真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💡ポイント 弓の師匠の「二の矢を持つな」という教えを通し、後を頼む怠け心を戒める。今この一瞬に集中することの重要性を説く。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 ある人が、弓を射ることを習っていた時のこと。二本の矢を手に挟んで、的に向かいました。 ある人ひと、弓ゆみ射いることを習ならふに、もろ矢やをたばさみて的まとに向むかふ。 すると、師匠がこう言いました。「初心者は、二本の矢を持ってはならな…