皆様、ご機嫌いかがでしょうか。本日は【110】バットを振りました。 文豪、岡本かの子さんの文章を読み、バットを振りました。第6回です。 青空文庫より, 『巴里のむす子へ』途中から途中まで,岡本かの子, 私たちがおまえを巴里へ残して来たことは、おまえの父の青年画学生時代の理想を子のおまえに依って実現さすことであり、また、巴里は絵画の本場の道場だからである。しかし、無理をして勉強せよとも、是非偉くなれとも私たちは決して言わなかった。ただ分相応にその道に精進すべきは人間の職分として当然のことであるとだけは言った。だのに、おまえはその本場の巴里で新画壇の世界的な作家達と並んで今や一かどのことをやり出し…