「個別授業」という授業形態が最近特に人気だ。先生一人に、生徒が最大2~3名まで。ときには完全にマンツーマンで指導をすることもある。 生徒一人一人に合わせたカリキュラムの策定と、柔軟で密なケアが可能という点は確かに”顧客にとっては”魅力的なコンテンツに違いないと、僕も感じてはいる。 ただ、経営者的な目線で「個別授業」という形式を考えると、これはやはり、完全なるフロントエンド商品だろうと今は強く納得している。 端的に言えば、評判や集客に寄与する点は確かに大きいのだが、仕組み上どうしても人件費の割合が高くなり、特に1対1のマンツーマン指導ではそれがいわば最悪となる。 全国的に知名度がある大手塾が、1…