小説家。
1976年、東京生まれ。早稲田大学卒業。2000年に書き下ろし長編小説の第一作『格闘するものに○』(草思社)を発表。以降、小説に『まほろ駅前多田便利軒』(第135回直木賞受賞)、『風が強く吹いている』、『舟を編む』(2012年本屋大賞)など、エッセイに『妄想炸裂』、『極め道』などがある。
少女漫画やボーイズラブをこよなく愛する。妄想好き。
格闘する者に○ (新潮文庫)
月魚 (角川文庫)
白いへび眠る島
秘密の花園 (新潮文庫)
ロマンス小説の七日間 (角川文庫)
私が語りはじめた彼は (新潮文庫)
むかしのはなし (幻冬舎文庫)
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
風が強く吹いている (新潮文庫)
きみはポラリス (新潮文庫)
仏果を得ず (双葉文庫)
光
神去なあなあ日常
星間商事株式会社社史編纂室
天国旅行
木暮荘物語
舟を編む
極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫)
妄想炸裂 (ウィングス文庫)
しをんのしおり (新潮文庫)
人生激場 (新潮文庫)
夢のような幸福 (新潮文庫)
乙女なげやり (新潮文庫)
桃色トワイライト (新潮文庫)
([み]1-1)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)
シュミじゃないんだ
あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)
悶絶スパイラル
ビロウな話で恐縮です日記
ふむふむ―おしえて、お仕事!
黄金の丘で君と転げまわりたいのだ
三浦しをんの小説「木暮荘物語」は、東京の小田急線世田谷代田駅から徒歩5分の古びたぼろアパートを舞台にした短編集です。収められている7編の短編は、独立したお話ですがゆるく関連しています。こういう形式の短編集は、有川浩の「阪急電車」と同じ。 設定の木暮荘をよくイメージし味わうと、この短編を一層楽しめます。 まず、世田谷代田駅から。場所は下北沢駅の隣(新宿側でなく神奈川側)。一日の乗降客数が4千人、隣の下北沢のそれが11万人と比べると二桁少ない。世田谷代田駅に用事があって訪れる人は少なく、住んでいる人だけが使う小さな駅、そういった場所。だからこそ、世田谷区という高級住宅地でありながら、駅まで徒歩5分…
近所の本屋が潰れてしまい、ほんと不便。 もちろんAmazonとかでポチっ👈とすればすぐ届きますが、そうじゃなくって💨ぶらっ〜っと見て、ちょい出だし読んで買うかどうか決めたいじゃないですか。 で、つい先日、都会の本屋に行くと・・・ 混んどるがな~😮 ほんと、すんごい人でした。 休日の午前でしたが、ほらほらやっぱり本屋って、需要あるのよ。 いろいろ探せて、新しい発見もあって楽しいのです。 というわけでふらふら見てると、三浦しをんさんのエッセイを発見! 好きになってしまいました 読み始めたばかりですが、やっぱり面白い。 P35の一段落目の、、○○婦人で爆笑。50代はウケル事間違いなし。 (funct…
こんにちは。 わたしには毎朝、昨日放送分の朝ドラを観るというルーティンがあります。 だけど休日にはこのルーティンが崩れてしまうので(土日は新作の放送がないため)、昨日はうっかりしていて新作の放送を見忘れていました。祝日はありがたいけどルーティンを壊してくる。笑 そういうわけで今朝は2話分まとめて一気に観たのだけど、登場人物(たかし君)がすごくすごくいいことを言っていたので、ここで紹介します。 NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』第99話より。 あんな、陽菜ちゃんの短歌は陽菜ちゃんにしか作られへんねん。大ちゃんの歌も大ちゃんにしか作られへん。 (子どもたち)何で? 短歌作るってことはな、「誰とも…
墨のゆらめき作者:三浦 しをんAudibleAmazonこの「墨のゆらめき」はオーディブルの為に書き下ろされた小説。 オーディブル先行配信で、本としてこれから発売される。ストーリーは、お人よしなホテルマン(CV櫻井孝宏)がやさぐれた書道家(CV櫻井孝宏)と出会い、仲良しになっていく話。この作品はもう「三浦しをん×櫻井孝宏」の爆発的なバイブス。 何とは言わないがバイブスが溢れている。丁寧な日常描写のおかげで、 自分もあの下高井戸の書道教室にいたような気持にさせられる。 愛おしい時間を感じられる話だった。(正直、ラストはそれでいいんだ。とは思った)
読みました!。三浦しをん著「神去(かむさり)なあなあ日常」。面白かった!。 主人公・平野勇気18歳。横浜の都会っ子が、高校卒業と同時に、三重県の神去村の林業の現場に見習いとして放り込まれた。そこは、林業が中心の過疎の村、ほんとのほんとに田舎。勇気と山の仕事仲間たちが繰り広げる、1年間の出来事を、主人公の目線で綴っている。文庫本のカバーには「林業エンタテイメント小説の傑作」と書いてある。 でね、読み出したら、もう、とにかく神去村に行きたくなった!。 これはもう、ある種、ファンタジーだよ。みなさんも、気に入ったファンタジー小説に出会うと、自分もこの世界に暮らしたいなー、って思うでしょ?。私もまさに…
三人寄ったら、姦しい女性。 女四人での生活は、かなり興味深い。 おまけに、「あの家」と言っている! 三浦しをん著‥‥‥あの家に暮らす四人の女 個性派揃い!‥‥‥要するに、類は友を呼ぶ⁈ 元々の住人である、あの家の母娘からして、かなりの少数派タイプ。 都会にありがちな環境と立場の、少数派がひょんなことからか、必然か、 同居が始まり、なぜか非現実な世界も広がる中‥‥‥ ‥‥‥女の神経を逆撫でしない男はおらんし、 男の神経を逆撫でしない女はおらん‥‥‥本文より ‥‥‥男女のあいだに対話が成立するのはまれだ。奇跡だ。‥‥‥本文より いたく納得!!!!! そして、出て行った(追い出した)父親が、亡くなっ…
今年はミステリー小説とは違う分野の本を読むよう心掛けたいと昨年末に思いました。三浦しをんさんの作品を読むのは3作目ですが、「風が強く吹いている」はスポーツ小説です。2006年に刊行された本ですが箱根駅伝の舞台の描写は今、読んでもほとんど違和感を覚えません。(復路9区で走(カケル)が踏切に間に合うのか?と言う所は時代を感じましたが) あらすじはと言うと、寛政大学の1年生となった、蔵原走(クラハラカケル)が同大学4年の清瀬灰二(キヨセハイジ)と出会うところから始まります。 陸上競技者でありながら高校時代に共に挫折を経験した事のある、走(カケル)と灰二(ハイジ)。走(カケル)はハイジの薦めにより入寮…
また読み返してしまいました。おそらく3回は読んでいるはずです。映画化もされていて、しっかり観ました。そのくらいこのお話が好きです。 15年かけてひとつの辞書をつくっています。その苦労や情熱、また恋模様まで飽きることなく読めます。 馬締さんという編纂者が中心ですが、彼が浮世離れした恋文を書く場面が面白いです。この本の辞書づくりに関わる人は大体変な人なのですが、一緒に仕事をしてみたいなと思ってしまう魅力もあって、どこか温かい雰囲気が伝わってきます。 言葉にひたすら向き合っている姿を見ていると、自分も日々使う言葉を大切にしようと思えます。優しい言葉を心がけたいですね。 舟を編む (光文社文庫) 作者…
書名:愛なき世界 著者:三浦しをん 出版社:中央公論新社 出版年:2018年 本村紗英(もとむら さえ)は、東京の本郷にあるT大の大学院理学系研究科の博士課程で学んでいます。藤丸陽太(ふじまる ようた)は、T大近くの食堂で働いている店員です。この本は二人を中心とした仕事と恋愛の物語です。 本村は、「シロイヌナズナ」という植物の細胞や遺伝子について研究しています。ランチの出前のため研究室に訪れた藤丸と知り合います。本村の意に反して、藤丸から恋心を抱かれます。 さあ、本村の博士論文に関する研究は順調に進むのか、藤丸の恋は成就するのか、興味津々で物語は展開していきます。 本村は藤丸に、植物には思考も…
八歳の冬の日からずっと、強く輝くものが私の胸のうちに宿っている。夜道を照らす、ほの白い一等星のように。それは冷たいほど遠くから、不思議な引力をまとっていつまでも私を守っている。(三浦しをん『きみはポラリス』新潮文庫、2011) こんばんは。先日、勤務校の若手3人(♂、♀、♀)と一緒に、1泊2日で東北の被災地(気仙沼、陸前高田、南三陸、大川小学校、松島、等々)をまわってきました。リアル防災&減災教育研修です。新幹線に乗って、いざ一ノ関へ。レンタカーを借りて、いざ気仙沼へ。 彼の地はポラリス。 ポラリスとは、北極星のこと。初任から3年間お世話になった気仙沼は、人も場所も思い出もすべてひっくるめて、…
管理者:宴 どうも、こんばんは。 本屋大賞のために1年頑張っている宴です。 memo 『本屋大賞』とは、2004年からはじまった書店員の投票で、ノミネート作品や順位が決まる文学賞です。 『全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本』をキャッチコピーとして掲げています。 今回は『本屋大賞』作品の穴埋めタイトル当てクイズをお届けします。 本屋大賞が気になる! 毎年、本屋大賞が楽しみで仕方がない! とにかくクイズがしたい! という方々にぴったりなクイズとなっています。 最後までお付き合いよろしくお願いします! 『本屋大賞』作品の穴埋めタイトル当てクイズ 『本屋大賞』作品の穴埋めタイトル当てクイズ 1…
ロケの日が近づいている。非常にあーだこーだなっているけれど、目的があることの心強さ。ああ色んなことを考えるなあ。もっと余裕があればもっと色々と思い巡らすことができる。やはり余裕は何事にも…。 1ヶ月ほど会っていなかった監督と会って、朝の映画について話した。それから、青山さんについて話した。 青山さん。 青山さんに映画と関わっている姿を見てもらうことはできないけれど、見てくれているかもしれない、と思えることは出来る。 もっと。 で、 まだビール1本も飲んでいないうちから、その監督は、面白い映画はどうやったら作れると思いますかと話していた。私にとってとんでもなく大先輩なので、いつもこんなことを聞か…
本当にご無沙汰しております。まだ寒いですが、ちょっとずつ暖かくなってきていますね。 そして、WBC、本当に、素晴らしかった。ありがとう、侍ジャパン!!私とも同級生の選手たちが活躍していて、とっても元気でました。最後の試合はお仕事でちゃんと見られなかったので、あとでゆっくりみようと思います。 そしてわたくしですが、プライベートで色々ありまして、読書に頭が回っていませんでしたが…元気よく書いていこうと思います! 今日は最近読んだ本について書いていこうと思います。 ヤンキーと住職 てっとり早く見た目で運がよくなる本 油井 秀允 首里の馬 高山羽根子 水の家族 丸山健二 さかなクンの一魚一会:まいにち…
3月19日(日) 19:30~ 三浦しをん、東直子<「好き」はあちこちに宿る>『好きになってしまいました。』(大和書房)刊行記念 トークイベント ジュンク堂書店 池袋本店 3/19『好きになってしまいました。』(三浦しをん著)刊行記念 三浦しをんさん×東直子さんトークイベント <「好き」はあちこちに宿る>online.maruzenjunkudo.co.jp 好きになってしまいました。 作者:三浦しをん 大和書房 Amazon
今回ご紹介するのは『香り×読書のご褒美』4回目。 “生者と死者”דローパピエ”になります。 素敵な物語と、本の世界に誘う香りのマリアージュをご提案。 香りの魔法で導かれる物語の世界...ご褒美にいかがでしょうか。
「本は、ここではないどこかへ通じる道である」 作家の三浦しをんさんの言葉だったと思います。 本当にそう!その通り! 今、女優の中谷美紀さんの「インド旅行記」を読んでいます。2005年から2006年にかけて彼女が旅したインドについて綴られています。 インドは、ヨガを続けていくうちに、なんとなく気になる国になりました。気になると不思議といろんなモノが届きます。 この本も同僚とのふとした会話から、手にとっています。 軽やかな清々しい文章と飾らない言葉にときどきクスッとしながら、一緒に旅しているみたいな気分で読んでいます。 インド大好き!という感じではなく、目線はニュートラル。ちょっと引いてインドを見…
濃い化粧のまま眠り起きてまた寝てを繰り返す。部屋に日が入ってくる時間が早くなって、8時くらいに目が覚める。もうちょっともうちょっと〜と思っていると12時になっていた。 今日こそ執筆をするぞと腹ごしらえをして花粉症の薬を飲んて、三浦しをんのエッセイを10ページくらい読んだら眠くなってしまい寝てしまった。起きたら18時半!こらこら〜! お腹が空いていたのでご飯に納豆とキムチをかけて食べる。なんだか足りなかったので、朝焼いて食べなかったパンを焼き直す。焼いてる途中でご飯の気分になったんですよ今朝。というか昼か。 洗い物をしながら電話をして、ブログを書く。 妹がarctic monkeysのライブに行…
ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け 平松洋子/新潮社 ○食べ物と体 村田エフェンディ滞土録 梨木香歩/新潮文庫 ○文庫で再読 分解する リディア・デイヴィス 岸本佐知子訳/白水Uブックス 科学する心 池澤夏樹/角川ソフィア文庫 あれも嫌い、これも好き 佐野洋子/朝日文庫 ○佐野さんは最高です 久住昌之の終着駅から旅さんぽ 久住昌之/天夢人 ○色鉛筆よし 82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジェ 斎藤真理子訳/ちくま文庫 ○すべての人が読むべし 好きになってしまいました 三浦しをん/大和書房 ○安定の楽しさ エプロン手帳 平野レミ/ポプラ社 ○料理をしようか 海の仙人 雉始ナク 絲山秋子/河出…
よしながふみ『よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり』を読み終えた。 マンガについて、自分の好きなもの、大切なもの、意見の形成の仕方についてなど、濃密な、まさにここだけのお話を読んで、いろいろと蒙を啓かれる感じがとても楽しい。 まだ見たことのない仕事の雰囲気について、別の性への憧れ、志を同じくはしないけれど助け合うこともある、…、BL、百合、やおいのそれぞれの意味合いについて、リミッターを外して語り合っているのを読んで、自分も見方について考える、チューニングしている感じが刺激的。 刊行は2007年、今の時世とはまた異なる価値観が提示されているように思う箇所があって、変わっていったん…
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫) 作者:原田マハ 集英社 Amazon けっこう前の話。ブックオフでぶらぶらしていたら、大学生らしい若者から、なにかおすすめの本はありませんか、と声をかけられた。 一瞬、宗教の勧誘を疑ったが、無害な青年が本当におすすめの本をきいてきただけだった。 見知らぬ人から声をかけられる、さらにはおすすめの本をきかれる、というシチュエーションなんてそうあるものではないし、本は好きでも人と話をするのは苦手なので、なかなかに困ってしまった。 聞けば、その青年、そんなに本を読んでいるふうでもなく、ただ漠然と、有名どころの日本人作家で面白いのが読みたいのだという。 怪しい人ではな…
こんばんは 読みました 『ののはな通信』三浦しをん 表の面と隠してる部分の揺らぎがあって 情熱とか危うさとかもどかしさみたいな部分が自分にリンクするところが面白かったです 本の感想って難しいです 女子高の2人から始まって連絡が途絶えるまでの文字のやり取りだけを見てる作りの本でした 最初が手紙とか葉書で始まるんですけど、ちょっと私より上の世代なので共感できました 授業中に手紙回したなぁとか学校で喋ってる子とメールやりとりしてる子と違ったりしてたなぁとか思い出すこともたくさんありました 読書の時間をうまく設けられてるのでこれは続けたい習慣です
モラージュ佐賀「宮脇書店」が閉店へ 12年の営業に幕、市内大型書店減少続く https://saga.keizai.biz/headline/1556/ 三洋堂HD、募金箱をキャッシュレス化 https://www.shinbunka.co.jp/news2023/03/230303-05.htm TSUTAYA BOOKSTORE 海老名店、3月8日オープン https://www.shinbunka.co.jp/news2023/03/230302-01.htm 【銀座 蔦屋書店】独自の自然観で都市の新しい解釈を提示。写真作家・古賀勇人の作品展「つづけ、もっとつづけ。」を3月11日(土)よ…
2月は好みの作品と会うことが出来て、思いの外サクサク聞くことが出来ました。一番心に残った作品を記事タイトルにしていますが、聞き終わった順に紹介します。 多少ネタバレもあります。 ◆硝子の塔の殺人 知念実希人 ナレーター:高梨謙吾 www.audible.co.jp まるでお芝居(演劇)を見ているようでした。ナレーションが素晴らしすぎる。複数の登場人物の演じ分けが完璧、感服しました。その上、とても聞きやすい声で疲れませんでした。 面白いミステリーと評価の高い作品ですが、実は私は書籍で途中挫折しています。それもあってどうかな?と思いながら聞き始めましたが、最後まで一気に聴き終えました。面白かったで…
人生を変えてくれるかもしれない面白い文庫本は数多く存在している。 文庫本は、ポケットサイズで持ち運びに便利で、お手頃な価格で購入をしていくことができる。