2025年4月5日、全米各地で“反トランプ”を掲げたデモが一斉に行われ、のべ50万人が街頭に立ちました。ニューヨークをはじめ、1,500ヵ所以上で市民たちが声を上げたこの一大イベント。しかし、参加者の多くは高齢者──かつてBlack Lives Matterや気候変動問題で中心的な役割を果たしてきたZ世代の姿は、驚くほど少なかったといいます。 若者は政治に無関心になったのか?それとも、もう抗議行動には意味がないと感じているのか? 本記事では、現地の声をもとに、**若者たちが抗議行動から距離を置かざるを得ない「切実な理由」**を深掘りします。 デモに参加できない「自由の国」アメリカ 若者たちがデ…