日本で生まれ、世界に広がったスポーツの1つに柔道があります。その柔道の創始者・嘉納治五郎が柔道の道場を開いたのが6月5日です。 (柔道の父、嘉納治五郎) 講道館柔道を開いた嘉納治五郎は、日本にあった柔術に、スポーツの要素を取り入れ、新たに柔道を創設した、柔道の父です。 嘉納治五郎は、古くから伝わる日本の柔術を学んでいました。1882年(明治15年)6月5日、23歳の時、東京の下谷北稲荷町、現在の東京都台東区東上野にある永昌寺と言うお寺の一部に道場を設立しました。治五郎は「道」が根本、「術」は応用であるとし、その「道」を講ずる場として「講道館」と命名しました。お寺の12畳の居間と7畳の書院を道場…