テレビ文化の影響なのか、言葉が非常に粗末に扱われている気がする。 素敵だとか美しいとかを表現するのに、「かわいい」という言葉で全て片付ける。 特に若い女性の使用頻度が高い。 食レポとかいう番組では、おしなべて「おいしい」のオンパレードだ。 「まずい」は具合悪いだろうがひとひねりした言葉があっても良いと思うが。 この年になると先輩も同僚もだんだん鬼籍に入り、会話を交わす人が少なくなる。 いろいろなサークルに入るのも会話を増やす一つの手段だ。 読書をするのも良い。 兼好法師は次のように語る。 ひとり燈(ともしび)のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる。 ヤマアジサイ…