一昔前の吟醸酒ブームを超えて、酒蔵の酒造りは多様化が進んでいます。 地元の農家と組んで酒米をつくってもらったり、自社で田んぼを持ち酒米を栽培したりする酒蔵があらわれています。 吟醸酒ブームの時代は全国新酒鑑評会で賞のとれる日本酒が良いとされてきました。 本書に登場する泉橋酒造株式会社、浜嶋酒造合資会社、株式会社せんきん、秋鹿酒造有限会社、菊の里酒造株式会社、合名会社渡辺酒造店はそれとは別の路線を歩み、米の旨味を活かした日本酒造りを掲げています。 「日本酒、米づくりから始める」は米づくりから日本酒造りを始める酒蔵の魅力やその意味について書かれた本です。 なぜ日本酒を造るのに米づくりから関わるので…