法律だけでは処理が出来ても解決はできないのだろう。 ------講義録始め------- それでは、いじめの防止や早期発見のためのいじめ防止法が効果を発揮したのかどうか、現代型いじめの特徴を踏まえて検討してみたいと思います。警察庁の調査によれば、いじめに絡む事件で学校等が警察に通報し、暴行や傷害などで摘発、補導された小中高校生は、2016年に267人で、2015年は331人、2014年は456人でした。2014年から2016年にかけて減少しています。一方、文部科学省の調査によると、学校が認知したいじめ件数は、2016年はおよそ32万件、2015年はおよそ22万件、2014年はおよそ19万件でし…