い目で見ると会社の力は細っていっているような気もします。 当然ながら放っておくと新陳代謝が起こらないということは高齢化するわけで、 そして高齢化するという…
お仕事、辛いですか? どう考えても終わらない業務量に上司からの指示、ストレスで不安になったり眠れなくなったりしていませんか? 具体的な悩みとその改善方法について、既に様々なサイトが取り上げています。そういったサイトでは、 仕事が辛い本人 本人の上司/同僚 社風や職場環境 以上のいずれかに、仕事が辛いと感じる原因を求めているのではないでしょうか。でも、転職したとしても、転職した先で同じような辛い状況になるかもしれないですよね。 今回はちょっと視点を変えて、読書から「仕事辛い問題」を考えます。仕事が辛いと感じる理由は、当人とかその会社というレベルではなく、もはや社会の仕組み自体にあるのかもしれない…
この週末の話題は何と言っても首相の総裁選不出馬~辞任だろう。今日が閉会式となったパラリンピックのニュースも霞むほどだ。 それにしても、政府与党が首相を交代させると判断するのに、どうしてこれほどの時間が必要だったのか。 ロックダウンと「リーダーシップ」で、「もし政府与党に自浄作用があるのであれば、直ちにトップを変える手立てを考えるべきではないか。」と書いたのは昨年12月のこと。 sugo-mane.hatenablog.com 普通に“人を見る目”があれば、現首相が“器”でないことは、その頃にはすでに明らかだったはずだ。こんなことを書くと、「お前は野党支持者で、初めから色眼鏡で見ていたのだろう。…
1.はじめに 2.内容 3.教訓 [新装版]ピーターの法則 「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由 [ ローレンス・J・ピーター ]価格:1540円(税込、送料無料) (2021/9/3時点) 楽天で購入 1.はじめに ピーターの法則とは「時が経つに従って、階層社会のすべてのポストは、その責任を全うしえない従業員によって占められるようになる傾向がある」ことです。すなわち、 新しい地位にあって有能であることは、昇進させられる可能性が残っている 結果として最後の昇進はどうしても有能から無能への昇進とならざるをえない 階層社会ではその構成員各自はいつか無能のレベルを昇進し、そこに留まる結果とな…
失敗して、
名古屋の入管でスリランカ人の女性が亡くなった(というより殺した)事件。スリランカにお世話になった私として大変気になっている。 mainichi.jp 毎日新聞は2月5日に外部病院で受けた胃の内視鏡(胃カメラ)の診療記録を関係者から入手した。診療記録には、「(薬を)内服できないのであれば点滴、入院」と指示が書かれていた。しかし、法務省・出入国在留管理庁が作成した中間報告には、「医師から点滴や入院の指示がなされたこともなかった」と反対の内容が書かれている。医師が書いた記録と入管の報告が食い違う事態になった。【和田浩明、上東麻子】 日本は良くも悪くも、真面目で融通が効かないが、モラルコードは守るとこ…
調べたら1969年だったらしいのだが、『ピーターの法則』 という本がちょっと流行していた。 当時のサブタイトルが 「創造的無能のすすめ」だった。 どういうわけか、 これをぼくも読んでいた。 ぼくは、 その本の内容を 約一行に集約して覚えた。 「人は、ほめられたところにとどまりやすい」 である。 なにか 「ほめられるような得意なこと」 があると、 やがて それが認められることになる。 そして 「もひとつ高いところから見て、活躍せよ」 と期待されることになるのだけれど、 実際には、 「もひとつ高いところから見る」 にならず、 前々からの 「得意なこと」 に激しく停留しまうことが多い。 つまり、 有…
メインブログ(管理職おすすめの仕事に役立つ本100冊+)では、基本的に読んだ順・再読した順に投稿しています。 ブログ開始から一定期間経過し、100冊超がストックされてきたので、体系別に分類し、メインに合わせて随時更新していきます。 冒頭の目次から、気になる項目を選んで、それぞれの本の説明をお読みいただければと思います。買って読みたい本、実際の仕事に役立つ本が見つかれば幸いです。 ランキング参加中読書ランキング参加中知識ランキング参加中書評 Ⅰ.世代別 (1)社会人初期 (2)社会人中堅 (3)管理職1年目 Ⅱ.目的・シチュエーション別 (1)社会人の基礎 1.文章力を鍛える 2.思考法を鍛える…
フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 中原 淳 はじめに 本書は、日々の仕事に追われ、部下育成が後回しになってしまっているというマネジャーの方々に向けて、効果の高い部下育成法である 「フィードバック」 の技術を一から説明した本です。いわば、多忙化するマネジャーのためのフィードバックの入門書です。 私は「人材開発」を専門にしている大学教員ですが、同時に十数名の助教や研究員等の研究スタッフを率いるマネジャー(研究部門責任者)でもあります。この本は、私と同時代を生きるマネジャーの方々に対して、そして、他ならぬ私自身のために、書かせていただきました。同時代を懸命に生きる多く…
『フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術』(中原 淳,PHP 研究所,2017年3月3日)を読了。 ランキング参加中読書 フィードバックとは端的に言ってしまえば,「耳の痛いことを部下にしっかりと伝え,彼らの成長を立て直すこと」です。(位置 No. 4) 耳の痛いことも部下にしっかりと伝える。 人には「昔」や「かつて」を美化して語る懐古趣味があります。「昔の上司は人を育てるのがうまかった」というのも,その一つだと考えられます。そんな話は「眉唾」であると私は思います。(位置 No. 271) 「昔」や「かつて」は今とどれだけ変わるというのか。 それでは,どんな業務経験を与…
昨日の児玉源太郎さんの話で、追加の考察。 乃木希典さんがどうにもならんかったから、児玉源太郎さんが自分の職位をガクンと下げて、現場に出向いていって、乃木さんから指揮権を剥奪して、自ら指揮を執って、旅順をなんとかした話。 その話を思い出して、しばらくした後、ハッとしたのね。 あぁ、これはピーターの法則と真逆だって。 ピーターの法則は、昇進していった時、どこかの段階で必ず人はそのレベルの仕事がこなせなくなるから、無能化する。 階層組織というのは、いずれ必ず無能化した人で埋め尽くされる、という話。 児玉源太郎さんは、下からガンガンに上がってきた人だから、その下の職位でも実績を残してきた?はずで、こな…
フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方 作者:ダニエル・ピンク ダイヤモンド社 Amazon フリーエージェント→フリーランス、臨時社員、ミニ起業家 インターネットを使って、自宅で一人で働き、組織の庇護を受けることなく、自分の知恵だけでを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築きあげる人々 全米の四人に一人はフリーエージェント ナノコープ 「拡大を目指さない」という方針を徹底的に追求している超ミニ企業 デジタルマルクス主義 デジタルのおかげで、労働者は生産手段を手に取り戻した。 ピーターアウトの法則 「組織内で出世するにつれて仕事が楽しくなり…
―――「悪女」3巻より 最近の若手社員は出世を望まないと言われるが、 私も上司と呼ばれる立場になったので 若い人たちが出世したくなるような存在を目指したいと思う。 今まで下の立場から見ていた経験を踏まえ、 私が心がけようと考えていることをまとめてみた。 残業漬けにならない NG:毎日遅くまで残って仕事をしている 出世したくない一番の理由がこれだろう。 残業がやむを得ないこともあるが、 慢性的な残業が発生するのは 作業が遅いか、仕事が多すぎるかだ。 作業が遅い場合は、効率化を考えたり、やり方を変える。 仕事の評価は作業の大変さではなく成果の大きさで決まるので 面倒な作業をがんばってこなしても評価…
○○の法則の一覧。
1%の努力 作者:ひろゆき ダイヤモンド社 Amazon youtu.be 【質問者】 上司が無能なのはなぜですか。 むしろ無能な人間が偉くなるんですか?そういう法則ありますよね。では有能な上司は存在するんですか?偉くなりたい! px.a8.net 【ひろゆき】 マーフィーの法則っていう中に2種類あって、無脳の人と言うと、どんな優秀な人でも自分が無能になるポジションまで出世する。結果として、出世した人は全て無能であるんですよね。 営業がめちゃめちゃ得意ですって言う人が営業こいつ得意だから課長にしようぜ!で、課長にして、課長でも現場回ってるからそれなりに売り上げが上がると。なので、こいつ優秀じゃ…
ピーターの法則(Peter Principle)は、組織の階層において、個人が能力以上の役職に昇進する現象を指す経営学の原理です。この法則は、ローレンス・J・ピーターによって提唱されました。 ピーターの法則によれば、組織のメンバーは能力がある限り昇進を続け、結果として自分の能力を超えた役職に就くことになるとされます。具体的には、個人が優れた業績を上げると昇進し、そのパターンが繰り返されると、最終的に個人の能力の限界に達し、昇進先の役職で十分な成果を上げることができなくなるというものです。 この法則は、次のような要素に基づいています: 1. 職務の違い: 組織の階層において、役職は徐々に変化して…
今週のお題「読みたい本」本好きのためか、次に読む本の候補リストを作っている。 その中から図書館で借りるか中古本を買うか電子書籍を買うか選定する。 その候補本は、この10年でどんどん膨れ上がり、とても読むスピードが追いつかない。 つまりこれはすべて消費、選別されることなく、いつか人生を終えると思う。 それはそれなのかもしれないが、少し悲しい。 そんなリストを公開しようか。 重複もあるかもしれないし、読了なのに削除していないかもしれない。 では、どうぞ。 - 月の立つ林で9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」タマリンドの木 憎悪の科学 偏見が暴力に変わるときAI 204…
日頃悩んでいることを言語化しておくメモ、まだ論理的にまとまっていない。 エンジニアのキャリア (要出典)海外で働いたことはないので一般論だが、日本ではソフトウェアエンジニアとして有能だとマネージャーになることが多いらしい。Individual Contributorに相当するキャリアパスが整備されていないというわけ。全くICで居られないという意味ではなく、(語弊を恐れず言えば)出世を諦めれば、ICで居続けることは可能ではあるはず。つまりエンジニアの上位職としてマネージャーがいるのである(マネージャー>エンジニア)。つまり、エンジニアとして優秀だとコードに関わらなくなる職位になりがち、というわけ…
人生で何度か聞いたことはあるが、いまいち意味のわかっていなかった「ピータの法則」について原典とも言える書籍を読んだので感想をメモします。 www.diamond.co.jp 読み終わった直後の感想 読み終わったのはひと月ほど前で、読後すぐに感想をツイートしています。 面白いと巷で評判の『ピーターの法則』を読了この本ほど「無能」の言葉が出てくる本もそうそうなさそう昇進が無能を作り、それを防ぐための無能を意図的に装うことや、マイナス思考の処方箋など、自分の発想に無くて目からウロコでした面白いけど複雑な読後感、オススメです pic.twitter.com/EmAFiF9XCf— もりはや (@mor…
これは明確に異なるだろうという話。 ヒラの教師とは、学年主任までです。生徒指導主任(主事)や研修主任も含みます。教務主任は準管理職として捉えます。 以下は私の勝手な考えです。「へー」でいいです。 ヒラ教師に求められる力は次の3つだと思います。 1授業力 2学級経営力 3校務分掌力 なんだ、当たり前じゃないか、と思われるかもしれません。 はい、当たり前です笑 ですが、この3つの力をしっかりともっている人は意外と多くいません。1校に1人いるかどうか?程度だと思います。逆にこの3つの力をもっている教師は「あの人は力があるね。」と言われます。 なお、保護者対応は学級経営力に含みます。中・高の先生はさら…
ある教育学者は、有能な人間でも能力の極限まで出世すると、そこで無能な人と化すため、結果として無能な人間だらけになる――といった内容の法則を提唱しました。 しかし、一方ではこの法則の回避策もいくつか示されており、別の観点から見た有能な人の特徴は、無能化回避のためのヒントを与えてくれます。 そこで今回は、無能化の罠にハマることなく「有能でい続ける人」はどんなことをしているのか、そこに近づくために “私たちができること” とは何かを探ります。 1. 自ら学んでトレーニング 2. まずは自分を認識する 3. いまの自己認識を疑う 4. 他者の意見を求める 5.「知的謙虚さが高い人」を目指す 1. 自ら…