この本は、いまから18年前の2008年に刊行されたものだ。この本を読むと、アメリカという国は、非常に「へんてこ」な国であるということが、改めて認識できる。世界最大級の経済力と軍事力、最先端の科学技術力を持ち、自由と民主主義のリーダーである一方で、アメリカ国民の6割以上が神による天地創造やノアの方舟の話を信じているという。しかもアメリカの多くの主要な政治指導者が属するキリスト教福音派にかぎると、その数は9割にも達するという。こういう点から見ると、アメリカはヨーロッパや日本などよりも、むしろ中東のイスラム原理主義国家に近いと言えるのではないか。高市首相をはじめ自民党の重臣たちは「法の支配と民主主義…