(包紙ウハ書) 「 加藤左馬助とのへ*1 」 北条*2事、致表裏*3不届次第無是非候、然者来春*4被成御動座、可被加御誅伐候、御先勢従正月被相立候、其方儀人数六百召連、為船手*5自身可相動*6候、然者二月中至伊勢・志摩令着岸、舟共相揃、九鬼大隅守*7為案内者之条、於彼地*8行*9等可相談候、猶浅野弾正少弼*10・増田右衛門尉*11可申候也、 十二月五日*12 (朱印) 加藤左馬助とのへ (四、2831号) (書き下し文) 北条のこと、表裏致し不届次第是非なく候、しからば来春御動座なられ、御誅伐を加うらるべく候、御先勢正月より相立てられ候、その方儀人数六百召し連れ、船手として自身相動くべく候、し…