軽度障害の方々の就職機会は広がってきました。しかし、「障害がありますから」で配慮していただけることと、そうでないところがあります。障害特性を「強み」を生かすこと、できることに注目することを教育では重視しますが、会社に就職するにはそれだけでは通用しません。会社は利潤が得られなければ成り立たず、学校のような個別にカスタムした支援をするところではありません。人気のある、待遇のいい企業に入社するには、やはり勝ち抜かなければならないのは健常者と同じで、時給1,000円程度の給料に見合う仕事量がこなせなければ、就職するには困難です。 発達障害の人の就活ノート 作者:石井 京子 発売日: 2010/07/0…