子どもから質問されて扱いに困る問題の筆頭は、 教師個人の性に関する問題である。 この、かつての超難問は今やぐんと楽になっている。 しかし、軽く扱えない状況は今も残っている、という話。(写真:フォトAC) 【性教育の黎明期の話】 年齢によって、男女によって、あるいは既婚者か独身者か、子どもがいるかいないか。児童生徒との距離感によっても異なりますが、特定の教師だけに投げかけられ、しかも答えに窮しやすい質問というのもあります。性に関する問題です。 性教育は学校ですべきものだという考え方は、昭和も最終盤になってから広まったものです。その前は女子だけを集めた(いわば)「生理対策授業」みたいなものはありま…