先月発見した「ますや」を訪ねる。暑い中を並ぶこと10分ほどで先客に続いて席に着く。昭和の世から変わっていないであろうメニュー。そう思わざるを得ない値段がそこにある。 “あんかけチャーハン” を択ぶ。初めましての時、隣客が掻き込んでいるのを見て狙っていた。どんぶり飯を伏せたような皿に、たっぷりと餡掛けがかかっている。もやし、野菜、きくらげ、豚肉、熱々の餡に上顎が焼ける。美味い。 スープを啜ったら、れんげで残ったご飯と餡を平らげる。幸せな気分だね。580円也を支払ったら、満腹を抱えて駅に向かう。また来たいと思わせる店なのだ。 <40年前に街で流れたJ-POP>SAND BEIGE / 中森明菜 1…