財務省は、課税価格1万円以下の少額輸入貨物(デミニミス制度)の輸入件数が、2025年に2億900万件へ達したことを関税・外国為替等審議会に報告しました。前年から約20%増加し、2010年代前半には2,000万件未満だった件数が、この10年余りで約10倍へと急拡大しています。政府は制度の見直しを進め、2028年4月から通信販売による少額輸入貨物について消費税免税を廃止する方針です。 このニュースは「免税制度の廃止」や「税収確保」といった論点で語られがちですが、本質はそこではありません。 私は物流の視点から、より大きな問題が浮かび上がっていると考えています。 それは、日本の通関インフラそのものが、…