明るい気持ちで、散歩に出た日差しは強いけれど、風が気持ちいい 陰を選びながら歩いていると影が揺れて、ふと上を見た 葉が、無数に重なって揺れている そのとき、思った 私は、一本の木じゃなくて、葉なのかもしれない 家族も、枝分かれした形じゃなくてただ横に並んで、同じ風に揺れている葉 そう思ったら、少しうれしくなった同じ中にいる感じがした でもすぐに、思う隣にいても、何かしてあげられるわけじゃないどうにもできないことばかりだ 気づいたときには、いなくなることもある そのことに、少しだけ重くなる けれどどうにもできないのならそれでいいのかもしれない ただ、同じ風に揺れて同じ光を受けている それだけで、…