大人の人間には、ちょうど木の年輪のように、その中に何歳もの人間がまるごと入っているんだそうです。 確かに私の中にも幼子、少女、若い女性、中年と様々な年代の私がいます。 そしてその幹にあるのは幼年時代なのだと思っています。 幼少時代に読んだ絵本は、温かいぬくもりの思い出がたくさん詰まっています。 その思い出は、いくつになっても苦しい時に助け出してくれるのだと信じています。 そんな幼年時代に読んだ数々の童話ですが、見方を変えればミステリーになってしまうお話。 【赤ずきん、旅の途中で死体と出会う】のあらすじ ガラスの靴の共犯者 甘い密室の崩壊 眠れる森の秘密たち 少女よ、野望のマッチを灯せ 【赤ずき…