江戸を造った男【電子書籍】[ 伊東潤 ]価格: 1426 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 伊勢の貧農に生まれた七兵衛(後の河村瑞賢)は、江戸で一旗揚げようと独立するが、元手がなくて商売がうまくいかない。身投げしようと品川沖をボンヤリ眺めていると、盆の供養で飾られた瓜や茄子が流れるのを見つける。これを漬物にして職人に売り歩くと、儲けが出た。その元手で材木屋を営むと、明暦の大火の折には飛騨の材木を買い占めて、莫大な利益を得る。儲けた金で七兵衛は、焼き出された人を相手に粥の炊き出しを行なった。 七兵衛自身も子を失った。大量の死者が放置されて腐敗し、腐臭もあり疫病の心配も出てきたが、幕閣は手が回らな…