「お産の時の話を聞いてみたい」 原作は佐木隆三の「身分帳」 モデルは前科10犯で延べ23年間も刑務所に入り 成人してからはシャバで2年以上続けて暮らしたことがなかったという田村明義 獄中で佐木の犯罪小説を読んだ田村が45歳で出所したのち 直接「自分をモデルに小説を書いてくれ」と連絡して実現 さらに監督の西川美和は1988年に文化放送で 田村(当時46歳)のインタビューをもとに制作されたラジオ番組 「戸籍のない男〜バラ24本の幸せ〜」の音源を奇跡的に入手 田村の肉声をもとにイメージを膨らませ脚色したそうです タイトルの「すばらしき世界」は配給会社から 「”身分帳”では意味も分からず、客を呼べない…