Ⅳ 差別・抑圧の記憶 私は登ってみたい<大峰山「女人結界門」>(P166~171) 女性と言うだけで10キロ四方立入禁止。「女人禁制」は信仰に根差した”伝統”なのか、忌避すべき女性”差別”の現場なのか? 本欄を読んでいる人なら、僕の宗教についてのスタンスはお分かりだろう。基本的に、信じない。無神論者だ。領収書を発生させずに貴重な金を動かす一部の宗教屋は憎悪の対象だ。しかし、全く興味がないわけではない。例えば、雑誌『ムー』にはよく「神」「宇宙神」とかの話が出てくる。また、映画『エクソシスト』で、最後近くになって、リーガンが神父のローマンカラーを見つめるカットがあるが、こう言う所には神的なものを感…