頭取とは、銀行における肩書の一つで、一般の会社の社長に相当する役職である。
ただし、この肩書を用いず、一般的な株式会社同様「社長」と称する銀行もある。
語源は、雅楽の演奏において首席演奏する「音頭取り」に由来するという説が有力で、明治に入って、銀行の前身となる「為替会社」が設けられた際、出資者の代表を「頭取」と呼んだことから、銀行の代表者として業務執行に当たる人を「頭取」と呼ぶようになり、以降、「集団のかしら」の中でも特に銀行の代表者をいうようになった。
なお、「筆頭取締役」の略称に由来するという説もある。