小説家。1927年(昭和2年)5月1日-2006年7月31日 東京生まれ。作家の津村節子は妻。 学習院大学国文科中退。長く作家修行をしたが四回芥川賞候補となるも受賞に至らず、『星への旅』で太宰治賞、『戦艦武蔵』で事実上の作家デビューを果たし、『関東大震災』等で菊池寛賞、『破獄』で読売文学賞、『冷い夏、熱い夏』で毎日芸術賞、『天狗争乱』で大佛次郎賞を受賞している。大量の史料や証人に取材した、緻密な文体の記録小説・歴史小説に定評がある。芸術院会員。
内容(amazonより引用) 「咳をしてもひとり」「いれものがない 両手でうける」――自由律の作風で知られる漂泊の俳人・尾崎放哉は帝大を卒業し一流会社の要職にあったが、酒に溺れ職を辞し、美しい妻にも別れを告げ流浪の歳月を重ねた。最晩年、小豆島の土を踏んだ放哉が、ついに死を迎えるまでの激しく揺れる八ヵ月の日々を鮮烈に描く。 新装版 海も暮れきる (講談社文庫) 作者:吉村 昭 講談社 Amazon 感想(ネタバレなし) 自由律俳句で名を馳せる、尾崎放哉の最晩年を克明に記した一作。放哉の交友関係、実家との軋轢、頼った人から食べたものまで、とにかく事細かに描かれており、著者の綿密な取材ぶりが窺える。…
ある日、講義が終わり遅刻子女と一緒に帰ることになった。偶然、担当講師も一緒に なり同じ電車に乗り合わせるという事態になった。毎晩夜遅くまで遊び惚けていた 僕は眠くて講義など朦朧としていたものだが、ある時、講師の好きな作家が吉村昭で あること、また、その作品について熱く語りだすということがあって、「おお、同志 やないか!」といきなり、昨日まで「うぜぇよこのおっさん.....」と思っていたのが、 「文学仲間じゃーん」という節操の無さ。うーん・・・これが若さだ。 向こうも、めんどくさい若造が、なぜか自分の敬愛する吉村昭作品を自分より読んで いること、作品について質問してもよどみなく答え、「あの場面の…
20代が始まったころ、僕は公務員になった。そんな年齢では、まだ世の中のことが 何もわかっていない。しかし根拠の無い自信だけはあるという、とんでもない若造 だった。 まず最初に県庁に行き、そこから配属が決まった庁舎へと割り振られる。 何も知らない僕は、「県庁で仕事すんのかな」と勘違いしたが、当然そんなわけは なく、案内役の職員から名前が呼ばれ、いきなり私鉄電車に乗せられ出発していった。 どこまで行くんだろう?と思った。その時分になっても、自分がどこで何の仕事をする のか、皆目見当がついていなかったのだ。そんな若造が県の税務課に着任するわけだか ら、そこの市民も災難である。僕の他にもう一人いて2人…
こんにちは。 前回の投稿ではツキノワグマによる被害の増加について触れましたが、その後の報道によると、被害がもっとも多いとされている秋田県では、これを食い止めるためにクマの駆除を行っているのですが、これに対して「可愛そうだ」「殺すな」など抗議の電話が多く寄せられているそうです。こうした苦情を言ってくる人の多くは、自分自身が直接クマによる被害を受けない場所や立場で発言しているため、地元の方々や秋田県知事は当惑と苛立ちをにじませて、これに反論していますが、これは当然の反応でしょうね。 前回も書きましたように、クマによる被害の原因を探っていくと、人間側の社会生活等にも大きな問題があることは事実で、クマ…
吉村昭『破船』読了。 購入したのは新潮文庫2022年5月(改版)35刷。 この時点で既にうっすらネタバレ臭が……と言いつつ載せてしまう(笑)。 ひと月ほど前、どこかで絶賛レビューを読み、興味を持ったので購入。 しかし……そのレビューを最後まで読まなければよかったと後悔。 何が何だかよくわからない状態の方が終盤の衝撃が大きかったのでは……と。 つまり、当該レビューはガッツリとネタバレしてくれていたのです(怖)。 もっとも、上掲の写真のとおり、 購入時点で帯の煽り文句を読んだら、ネタバレレビューに接しなかった人でも オチには見当がつくはずで……(あ、ゴメン💧)。 破船 (新潮文庫) 作者:昭, 吉…
こんばんは。 マダムあずきです。 今日8月15日は終戦記念日です。 少し前に読み終えたこちら 殉国 陸軍二等兵比嘉真一 吉村昭 沖縄戦の話です。 ワタクシは二十代前半のころ 亡き実母と二人で沖縄に旅行へ行きました。 ツアーだったのですが、ひめゆりの塔の見学もあり。 そのときに語り部の方からお聞きした内容とほぼ同じことが 作中で綴られていました。 www.himeyuri.or.jp あのときに資料館でみたものが この本を読んでいて思い出されてきて胸が痛くなりました。 戦争は二度と起こしてはいけない、 だけど子どもたちの時代にはどうなっているのだろう、 そんなことを思う一日でした。 (funct…
★★★★☆ あらすじ 妻殺しで服役した男は出所後、片田舎で小さな床屋を開く。 www.youtube.com カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。キネマ旬報ベスト・ワン作品。 感想 主人公が浮気した妻を殺して自首し、8年間服役して出所するまでの、普通ならそれだけで一本の映画が撮れてしまいそうな出来事を、タイトルバックの僅かな時間で描いてしまう監督の手腕が見事だ。しかもその間に血まみれで自首するインパクトのあるのシーンで、しっかりと笑いも取っている。 人生を一変させる事件を起こしてしまった後の主人公の姿が描かれていく。妻を殺してしまったことが頭を離れず、一匹のうなぎだけを友として、床屋をしなが…
西暦1783年1月(天明2年12月)、伊勢白子(現在の三重県鈴鹿市)の船頭、大黒屋光太夫は、紀州藩の囲米を江戸へ運ぶべく十六名の乗組員とともに神昌丸で白子の浦から出航したが、駿河沖で暴風に遭い航路を外れ、舵を折られたため操船できないまま約八ヵ月間の漂流の後、アリューシャン(アレウト)列島の一つアムチトカ島へ漂着した。 ここで四年の年月を過ごした後、カムチャツカへと海を渡り、さらにそこからオホーツク、ヤクーツク、イルクーツクへと移され、その地で知り合った博物学者キリル・ラクスマンの助言と助力により、女帝エカチェリーナ二世に帰国を嘆願すべく冬のタイガを横断してモスクワ、ペテルブルクへ至り、謁見が叶…
それまで知らなかった歴史上の人物の話を読んで 「こんな人がいたんだ」 と驚くことがあります その驚きは恋が始まるときと似ています 遠い記憶だけれど… 歴史小説の中の人物にの惚れこんでしまうと 歴史小説がフィクションだということを 忘れてしまいます フィクションだとわかっていても その人物像が本物のその人として心の中に残り続ける 本としての印象よりも 「人」の印象が残る歴史小説 アマゾンで桁違いの星がついているのを見ると 今更私が紹介するまでも無いとも思うのですが あえて紹介させてください 中高生という若い時期にこそ 読んでほしい「大人の仕事」が書かれています 「壬生義士伝」浅田次郎著 新選組藩…
しょうちゃんの読書日記パート42は約1年振りで、前回に引き続き吉村昭の作品です。花火は後期の15編の短篇集で、文庫本などに収録されていて以前に呼んだことがある作品も幾つか含まれていました。初期のように人の死を題材にした小説ばかりではありませんが、それでも人の生死について、死をめぐる人間関係について考えさせられる作品が多かったですし、長編の歴史小説とは少し違った切り口のように感じられました。作者は学生時代に結核で療養しており、終戦後間もない時期に肋骨を切除する大手術を受けているそうですが、ストレプトマイシンも既に出回っていたはずなので、当時の日本では入手が難しかったのかもしれません(彼の私小説風…
2010年7月、書肆侃侃房から刊行された佐藤洋二郎(1949~)のエッセイ集。カバーデザインは垣田健一郎。 目次 巌流島 [山口県] 敗れ亡んだ人間に心動く 九州に流れる文学の水脈 「宮本武蔵」吉川英治 能古島[福岡県] 九州に流れる文学の水脈 「リツ子・その愛」壇一雄 志賀島 [福岡県] 少年が流れ着いた場所で 「志賀島」岡松和夫 加部島 [佐賀県] 宗像三女神を祀る神社 「月夜見の島」青来有一 壱岐 [長崎県] 曾良の最期の地を訪ね 「曾良奥の細道随行日記」河合曽良 対馬[長崎県] 前線基地の宿命背負い 「海の史劇」吉村昭 崎戸[長崎県] 井上光晴の文学の中心を置いた場所 「虚構のクレーン…
惨殺された父母の仇を討つ.しかし,ときは明治時代.美風として賞賛された敵討は,一転して殺人罪とされるようになっていた‥‥新時代を迎えた日本人の複雑な心情を描く「最後の仇討」.父と伯父を殺した男は,権勢を誇る幕臣の手先として暗躍していた‥‥幕末の政争が交錯する探索行を緊迫した筆致で綴る「敵討」.歴史の流れに翻弄された敵討の人間模様を丹念に描く二篇を収録――. 儒学の経典『礼記』"不倶戴天"の意は,父の讐(あだ)は倶(とも)に天を戴かず.仇敵と同じ世界で生きることを自ら許さぬということだ.封建社会で美風とされた敵討は,武家社会の厳格な制度であった.肉親や主人など恩義ある目上の者を殺害された場合,そ…
北海道には、シマフクロウ・ヒグマ・タンチョウ・エゾシカ・キタキツネなどたくさんの野生動物が生息しています。また、天然記念物や絶滅危惧種に指定されている動物も多く、保護や環境保全などさまざまな取り組みを行っています。大自然の中で思いがけず野生動物に遭遇することもあると思いますが、接し方には十分な注意が必要です。特にヒグマに関しては毎年多くの目撃情報が流れます。クマは力が強く、突然出会うと攻撃することもあります。そのため、クマに会わないための工夫や、クマに出会ったときの注意事項を知ることが大切です。 日本に生息する熊 ツキノワグマ ヒグマ ヒグマの特徴と能力 ヒグマの生態 ヒグマにまつわる事件 苫…
クマにあったらどうするか ――アイヌ民族最後の狩人 姉崎等 (ちくま文庫) 作者:姉崎 等,片山 龍峯 筑摩書房 Amazon アイヌの母、和人の父のもとに生まれて、アイヌから狩りの知恵を学び、のちに単独行動で熊を追い求めた経験から、クマは師匠という姉崎等氏のインタビューをまとめたもの。 初夏になる前の今の時期は、山菜取りだ筍だと山に入る人が多くなり、クマ出没のニュースも毎日聞くようになりました。私が住んでいる街にも山からクマが降りてきています。 クマというと吉村昭の『羆嵐』が強烈で、あれを読んだ後はどうしてもクマを過敏に怖がってしまうのですが、この『クマにあったら〜』は、その気持ちを冷静にさ…
5月1日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)スズランの希望あふるる夏来る 雅舟 【花】 スズラン 【花言葉】 純愛 希望 【短歌】スズランの群生ありき霧雨にぬれてさ揺れて涯もなかりき あてどなく北海道を旅したのは、ずいぶん前のことです。果てしなく広がるスズランの群生があり、ふと視線を落とすと足元に霧にぬれた花たちがかすかに揺れていました。【季語】鈴蘭【俳句】つみとれば鈴蘭の葉もやはらかし 高野 素十 鈴蘭の卓や大きな皿に菓子 高浜 虚子 すずらんに憩ひ雄阿寒まのあたり 高浜 年尾 【三行詩】夏の始まるのは今日からです 皐月五月一日の花言葉は鈴蘭 歳時記夏の季語になっている…
天狗党の乱 1864年から1865年にかけて日本で発生した一連の争乱 / ウィキペディア フリーな encyclopedia 徳川慶喜 水戸藩 幕末 親愛なるWIKIWAND AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう: トップの事実と統計を挙げていただけますか 天狗党の乱? 1. 天狗党の乱は幕末の日本で発生した重要な争乱です。 2. 1864年から1865年にかけて、京都や大坂で激しい戦闘が行われました。 3. 天狗党は尊皇攘夷派の一派で、外国排斥を主張していました。 4. 薩摩藩や長州藩なども関与し、幕府と対立しました。 5. 幕府軍は最終的に勝利し、天狗党は壊滅しました…
丸谷才一『横しぐれ』は語り手が四国の松山市で種田山頭火(1882-1940)とおぼしい人物が本物それとも幻影だったのかを探ってゆく優れた中編小説で、一読のあとはおのずと山頭火が慕い、尊敬した尾崎放哉(1885-1926)のことが気になってくる。僧形に身をやつし貧窮のうちに病没した二人の風狂の俳人はともに 荻原井泉水に師事し、無季自由律俳句を旨とした。また両者とも酒を愛するというよりも酒なしの人生はありえないタイプの人だった。 『横しぐれ』をはじめて読んだのはずいぶんむかしだったが、このほどようやく尾崎放哉の小豆島での最晩年を主にその生涯を描いた吉村昭『海も暮れきる』(講談社文庫)を読んだ。 尾…
ホラー・ドラコニア少女小説集成菊燈台澁澤龍彦著山口晃 絵 2003年11月25日初版第1刷119ページ平凡社 悪党塩田主に売り飛ばされた少年は、その娘の美少女の奴隷(燈台)にされ、夜毎少女の快楽に奉仕させられる。倒錯の性に酔いしれる二人を待つ運命は? 澁澤ホラーの最高傑作。(本書紹介文より抜粋) 本書の澁澤龍彦著の「菊燈台」は田中貢太郎の宇賀長者物語をモチーフにした話。山口晃が描く挿絵がとても美しくエロティックで幻想的。美少年の菊麻呂と美少女の志乃の恋物語とも言えると思う。挿絵、装丁共に美麗でおすすめの本である。 山口 晃 挿画 [菊 燈 台]2004年 7月30日[金]― 9月12日[日]h…
世の中は昨日から「大型連休入り」ということで人の流れも商戦も賑やかなようだが、うちには何の関係もない。そもそも透析で29、3、6日と休日が3日潰れるし、透析病院のスタッフも曜日のみで活動しているので関係ないと言う。彼らは年末年始やお盆時期も曜日でのみ勤務形態が決まっている。例外はない。透析は曜日のみで実施日が決まっているからだ。今年など、元日が月曜だったので元日から透析を受けた。 4月は一度名古屋に出かけた以外はずっと仕事が出来たので、割とはかどったと思う。宝島社に頼まれた原稿は一応出来上がり、もう一度見直したら送る。非政府エネルギー計画の原稿と、5月18・19日の面接授業用資料の改訂が、次の…
「明智小五郎がやってきた」という4コママンガを描いています。令和の小林という名の少年のところに明智小五郎がやってくるお話です。今は明智小五郎の大正時代の回想です。 ーーー 私のマンガを見たらお分かりになると思いますが、傷ついた人々の姿は少しリアルから遠ざけています。それでも描くのはとても苦しいのですが、4コママンガは基本絵が4つしかないので、リアリティにあまり近づけた絵では読む方の感情の行き場が無いと思って、こういう表現にしています。 私のマンガについて(このほどの能登半島地震を受けて)|らくぼろ 参考書籍 関東大震災絵図 https://amzn.asia/d/fSS4rzX 関東大震災(吉…
吉祥寺通りと玉川上水が交差するところに萬助橋という名の小さな橋が架かっています。鴛鴦夫婦として知られる吉村昭・津村節子夫妻の自宅は、その萬助橋から東へ徒歩数分、井の頭恩賜公園の西エリアに隣接する閑静な住宅街の一角にありました。井の頭恩賜公園の自然が身近に感じられる立地に惚れ込んで購入を決めたそうです。吉村昭(1927-2006)の書斎は、母屋から独立した「離れ」として建設されたものです。生前、夫婦で旅行に出掛けても「早く書斎に戻りたい」と言うほど、氏にとって心安らぐ場所だったといいます。「三鷹市吉村昭書斎」は、元あった場所から京王井の頭線・井の頭公園駅にほど近い住宅街に移築され、今年3月9日に…
本を読む ――3000冊の書評を背景に 中沢孝夫 著(福井県立大学名誉教授) 探す楽しみ、読む楽しみ、評す楽しみ――本の楽しみについて書き尽くす! 本書は、書評歴32年、約3000冊の書評を書いてきた著者が、これまでにどんな本を読み、どう楽しんできたかを綴る自伝的エッセイです。 著者の書評を書くときの基本姿勢は「自己の抑制」。大切なことは「自分が得をすることや、自分を輝かすことではなく、本を輝かすこと」と言い切ります。そこには本に対する深い敬意と愛情が表れています。それゆえ「自分を輝かすための書評」に対しては大いなる苦言を呈しています。 ほめるためか? 批判するためか? 結局何のために書評があ…
だ、そうですよ。 これ・・日本じゃあんまり・・・知られていない。 子供向けの中国のサイトを見てたら、ですね 読書の習慣をつけよう!的な啓蒙動画でしたが、 この日に色んな記念日が重なっていて、読書の日 と、世界的に制定されたようです。 日本の出版界や本屋さんがこれを契機??ってんですか 騒がないのは?なぜですか?? あの日がチョコレートだったり、 あの日がカーネーションだったり、 あの日がケーキだったり、 それぞれに商魂逞しいその業界の人たち、 存外おとなしい。 この日に本をプレゼントキャンペーンってな ことにはならないんですかね。 また、この日に合わせて、本屋大賞??的な何かを やりそうなもん…
事故機と同型の哨戒ヘリコプターSH60K 海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が20日深夜、伊豆諸島の鳥島東方海域で墜落した。搭乗していた隊員は計8人だった。収容された隊員の死亡が確認され、行方不明の隊員の捜索が続いている。 木原稔防衛相は2機が衝突した可能性が高いとの見方を示した。 2機は現場海域付近で護衛艦から飛び立ち、潜水艦探知の夜間訓練をしていた。 日本と周辺の海を守る訓練中の事故である。殉職した隊員に哀悼の誠を捧(ささ)げたい。 海自と海上保安庁が残る搭乗員を捜索している。現場は水深が5500メートルもあり捜索に困難も伴うが、救助に全力を尽くしてほしい。 昨年4月、陸上自衛隊第…
今回は、三鷹市吉村昭書斎ができたということで、吉村昭ゆかりの吉祥寺や井の頭公園を巡り、三鷹市吉村昭書斎をご紹介したいと思います。 渋谷駅から京王線で吉祥寺駅にやってきました。 ここは、駅前のハーモニカ横丁です。ここに吉村昭が締めに食べていた中華があると聞いてやってきました。 「餃子みんみん」というお店です。とても人気のお店で、午後2時にもかかわらず、20分ほど待ちました。 ここの一押しは、餃子とあさりチャーハンです。ちなみに吉村昭は餃子と味噌ラーメンを食べていたようです。 吉祥寺から井の頭公園に向かいます。とてもオシャレな通りで、歩くだけでも楽しいです。 この通りには、津村節子さんがエッセイで…