千利休を祖とする茶道の流儀。 今日庵主である千宗室を家元とする茶家。通称として「裏千家」「上千家」などと呼ばれる。 茶道の流儀の中で最も多くの社中を抱える最大流派。 15代家元鵬雲斎が提唱する「一碗からピースフルネス」を合言葉に 全世界に「CHADO」を布教。
平成14年12月22日、現家元である坐忘斎が16代家元として宗室を襲名
週末には東京も雪予報の北風がきつい朝、初稽古に集う。 和室が現在使えないため、前回の炉開き以来、置炉の登場となる。 「めでたくかしく」貫名 菘翁 花は 育てている紅梅と水仙を 「古銅写 花入」大野 芳光 へ。 「宝尽し蒔絵 ぶりぶり 香合」箕輪 一幸 水指 薄器 茶杓 風炉先 「砂金袋」裏千家 鵬雲斎 箱書 村田 陶苑〈造) 「竹 茶杓」朝倉 文夫 「高台寺蒔絵 黒大棗」 三代 前端 春斎 高台寺蒔絵 黒大棗 「女桑縁 菱利休梅風炉先屏風」蓬春堂 風炉先が華やかな新春の道具立ちをひきたててくれる。 「無垢 桐 置炉」 炉の湿し灰を山型に。 「竹地紋 肩衝 釜」 この釜の湯気は良い具合にまわり、…
後ろ姿は鏡を置いての撮影。久しぶりの二重太鼓は苦戦のあとが・・・ 茶道のお稽古を始めて2度目の初釜でした。社中の中で稽古歴が一番浅い私ですが、着物は色無地ではなくて1つ紋の訪問着、帯も華やかなものを選びました。 まあどちらも虫干しを兼ねて着るっていう感じですかね・・・。 訪問着は教え子の保護者が経営していた呉服店から十数年前に購入した手書き友禅のもの。近所にあったお店でしたが、呉服店をとじて実家のお寺を継ぐとかで閉店セールだったので、大枚はたいて購入しました。元生徒の親にいい格好したかったというのも多分にありますね・・・。 その後、子どもの入学式、勤務校卒業式の袴に合わせたり、同僚の結婚披露宴…
先日、通っている茶道のお稽古で炉開きがあった。 私にとっては初めての炉開き。 炉開きとはお茶の世界のお正月で、先生お手製の懐石料理とお菓子や新茶をみんなでいただいた。 お稽古の中でのイベントなので、先生もお点前さんもいつもの顔ぶれで和気藹々と。 私はお点前をしなかったので人数的に必然と、お正客さんの役目を事前に頂いていた。 先生に教わりながら、沢山お点前さんや先生とお軸や茶道具について問答をした。 鎌倉の山あいにあるお稽古場。 よく鳥の鳴き声や、リスの鳴き声も聞こえてくる。 先生の愛猫もお稽古場の窓から外に遊びに行くので、この日は運良く行きも帰りも会うことができた。 とても穏やかな時間、忘れた…
風炉手前から中置と寒くなるにつれ、火が客の方へ近づいていく。 そして11月になると炉開きをする。炉開きに合わせ、お茶壺の口を切り新茶を味わうため 「茶人の正月」と言われる。 旧暦の10月(新暦11月)の最初の亥の日に炉開きは行われる。 亥の日は、陰陽五行説で水の気を持つとされ、亥の月と亥の日が重なった時に火を使うものを出すと、火災にならないと考えられ、火を使う炉もこの日から始めるようになったらしい。 また炉開きの際には亥の子餅という亥の子ども瓜坊に見た目の似ている餅を食べ、子孫繁栄、無病息災を願う。 裏千家では、炉開きの際にぜんざいが出される。 これも亥の子餅と同じ理由で亥の月日が陰であるのに…
ぜんざい=善哉 裏千家の炉開き(ろびらき)は立冬の頃に行われるそうで、今年は昨日が立冬でした。私は去年から茶道を習い始めたので(学生時代にも2年間習っていましたが、すべて忘却・・・)、今年で2度目の炉開き。 11月の炉開きは新茶を開封することもあり、お茶の世界ではお正月ともいわれるそうです。今年は炉開きにふさわしい装いで伺おうと、珍しく前日から着物や帯を選びました。お茶を習うようになって色無地の着物がとても重宝します。 最初に誂えた色無地は梅鼠(うめねず)という色で、落ち着いたピンクのような色。しかも雨天でも着られるように東レのシルックという着物にしました。家庭で洗濯もできるという優れもの。黙…
新茶の湯MLの奈良乃亜さんの投稿はためになるものが多い、がたまに理解が至らない時がある。 干菓子と落雁の違いは…という話題がありましたが、どうも奈良乃亜さんは「和三盆で作られた押し物の干菓子」の事を、干菓子と呼んでおられるようです。干菓子と言えば和三盆だからでしょうか。私の父は、和三盆の押し物の干菓子を「和三盆」と呼んでました。 ネットで調べると「干菓子」は水分量で分類した菓子のカテゴリー名称として説明されており、干菓子、半生菓子、生菓子と分類されています。 和三盆、落雁、白雪羹の違いは以下のページが詳しい。 https://xn--p9jb5c5cxiuc4n4f9927ao6r.com/2…
今、抹茶が品薄なようで、一保堂茶舗などでもネット販売は品切れが続出しています。おそらく店舗での販売優先しているのでしょう。店舗にはいっぱいあるとは思いますが、今で見たことがない事態です。 海外での抹茶ブームが起きて、それで逼迫しているようです。中国では数年前に抹茶ブームがおき、また欧米ではフレーバーとしては抹茶が注目されているようです。先日も NHK でフランスのパティシエ(ちょっと有名な方でしたが、ちょっと名前を忘れましたが)が「抹茶はとても気品高く素晴らしい。フレーバーだ。絶対この抹茶に合うレシピを開発する」と、ものすごい意気込みでした。 抹茶はとても魅力的なものであると、海外の方も注目し…
もう二年前に買ったものだからいいのだけれど、 89ページ 表千家6代覚々斎宗左、8代将軍徳川吉宗より唐津茶碗「桑原」拝領 享保8(1623)年9月19日 400周年 と書かれているが享保8年は1723年で300周年の誤り
奈良乃亜さんの投稿は情報量多めなで、消化する方も頑張ってます。 モンブランは Mont=山 Blank=白 で「白い山」が本義。これはアルプスのこと。イタリアのモンブランは白いそうです。 日本ではモンブランという名前のお店が栗の甘露煮をペーストにしたのが広まったとか。 勉強になりました。