【pragmatism】[哲](事象を意味するギリシャ語 pragma から造った語)事象に即して具体的に考える立場で、観念の意味と真理性は、それを行動に移した結果の有効性いかんによって明らかにされるとする立場。主としてアメリカで唱えられ、パース・ジェームズ・デューイがその代表者。実用主義。(広辞苑)
道具主義,実際主義とも訳される。
新たにシステム(なんちゃらフォースみたいな)導入時のアレコレについて。 私が所属する事業部では以前から慢性的な人員不足から業務効率化が上層部からも現場からも要望あり。 営業現場からも工数が掛かってしまう作業内容も抽出して報告もしていた。その後、なんかよくわからないプロセスを得てなんちゃらフォースが導入。 ただ、その導入目的が①新規開発案件の進捗管理、②上層部のために目標利益を見える化するためのダッシュボード作り、みたいな話に。 そりゃ、聞き分けのよい私でも「はあ?何それ?」みたいな感じで冷める。現場の工数削減という切実なニーズは無視され、管理と報告のための作業がただ増えるという現実に、聞き分け…
20年ほど前、興味深いなと思った表現があります。 それは、「あなた」という呼称であり、それがとても多く聖書に登場することです。 神が人に呼びかける時、「あなた」「あなた方」。 人が神に呼びかける時、「あなた」。 イエスが民衆、弟子、異邦人に呼びかける時、「あなた」「あなた方」。 民衆、弟子、異邦人がイエスに呼びかける時、「あなた」。 弟子が弟子に呼びかける時、先輩・後輩を問わず「あなた」。 そこには、相互の敬意と親愛が込められているのを見ることができます。 中には、神が人に「お前」と呼び、ローマ人のピラト総督がイエスに「お前」と呼ぶ場面もあります。 しかし、古代ユダヤ人の界隈、聖書の世界では、…
人間が生成AIを活用・悪用する分岐点は、どこにありますか? 唯物論において、物は物であり、人間が物を自由に扱うのは当然と見なされます。 プーチン大統領は、自身の権力のためなら、AIに偽情報を作らせて、もっともらしく拡散させることを何とも思っていません。 そして米国のプラグマティズムにおいても、所詮、同類でしょう。 トランプ大統領は、プラグマティズムの頂点と底辺を極めつつあります。選挙で勝利するためなら、AIに偽情報を作らせて拡散させることを何とも思っていません。 しかしインドや日本においては、被造物を単なる被造物と見ずに、一の中に多があり、多の中に一があるとして軽んじない伝統があります。 唯物…
プラグマティズム入門 (ちくま新書) 作者:伊藤邦武 筑摩書房 Amazon 理論は美しいけど、実際はどうなの?それって本当に意味があるの?そんな疑問を抱いたことはありませんか。 私たちは日々、無数の選択肢に囲まれています。どの勉強法が効果的なのか、どのアプリが本当に便利なのか、どの考え方が自分の人生を豊かにしてくれるのか。そんなとき、頭の中で響くのは「それって実際に使えるのか」という声ではないでしょうか。 実は、この素朴な疑問こそが、150年以上前にアメリカで生まれた哲学「プラグマティズム」の核心なのです。複雑な理論や抽象的な議論よりも、「実際に効果があるかどうか」を何よりも重視する。この考…
「私は、あなた達のことを気にしない(あなた達のことはどうでもいい)。あなた達の投票が欲しいだけだ。私は気にしない。」 ドナルド・トランプ 2024年6月 ラスベガスでのキャンペーン集会 冗談だということで、群衆は笑っていた。 しかし8ヶ月経って、それは冗談でなく本音だ、笑い事ではない深刻なことだと、彼に投票した人達が気付き始めた。 「私は、あなた達のことを気にしない(あなた達のことはどうでもいい)。あなた達の金と絶対服従が欲しいだけだ。私は気にしない。」と言わんばかりのカルト教団と、どこか似た様相ではないでしょうか? Trump: “I don’t care about you. I just…
『ネットワークパワー 日本の台頭 「失われた30年」論を超えて』 ミレヤ・ソリース 上原裕美子 訳 日経BP 日本経済新聞出版 2024年7月17日 1版 1刷JAPAN’S QUIET LEADERSHIP (2023) 日経新聞 2024年9月21日 朝刊の書評 で紹介されていた本。 記事では、日本の強みとして(1)ポピュリズムに流されない政治的強靭(きょうじん)性/社会的一体性(2)制度改革による政治指導者の統率力強化(3)インド太平洋地域における連結性の追求があげられ、”本書は、我が国の実像に新たな視点をもたらした研究書として、今の日本へ勇気を与えてくれる実に頼もしい一冊である。”とあ…
https://amzn.asia/d/5LQShKb 内容 序文 Ⅰ連帯としての哲学 Ⅱテキストとかたまり ⅲ方法を持たないプラグマティズム Ⅳ哲学史の記述法ー四つのジャンル Ⅴ哲学に対する民主主義の優先 Ⅵプラグマティズム・デイヴィドソン・真理 訳者あとがき 感想 内容 序文 自由が真理を与えるのではなく、自由の信奉が民主主義を支持なだけ 科学は語彙を増やしていくだけ 「正しく理解する」ではなく「人が複雑」になっていく ロールズは「探究をやめるな」と言っているだけ 真理ー言語ー実在 真理ー議論ー現実 ではなく、言語や議論は自己創造としての探究のためのもの Ⅰ連帯としての哲学 2.科学だけに…
今回はW.ジェイムズ氏著の「プラグマティズム」を要約していきます。本書は講義録の抜粋の体をとっており、宗教や哲学の歴史に言及しながら、経験や仮説検証に重きを置く現実的な思考をとるプラグマティズムの概要について体系的に論じる内容となっております。本思想がアメリカ資本主義経済や科学(自然科学・社会科学)の発展に大きく寄与したことは言わずもがなであり、非常に考えさせられる内容です。 「プラグマティズム」 ■ジャンル:哲学 ■読破難易度:中(宗教や哲学の歴史・代表的な理論に言及しながら論証していく構成のため、一定の前提知識(高校の倫理・世界史程度)があると読みやすいと思われます。) ■対象者:・プラグ…
リチャード・J.バーンスタイン『哲学のプラグマティズム的転回』岩波書店(2017) マイケル・サンデル『それをお金で買いますか 市場主義の限界』ハヤカワ文庫(2014) 瀧川 裕英 (著, 編集), 米村 幸太郎, 鈴木 慎太郎, 若松 良樹 (著)『問いかける法哲学』法律文化社(2016) 新・読書日記184(読書日記1524) – ラボ読書梟
言葉には、抽象化するという機能があります。ありとあらゆるものは具体的なものであるわけですが、それを抽象化、概念化する、そのような機能を言葉は持っているという事です。 人間が他の動物と同じく、何かものを目で見る事によって、線とみなし、形とみなすわけですが、この概念はゲシュタルトと言えるわけで、リンゴをリンゴとして認識する能力も人間のゲシュタルトと言えるわけです。そして、言葉もその範疇という事です。 言葉は、色の断片の輪郭化、すなわち、意味化に相当するゲシュタルトの言葉バージョンであり、それは、視覚などの感覚機能のより高次なものであるだけで、基本的にはその延長と言えるわけです。 そのような意味での…