キリスト教の教会には「求道者」と呼ばれる人々がいます。彼らは教会に通い、聖書を読み、キリスト教に関心があるが、いまだ洗礼を受けていない人々です。彼らをもクリスチャンに含める教会もあり、含めない教会もありますが、一般的には、洗礼を受けて正式にクリスチャンとして教会に属す前の準備段階にある人々です。 こうした受洗したクリスチャンと、未受洗の求道者という区別は、いつごろ発生したのかわかりません。少なくとも、聖書から由来する言葉ではありません。 「神の前では万民は平等」と言いつつ、こうした区別を採用するのは、どういった根拠からでしょうか? 教会によっては聖餐式に参加できるのは、洗礼を受けた教会員のみで…