こんにちは。きのひです。 「夏天の虹」 髙田 郁 著 を読みました。 2012年3月18日 第一刷発行 2013年9月8日 第十刷発行 澪は江戸の「つる家」で腕をふるう若き女料理人。 今日は親方のために鯛をさばいています。 親方は卒中風でたおれて右半身が不自由になってしまった。 順調に回復しているのですが顔色も優れず覇気もありません。 澪は「食べやすくて精のつくものを」と工夫をこらします。 匙で食べられるもの。 噛みやすく飲み込みやすいもの。 そら豆をゆでて裏ごしにして茶わん蒸しの具は細かく刻みました。 柔らかめに炊いたご飯に塩焼きにして身をほぐした魚。 でも親方は食事半ばで匙を置いてしまう。…