JR東海の特急型直流電車。
「しなの」に使用されていた381系の置換えと1998年の長野オリンピックに備えたしなののイメージアップのため開発された。JR東海独自開発では初の振り子式車両。車体はステンレスにオレンジ帯とJR東海の標準仕様。
6・4・2両編成があり、6両編成の長野側先頭車のみ非貫通(パノラマグリーン車のクロ383形0番台)で、他の先頭車は貫通式。6両編成と4両編成の長野側の先頭車がグリーン車となっている。
普段は基本6両編成で運行され、多客期は名古屋・大阪側に4両編成を連結した10両や、2両編成を連結した8両で運行される。なお、車両のやりくりがつかないときは、4両編成+2両編成で6両編成扱いにして運行している。このことを考慮してか、時刻表に「くろしお」「やくも」にあるような「パノラマ型グリーン車」の記載はない。
神領車両区に配置されており、デビュー以来もっぱら「しなの」に使用されている。