前回は山陽電鉄須磨寺駅からまっすぐ参道を通って本堂までをお伝えしました。今回は本堂エリアからスタートして、他の堂宇を見ていきます。本堂の右側には護摩堂があります。明治36年(1903年)の再建です。護摩祈祷はこちらで行われます。本尊は不動明王です。 こちらは写経輪堂と称するお堂です。一切経が納められています。 このお堂には車輪とレールが付いていて、回転させることができます。一周回すと、一切経をひと通り写経したことになるそうです。経蔵の中央にこのような仕組みのものを見かけることはありますが、屋外で「ご自由にどうぞ」的なものは珍しいですね。魔尼車の上位版と思えばよいでしょうか。 大本山須磨寺の鐘楼…