作家。評論家。1945年山形県生まれ。父親は同県では有名な書家で、県内の教育界に大きな影響力を持っていた佐高兼太郎。
酒田東高を経て慶応大学卒業後、父親が教育界に顔が利く地元に戻り、同県で高校(庄内農業高)教諭を務める。同時に組合活動、平和運動に関わったが、同僚女性教師との不倫交際を経て、娘もいた最初の妻と離婚、交際相手の教師と再婚。
それを契機に27歳で上京し経済誌「現代ビジョン」へ。
同誌は「公称3万部といっても実売は3千部も行かない。9割9分が広告収入で、それも一流大企業。不思議でならなかったが、あるとき『出すメリットはないが、出さないデメリットがある』のだと気付いた」と本人が告白(2005、10/24産経新聞など)しているような、いわゆる”総会屋雑誌”だった。
同誌に計10年在籍し、最終的には編集長に。
アルバイト原稿を他のメディアに多量に執筆することなどが内部で問題視され、1982年に退社し、フリーの評論家に。
現在、株式会社金曜日社長。
ちなみに、高橋春男との対談(徳間書店が発行していた総合雑誌「サンサーラ」)で自身が語ったところによると、「夜中に原稿を書き上げると勃起する」という、変わった性癖があるらしい。