本気で考えるようになったのは、30代後半くらいからだった。 ある日、ふと気づいたんだ。 「このまま歳をとっていって、自分の人生って、どうなっていくんだろう」って。 老後の生活って、遠い未来のことだと思ってた。 でも最近、老後が“未来”じゃなくて“現実の延長”に思えてきた。 年金は当てにならないって、ニュースで聞いた。 貯金も、生活費に消えていって全然増えない。 投資?NISA?やってる人はすごいけど、自分には難しそうで。 そして何より怖いのが、孤独。 誰かと一緒に年を取っていける確約なんてどこにもない。 今の人間関係がずっと続く保証なんて、ない。 気づけば「ひとり」で生きることを前提に考え始め…