今日はかねてから大学時代の文学仲間と約束して、私が主宰した山本周五郎「雨あがる」読書会の日でした。 読書会を催す時間になり、先日読んだテキストを手に自室へ。 雨あがる 映画化作品集 (講談社文庫) 作者:山本 周五郎 講談社 Amazon 読書会では民衆の描かれ方や、主人公夫妻の聖なるものとしてのキャラクター性、リベラルな思想小説としての「雨あがる」について語り合いました。 当時としては全く新しい「弱い立場の侍」が、その後藤沢周平に引き継がれて、時代小説の一ジャンルとなっていくという主人の解説もあり、大変歯応えのある読書会になったのではないかと思います。 皆それぞれに感想を述べあったり、主人が…