https://amzn.to/4dv8N7x 『何もしない』 ジョニー・オデル 表紙は白く、タイトルが文字としてあるだけで、とてもミニマルな装丁(松田行正)で、それ自体が、「何もしない」をかたちにしているように見えるけれど、でも、当たり前かもしれないけれど、それは、バランスを含めて考え抜かれているに違いなく、美しい仕上がりになっている。 つまり、この書籍自体が、「何もしない」というコンセプトをあらわしている立体の作品に見える。 そして、最初は、なんとなく、これまで読んだ脱力系の感じがしながらも、それらとはなんだか違うのかも、くらいの印象だったのだけど、それは、もしかしたら、自分の理解力の不足…