五十一番札所 鶴林山 野間大坊。前回掲載した安養院から常滑街道を北へ2分程先が五十一番札所 鶴林山 野間大坊になります。 街道沿いに「新知多四国第五十一番霊場 尾州 鶴林山 野間大坊」の石標が立てられています。右手に見えるのは五十番札所大御堂寺の鐘楼になります。札所としては分かれていますが、この伽藍全体が大御堂寺で、五十一番札所は大御堂寺の客殿になります。大御堂寺は平安時代末期、平治の乱で、平清盛に敗れた「源義朝」がこの『大御堂寺』のある野間へ家臣の長田忠致を頼りやってきました。しかしその長田忠致の裏切りに遭い、義朝はこの野間で討たれますが、その際、「我に木太刀の一本でもあればむざむざ討たれは…