モーズレイ人格検査は、1950年代にH. J. EysenckとD. B. Prellによって開発された性格評価ツールである。モーズレイ人格検査は187の真偽不明な質問からなり、外向性、神経症、精神病性など幅広い人格特性を評価する自己報告式の質問紙である。 モーズレイ人格検査はアイゼンクの人格理論に基づいており、人格は外向性、神経症性、精神病性の3つの次元で特徴づけられると仮定している。外向性とは、外向的で社交的である程度をいい、神経症とは、不安症で情緒不安定である程度をいう。精神病性とは、衝動的で攻撃的な行動をとりやすい度合いのことである。 モーズレイ人格検査は、研究および臨床の場で、人格特…