脳を研究する学問。
工学的・生化学的な脳機能解析や数理科学的なモデリング・人工知能への応用など理科系よりな物から、認知心理学や社会科学・果ては哲学など文科系よりな物まで、アプローチは多岐に渡る。 ちなみに、アメリカが1990年に「decade of the brain(脳の10年間)」なる方針を打ち出したのに対し、日本では21世紀を「脳の世紀」と位置づけている (http://www.braincentury.org/)。
先日というか先月かもっと前かは忘れたんですが、本屋を見てたら今の自分に必要な本を見つけてどっち買おうか迷ったので両方買いました。 僕はギャンブル依存を改善しようというのと、去年診断された糖尿病を改善しようという生活をしています。本を読み始めたきっかけはギャンブル依存を改善するということで、心理学や脳についての本を買い漁っています。でも25冊ぐらい買ったのに3冊ぐらいしか読んでません。誰か本を読む習慣のつけ方を教えてください。 今回買った本は「脳内麻薬」と「糖尿病の真実」です。 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書) 作者:中野 信子 幻冬舎 Amazon 糖尿病の真実…
楽しかった思い出話を何度も繰り返し話す姿は、幼児には珍しくありません。そのような思い出話の最中に働いている脳部位が側頭極です。 側頭極は、側頭葉の一番前にあって体験を思い出す時に働きます。例えば、過去に行った旅行先での出来事を思い出す際にも、側頭極が働いています。 皆さんは、楽しかった旅行の一場面を思い出す際に、その時の楽しい気分も一緒に蘇ってくることがあるでしょう。あるいは、「あの時、あの人に悪い事したなぁ」などと申し訳ない気持ちになることもあるかもしれません。側頭極は、体験に付いてくるそういった感情や社会的な側面にも関与しています。そのため、他者の感情を理解するなどの社会性の面からも重要視…
「視線恐怖」とは何か? 認知の歪みと視線への「過剰な意味づけ」 はじめに:なぜ「視線」が怖いのか? 第1章:「視線恐怖」とは何か? 第2章:視線に反応する脳のしくみ 第3章:扁桃体はなぜ「視線」に反応するのか? 第4章:発達と視線恐怖 子どもと大人の違い 第5章:認知の歪みと視線への「過剰な意味づけ」 第6章:社会文化的な背景と視線恐怖 第7章:研究でわかってきたこと 脳画像研究と実験 第8章:視線恐怖をやわらげる方法 第9章:視線恐怖と向き合うために 自己理解と共感 おわりに:視線の中で生きるということ はじめに:なぜ「視線」が怖いのか? 朝の満員電車。 すぐ目の前に座る人の視線がこちらに向…
こんにちは。最近、夢や目標に向けて動きたいのに、不安や迷いでモヤモヤ…なんてこと、ありませんか? そんな時に味方にしたいのが、脳の「RAS(ラス)」というフィルター機能です。 今回は、脳科学の視点から「引き寄せの法則」や「夢ノート」を解説する記事を、2つのサイトで公開しました! ■ 【初心者向け】夢ノートでRASを味方にする3つの習慣 まずはこちら👇 🌟 https://seacret-note.com/ras-dreamnote-practice/ こちらの記事では、「夢ノートを書いているけど、なかなか叶わない…」「気持ちだけでは現実が動かない…」という方向けに、脳科学の視点からアプローチし…
週末、小学校低学年の息子と4歳の娘と3人でカードゲームをした時の話です。 していたカードゲームというのは、へんがおならべ(アーテック)というもので、順番にカードをひいていき、一番多く顔を作れた人の勝ち、というルールで進めました。 このカードゲームは4歳の娘のお気に入りで、本当に何度も何度も遊んでいます。 さらに今回は白熱しました。息子が特別ルールを考え付いたからです。それは… 顔が一つ完成する度にコインを一つゲットできる(そのコインは後のおままごとで使える)というものです。 息子の考えたルールは最高でした。顔づくりは大いに盛り上がって、いよいよ終盤です。最後に顔を作ったのは息子でした(拍手)。…
なぜ悪いことばかりに目が行くのか? 選択的注意を変えるための実践的アプローチ はじめに 第1章 日常に潜む「選択的注意」の現象 第2章 選択的注意の心理学的メカニズム 第3章 神経心理学から見る「悪いことへの注意」 第4章 認知神経科学の知見と実験的証拠 第5章 進化心理学的視点から考える「悪いこと優位」 第6章 「悪いこと」への偏った注意がもたらす心理的影響 第7章 選択的注意を変えるための実践的アプローチ 第8章 職場・家庭・SNSにおける「選択的注意」の活用法 おわりに はじめに 仕事でミスをしてしまった日、あなたは周囲からどんな言葉をかけられたでしょうか。 10人中9人が「大丈夫だよ」…
こんにちは! こんばんは&おはようございます (^^♪ 夫婦や恋人同士の会話で、 『なんで黙っちゃうの?』『ちゃんと話してよ・・・』 そんな『すれ違い』を感じたことはありませんか? 女性は「気持ちを共有したい」と思って話し始めても、 男性はいつの間にか黙り込んでしまう・・・。 この違い、実は『性格の問題』ではなく、脳の構造や働き方の違いが大きく関係しています!! 責めるよりも、悩むよりも、 まずは『脳の仕組み』を知ること。 それだけで、関係がほんの少し楽になるかもしれません (^^)/ 👇よろしければ読んでみてください <(_ _)> (クリックお願い致します) note.com 過去の記事も…
無視はなぜ「痛み」になるのか? 日常シーンで起こる「無視と痛み」 はじめに:心理的無視と「脳の痛み反応」について 第1章:無視はなぜ「痛み」になるのか? 進化と社会的苦痛 第2章:神経心理学の視点 仲間はずれと身体痛の重なり 第3章:fMRI研究から見える無視のメカニズム 第4章:認知神経科学的アプローチ 脳内ネットワークの関与 第5章:日常シーンで起こる「無視と痛み」体験 第6章:先行研究・理論の紹介 第7章:対処法と緩和のヒント おわりに:社会的痛みをどう理解し、共感・ケアにつなげるか はじめに:心理的無視と「脳の痛み反応」について 私たちは誰しも、友人や家族、職場の同僚などから「無視され…
【科学で解説】習慣化のメカニズムとは?― ビジネスと家庭に追われるあなたへ送る、脳に優しい習慣術 ― 「気づけば夜23時、洗い物も残ってる。筋トレ?読書?……明日から頑張ろう」そんな『明日から星人』になっていませんか? 仕事に部下にプロジェクトに、家に帰れば子どもの宿題に妻のチェックリスト…違った、家庭のToDoリストだ…。1日24時間じゃ足りない。なのに、なぜかSNSだけは毎日開いてる。 ──あるあるですよね。 でも、そんなみなさまに、朗報があります。 実は、「続かない」のは、自分のせいとはいいきれないのです。 脳の設計図どおりといいますか、仕組みといいますか、脳自体がそのようにしようとする…
「気を使いすぎる」人の脳の仕組み 気を使いすぎないための神経心理学的アプローチ 第1章:「気を使いすぎる」とは何か? 第2章:気を使いすぎる人の行動パターン 第3章:脳のネットワークから見る「気遣い」 第4章:「気を使いすぎる」脳の働き 第5章:認知心理学から見た「過剰な気遣い」 第6章:「気を使いすぎる」ことの功罪 第7章:気を使いすぎないための神経心理学的アプローチ 第8章:現代社会と「気を使いすぎる人」 第1章:「気を使いすぎる」とは何か? 「気を使いすぎる」状態の定義 私たちは日常生活の中で、さまざまな人と関わりながら暮らしています。 仕事、家庭、友人、地域社会、その中で「他人を不快に…