この記事は『kojitakenの日記』のために書き始めていたが、こちらに公開することにした。 98歳で死んだナベツネ(渡邉恒雄)について思うところはいろいろあるが、故人を美化するようなメディアの記事やXなどSNSの発信の数々には全く感心しない。 かつてマーガレット・サッチャーが2013年4月に死んだ時の、イギリスの反サッチャーの人々のあり方を見習う必要がある。 kojitaken.hatenablog.com ナベツネの死でまず思い起こされるべきは、彼が行って勝ち抜いてきたすさまじい読売新聞社内での権力闘争だろう。それを活写したのが魚住昭の名著『メディアと権力』(講談社2000, 講談社文庫2…