さて 答え合わせの時間だ 福山の地に根を張り 改装を経てジャズが流れる町中華へと進化した「五十番」 自動ドアの向こうは 相変わらずの満員御礼 近所の老夫婦から 忙しなく箸を動かすサラリーマン そして頼もしい体躯のガテン系アニキたち このバラエティに富んだ客層こそが この店が地域に愛されている何よりの証拠だろう 今日選んだのは「酢豚定食」 運ばれてきたトレーを見て 僕は覚悟を決めた 今日の酢豚は 豚肉の量が明らかに半端ではない 大ぶりな肉塊が皿の上でひしめき合い 艶やかな餡を纏っている 一口齧れば 危険なほどの熱気と共に 香ばしく揚げられた衣の中から肉の旨みが溢れ出す ケチャップが効いた これぞ…