1947年、東京に生まれる。ノンフィクションライター。デビュー作は自衛隊に勤めるひとびとを取材した「防人のブルース」。従来の講談的な文体を排したドライな文体が、おもに若い読者の支持を集める。とりわけユーラシア大陸を放浪した旅行記『深夜特急』は、いまでも多くのバックパッカーに影響を与え続けている。さまざまなジャンルの作品を手掛けているが、寄せ集め的なコラム集を除けば、スポーツ関係の著作が目立つ。さらに最近では、小説的な手法を取り入れようとしている。 amazon:沢木耕太郎
かつて戦前日本の密偵としてラマ僧になりすまし、内蒙古からチベットを放浪してその顛末を「秘境西域八年の潜行」という著書に著した西川一三の旅の記録であり、評伝ノンフィクションでもある。西川は日本の敗戦後もそのまま大陸に残り、ラマ僧に扮したまま放浪を続けるのだ。 西川の旅に興味を示した著者は、日本に復帰した後は実直な会社経営者として生きている西川にインタビューしているが、それも中途半端なままで終了し、西川の死後に再度関心を持ち始めたという経緯だ。 もともとは満州鉄道の社員だった西川だが、思うところあって退社し、興亜義塾という教育機関で学ぶ。途中で退学となるも、密偵となることを志し、様々な方面に働きか…
こんにちは、めめです!!!最近は人間関係が上手くいきません!!(笑)とりあえず、「笑」と書いておけば明るくなるかと思いましたが、そうでもなかったです。この時期って絶対うまくいかないんですよね。1年の積もり積もったものがこのタイミングから出始め、人を操作しよう、感謝されようとして、その結果誰にも優しくされない自分が出来上がっているんですよね。自業自得なのかもしれませんが、今までの積み重ねたものってなーとか思ったりするので状況を客観的に理解しきれないのでさらにややこしくなるんですよね(泣) さて、今週の読書記録です!! 今週はシリーズものだったり、ミステリーだったりと手に入ったもの順に読んでいまし…
こんにちは、めめです。 9/8(金) 朝から予想通り大雨。予定していたZOZOマリンでの野球観戦も早々に中止になった。残念ではあるが、大雨かつ週末ということもあり、人と会う気がすっかり失せていた身としてはちょっと有難かった。途中まで帰宅時に寄り道してもいいかな、なんて思っていたけれど、夫が1時間早く帰宅するとの連絡があったのでやめた。 今日は日ハムが久しぶりの試合、巨人が東京ドームとのことだった。実は東京ドームに幼なじみが観戦に行っていたようで行けばよかったかなと思ったけれど、試合は延長の末0-0で終了したので、幼なじみには別の機会に会えばいいよねと自分を納得させた。日ハムはあれだけ休みの期間…
旅は道連れ世は情け、さじゃんです。当ブログは旅好きのメンバーで構成されており、特にトモGPは東南アジアにソロバックパッカー経験があるほど。 沢木耕太郎の深夜特急をバイブルに旅した事もあるそうで、自分も深夜特急を頼りに若い時に香港を旅したこともあります。そんなここではない何処かへ行きたい中年の自分に刺さりまくったのが、日経テレ東大学騒動でやめテレ東となった高橋Pが企画した新旅番組ABEMAオリジナル『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』が8月からスタートして先週晴れて最終回を迎え、個人的に非常に刺さった番組だったのでご紹介したいと思います。 論破王ひろゆきの意外な一面が見れるロードムービー タイト…
こんにちは、めめです!!!金曜日の本屋さんを読んでから書店で働きたい欲が強くなっている私です。分かっているんです、書店員が重労働だということは!でも人生で一度くらいは書店員をやってみたかったなと思います。さて、今週の読書記録です!! 今週も色んな本に出会いました。本を読むと「実は私ってこんな感じのが好きだったんだな~」や「こういうやつ嫌いなんだな」とか知れるから面白いですよね。普通に過ごしていると自分の好き嫌いにあんまり気が付かないんですよね。では、いってみましょう!!! 1.貧乏サヴァラン 著者:森茉莉森鷗外の娘、茉莉のエッセイです。彼女は食だけでなく生活全般においてこだわりが強く、そして世…
一条真也です。今年101本目の映画ブログとなります。5日、日本映画「春に散る」をシネプレックス小倉で観ました。親しい映画プロデューサーの益田祐美子さんが代表を務める平成プロジェクトの製作ということで、益田さんから薦められて観ました。同社は拙著『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)を原案とするグリーフケア映画「君の忘れ方」の製作も手掛けています。「春が散る」もボクシング映画でありながら、グリーフケア映画の要素もある傑作でした。 映画ナタリーの「解説」には、「沢木耕太郎の集大成とも言われる小説を映画化。不公平な判定負けを経験したふたりのボクサーが、共に世界チャンピオンを目指す。監督は『ラーゲリより…
2023年の日本のボクシング映画。 原作が沢木耕太郎。 ダブル主演が佐藤浩市と横浜流星。 母と二人で映画館で観てきました。 友達の働いている会社で制作した映画だと言っていて、最後のスタッフロールに友達の働いている会社の名前が出てきておおーと思いました。 この映画は想いがストレートに表されている映画だと思いました。 役者がいい演技をするなぁと。横浜流星が猪突猛進のボクサー役を好演。すぐ熱く燃えて吠え出したり、ボクシング以外のことは不器用で母親や恋人に不器用に接したり。でもボクシングの試合になると目の輝きが変わってきて、男の人の闘争心をあおるような男の人が特に好きなスポーツなんだなぁと思った。バレ…
原作が良かったので、観てきました。 沢木耕太郎の原作「春に散る」を読んで、野蛮なイメージのボクシングが苦手ではなくなったという感想だった。 revivel.hatenablog.jp 役者さんは良かった。 黒木翔吾役の横浜流星は、空手の世界チャンピョンという経歴で、ボクシングシーンはとてもリアル。 佐藤浩市は文句なく、片岡鶴太郎もすごく良かった。 橋本環奈ちゃんは、普段のイメージとは真逆の役がとても良かった。 山口智子も久しぶりに映像で観れて嬉しかった。 原作の良い部分がかなり端折られていて、残念だったなぁ。 きっと原作を読まずに観れば、感動したのかもしれない。 隣の客席の人のすすり泣きが聞こ…
封切り三日目。 席数150の【SCREEN4】の入りは七割ほど。 「ボクシング映画に不出来なし」の約定は今回も守られた。 何を置いても、選手は当然のこと、ジムの構成員、会場に集う観客、それらのボクシングを愛する全ての人々の熱い思いが画面から溢れ出す。 単に金儲けの手段として安直に、または策を弄して楽に頂点を目指そうとする者は本作を観て眼を洗った方が良かろう。 勿論、頂点に立つには、才能、努力は当然のこと、周囲のバックアップ、運や時代も味方に付けねば。 ほんの一握りはが君臨するその場に立てても、当人が本当に偉大であったかの評価は後世が決めること。 一時は寵児ともてはやされても、既にその名声が地に…
こんにちは、めめです!!!夏休みを理由に1週間更新を怠りました(無断欠勤)。申し訳ありません!!! 夏休みは読書したり、やっと買ったピクミンをしたり、野球を見に行ったりして過ごしました。あと実家にも帰りました。本当に自由にのんびり過ごすことが出来て満足です。さて、2週間分の読書記録です!! 移動中や入浴中と時間があれば読んでいました。実家に帰るときは飛行機で帰るのですが、空港までのバスで隣の席の少年がswitchでプロスピをしていたので、読書しながらつい盗み見てしまいました。ごめんね、少年。では、いってみましょう!!! 1.満月珈琲店の星詠み 本当の願いごと・ライオンズゲートの軌跡 著者:望月…
新刊の単行本は高いので、ほとんど買わないのですが、表題の作品はついつい買ってしまいました 理由は二つあります 一つは、無料お試し版という一章だけ読むことができるものを読んで、続きが気になって仕方なくなってしまったことです もう一つは、その期間であればキンドル版でしたら半額分のポイントが付与されるということで、実質的には半額で買えたからです 沢木氏の作品を気に入っている方でしたら、問答無用で楽しめる内容になっています 戦前から戦後の七年間にかけて、スパイとして中国からチベットを辿りインドへ行った旅人、西川一三の話です そして、同じ時期に同じようにスパイとしてチベットに潜伏した木村肥佐生の人間性や…
*沢木耕太郎に学ぶ旅の独自性 ノンフィクション作家の沢木耕太郎の講演会に参加をしたことがある。沢木耕太郎は「深夜特急」の著者で旅好きの私には憧れの人だ。講演のテーマは「創る旅 辿る旅」。色々な旅の話を熱く語って頂いた。講演では旅の独自性という話が心に残った。氏は「創る旅という点では山登りと同じ。全ての山は登られている。後は登り方で独自性を出すしかない。深夜特急の旅は行き方のルールを決めることで独自性を創った。」と語っていた。深夜特急の時代から時は流れ、今では旅もリアルタイムにSNSで情報が発信されている。旅の情報も様々なものが溢れており、辺境を訪れている人や世界一周している人も少なくない。独自…
いますぐ読めるというわけではないのだけれど、阿部和重の初期の作品を読み返したくなった。『アメリカの夜』や『インディヴィジュアル・プロジェクション』、『ニッポニアニッポン』などだ。というのは、そうした彼の作品はこの自分自身の持つ主観(ひらたく言えば「自分自身がこの世界をどう捉えているか」)と世界そのもののズレをテーマにしていると読んできたからだ。それで、今日は休みだったので図書館に行って阿部和重の本を探したのだけれど『インディヴィジュアル・プロジェクション』はもう所蔵されていなかった。たぶんあまり読まれないからだろう(実にもったいないことだけど)。しょうがないので多和田葉子『アメリカ 非道の大陸…
2023年 日本 133分 監督:瀬々敬久出演:佐藤浩市、 横浜流星、 橋本環奈 ボクシングもの。 ★★★ コミックでもボクシングものは好きである。ベスト3をあげろと言われれば、「がんばれ元気」、「はじめの一歩」、それに「あしたのジョー」である(歳がばれてしまうチョイスだが)。 本作は沢木耕太郎の同名小説(未読)。沢木のことだから、真正面からボクシングに打ち込む2人の男の人生を描くわけだ。 40年ぶりにアメリカから帰国してきた元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)。彼は心臓の病を抱えていて、残りの人生の使い道を探すために故郷へ戻ってきたようだった。そんな彼とふとしたことから拳を交えた翔吾(横浜流星)…
打たれても、立ち上がる。。。打たれても、打ち返す。。。「絶対に負けない!!」という気迫。。。 私は、平和主義ですが(??)、ボクシングを観るのが好きです。 なんか、一対一の魂と魂の真剣なぶつかり合いというのが、観ていてドキドキハラハラしてしまうのです。 今回は、ボクシング好きの方、もしくは、横浜流星さん好きの方にオススメの映画、『春に散る』をご紹介します。 この映画は、朝日新聞に掲載されていた沢木耕太郎さんの小説、「春に散る」を映画化した作品です。 【ストーリー】 元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩一)は、引退を決めたアメリカで事業を興し、成功を収めたが、不完全燃焼で、心の空虚を埋められず、突然帰国…
今日は早番だった。朝、とある方とLINEをする。共通の知人の方が再就職を目指して頑張っているという話になり、そこから「誰も自分の人生を代わりに生きてはくれない」「自分の道は自分で切り開く」という話になった。それを読んで、ぼく自身のことを(いつものように)考えた。過去、ずっとぼくは「この人生は何かの間違いだった」「もう死にたい」「生きていても何もいいことなんてない」と思い込んでいた……だから「自分の道は自分で切り開く」と言われても「それは強者だから言えることだ」「そんなにうまく行ったら苦労しない」とも言っていた。いや、いま思えばそうして斜に構えてクールぶって、「冷笑」を決め込んでいた自分を恥ずか…
今日は休みだった。朝、毎月参加させてもらっている「発達障害を考えるミーティング」にZOOMで参加した。そこであれこれ話をする。ぼくが話したのはここ最近つけ始めた金銭出納帳(というかこづかい帳)と、あとは前にもお話ししたシナモロールのメモアプリについてだ。恥を晒すことになるが、ぼく自身は実にちゃらんぽらんな人間なのでお金の管理もいまのところぜんぜんうまく行っておらず困っている。だけどそれについて自己嫌悪を抱いたり開き直ったりしても何の解決/成長にもつながらないので、愛用しているメモパッドと同じブランドであるニーモシネのノートを買ってそれに自分の金銭管理の記録をつけることを始めた……という話をした…
こんばんは。このブログを覗いて下さって、どうも有り難うございます。 画像はフリー素材をお借りしています。 https://www.irasutoya.com/?m=1 最近、映画を3本鑑賞しました。 1本目は、佐藤浩市さんと横浜流星さんW主演の「春に散る」です。ボクシング観戦が好きなので絶対観に行こうと思っていました。8月末に公開されたので今月初旬に鑑賞しました。 原作は沢木耕太郎さんなのですが、今まで読んだ事がありませんでした。 映画は原作とは設定を変えているので、本も買ってみました。違いを確かめながら読もうと思います。 2本目と3本目は、TVで放送したので録画しておいてから観ました。 「旅…
週末のCofee Breakです。 前回に続いて、世界遺産「マカオ歴史地区」の名所を散策。 「聖ローレンス教会」から北東へ7分(400m)ほど歩くと、「ドン・ペドロ5世劇場」(伯多祿五世劇院、Teatro Dom Pedro V)があります。 劇場の前には、立派なガジュマル(?)の木(2017年に撮影)。 そこから「東方斜巷」(Calcada do Tronco Velho)を北東へ4分(300m)ほど下ると、「セナド広場」(議事亭前地、Senado Square)に出ます。 「アジア旅行・夏」のときの写真(2016年に撮影)を再掲。 さらに北東へ2分(150m)ほど歩くと、「聖ドミニコ教会」…
〇 沢木耕太郎の原作ということで見たくなった 〇 予告編 〇概要 STORY 不公平な判定で負けた後アメリカへ渡り、40年ぶりに帰国した元ボクサー・広岡仁一(佐藤浩市)は、偶然訪れた飲み屋で、自分と同じように不公平な判定で敗北し心が折れたボクサー・黒木翔吾(横浜流星)と出会う。人生で初めてのダウンを仁一に奪われたことで、翔吾はボクシングを教えてほしいと仁一に頼み込む。やがて二人は世界チャンピオンを目指し、共に夢を追いかけていく。 キャスト 佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、坂東龍汰、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦、片岡鶴太郎、哀川翔、窪田正孝、山口智子 スタッフ 監督・脚本:瀬々敬…
映画「春に散る」を映画館で観たので、レビューします! 【映画「春に散る」:春に散る - Wikipedia】 春に散る ONE LAST BLOOM 監督 瀬々敬久 脚本 瀬々敬久星航 原作 沢木耕太郎 製作 鷲見貴彦園田憲依田巽益田祐美子河内真人 出演者 佐藤浩市横浜流星橋本環奈坂東龍汰松浦慎一郎尚玄奥野瑛太坂井真紀小澤征悦片岡鶴太郎哀川翔窪田正孝山口智子 音楽 田中拓人 主題歌 AI「Life Goes On」 撮影 加藤航平 編集 早野亮 制作会社 ツインズジャパン 製作会社 映画『春に散る』製作委員会 配給 ギャガ 公開 2023年8月25日 上映時間 133分 製作国 日本 言語 日…
最近、日本の衰退のニュースをよく聞きます。実際に暮らしていると給料は上がらないし、物価は高くなる一方だし、生活は豊かにならない 岸田首相の政策も庶民寄りの生活ではなく発展途上国へのお金送りやアメリカ言いなりの軍事費の購入を行ったりしている。 結局、アメリカの言いなりでやるしかないんだろうと思うこの頃である。 そうなることを三島由紀夫は嘆いていたのだろうと思う。 また、ちょっと前まで村上龍は、いろんな政治発言をしていたけどなんでしなくなったんだろううなぁ。 また語って欲しい。 最近、沢木耕太郎の短編エッセイを読んでますが文章が読みやすい。 村上春樹沢木孝太郎は語り口が柔らかでトークもうまい。 村…