千利休を祖とする茶道の流儀。 今日庵主である千宗室を家元とする茶家。通称として「裏千家」「上千家」などと呼ばれる。 茶道の流儀の中で最も多くの社中を抱える最大流派。 15代家元鵬雲斎が提唱する「一碗からピースフルネス」を合言葉に 全世界に「CHADO」を布教。
平成14年12月22日、現家元である坐忘斎が16代家元として宗室を襲名
ミッチ 夏休みに入ると、しばらくお稽古がなかったりするから、いろいろ忘れちゃいそう・・・汗 そんな時は自主練をしたいわね。今回は、お道具がなくてもできる方法をご紹介していきますね。 しずばぁば 夏休みやお盆で、お稽古の間があいてしまう。 しばらくお稽古がないと忘れてしまう。 そんな方も多いのではないでしょうか。 繰り返しが大切な茶道。 お稽古がない時は、自宅で自主練をしましょう! 自主練をしよう お道具がなくても大丈夫! 薄器を清める自主練 茶杓を清める自主練 自主練をする時のポイント 自主練をしよう 茶道のお稽古は、多くても週に1回ほどではないでしょうか。 ミッチ 私たちは月に3回。プラス別…
ミッチ 濃茶点前のとき、お菓子がお重みたいなのに入ってきた時はびっくりしたわー!どれが私のお菓子よ!?って(笑) 縁高というのよ(笑)確かに知っておきたいわよね。では今回は『縁高の扱い方』についてお稽古していきましょう。 しずばぁば 濃茶点前のお菓子(主菓子)は、縁高(ふちだか)という菓子器に入れて出されます。 縁高へのお菓子の入れ方、お客への出し方、そして取り方にも作法がありますので、詳しく見ていきますね。 縁高とは? 縁高のお菓子の入れ方・黒文字の置き方 縁高の扱い方(菓子の取り方) 縁高の扱い方のまとめ 縁高とは? 縁高(読み方:ふちだか)は、重箱の形をしており、濃茶点前で用いられる主菓…
ミッチ 『洗い茶巾』の他に、夏のお点前ってあるの? もちろんあるわよ。では今回は夏に行う『葉蓋点前』についてお稽古していきましょう。 しずばぁば 裏千家茶道、夏のお点前には以前お稽古した「洗い茶巾」の他に「葉蓋」というお点前があります。 11代玄々斎が考案した涼を楽しむ薄茶点前で、水差しの蓋の代わりに葉を使うのが特徴。 では、詳しく見ていきますね。 葉蓋の葉の種類 葉蓋点前の水差し 葉蓋点前の手順 葉蓋点前のまとめ 葉蓋の葉の種類 葉蓋点前は、七夕のお茶会で、玄々斎が末廣籠の花入の受け筒に梶の葉で蓋をし、水指として使用したのが始まり。 葉蓋(はぶた)点前に使われる葉は、大きめのものでニオイや毒…
ミッチ いよいよ夏本番だねー!暑い時期にぴったりのお点前ってあるのかな? 夏は涼を感じられるようなお点前をしたいわね。では今回は『洗い茶巾』についてお稽古していきましょう。 しずばぁば 『洗い茶巾』はお客に涼を感じてもらう、夏のお点前です。 茶碗に水を入れて持ち出し、点前の途中で茶巾を絞るのが特徴。平茶碗を使うため、薄茶点前のみになります。 では、詳しく見ていきますね。 洗い茶巾のたたみ方 洗い茶巾のお道具 洗い茶巾の水屋仕事 洗い茶巾のお点前の流れ 洗い茶巾のコツ 洗い茶巾のたたみ方 洗い茶巾のお道具・水屋仕事・お点前自体は、一般的な薄茶の平点前と変わりません。 茶碗(平茶碗)に水を張り、茶…
ミッチ 正座したままにじりながらお茶を取りに行くことってあるよね?あれがなかなかうまくいかない・・・>< 膝行・膝退かしら?では今回は『4畳半以下のお茶の取り方・にじり方』についてお稽古していきましょう。 しずばぁば 茶道では、正座をしたまま(立ち上がらず)移動することがあり、「にじる」「膝行(しっこう)・膝退(しったい)」と言います。 このお稽古では、4畳半以下のお茶室で、にじりながらお茶を取りに行く方法、返す方法を正客と次客についてご説明していきますね。 にじる(膝行・膝退)とは? 膝行膝退(にじる)でのお茶の取り方 正客のお茶の取り方 次客のお茶の取り方(替え茶碗の場合) にじる(膝行膝…
梅雨明け前からの猛暑が続く中、七夕のお茶会が開かれた。 七夕は五節句のひとつで、縁起の良い「陽数」とされる奇数が連なる 七の夕べに行われるため「七夕の節句」という。 また、笹を用いて行事をすることから、別名「笹の節句」とも。 奈良時代に中国の行事、乞巧奠が伝わると、貴族は庭に祭壇を設けて 供物を供え、梶の葉に和歌を綴ったり、七本の針に五色の糸を通して 裁縫の上達を祈ったり、角盥にはった水に星を映して眺める「星映し」 などを行うようになった。 また、里芋の葉を天帝の水を授かる傘ととらえ、里芋の葉に溜まった 夜露で墨をすって文字を書くと、願いが叶うとされている。 「乞巧奠」が七夕の節供に変化してい…
お茶会❤️です。 なかなかアップできず時間が経って しまいました。(^^;) 久しぶりに護国寺に行きました。 実にウン十年ぶりです。 その昔若かりし頃、お運びさんや、 水屋のお手伝いに行っていました。>_< コロナ以前のようには戻ってはいませんが、 かなりの人がいらしていました。 遠州流のご宗家様も間近でお姿を 見られましたし。(^^) 各流派さんのお席を 楽しませていただきました。 私は裏千家なので自分の流派は馴染みます。 でも他流のお茶を体験できるのは、 とても楽しいし勉強に なります。 こうするのねぇ、ああなのねぇ と。 フムフムしながら拝見しています。 勝手に例えているんですが、 カン…
唐衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ 在原業平 実はこのお菓子の銘が「唐衣」なんです カキツバタと違うの? なんで唐衣? なんで?なんで?なんで? お茶のお稽古に行きだして 銘にいたく感動するようになりました 古今和歌集の詞書によると 都から東国へ旅をしたときに寄った三河の八橋という所で詠まれたんですって 八橋を流れる沢のほとりにかきつばたが美しく咲いていたのを見て から衣 きつつなれにし つましあれば はるばる来ぬる たびをしぞ思ふ (何度も着て身になじんだ)唐衣のように (長年なれ親しんだ)妻が(都に)いるのにも (その妻を残したまま)はるばる来てしまった旅(の…
三月利休忌お茶会 利休忌は「茶聖」である千利休の命日に彼の徳を偲んで行う 茶事のことです。 利休の命日は二月の二十八日で、新暦に合わせ3月29日に 集いました。 床に利休の肖像を掲げて献茶をする「供茶」、続いて七事式が 行われるのが恒例となっています。 寄付には 宮坂 宥勝「観音像」 名古屋大学名誉教授、智山伝法院院長、 成田山仏教研究所次席研究員、 成田山勧学院教授、真言宗智山派照光寺二十八世住職、 仏画を善くす。 寄り付き 本床には 高瀬 春暁「利休像」 春挙門、名古屋生 十五代 永楽 善五郎 正全「黃交趾 香炉」 新保 喜斎「蝋色 平卓」 「金銅 経筒」 菜の花をお供えいたします。 本床…
通る機会が多い大手町。 だけど、素通りしてました… このあたりに千仙叟宗室が住まわれていたとは。 裏千家の祖であり、3代藩主前田利常の頃から 加賀藩と深い関わりがあった千仙叟宗室。 好古庵として、 今も受け継がれているのですね。 《好古庵》 金沢市大手町9-5 https://kokoan-kanazawa.com/about/
【九州の真ん中、熊本】 今回、ぐんぐるがやってきたのは九州の中心である熊本県。 2016年に震度7の熊本地震が襲い、被害に見舞われた熊本城も着実に復興が進んでいた。 天守閣は復旧がすでに完了しているが、熊本城全体の完全復旧は2037年と、まだまだ先は長そうだ。 【熊本マチナカにある和喫茶】 そんな熊本の中心街には、大きく分けて3つのアーケードがある。(細かく分かればもっとあるが…) 上通 下通 新市街 飲食店やショッピングの中心地でもあり、昼夜問わず多くの人で賑わう。 今回紹介するのは、上通りのアーケードにある居心地が最高にいい和喫茶店を紹介する。 お店の名は、『あまみや』。 ここ、ぐんぐるが…
私の読者には、中高生もいます。以前開成高校の生徒も読んでいて驚きました。たまにはマジメな話をしておきます。キミたちに役に立つでしょう。進路で「いったいどういう大学や学部、学科を志望すればいいのか?」という話です。 実は私の読者には「小中高の先生」も結構います。もちろん大学の教授もいます。私も小中学生の時は「将来どういう大学に行けばいいのか?」わからなかったです。 ■学校の先生は進路指導はできない そして、残念ながらあなたの目の前にいる学校の先生は「あなたの進路指導はできない」んです。そのためのスキルも経験もあるようでないんです。 でも、そんな人たちが中高生の進路を指導している。とても無責任なん…
ご訪問ありがとうございます。 今回は前回の続きです。 suzumetengu.hatenablog.com 貴船神社本宮へ 貴船神社奥宮へ 貴重なお抹茶を頂く 貴船の山で川遊び 晩ごはんはキャピタル東洋亭へ 貴船神社本宮へ 川床料理で満足したあとは、貴船神社にお参りに行きます。 お店の駐車場に駐めたまま行くことはできないので、安い神社の駐車場を目指しましたが… 到着したら満車(´;ω;`)ブワッ 待っておく場所もないのでUターンしてコインパーキングまで戻りました。 この道中が本当に大変で…狭い道を観光バス、お店の送迎マイクロバスが行き交う上に、たくさん人が歩いているので慎重に走らないと行けな…
■85歳以上の日本の「長老」たちが不戦を掲げて立ち上がったワケ ハーバー・ビジネス・オンライン 2020.08.25 https://hbol.jp/pc/226626/ ~~~ ・最後の戦争世代が不戦の訴え 8月12日、都内で「東アジア不戦 推進プロジェクト」の提言を発表する記者会見が行われた。 提言者には、各界を代表する85 歳以上の有識者たちが「長老」として名を連ねた。 彼らが掲げた提言は次のようなもの。 《提言の内容》 1:東アジア全首脳の共同宣言 私たちは、戦争時代を直接体験した最後の世代に属する者として、まずもって東アジアの全首脳が次のような共同宣言、又は個別同時の宣言を発出するこ…
おはようございます。 今日も青空と猛暑の夏日です。ご自愛ください。 自らの戦争体験を語る方々が高齢となりましたが、平和への想いを語り続けていらっしゃる方のラジオ放送やYoutubeを通してメッセージを聴きました。 茶道裏千家 千 玄室 大宗匠 (99才・2022年現在)のお話です。 戦争体験、全世界の方々にお茶を献じたこと、一杯のお茶を頂く瞬間は誰しもが平等で平和を体現している、と平和への想いがメッセージとなって届けられていました。平和は看板に書かれているのではなく、今の行動(お茶をいただくこと、目の前のこと)からだ、とのメッセージが強く心に残りました。 個人的体験も思い起こされました。他界し…
日曜日はお茶のお稽古でした。当日は最近にしては暑さが和らいでいた方でしたが、普通に暑かったです。 着物はブログにupするのが恥ずかしいくらい、毎回同じ浴衣着物。。。 ご興味のある方はこちらをどうぞ。 着物でお稽古に ㉙ 夏バージョン - 季節の草花と一緒にお茶でも 今回は帯揚げの赤い飛び柄を少し見えるように意識しました。単なる自己満足ですが。 後姿を撮影してもらおうとしたら、カメラが充電切れ。帯が下がり気味になるのが目下の課題です。どうしたらブログ友のように帯が上がったままになるんだろう? 体型のせいかしら? さて、お稽古は今回も茶箱。 先週は「卯の花点前」と「和敬点」、今週は「雪点前」を2回…
一条真也です。125万部の発行部数を誇る「サンデー新聞」の最新号が出ました。同紙に連載中の「ハートフル・ブックス」の第171回分が掲載されています。今回は、『世界のビジネスエリートが知っている教養としての茶道』竹田理絵著(自由国民社)を取り上げました。 「サンデー新聞」2022年8月6日号 本書は、茶道500年の歴史を習得するための本です。著者は、株式会社 茶禅の代表取締役。一般社団法人 国際伝統文化協会理事長。日本伝統文化マナー講師。茶道裏千家教授。「はじめに」で、著者は「祖父は掛け軸の職人、母は茶道の先生という家庭の中、和の空間があたりまえと思って育ってきました。社会人となり(中略)外国人…
写真は銀座空也さんの「空也もなか」です。大好きなお菓子の一つなだけで、本文とはまったく関係ありません。 「和菓子離れ」などという言葉が出て久しい。実際に老舗が暖簾を下ろすというニュースを、このコロナ禍でも見聞きしてきた。 しかし、その一方では和菓子、洋菓子問わず、近年はお菓子ブームと言ってもいいくらいの状況ではないのかという賑わいを見せている。あくまでも私感としてではあるのだけれど、数年前と比較すると、今の方がずっとお菓子を買うことが難しくなっていると感じる。私はこのブログの他に2つのブログを書いていて、そのうちのメインブログはお菓子に特化したブログで、2017年の今頃に開設したので、丸5年に…
札幌【占い.口コミ.当る.2022年】夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山『札幌北区の占いの父』が貴方の【2022年!干支壬寅 (みずのえとら)【下半期】を的確に占う!2022年8月1日(月) 札幌のよく当たる占い師 口コミで当たると評判の札幌北区の占いの父ー 夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山が貴方の『2022年!干支壬寅 (みずのえとら)』を的確に占う!占い歴25年、お悩み相談人生アドバイザー『占い&お悩み相談BOX夢占館(ゆめせんかん)』ー石原聖山の元気が出る世界の名言,格言をあなたに・・・2022年8月1日(月) 占い&お悩み相談BOX夢占館(ゆめせんかん) 人は生きていると必ずと言っていい…
小室圭さん、なぜ2日連続「同じ服」でNY司法試験会場に訪れたのか 背景に切実な事情https://t.co/xMvudbStF5「『今回の“勝負服”はこれ』と決めていたのかもしれません。ただ、同じ服装で挑んだ前回は不合格となったので、あまり縁起が良いとは思えませんよね……」#小室圭さん #眞子さん— NEWSポストセブン (@news_postseven) 2022年7月29日 【3度目の正直に挑む小室圭さんで注目…元皇族女性たちの夫はこんな人】https://t.co/tXIer3vQy3過去にも、降嫁する女性皇族の夫の仕事や学歴が話題になることはあった。これまでの事例を振り返りつつ、その後…
暑いけれど、着物でお稽古。夏は一張羅。いつもこの着物。 いつだったか、近所のおばさまに譲っていただいた夏着物が数枚あって、タンスにしまいっぱなしにしていたことを思い出し、たとう紙を広げて、改めて中身を確認。今回は、そのうちの1枚に袖を通しました。 紫がかった紺の着物。一見無地に見えるけれど、、、 もみじ模様が織り込まれています。 衿はバチ衿。バチ衿って、衿をはじめから半分に折った状態で縫い留めてある衿のこと。浴衣なんかは、バチ衿です。おかげで一張羅ではなくなりました(笑)。お稽古着にもぴったりです。いつもの白っぽい帯で爽やかに。今週末、30日はお茶会の予定でした。毎年行われている飯塚山笠。祭り…
皆さん、はじめまして。静岡大学浜松キャンパス水泳部1年の上山愛莉です。 初回のテーマは自己紹介にします。 出生地は京都ですが、すぐに東京、そして上海、神奈川と移り住み、一番長く住んだのは神奈川ですので、ほぼ神奈川県の出身ということ(?)でお願いします。そして今は浜松に住んでいます。 趣味は茶道、流派は裏千家で、中高の6年間は茶道部で日本の伝統文化であるおもてなしの精神、わびさびの美しさに親しんできました。 とまじめに書いても笑われ誰からも信じてもらえないと思うので、やはり話を水泳に戻します。 水泳はベビースイミングから始めていたらしいのですが、あまり記憶になく、微かに覚えているのは、小3のはじ…
うさぎの会に来てくださったアームストロング恵さん宅の手作り茶室に伺ってきました。イギリス人のパートナーが作られたもの。炉の中はIHヒーター。はめ込みの障子も棚も手作りで、家には糸鋸はないのにどうやって桜をきりぬいたか恵さんにもわからないとか。 恵さんはお菓子作りが好きだそうで、練切(朝顔のつぼみ)と薯蕷饅頭をいただきました。こちらも本格的。 裏千家の吉野棚も手作り 千鳥の焼き印の薯蕷饅頭 朝顔のつぼみ。パートナーからはミョウガと言われたとか。