本の紹介文、ブック・レビュー。 通常はいわゆる新刊本について行われることが多く、読者の書籍選びにあたって参考に供する意味を持つ。
ニッポンの書評 (光文社新書)
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今週のお題「最近やっと〇〇しました」 本好きにとって積ん読は切っても切れない関係である。 積ん読しているのに新たに本を買う、積ん読しているのに何度も同じ本を読む等。 ときどき自分のしていることは矛盾していないか、と思うことがある。 しかし、本好きはそんなことを思いながらも積ん読したっていいじゃないか、と開き直っている(笑)。 そんな積ん読に長年居座っていた本をようやく読んだ。それが、苅谷剛彦の『大衆教育社会のゆくえ』である。 せっかくなので、読んでみて思ったことを少し書いてみる。 大衆教育社会と呼べる程、教育は全国津々浦々にまで行き渡っている。 そこでは平等主義により差があるにもかかわらず見え…
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 歴史を振り返れば どの時代でもロクでもねえところがあり 現代社会にも絶望的になりますけど、 でも、それでも、 それぞれの時代をたくましく生きた人が 新たな社会を切り拓いたのですよね。 そんなに大層なことではなくても 誰もが半径5メートルの改革は 実現可能ではないかと思います。 そのためにも現状を知り、 時代を読む力は大事になりますね。 今回ご紹介する書籍は、 【 動乱期を生きる 】 です。 本書をピックアップした理由 『 動乱期を生きる 』 内田 樹 山崎 雅弘 祥伝社新書 を読…
今回は図書館で本を読み終えたため、その感想について残しておくことにする。 1. 本の内容 今回紹介するのは、映画のノベライズである「おくりびと」だ。簡単に内容を説明すると、オーケストラ奏者としての夢が潰えた主人公が妻を連れて地元の山梨に帰り、そこで成り行きで納棺師(葬儀屋に遺体を引き渡す前に洗浄や化粧をし、棺の中に入れる仕事を行う人。エンバーミングとかもこの一種なのか?)として仕事をするようになる話である。 2. 感想 私はこの本を読み、仕事に対する偏見とそのつらさを感じた。私はどのような仕事でもそれぞれ誇りがあり、誰も仕事内容で差別をすることはできないと思っているが、作中では地元の友人、依頼…
『別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判』を読んで 2007年から2009年にかけて、3人の男性を殺害(他に起訴されていない事件もあり)し、複数の男性から1億円以上を詐取した“毒婦”として世間を騒がせた木嶋佳苗。 「首都圏連続不審死事件」として報じられたこの事件が衝撃を与えたのは、その残虐性だけではなかった。世間の抱く「結婚詐欺師=若くて美人」というイメージとはかけ離れた容姿の女性が、なぜそれほど多くの男性から金を引き出し、命まで奪ったのか――。 事件が起きた当時は、まだネットが今ほど普及しておらず、出会い系サイトを利用する男女に対してはどこか冷ややかな視線が向けられていたように思う。…
名探偵と学ぶミステリ: 推理小説アンソロジー&ガイド作者:杉江 松恋,青崎 有吾,阿津川 辰海,楠谷 佑,斜線堂 有紀,辻 真先,福田 和代,水生 大海早川書房Amazon はじめての方にもやさしい、ミステリの入門知識についてやミステリをより面白く読むためのコラム、4コママンガに加え、豪華作家陣7名によるホームズやルパンなど世界を代表する名探偵たちにオマージュを捧げた傑作短篇を収録しました。漢字にもふりがなが多くて読みやすい! ミステリの入り口を、この1冊からいかがですか? 大人も子どもも必携のアンソロジー&ガイドです。 大きく、ガイドと4コマとパスティーシュ短編の3ブロックに分けられるので、…
何で我が社のアホ管理職は目の前の従業員が仕事でキャパオーバーしているところを見ようとも、聞こうともしないんですかね 一従業員の目から見て明らかにキャパオーバーになっているのに、仕事の習熟度を考慮して職務分担にすべきところを機械的に変えるアホ組織。 何かもう働いているだけで嫌になってきます。15時まで勤務なのがもどかしいし、自分の習熟している業務に手を出せないもどかしさ ぶん殴ってやりましょうかね? 管理職が全く管理していない組織なんですよね、我が社。まあ愚痴が長くなりましたが、どこも人手不足かつ優秀な人間がほしいということで、今回書評していくのはすっごく有能な方「田中耕太郎―闘う司法の確立者、…
25年6月に読んだ本。 5月はあまり読書が出来ず、積読してました。
こんにちは。 今日は仕事が休みなので比較的のんびり過ごしています♬ さて前回から引き続き『ユタと不思議な仲間たち』です。 少年ユタと座敷わらしたちの友情物語です。 今回もアラフォー目線で見どころを紹介していきたいと思います★ さあ元気に行ってみましょう! アラフォー的見どころ②座敷わらしたちの正体がなんと…!! ユタは「出る」とウワサの旅館の離れに、たった一人で宿泊します。それで無事(?)真夜中に9人の座敷わらしたちと出会い、友達になります。 座敷わらしって、「妖怪」だとか「子供の神様」だとか諸説聞いたことがあるのですが…。この作品での三浦さんの解釈はなんと、「生後すぐ殺されて成仏できなかった…
こんにちは。 日本全国梅雨明けして早くも猛暑日続出ですね。 もう暑さに体が付いていかず、夕方にはぐったりしています(泣) みなさん、どうか熱中症にはお気をつけください! さて、次は何を読もうかなと、勤務先の図書室の本棚をぐる~っと一周しました。それで本当に偶然目に留まったのが、今回ご紹介する『ユタと不思議な仲間たち』です。 劇団四季のミュージカルで有名な作品なので、ご存じの方も多いかもしれませんね! だいぶ前ですが作者の三浦哲郎さんの『短篇集 モザイク』を読んだことがありまして。川端康成文学賞を受賞した「じねんじょ」をはじめ、滋味あふれる作品が収録された心に残る短編集でした。 そんな感じで「三…
あらすじ・概要 華やかな西洋絵画の世界だが、そこには当時の差別やステレオタイプがある。著者はノアの息子ハムや、ハガルとイシュマエル親子の旧約聖書の描かれ方からそこにひそむ人種差別について解説する。西洋絵画とそこに描かれる肌の色の深い関係について考えてみる駿書。 旧約聖書の絵から人種差別を考える テーマとして扱うのは主に旧約聖書のエピソードを描いた西洋画です。 旧約聖書に登場するのは古代の中東に暮らす人々。しかし西洋の人々はその姿を自分の都合のいいように、思想に添わせるように描きました。 敵対者の人間の肌が浅黒く描かれたり、あるいは異人種でも西洋人に似せて描かれたり……とその差は恣意的です。 明…