海の高級食材の一つ。透き通ってプリプリした甘い身が何とも言えない。
「生で良し、焼いて良し、茹でて良し」の海の王様である。
また、長い髭と曲がった腰の容姿は長寿のシンボルとされ、縁起の良い食べ物として、古くから神事には欠かせない食材となっている。
その名の通り三重県内を代表する海の幸であり、毎年県内で多くの水揚げがあることから、「三重県のさかな」にも指定されており、伊勢海老漁の解禁日である10月1日に獲れた初物は、伊勢神宮へと献納している。
伊勢海老では、特に三重県浜島町が有名であり、町内にある「三重県水産技術センター」では、1988年世界で初めて伊勢海老の人工孵化飼育に成功した。これをきっかけに、浜島町は「伊勢えびの町」を宣言し、毎年6月に「伊勢えび祭」を開催している。(三重県浜島町は2004年10月1日、合併により志摩市の一部になった)
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