大隅国末吉の平松城(ひらまつじょう)は国境の山城だ。城跡の現住所は鹿児島県曽於市末吉町南之郷。ちなみに小字は「陣ノ山」で、ここに陣取って戦ったことをうかがわせるものである。 このあたりは国合原(くにあいばる)と呼ばれ、大隅国と日向国が接するところである。別名に住吉原(すみよしばる)とも。平松城跡はその国合原(住吉原)の北辺に位置する。 平松城跡は県道109号沿いからもよく見える。ちなみに、この道路は鹿児島県と宮崎県の県境。下の写真は被写体が鹿児島県にあり、撮影者が宮崎県に立っているのだ。 平松城跡、県道109号の手前は宮崎県 国合原の戦い(住吉原の戦い) 国合原(住吉原)では、大きな戦いの記録…