ここ数年、サウナは「整う」という言葉とともに社会現象になりました。テレビや雑誌では特集が組まれ、サウナをテーマにしたドラマまで登場。全国各地におしゃれなサウナ施設が次々オープンし、「サウナー」という言葉も定着しました。しかし、2024年ごろから「以前ほどサウナに行かなくなった」「混んでいるのに満足度が下がった」といった声が聞かれるようになっています。ブームの頂点を過ぎたとも言われるサウナ。なぜ人気が落ちてきたのでしょうか? その背景を、いくつかの視点から見ていきます。 1. 過熱しすぎたブームと「飽き」の到来 どんなブームにも「ピーク」と「飽き」はつきものです。サウナはここ5年ほどで一気に広ま…