『小社会260121』は映画監督の森達也さんの映画との出会いから思う。50年以上前に「いちご白書」「イージー・ライダー」の2本立て、上映後、席から動けなかった。その衝撃が映画作りの道に進むきっかけになったのかも。1960年代後半から70年代にかけて反体制や反権力の視点に立つ映画が米国で作られた。泥沼化するベトナム戦争、物質的豊かさの中で置き去りにされた心、貧富の差や人種問題…。「私を止められるのは自身の道徳観だけ」。そう言い放つトランプは、こうした作品を当時見ただろうか。行き着くところは国際秩序の崩壊。「いちご白書」の最後。反戦を訴え、講堂で学生たちがジョン・レノンの「平和を我等に」に合わせて…