前回までの記事の続きです。 「心理士の仕事は社会福祉士がするべきである」にも書いたように、カウンセリング(精神療法)はドードー鳥裁定問題(どのカウンセリング療法を比べても効果に有意差がない。場合によってはカウンセリングなしと比べても効果の有意差がない)があるくらい、その効果には疑問が持たれています。精神科にかかるほどの精神疾患を治したいなら、対話だけでなく、患者さんにも負荷のかかる行動療法を実行すべきことが多いです。たとえば、起きる時間を一定にして昼寝をしない、間食をせずバランスの良い食生活をする、会話中は常に笑顔になる、などです。なお、この三つの行動療法は全て私が実行したもの、あるいは今も実…