昨日、実家から東京に戻ってくる電車の中で、面白い出来事がありました。実家の最寄り駅から乗った特急列車の指定席のお隣には、六十代くらいと思しき女性が一人、既に窓際に座っていました。 彼女に軽く一礼し、身体の向きを変えて座ろうとした私の目に飛び込んできたのは、明らかにブランド物と分かる高級バッグが数点。彼女の服装も、どこぞのハイブランドであろうと思われる、セレブな雰囲気を醸し出していました。 (上高地や軽井沢に避暑に来られていた都心の奥様が、東京のお家に戻る途中なのかな・・・) という勝手な想像をしつつ、それからは特に何事もなく、一度だけ化粧室に立った彼女を通すために立ち上がった以外は、私は溜まっ…