芸術家。作家、画家。 ハイレッド・センター、櫻画報、路上観察學会、トマソン観測センター、ライカ同盟、日本美術応援団などの活動を行う。 千円札を印刷して芸術作品としたため、刑事事件に問われ有罪となった(千円札裁判)。また、老人力を提案するなど独特の視点を持つ。 小説家としての筆名は尾辻克彦。 参考リンク:http://www.pluto.dti.ne.jp/~imasa/akas.html 2014年10月26日死去。享年77。
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赤瀬川源平の「科学と抒情」をめくっていたら、 拾った犬のニナについて書いているところがありました。 家の裏にある山道に捨てられていた子犬に 近所の子供たちがこっそり牛乳やビスケットをあげていたんだけど、 親に知られて、 飼ってくれませんか、と段ボールを抱えた子供が家にやってきた…という経歴。 大きさから生まれたのは5月27日ごろだろう、ということで 27のニナになった、という話です。 そういえばこの人の建てた家は、ニラハウスと呼ばれていたんですよね。 家を建てるまでを書いた「我輩は施主である」は読んだのだけど、 町田市だったのか。 www.city.machida.tokyo.jp 科学と抒情…
まぁ、貨幣とか紙幣は極論「紙」だからね。バーチャルなんだよね。だから「モノ」が優位なのだ。紙に印刷した「仮想的な信用」で、価値が変わる。新NISAが始まって加速したね。トランプが当選し、急激に貨幣や紙幣より不安定な「暗号通貨」が幅を利かせ始めている。マゾ的変態だとおもうねぇ。だって、市民が自ら自分の首を絞めてイーロン・マスクやらに、上納金を納める構図になってるじゃん。あれ、気づかない? 流石の赤瀬川原平、紙幣の汚れは「人間社会の垢」みたいだとね。 垢にも、色々あるけれど苦労して積み重ねた結果の垢の意味じゃないね。汚いものの総称だからねぇ。赤瀬川原平は容赦ないね。いいたくなかったけれど、いうタイ…
福山のマシャとポカリに出ていたな凄え奴だぜ篠原有司男 www.youtube.com www.ccma-net.jp 生きている篠原有司男長生きだ前衛アぁト篠原有司男 www.nippon.com ja.wikipedia.org
2020年4月号掲載 毎日新聞夕刊報道グループ記者(当時)/藤原章生 「セルフ特派員になろうかと」。先日、高校の山岳部の先輩と会ったとき、そんなことを口にした。これは自分の造語だ。それまでこんな言い方はしなかったのに、リタイアしたあとのことを問われたとき、さらっと「セルフ特派員」という言葉が出てきたのだ。 こんな話だ。私は過去31年の記者生活のうち32歳の年のメキシコ留学の1年を含め14年半を海外特派員として過ごしてきた。それ以外では、エンジニアを辞めて27歳で新聞記者になった直後に長野市で2年、そして大町市で1年、さらには震災後の1年を福島県の郡山市に駐在した。知り合いが誰もいない土地に入り…
2018年9月号掲載 毎日新聞夕刊報道グループ記者(当時)/藤原章生 日曜日の午後、思い立って玉川学園の尚子さんを訪ねた。芸術家、赤瀬川原平さんの奥さんである。赤瀬川さんが亡くなったのは2014年10月26日。あれからもうすぐ4年である。 「奥さん」と書くと、「そういう呼び方が女性を差別している」と思われる方もあるだろうが、尚子さんの場合、この呼び方がしっくりくる。妻、パートナーというとちょっと違和感がある。 赤瀬川さんが亡くなった日、私は尚子さんに電話で呼び出され、かけつけた。頬の冷たくなった遺体のそばで、娘の桜子さんと尚子さんとしばらく共に過ごした。そして、夕暮れを前に南伸坊さんら友人らが…
2014年12月号掲載 毎日新聞地方部編集委員/藤原章生(当時) ここ2週間余り、風邪で臥せっていた。のどの痛みから始まり、37度台の熱にせき、たんがともなう、典型的な風邪だが、ずいぶんと長い。風邪薬や抗生物質をのんでも完治しない。単に抵抗力が落ちているようだが、何年かに一度、こういうことがあるので今回もそのパターンだと思う。 例えば、南アフリカや、メキシコを離れる直前、ギリシャ危機の取材が山を越えたころに、同じようなことがあった。その例から見ると、長い緊張から解けたあとに必ず起きている。熱心に仕事をして走り回っているときではなく、「そろそろ終わり」「山を越えた」という時期を選んで、このパター…
土曜日、 暑い。青い。まぶしい。 時刻は5時半。この時間でこの暑さ、この青空、この日差し。確かにもう6月後半に入ったタイミングではあるけれど、一応まだ梅雨だと思う。 まあ豪雨と比べれば全然ありがたいけれど、こんだけ晴れていると、なんだか天気に突き動かされてタスク処理をしているようで、ちょっと違和感がある。天気が悪いと、 「こんな天気でも頑張ってやっている自分」として、まるで自分がこの世界を動かしている、みたいなしょうもない魔法使いのような感覚に陥ることがある。 お天道様にはかなわない、そう思った。 さて、とにかくこんな日は世の中が混む。徹底的にテキパキと終わらせて、カフェに向かう。しかし、なん…
かつて赤瀬川原平さんの本から植物ワイパーというものを教えてもらったことがあります。観察してみると至る所に存在しています。 ”トマソン”という言葉も長らく認知していましたが、赤瀬川原平さんが命名に関与していたとは。語源はある人物由来なのですが、ご本人は知っているのでしょうか。 トマソン 不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。(役にたたない・非実用) 柔軟で豊かな発想をお持ちの赤瀬川さんが、千利休、無言、前衛、についてあれこれ思索します。きっかけは映画の脚本でした。 この本は資料としては何の価値もない。 とあとがきにあります。確かに千利休のことについてはもっと詳し…
www.scaithebathhouse.com 以前こちらの記事で言及した故赤瀬川原平の写真展 su1264i.hatenablog.com 先週ふと思い出して、滑り込みで行ってきました。良いタイミングで思い出してよかった~ ギャラリーの外観はこんな感じ こじんまりとしたサイズに比して割合多くの人がひしめき合っていました。 赤瀬川さんの遺した写真を六人のアーティストやキュレーターが厳選し、展示するという企画展。鈴木康広さんという人のセレクションが私は好きでした。 この人の見ていた世界は、一体どれだけの密度と解像度で迫っていたんだろう。。改めてそんな途方もない気持ちになる展示でした。日々そうい…
『京都、オトナの修学旅行』 赤瀬川原平 山下裕二 著 ちくま文庫 自分は、なぜか中学、高校どちらの修学旅行も関西だった。 中学の時は普通に奈良・京都。 高校の時はグループ行動で門限時間までに宿泊場所へ辿り着ければよいというアバウトなルールではあったが、その宿泊場所が奈良・京都だった。あらかじめ公共交通機関の時刻表等を取り寄せてグループの行動プランを作る“予習”の時間が設けられていたし、モデルプランも提示されていたが、放任主義な高校で、時代的にもおおらかだったことから、“予定通り”の行動にならないグループが続出した。 朝食と夕食は宿泊場所で出されるものを食べるのだが、昼食はグループごとの自由行動…