先従隗始・温故知新

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エスプレッソは高精度工業製品 250602以降

前回記事

https://geasszero.hatenablog.com/entry/2025/03/07/165318

 

6/2

当方が独自開発したポコ・エスプレッソ抽出法。

レギュラーの挽き具合で圧力鍋と同じく加圧浸潤時間を設けることで「フルーティ、香り引き立つ」を実現。

=レギュラーの粉をエスプレッソマシンにかけただけでは同じ味にならない。

 

本日はハラールモカの中挽き12g。

初回は濃く出るのであまり加圧しない。豆により2~3煎目からお湯が噴き出すまで吐出口をニトリル手袋で塞ぎスイッチオフ=10~30秒ぐらいで残存湯量により変動。

 

きょうは3煎目が一番上出来。

スイッチオフ後に垂れ続ける液は濃くなってきたり雑味エグみを増やすのでなるべく混ぜないが、豆によりこれが美味しい場合もあり混ぜたほうがいい場合もある。

 

前回記事までに解説した通り、当方が開発したポコ・エスプレッソ抽出法は「調整自在の調理法」

茶葉にも珈琲豆にも共通手順=各手順の秒数が変わる程度。昨日もウバBOPでティーポコをやったが調整がうまく行って美味だった=まるで濃い目のダージリン2nd。

 

本日のカクテルは開封直後コカ・コーラゼロカフェイン。コーラクレマ8割の上々の出来。

3煎目以降で薄くてフルーティで風味がお茶のようなハラールモカのポコ抽出を使用。

 

次に「のどごし生」

ビールカクテルは夏以外はエスプレッソで合わせないと薄くなってしまう。まして発泡酒は。

今回もそうだったが、味わう限り「酷暑でビールのコクすら嫌」な時季にはピッタリの仕上がり。今の頃合いだと地ビールエスプレッソ1~2煎目(生クリームほど硬いクレマが5mm以上しっかり出て濃厚なもの、冷まして構わない)がいいだろう。

 

6/6

調達。カルモではあえて安いションゴ。国立ではあえてちょい高いネイチャーロブスタ=いわゆる「なるべくほっぽる」農法の。しかもレッドハニー=ほぼカスカラ。

 

皆様やべえよションゴ、安いのに大当たり=アイスコーヒー向きすぎる。

フルシティで焙煎当日だと酸味ほとんどない。さわやかスッキリ、甘みも香りも総合するに「庶民がコーヒーだと思い描くアレの味」しかしないwww

 

35秒リストレットよりやや上で出す分には抽出直後でクレマ半々だし。

 

しかも少し冷まし、カインズのベトナム製の黒ビール(発泡酒)20cm上から注ぎ落とすとやべえよこれ、やっべえわ。クレマ9割確かな満足スニッカー(以下自主規制)

すこしぬるくなっても全然気にならない。まだ梅雨入り直前だしな。

 

ためしにけっこう炭酸抜けてきた開栓3日目3割残しゼロカフェインコーラも落としてみると…・やべええよこれやっべえよ…

ためしに開栓3日目半分残しルートビアも落としてみると…やっべえわ。やっべ。

 

春夏だとけっこう万能で応用性が広くてコスパ最高かもねションゴ。タンザニアのアニマの神々に敬礼!

 

ネイチャーロブスタは明日以降に試す。焙煎当日は挽いて抽出が夕暮れ時になるので無茶な量は飲めない。ベトナム豆なのでカインズのベトナム黒ビールと合わせると親子丼。。。いや他人丼?

 

前の記事でも言及したが2万円家庭用エスプレッソマシンに業務用と同じ鉄則は逆効果。フィルターカップ狭いしパワーも火力も少ないので業務用の非常識ぐらいがちょうどいい。15~16g使う。焙煎当日が極上=品種やクロップなどで変わるが初日で美味しくない品種、クロップだとどう抽出方法をアレンジしてみても美味しく仕上がらないで、ドリンクやビールで割るのがマッチしたり、ポコエスプレッソ抽出法むけだったりする。非力なマシンには焙煎初日のCo2発泡量は戦力。デロンギだと高価な全自動機でないと12gでもくもくクレマ過半数は不可能。あとは数万円以上の高価なミルを使えばクレマ量増えるかもね。

 

6/7

ネイチャーロブスタ、予想通りの風味とクレマ。抽出中は100%クレマで液なし=焙煎後半月で常温販売なのに…。

農園明記のブランドのロブスタはこれだけ毎月買えばアラビカ要らないね、好みのうえで。

すこし冷ましてクレマ痩せるとちょこっとしか液がないw

そこへルートビアコカ・コーラを20cm上から注ぎ込めば「やっばいこれ」

 

ションゴは今日はポコエスプレッソ抽出。元からフルーティーでクリアな豆なんでポコ抽出でさらにフルーティに。そのままでうまいけどルートビア注ぎ落としてクレマ攻めのうまさ。スコールは微炭酸のせいかそれほどじゃなかった。

 

いちいちイタリアに厳粛に準拠してスチームミルクかアメリカーノしかやらないなんてもったいないよ。アメリカーノカプチーノもいいけどソフトドリンクやビールで割らなきゃ。同じドリンクでも豆や焼き方で相性やコラボ風味がぜんぜん変わるし。

 

シアトルのエスプレッソは昔のイタリア・フランスの焙煎に準拠してフレンチローストを開発したそうだけどそんな焼き方は今のイタリア・フランスにはない=近年のイタリアはシティローストまででエスプレッソするそうだ。同じ流れは漢方薬などあちこちにある。

 

エスプレッソを無糖で飲んでありがたがるのは日本だけって話や、和漢薬韓方薬は明代までの中国から輸入されたノウハウなので近世や現代の中医薬とは別物だったり。

中国台湾のソーセージ香腸や臘腸も、昔はよく干して水分抜いて塩気も多くて固くして干物として保存期間を長くしていたが今は冷蔵冷凍があるので限りなく生っぽくて味も薄い。日本の梅干しや漬物も同じ。

 

そういや焙煎豆買うようになったのも自宅エスプレッソ開始したのも昨年末からだったなと、夏場に豆保管したこと無いなということで

ググって調べると結構春夏秋はシビアみたいだね。冷凍庫保管でギリギリ1ヶ月とは。焼き立てから3日ぐらいのガス抜きも大事だし両立は難しそう。とりあえず買い置きの焙煎豆は全てアルミパック保管だがさらに個別ジップロック空気抜きで冷凍庫へしまった。ここは一級品の紅茶葉台湾茶葉より面倒だが。

もしやシーサンパンナの先月購入分の劣化も常温アルミパック保管に一因があるのかも、今後検証してみるか。

 

6/15

ションゴのフルシティが美味。ロブスタナチュラルとブレンドしても秀逸。

エスプレッソ1~4煎目をブレンドする際、酸味、えぐみ、とろみなど構成要素の種類が多いと、味の最適化が難しいが、ションゴはアイスコーヒー向けで要素数が少なくスッキリ。同じくスッキリな高級ロブスタとも好相性。

いまデミタスカップごと冷蔵して飲んだが濃いショットも出がらしショットも最高。

 

1煎目2煎目をルートビア落とし割りしたがこれも最高。コーラから酸味を抜いた、禁酒法時代の代替飲料でカラメルの甘みとコクなので濃いコーヒーと好相性。

 

昨日は当方独自開発のポコ・エスプレッソ抽出して、1~4煎目をカクテル試行錯誤したがどのテストも美味しくしやすかった。ポコ抽出法はフルーティになるうえに、酸味エグミとろみが乏しいので。

 

もうネルドリップや、お茶の旧しれは永久にしないね。ポコ抽出が美味しいし掃除洗浄も楽。土瓶と違ってエスプレッソマシンは抽出部分がステンレスだから洗えば臭気も取れてコーヒーと茶葉の使いまわしできる。

 

6/17

つめたいエスプレッソ・カフェラテを自作する。

スチームミルクづくりでわかったがデロンギも現行品235のノズルは優秀。フレキなので向きが自在だし長め。

 

マグカップでいいので少量の牛乳を表面的に泡だらけにしてホイップクリームにする=これはしばらく置いても冷ましても崩れない。

熱くなった牛乳は分けて飲んでしまう。

 

デミタスカップ

抽出時にクレマ8割以上でソロ量、止めて静置したら泡が痩せてリストレット量になり泡半分、という感じの1煎目。それに次ぐ2煎目。

 

大さじで冷ましといたミルクホイップを何度か乗せる。

紙パック牛乳の注ぎ口を細めて30cm上から滝のように注ぎ込む。

これなら夏でも飲めるぜっていうのが出来上がる。子どもでも飲めるバブリーコーヒー牛乳。

3煎目以降は薄いが、当方独自開発で当記事シリーズでやり方を紹介したポコエスプレッソ抽出法ならフルーティ濃いめになるのでカフェラテでも美味。とにかくネルドリップでラテは薄すぎてがっかりするだけ。

 

ルートビア、サイダー、ビールなどでもいい。合う合わないは豆やエスプレッソの抽出具合などの相性問題。

 

跳ねてこぼすので調理場の服装でお盆の上でやる。

 

6/19

つめたいエスプレッソ・カフェラテを自作する。今回は動画も添えて。

https://youtu.be/veMZ8Xjqe_8

エスプレッソの豆は前日までと同じ、国立ネイチャーロブスタと昭島カルモのションゴ・フルシティ半々を、1煎目~2煎目の抽出時にデロンギガラスカップでクレマしか見えない=9割クレマ=最適抽出。

 

特級の茶葉や珈琲豆を扱うマニアなら、スタバみたいに氷まみれにするのは嫌がる。

濃さや風味がどんどん変化し劣化するから。あれは特にお茶やコーヒーの趣味マニアではない一般大衆向けのデチューン。スイーツ系。

 

当方の霞流・コールドエスプレッソ・カフェラテは濃さと風味は飲み干すまで大差ない。氷不使用。

 

ただ、キンキンに冷たくするならひと手間必要。できあがったエスプレッソやホイップクリーム(前回記事の通り、スチームミルク表面に多く作ったホイップを採取=油分なので腰があって、泡をしばらく保存しやすい=既製品クリームを泡立てて作成しても良いが手間かかる)を冷凍庫で10分冷やすなど。

 

まずは飲んでみて理解してほしい。大手バリスタや世界市場トップメーカーこそ試してもらいたい。

 

うちではエスプレッソ抽出後にこのコールドカフェラテにして、

4煎目以降は当方独自の「ポコエスプレッソ」でフルーティさとコクを出して何回分かカップに貯めてから、ホイップクリームの残りがあればカフェラテ、なければルートビアやサイダーなどを滝のように注ぐ。ポコ抽出の方法は当ブログ記事のシリーズで過去に解説している。

 

18時までならポコ抽出コーヒーにビールを滝のように注ぎ込むか。ビールだけを滝のように注ぎ込む。黒ビールに合わせるのは1~2煎目がいい。エスプレッソのクレマが経時的に痩せても、牛乳や炭酸ドリンクを滝のように注ぎ込むことでクレマは回復する。

 

これらはクレマの暴力。暴力は全てを解決する。(金田一

 

6/20

ネスカフェゴールドブレンドで冷たいカフェオレにクレマ。

湯沸かし、特濃微量でコーヒー液を作り冷水浸しで冷ます。マグのままでもいいし調理器具でも良い。マグカップにリストレット20ccぐらいか。

 

牛乳紙パックで40cm上から注ぎ落とす。烏口できれいに注ぎ込めるなら調理器具でも良いが移し替える際にぬるまってしまうリスク。これでクレマが結構できる。

 

スチームミルクもエスプレッソも要は勢いつけて泡を作ってるので原理は同じ。

コンプレッサーエアで吹けばスチームミルクの原理でやれる。温めてるスチームミルクほど豊かな泡にはならないが。

 

ホイップクリームやアイスクリームに変えるとどうなるか。

 

/21

4回目かな。クレマ豊富エスプレッソを冷ましてスチームミルクのクレマだけを加え30cm上から冷たい牛乳注ぎ落とすレシピ開発研究。だいぶ要点が絞り込めてきた。

 

夏場はスチームミルクだとすぐ熱くなってしまいうまく狙いのホイップクリームを豊富に作るのは結構難しいし残留した乳液は飲むしかない。スーパーの牛乳売り場で生クリーム買ってきて泡立てるのも一手だがそれはそれで手間はかかる。

 

うちの昨今のエスプレッソレシピ=ションゴ、フルシティとベトナムネイチャーロブスタ、シティを半々で、抽出時にカップがほぼクレマだけになり30秒以内で1煎目が完了するミル具合。今は機械止めずそのまま2煎目をやるが白っぽくなってなおクレマがけっこう出る。3煎目は薄くなってくるがわずかに白クレマ出る。4煎目以降はこれまでの記事内で解説した当方独自抽出法「ポコエスプレッソ」でコクとフルーティを出しながら4~6煎目を1カップに貯めて抽出=圧力鍋方式のため、一回分はホルダー内部に貯められる液量しか抽出できないため、ちょろっと抽出してまた抽出してを繰り返す。

エスプレッソマシンが使用回数でくたびれてきて「アンチドリップ機構」=おしっこを止めるのと同じく、ポンプ停止と同時に送水パイプを閉栓して瞬時に給湯を止めるメカ、が機能不全の場合は抽出が終わったらすぐカップは取り出して排水受けカップと交換しないと、飲む方のコーヒーが薄くなったり雑味が増えるなどしてしまう。うちはデロンギ235は新品なので問題ないが200は20年前の製品なのでいつまでもドバドバ漏れてくる。

 

この「つめたいカフェラテ~カフェオーレ~コーヒー牛乳、は週末お休みにパパが家族に振る舞うのに良さそうだ。フランベショー、ダージリン注ぎ込みショーみたいに見た目も派手で面白い。

 

一番濃いのはパパかママ(別に祖父祖母でも隣の田中さんでもいいが)。特濃で、ナッティな特級ロブスタの香り、アフリカ・ションゴの夏場アイスコーヒー優等生な香味。控えめなクリームと牛乳と甘さ。仕上がりは乳分控えめカフェラテ

 

3煎目にはカフェオーレの濃度比率になるが、まだロブスタもションゴも主張してくる。

 

4煎目以降はコーヒー牛乳になってくるのでお子様が馴染みやすくカフェインも心配ない。

 

フルーツやそのピューレ、アイスクリームなど添えるのどうなるかは今後検証する。

再度警告するがレギュラー抽出は不適。うっすいがっかり仕上がりになる。クレマもくもく抽出のエスプレッソでやること=産地名の生豆を売り場で焙煎してもらい購入し冷凍保存しながら家で毎度一回分を挽いてすぐ使うこと。冷凍でも夏場は香味やクレマの残留は1ヶ月が限度と思われる。デロンギだのイリーだのの粉袋でもくもくクレマが出せることは絶対にない。

 

パパママは濃いエスプレッソをデミタスカップのまま冷蔵しておき夕食前にでもビールを注ぎ落とすとクレマ9割で飲み干せる。お子様は酸味控えめのサイダーやコーラやルートビアで。ゆえに出来上がったらすぐ飲み干すためデミタスカップ60cc程度のカップを使用。適当なコップでは底面が平らでクレマは立たないし。

連日注意文を示してるがトレーの上でやること=こぼすときはこぼす。飛沫がかかっても良い調理着着用のこと。

梅桜花水木が枯れ果てて絶滅するおそれ

異常高温が世界的に定着してニューノーマルになった結果。

北半球の涼しい気候が原産の薄葉落葉種が次々に枝枯れを繰り返し、やがて枯れる。

 

昨夏は特に異常高温が続き真夏の森林は黄ばんでいた。

 

今春の今はその昨夏の影響で枯れ枝がすごく増えたのが可視的にわかる。

 

2016年夏と2024年9月の落差。

落葉樹は酷暑すぎると脱水になり非可逆的に半ば枯れて水分排出を抑制し身を守る。

 

 

本日2025年5月。

花水木並木も

原則、西日、炎天下の真上、から枯れる。

エスプレッソは高精度工業製品 250307以降

前回記事

エスプレッソは高精度工業製品 - 先従隗始・温故知新

 

今回は12gを検証。全閉から1:45戻し。ミル時間は11:30切った。

やはりというか薄くなりクレマがすぐ消えるし薄いし。

ドイツ黒エールぐらいめっちゃ濃いし泡が全然消えないようにするには15~17g必須(ただし説明書だと14gまでなので規格外で性能負けするので工夫が必須で、皿の容量から17gジャストでギリギリで品種次第では16g台が限界)。これは高級自動機スペシャリスタでも同じ傾向だとバリスタ実演動画でわかる=最初だけもくもくクレマ出るけど3分もすると大半消えてるし色薄いし液は濃さそうな濁りがなくきりっと透明感ある。

 

前回以前と同じブレンド。イワンガンが上にシーサンパンナがフィルター皿の底に来るよう分けてミルし湯の抜けを良くしている。粉量少なく抜けが良くなってしまうのでタンプは5kg重。

 

右から初回の抽出停止後5秒、30秒。2煎目5秒。

初回抽出25秒、開始から5秒指で両穴塞ぎ、2煎目15秒、開始から4秒塞ぎその後は1穴だけ開放し抽出。

ずっと濃いのばかり連日入れてきたので薄く感じる=アサヒ・スーパードライみたいなキリッと感。夏はクリアでスッキリでおいしいかもね。いかにもアジア栽培種らしいよ。

 

出し殻は、指で穴塞いでるんで一旦湯に浸され濡れてるが(ホルダー外すとお湯と一緒になってる)、フィルター皿の半分より下は固く焼いた豚肉なみに硬い切れ味=キウイ用樹脂ナイフで切ってる。

こないだ珈琲店で自分が注文したエスプレッソの出し殻を頼んで触らせてもらった。やはり業務用マシンは有無を言わさぬハイパワーで出し切っており(力士の突っ張りみたいな)出し殻はパサパサに乾いている。あとホルダー58mm以上なので幅広くて薄い=詰まりにくく多量や細かい挽き粉の抽出に有利。液のほうは焦げ茶で相当濃く出していた。香りや粉の触感で豆種も想像できたがさすがに営業機密に近いのでここには書かないけど。でもやっぱ良い豆を最適な状態にして出してるよねプロは。

 

次回からは八王子・田で調達したロブスタに、同日に昭島カルモで買った別の豆種をブレンドする。

イワンガンもフルシティで追加購入した=これのシングルばかり連日テストしたんで切らしちゃってシーサンパンナの相方として追加購入。

 

本日は引き続き和茶エスプレッソ。

本体もシンクでシャワーで吐出口洗っちゃうので問題なく残り香はない=金属だから染み込まないし。お湯や蒸気を扱う製品なので内部に少し水が入ろうが全部抜けるよう、回路部分は水密構造で設計してるはず=製品事故になっちゃうので。そこは大手デロンギを信用してる。

 

本日日付分

日本にはほぼ居ない、紅茶などのティーエスプレッソを理解できる人材 - 先従隗始・温故知新

 

しかしエスプレッソって抽出した液だけを追求し味わうものなので、お茶請けのお菓子が出来ない。ゆえに最後はこうなる

上級の菓子や肉野菜には相応の酒や茶葉コーヒーを合わせないと合わない。

ましてエスプレッソは茶葉や珈琲豆だけを凝縮し味わういわば趣味。ラテにするにもどのグレードの菓子や料理を添えるかきちんと計画しないとならない。トシ・ヨロイヅカ午後の紅茶は悲しい。エスプレッソだとトシ・ヨロイヅカや京極山荘でも難しいけど同じ豆や茶葉をレギュラー淹れすれば合うようになる。

 

ゴールドブレンドも昭和から知る人にはわかるが今や相当進化して別物。=ダバダーの頃のほうがショボかった。

角栄世代の祖父母が飲んでた瓶のやつを成人して自腹で買って飲むと同じしょぼい味だったがネスレ改称後はどんどん改良されいまは半端な100円抽出コーヒーより香りもクレマも上。瓶も高い技術が投入され気密パッキンと瓶の接合部は金型製作にCNCフライスかなんかで平面率かなり上げて鏡面仕上げっぽくて、きちんと閉めてシリカゲル入り新品ジップロックにいれとけば数ヶ月サラサラ乾燥状態が保てる。

とにかく昭和はカップ麺もインスタントコーヒーもくそまずかった。貧乏人向けは何でも不味く、ネット通販もないから高い高級飲食店へたまに食べに行くのが贅沢=いまじゃ一般化した味なんだけど。いまや安い食品にも一流店の技術まで導入したスーパー・コンビニや個人新規店ばかり元気で、昔からの店が売れにくいのはそういうこと=今や大したことなくなってきたり跡継ぎがいなくて高齢廃業。松本零士じゃりン子チエに出てくるような昭和の中華食堂は老夫婦家庭経営産業だったんでほとんど絶滅し入れ替わりは台湾コック集団雇ってるガチ中華地域チェーン経営の華僑。

 

3/8

本日は2レシピで検証。

ミルは通しで分解清掃せず、全閉から1:50戻し。

 

1回目

スラウェシ・ママサ 3/5焙煎

ベトナムロブスタ

4:1 いずれもフルシティ

 

2回目

田の燻製コーヒーとして売られてるもの、焼き加減からフルシティか

ブラジル・コロンビアのブレンド

 

うーんこれ…「おやじ、中ジョッキ生!」「あいよっ」

熱いビールそのものwww

 

ママサはビールのとろっとしたスッキリのやつだし

ロブスタはまさにホップ。すっきりした苦みと軽いもくもく泡を担当。けっこう長く残る。

ママサは焙煎したてなので炭酸ガスも多いのかも。

イワンガン・シーサンパンナのブレンドのような固くて残る泡立ちじゃない=あれ濃く出すと石鹸や髭剃りクリーム泡や口溶け後のハンペンみたいに固くなる。

今回はビールそのものなんで4煎目までいけた。次第に軽い口当たりのビールになっていく。2煎目以降は最初2穴塞ぎ5秒、その後は常に1穴塞ぎっぱなしで抽出秒数を減らしていく。初回30秒2煎目20秒3煎目15秒4煎目5秒

 

今回は一般受けする味に仕上がったけど、当方は今後は別のレシピを好んで作るかな。

次回はロブスタが先に挽かれる順番でミルに投入してみる。

 

八王子・田って典型的な昭和コーヒー喫茶で「わざと少し古くして味も素っ気もなくしてから売る」スタイルだね。マニアが飲むとがっかりするけど、大きな駅前やデパ地下でふつうの小金持ちの中高年や主婦が飲むとふだんの延長の味だから受け入れる。=ツムラ漢方薬アルミパックのようなものでこれは漢方医には悪評だが漢方詳しくない内科医でも大間違いしない弱いエキスなので出しやすい。

駅ビルの方でロブスタと燻製珈琲と買ったけどいずれもエイジにしても旬を過ぎてて1ヶ月以上だなこれ、開封しても何も香気が沸いてこない。けどマニアや専門家が喜ぶほどムワッと沸いてくるようでは一般客は飲めないしリピーターが減る。

 

これは…エスプレッソ向きじゃなかったな。

先述の通りで田はエイジが長いんで香気は飛んでて、かつ焙煎と燻製燻煙がかぶるんで味わってもよくわかんない。苦めのそれほどクレマも出ないショットになってしまった。また作りたいとは思わないのでドリップに使おう。

 

こっちのほうがややミル内部で豆がはねやすく時間かかったり粉をフィルター皿に入れた際の初期の容積が少なかった=膨らまない。設定を弄らずママサのときのままで挽いてもこれだけ差が出る。ママサも投入の順番によりミル後半がロブスタ豆だったがやはり後半だけ時間かかった。

 

画像はソート降順で右読み。

2段目右からママサの初回抽出10秒後、飲み干した後。2煎目10秒後。

1段め右から燻製コーヒー初回と2煎目の10秒後

 

ママサの出し殻はカチカチのテカテカ。

燻製珈琲の出し殻はツルツルテカテカ=やや溶け出し量が多いのか。

 

きょう判明した「胃痛の強さは酸味依存」

イワンガン・シーサンパンナはややこれ。モカインドネシアの浅炒りもこれ。

 

きょうのレシピは酸味が隠れるぐらい=豆が甘さコク苦みへ転じてる性状だったので全然痛くならず。なおビタミンCサプリも胃痛の種。

 

次回はイワンガンシティとシーサンパンナフルシティの1:45戻し。

予想では初回が湯が出てから32秒ぐらいで30ccソロぐらいになるはず。

 

3/9

上述のレシピで抽出。

タンプは円周の端部を回しながらよくもんで隙間なくしてぱぱっと押さえて終わりの1kg重=ならしてるだけ。

予測通り、当方にとっては理想的な濃度やコク風味で初回35秒。20秒のリストレットもありだったかな。

全閉から1:50戻しだと一般向けベストだけど当方は薄く物足りない。:40だと45秒以上でクレマが消えて減ってしまうので別の味わい方になる。:20だともはや100秒かけてコーヒーバタークリーム製造でこれも独特の味わい方=米酒の古酒みたいな。

 

ミル時間は1:40で16分切る、:50で14分切る、:45は12:30切ったが残った薄皮を念の為挽いてこの秒数。置いたり傾けたり空中で回したり揺すったり机上へぶつけ叩くなど工夫すると少し時短できる。粉の仕上がりは相変わらずキレイ。

出し殻は軽くナイフで触ると画像のいびつさの通りで大きな破片が剥がれて落ちるぐらいウェルダン肉状態で固く圧縮されてる。

映像。

- YouTube 霞流コーヒーエスプレッソ 抽出

両指で2穴とも押さえてる間は映像が阻まれて見えない。

左指だけで押さえるとそれが見えるようになる。

最適なタイミングで両指とも外す。

=内燃機やボイラーなどで普通にある圧力調整弁の代わり。

指だと内圧の高まりが触感でわかるし。店で食品衛生するならニトリル手袋など活用で。

ホンダHRCが本気でエスプレッソマシン開発したらこれ以上に常時高精細できめ細やかな圧力調整をPGM-FIメカニズムで行うよw

行う理由:スイッチONからの加圧を支援し時短、フィルターカップ最大粉量で細かい粒径や強いタンプでも負けず粉全体へ湯を行き渡らせ吐出穴へ湯通しする支援、秒数が減る2煎目以降も高圧維持抽出してクレマを多くする等=非力な安価家庭用マシンのための工夫

油脂混じりで粉も固化してこびりつくのでキュキュっとスプレーではあまり落ちない=最後にミル表面残留油脂を除去するときのフィニッシュ用。

ミルセラミックの掃除=かため歯ブラシ

フィルターカップの穴=極細毛先加工歯ブラシ=いちばん穴に変な残留がなく、光ろへ向けて全穴みて確認すると全穴キレイに揃うことが多い。いくつか光が通らないとか穴が小さいのは残留物あり。水ははたけば落ちるのでいつまでも異常ならコーヒー成分。

 

初回スイッチOFFから8秒

んめぇどー(秋田弁

2煎目スイッチOFFから10秒

スッキリ

 

3/10

次回のエスプレッソ予定=ママサのシングル=前回ブレンドしたロブスタ抜いたらクレマがどうなるか検証。

 

本日は八王子・田の、燻製珈琲11g台とベトナムロブスタ10gジャストそれぞれシングルでレギュラー抽出。

 

まぁレギュラーならふつうだね燻製珈琲。ただ先述の通りで田は八王子デパ地下に買い物の合間に来る一般客中高年にタゲってるのが見え見えの味も素っ気も控えめでエイジ長めなので当方らコーヒーマニアにはパンチがない。ぼくらはせめてサザからだな。猿田彦は店で飲んだこと無いけど。

 

ロブスタのレギュラーはネット風評通りで「これは無糖ココア」

ポリフェノールが多いのかコーヒーと言うよりココア種子の香気がある。

 

一般客向けには「両者の3煎目」

2煎目までの出し殻を混ぜて抽出するとちょうどいい出来になった。甘みもよく感じられて。一般人向けにシングルで初回なんか飲ませたら嫌がらせになるよねw 茶道の抹茶なみに。

 

ミルはエスプレッソ用の2mmワッシャをはずし=「ネジを目一杯締めても全閉から2回転」、3回転相当まで回してWナットで固定。それでも細かすぎる粉になったから細挽きだね。

 

軸ぶれするセラミック臼の特性として「粗挽きへ寄せるほど、微細粉とのサイズ差が大きくなる」

切るのではなく砕いてるので。臼の隙間を増やして砕いても微粉は同じのが出るため。

当方は抽出結果に好感してるので構わないけど。

 

さすがに3:00戻し設定だと作業時間が速い。特に粘り気がないロブスタが早かった。10分計

 

うちは抽出法も独自開発で、仏式フレンチプレスが好きなので=ゼブラのせいだけど、元から台湾茶と紅茶ダージリンFTGFOPのマニアで30年だからお茶抽出の手法が好き=珈琲王道の浸潤させず必要なエキスだけ投下するのは好きじゃない=「雑味なんかないんだ派」。もちろん品種や製品によっては王道でやるけど。

ハリオのフィルターを魔改造してマグカップに入るようにしてる。必要時間だけ浸潤したら取り出す。魔改造してないフィルターも常備で使い分けてる。このフィルターは目詰まりしやすいのでマドラーで常にフィルターの底の方ををひっかく=抽出時間濃度調整=この時間管理は自動機であるエスプレッソマシンのほうが優秀。

 

目詰まりしやすいのってドリップバッグにもあるよねカルディもだったかな。サザは4煎目でも使える。ドリップバッグで目詰まりするやつは最初からこのハリオに移し替えてる。紙フィルターを無理にもんだり動かすと破けて出し殻がカップへ…

以下画像の外殻を樹脂溶接で切除し研削や研磨で仕上げ。

下の受けカバーは滴下抽出にする際には使う。

未加工品も常備してる。

 

3/11

本日からテキストのみを増やす。製法が固まってきたんで今後は似たように見える画像ばっかになるし。手っ取り早く記事だけ読みたい人も多かろう。

 

前回予告の通り

>ママサのシングル=前回ブレンドしたロブスタ抜いたらクレマがどうなるか検証

15gに設定は全閉から1:50戻しでミル15分台=なんかママサフルシティはすべすべして臼に引っかかりにくい。

 

クレマは予想通り、ロブスタがないと例のゴワゴワした洗剤の泡立ちみたいなやつだがクレマ泡量は減らなかった=数日前のロブスタブレンドの日の説明の通りでブレンドだとビールや固形石鹸みたいな泡質。

ママサは焙煎6日目、ロブスタは1ヶ月以上っぽいからロブスタのほうが焙煎豆の保存性がいいのかも。

 

今回はリストレットにして20秒ですぐのんだが「泡しかねえ!=25mm」これはこれで最高の贅沢。5秒で飲んで10秒後にはすぐ2煎目開始で1穴指塞ぎで内圧稼いでまた20秒=クレマ5mmぐらいしか出ないし液も100円珈琲レギュラー並み。3煎目は1穴指塞ぎで内圧稼いで5mmクレマを確保し7秒=流石に出涸らしすぎる薄い味w クレマもすぐ消えてく。

 

うちは毎度15g=ダブル量なのでクレマは焦げ茶ブラウニー。

シングル量でおいしく一気に出せるほど湯量/秒が出てこないからね安価マシンだから。高価な自動機や業務用の7~8割のペースだし粒径やグラム次第ですぐパワー負けしてスローダウンする。

 

3/14

イワンガンフルシティとシーサンパンナフルシティの1:45戻し。

イワンガンのシティを切らしフルシティで3/5に焙煎後購入。シーサンパンナは2/14だから1ヶ月。

 

やはりフルシティまで焼いてもイワンガンをフィルターカップの底側に敷くと詰まり気味になり時間かかりクレマも減るのはシティのときと同じだった。次回はシーサンパンナを底にして検証。

 

風味は…「うん、これはおまめ」

小豆や黒豆のコクが有るやつ飲んでる感じw

やっぱアジア産は爽やか蛋白なうまさ。ビールでも寒い地方の濃厚メイラードなエールでなく、ナストロアズーロやアジア各地のビールみたいな温暖や暑い地域のピルスナーの感じ。イワンガンのシティとフルシティでけっこう味が変わるので好み次第。

 

タンプらしいことはせず円の端部をぐるりと空洞を埋めて真ん中で押しただけ。それ以上やると詰まるだけ。

初回25秒スイッチオフ後15秒

2煎目15秒スイッチオフ10秒後。

 

うちの方式だとパワフルな業務用と違って抜けの悪さ=出るお湯の少なさを逆手に取るので、出し殻の下半分はウェルダン肉カチカチの硬い弾力で乾き気味、上半分は上からのお湯が残って溜まっていて濡れてる。

 

ミルのボディも魔改造。ステンレスが取れるので撤去。

すべる、つめたい、プラとの隙間に水が溜まって抜けない、と欠点ばかりだった。工業実務経験がないアマチュアがカッコイイからって入れる無意味なものだよ金属ボディなんて。PCマウス触る部分がが金属だったら嫌だろ?

チャイナ製はそういう基礎的部分が駄目だね、当方は工場の製餡機であんこ製造したり毎日機械バラして洗浄してたから。

 

3/15

プラボディに魔改造したミルは使いやすくなった。

 

イワンガンフルシティとシーサンパンナフルシティの1:45戻し。

昨日はシティでは詰まりやすかったイワンガンをフィルター皿の底側にしたので

本日はイワンガンを上に来るようにした。

 

結果はなんと…クレマ量も抽出時間も昨日と変わらない。

よってイワンガンシティ+シーサンパンナフルシティがクレマもくもくになる理由は

イワンガンがシティであること

シーサンパンナが焙煎後すぐであること(現在は1ヶ月後)

いずれかか両方だと絞り込めた。

イワンガンが皿の底側に来ても抽出に変化がなくなったのでたぶんイワンガンの影響のほうが大きそう。

 

イワンガンをフルシティにすると昨日レビューの通り「ただのおまめ茶」っぽくなったし、強力に胃を荒らして痛くするクロロゲン酸が激減し酸味や生っぽさがないたありがちな強焙煎珈琲になってしまった。

 

3/16

本日はまた新抽出法を発明。

といっても似たような結果の抽出法は昔からあり=アメリカーノ

今回発明したのは【先日公開の「霞流・全葉台湾茶抽出法」でレギュラーコーヒーを淹れる。】

 

結果はやはり「旧来抽出法より雑味、「各味わい成分のレーダーチャートにおける偏在=理想から外れた」がないすっきりした仕上がり。かつ20秒で終わる。

 

アメリカーノは極細挽きエスプレッソを5倍で希釈。

霞流・エスプレッソマシンで中挽き~粗挽きでレギュラーコーヒー抽出。

同じにはならない。

 

少し文法おかしいが「ポコ・エスプレッソ =味はほぼレギュラーコーヒー」と名付ける。外へ圧力をかける=エスプレッソ ポコ=少しだけ

 

アメリカンコーヒーはドイツ式コーヒー=今や主流の上から流し込む浸さないメリタ式抽出、を戦後に東京のカフェがお湯割りしたら売れて和製英語で名付けられたという歴史なので(WW2の頃に米軍がやってたり戦後日本の東京で生まれたりと同時発生で元祖はないようだ)、

ポコ・エスプレッソはジャパナイズコーヒーとでも呼ぼうか。機械いじりや設計を実務してきた技術者の、最上級グレードの台湾茶紅茶の茶葉抽出の発想から生まれた。

 

イタリア現地カフェにはドリップレギュラーの習慣がなく、薄いのはアメリカーノしかない店が多いそうで=カフェお願いって注文するとエスプレッソが出てくる。そりゃ日本人感覚でエスプレッソマシンでレギュラー抽出しようとはイタリア人もイタリアメーカーも考えない。

 

なお米国内で薄い珈琲や紅茶が飲まれるのは家庭でも職場でも常飲のため胃痛防止という話もあり単純ではないらしい。西部は浅炒り、東部はそうでもないとか、薄めの味気ないコーヒーに対するイタリア式コーヒーの提案でヒットしたスタバ=シアトルコーヒーに属する、とか。

テーブルワインが水代わりな欧州のように、コーヒーを凝って味わう趣味というより水代わり、日本で言えばディスペンサーの安い煎茶ぐらいの認識か。日本だってコーヒーはなかったんだから高級とか本格が定着したのは近年だし。

 

さて抽出手順。

※まだ試作実験段階で手作り感から現場は飛沫が散るなどして汚れる。しみてはまずい服装でやらないように。

 

12gで普通にレギュラー向けにミル。中挽き~粗挽き。うちのミルだと全閉から2回転戻しではまだ少し細かくて出し殻がきなこみたいなので、今回は2回転半にしたらちょうどよかった。

 

ダブル用フィルターカップへ装填。タンプというより、膨らんでるので皿内へ押し込んで収める。タンパーを回しつつガタガタとシーソーさせ地中の隙間をなくしてく=ほぼ土地造成。

 

カップは300ccマグを使った。25秒で180ccほど。

今回は吐出口塞ぎ用にやや厚手のニトリル手袋。

両方塞ぎながらスイッチオン、ふさいでる指で段々と加圧してくのが感じ取れる。

8秒ほどまでは湯が来ない。それ以降は湯がフィルターカップへ注がれ始まる。

両穴ふさいでるとホルダー内に湯が満ちて粉を加圧浸潤し、満杯に近くなると吐出口の圧力急上昇で噴き出す。=この見極めが大事。

 

噴き出すその時または寸前ぐらいから1穴を半分ぐらい開放=指で調節

噴き出し後20秒ぐらいで止める。両穴指を外す。

 

出来栄えは、台湾茶ティーエスプレッソのレビューのときと同じ。

完全にレギュラーコーヒーだが、雑味が少ないクリアな味。必要な味は出ており2煎目をやるとかなり薄い。=従来のフィルター式浸潤ドリップだと2煎目でも濃い。

 

自動機でプログラミングすればやれるようになるだろう。やるメーカーが現れるかは知らんが。

 

ただ例によって品種や焙煎やエイジなどで最適な抽出時間が変わる可能性。

今回は八王子・田の燻製珈琲というエイジ長めで気が抜けたやつで試した。フィルタードリップよりは普通に美味かったしスチームミルクと泡を淹れても薄さは気にならない=フィルタードリップコーヒーに注ぐと薄くてまずいと感じる。これは燻製珈琲という豆の個性かもしれないが。

 

圧力鍋の機能性としてみればエスプレッソマシンはまだ世間に知られてない応用性がある。

ポコエスプレッソをつくる人の利点は、「割とフィルタードリップより後片付け楽かな」の部分。まぁ半端な出来栄えになるドリップバッグやディスペンサーが一番楽だけど。

ペーパーフィルターって「味がする」んで大っきらいでね。50枚入り2枚使って捨てて二度と買ってない。あれも出し殻ごと捨てるので楽だけど。

 

うちは画像の通りでフィルターレスの道具を使うので出し殻を捨てる乾かす洗うが割と面倒。しかもすぐ詰まるので抽出結果が揃いにくいし狙えない。

そして最上級茶葉愛用家歴が長いのでメリタ式注ぎ込み抽出も好きじゃない=浸潤や圧搾するフレンチプレスとかがいい。

 

フィルターレスを掃除するとドロドロだけど=出し殻も暫くトレーで乾かしてから捨てる。

ポコエスプレッソだとフィルターカップからエスプレッソのときと同じくゼスプリがくれた樹脂スプーンで切ってポコンと取って捨てるだけ。ミルも4~5分で終わるし。

 

抽出もポコだと25秒。魔法瓶カップで熱いまま飲める。

 

ドリップバッグもフィルターレスも豆や焙煎や挽き具合でかなり違うが「詰まると最悪」で数分も止まって冷めてしまう。バッグは紙なのでマドラーで引っ掻いて開通させるのも不可能=だからカリタのフィルターレス買ってきて浸潤型ヘ魔改造した=底の方で詰まるのでドロドロをマドラーで引っ掻いて再開通させたり抽出時間調整。サザはさすが詰まらないんだが=検証してる、カルディとかすぐ詰まるんで必ずフィルターレスへ移し替えて抽出してきた。特に2煎目以降をするならフィルターレス浸潤一択。

 

次回は燻製珈琲をアメリカーノにして味を比較する。

個人的に、2煎目以降の「クレマはまだ濃い、だが液が出涸らしており薄い」は嫌いなのでアメリカーノ(5倍希釈)ってそうなりそうでもったいないね。クレマごろし。レギュラー抽出だとクレマ成分は分離しないわけ。

 

実務であんみつえんどう豆を圧力鍋で毎日作ってレシピも季節や試しで変えてたし。

鍋に蓋して加圧調理も得意だし。そういう経験が活用できてる。よく騒がれる味の素の水油不要餃子が焦げ付き寸前で剥がれなくなったら火を止めてすぐ水20ccぐらい全体へ垂らして蓋して3~5分ではがれるし、剥がれないほどフッ素が剥がれて地金が出てたら買い替え。和平ブレイズはぽんこつばかりなのでカインズのデュポンコートのパンを買いましょう。

だいたい昭和と違い今はパンもガスレンジも多種多彩でバーナー形状でも違ってくるのに味の素が一律に調理時間や火加減を記載してるのは無理がありすぎる。過熱防止自動消火センサーつきのほうの小さいバーナーで十分。

 

3/17

意外な発見ひとつ。

八王子・田の燻製珈琲なる豆、どうやっても燻製の香気は出なかったが=フィルターで滴下と浸潤の両方でダメ、通常エスプレッソでもダメ。

 

「超・極細挽きで120秒抽出を3倍希釈」のみ、すごくスモークの香りだけがよく出た。4倍では普通のレギュラーの風味に薄まってもうダメ=ほんのすこし珈琲希釈してがっかりするやつ。抽出の原液でもダメ=クレマがケーキクリームなみに硬い腰があってそっちばかり美味、液が濃すぎて細かい香味成分はよくわかんない。。

 

エキス抽出系はみんなこうだ、漢方薬や西洋ハーブも同じ。

指定の方法でのみ「高効率で狙った物質が抽出できる」場合がある。

ゆで春菊なんか根っこ側20秒葉っぱは5秒でないと香味が飛んじゃうし。

珈琲や茶葉の場合、複数の異なる香りや味の成分が集合するので、どれを主役にたくさん抽出するかは試行錯誤の専門技術になる。

 

前回記事の予告の通り今回は「燻製珈琲の豆をアメリカーノにする実験」だった。

どうせ希釈なのでクレマは捨てる、どうせなら超・細かくしてしっかり大半のエキスを出す。120秒抽出で滴下ポタポタハリーポッターなんで冷めちゃうけどどうせ熱湯混ぜるし。希釈なのでデミタスカップではなく昨日と同じ魔法瓶マグカップで受ける。

 

うちのミルだと「超」極細挽きはエスプレッソ専用スペーサーワッシャー装着後に全閉から1:40戻し以下。粉がフィルターカップ穴内径に近づくのでお湯が詰まってくる。

 

今回は1:20。大抵の豆はろくに湯が出なくなるし100秒抽出で冷めるので、ケーキクリーム化して固くコク豊かになったクレマを楽しむ変態エスプレッソ向きのミル設定。濃すぎるので味わってすぐチェイサー湯を5倍希釈相当で飲まないと胃炎を起こす(蒸留酒ストレート飲み干し後にチェイサー水を飲むのと同じ=タモリの好物)。

 

画像の通りで出し殻はテカテカになるほど細かい=もはや荒目の豆腐。軸がブレる臼ミルは粒径を小さくするほどブレによる微粉とのサイズ差が縮まるのでほとんどこの挽き方では目立たない。ミル時間ほぼ20分www

本日の検証結果。

アメリカーノでも、昨日発明し実演したポコエスプレッソでも、

やはり「味の違いは誤差」で同じ豆で同じ濃度ではほとんどわからなかった。

ただ、「可能の限り微粒子に挽いたアメリカーノ」のうち、3倍希釈では燻製用木片でスモークしたこの豆のスモークの香りだけが突出してよく出た。4倍にすると他の味が表へ出てきてほぼ消えてしまった。原液は濃すぎて珈琲の主成分の香味が強すぎて判別不可だった。

=やはりポコエスプレッソは茶葉向けの技法で、中粗挽き、ホルダー穴ふさいで浸潤加圧抽出(圧力鍋や鍋蓋かぶせ調理に近い加圧方式)、なので、超極細挽きでしっかりエスプレッソ抽出するアメリカーノほどスモークの成分は突出しなかった。一旦濃くすること、微粒子にして全成分をよく抽出し切ることが重要か。

 

繰り返すが同じ濃度にすれば味の違いはわからんほどになり、かえってポコエスプレッソ方式のほうが生茶っぽいさわやかクリアな風味だった。=アメリカーノは3倍濃縮めんつゆを希釈したああいう風味に若干なる。クレマの濃いのが残っちゃうし。良くも悪くも複数の成分がしっかり多量抽出されてるし。

 

どっちも好きになる人、片方が嫌いな人、分かれると思う。

 

3/23

PM2.5化黄砂が中国砂漠地方から攻め込んできて日清戦争なので呼吸も睡眠も破壊され喫茶どころじゃなかった。宅内では常に口内が石粉の味=砂漠の砂が数万年揉まれ続け3マイクロメートル未満になったもの。

今回も八王子・田の燻製珈琲なるブレンド豆をミル設定全閉から1:20戻し、100秒抽出、3倍希釈アメリカーノ

ろくにタンプ圧迫せず吐出口ふさぎもやらない。ONからお湯が出るまで13秒程度からの100秒。

 

花粉症とPM2.5化黄砂症状で味覚嗅覚やや鈍ってるのもあるが前回ほど木の香りがわからず。ただ炒り豆と木炭は全然香りが違うので判別はできた。

 

それよりも上出来だったのは次のポコエスプレッソ・シーサンパンナフルシティ焙煎40日目アルミチャック袋貯蔵。

(先述だがポコエスプレッソは当方発案のジャポネーゼ・エスプレッソ抽出法。)

 

今回から給湯時間と浸潤時間を調整するようにした。

吐出口2口を2指で塞いでも、お湯出はじめ~20秒で必ず満水になり噴き出すのは検証済みなので、今回は

お湯15秒出してスイッチOFF、そのまま20秒塞ぎ続けて素早く2指を離す=ドドーっと出てくる。

 

う~~んまい!初回はそのまま飲むとベスト。

トローリ、適度なコク、スッキリ。これは生半可な旧来の滴下抽出法では出ない風味。

フレンチプレスから、プレスによる雑味全部混ぜを除去した感じ。圧力鍋珈琲。

もうこれを覚えてしまうと二度といま一般的なフィルター滴下抽出法は使いたくない。

 

利点

1杯に1分かからない。浸潤時間長くすればかけられるが

いつも同じ味がかならず出る=機械化の共通利点。

ハンドミルでもすぐ終わる。今回はミル全閉から2:45戻しで3分半

豆により回数は違うが何煎目でもいける。

 

エスプレッソ自動機で複数プログラムを実装すればポコエスプレッソはひとつの独立ジャンルで通用する。いま指先一つでダウンさせてるレシピを自動化、様々なモード=レシピにすれば。当方は発明家だが万事に権利放棄し連絡なしパクリも容認してる=パクった側の全責任でもあるが。

 

うちは趣味なので2ショットめに豆種変えてもミルは洗わず使い回す。

フィルターカップは1つなので洗って直火か風ですぐ乾かす=その日の湿度による。

 

ドリップバッグやカフェポッドより後片付け洗い物は面倒だが自前で淹れたらどのみち洗い物やるんだし大差ない。

 

今回は3煎目まで。

 

2煎目:マクドコーヒーレギュラーよりやや香りがいい

せっかく日本で生まれたエスプレッソなので黒蜜にしたらさらにうんまい。ありがとう711、なにがイタリーのザラメだにっぽんじんなら黒糖やろウチナンチュもだいすきな。

 

シーサンパンナは中国だがほぼ位置も民族もタイミャンマーなので=イワンガンの近隣、

この豆種もサッパリで大豆っぽい香味する=おせち黒豆に似た風味のコーヒーに仕上がる。

 

3煎目:12秒お湯出し2指塞ぎ時間35秒で、その場で挽かない紙コップ自販機の珈琲ぐらいのちょっと香味が抜けてる味。これも黒蜜で化けた。

 

画像、右から1,2,3=だんだん透き通ってく

挽き具合はこんなもん

 

3/24

きょうもポコ・エスプレッソ。

1ショットめは八王子・田の燻製珈琲。

ミルは今回は全閉から2:30戻し。14g台(前回のポコは2:45戻し)

 

どうも14gだと多すぎるみたい=レギュラーだと9~12gだし。

タンプで少し押し込まないと入り切らず遅く濃くなっちゃう。好みや豆種や用途によるけど。

ポコの場合はうちのマシンだと12gが安定。

 

本日は14gで通したのでつまりホルダーに入れる湯量も減ってしまい濃くなるしすぐあふれて噴き出すし。

 

詰まり気味なので20秒でもあふれなかった。前回よりミルが細かいのも影響。

初回スイッチON~15秒で停止し20秒吐出口を塞ぎ開放では濃すぎたし30cc。

次に仕掛けたシーサンパンナより詰まりやすく粘りがあるようで。

 

ただ今回の実験でわかったのはスモーク珈琲だと「珈琲成分が出涸らしで減ってくる=反比例でスモークの木材の香りが前面に出てくる=どっちかっていうとお茶っぽいおいしさ」

2~3煎目はスモークの香りが強い出来になった。スモークの出来はあまり上出来ではない製品だけど。

 

2ショットめはシーサンパンナ。ミルをいじらず同じ設定だがこちらは詰まらなかった=詰まりやすいイワンガンとブレンドエスプレッソの際に、シーサンパンナをフィルターカップの底側に敷くと詰まらなくなって挽きが細かくてもちゃんと出るぐらいなので。

 

こちらは18秒であふれて噴き出してしまい初回は浸潤時間が取れなかったがそれでも14g台は濃すぎた。前回は12gで20秒で噴き出してたのでつまり粉が増えた分、お湯の分の容積が減ったということ。中細挽きなのにクレマが2mmは出ててエスプレッソっぽかった。

 

つまりポコエスプレッソでは豆種、挽き具合、焼き具合、粉量などによって噴き出すまでの秒数が変わるので、これまでポコで抽出したこと無いレシピの場合は初回だけは、あふれるまで吐出口を塞いで秒数計測するしか無い。

 

なお5煎目までいけたが5煎目は12秒でスイッチOFFし50秒吐出口を塞いでみたが、やはり過抽出でひたすら苦みだけ突出したwww バランス取れた風味には35秒ぐらいまでかな=これも豆など諸条件で変わる。

 

調理者のさじ加減で幅広く風味が変わるから面白いよポコエスプレッソは。趣味性が強い。ただ規格外の使い方なので高価マシンや業務用は非推奨=定価2万デロンギのしかも中古でいつ壊れても良い運用を推奨。

 

なお吐出口塞ぐ手袋はエステー化学の中厚手ニトリル(食品工場では定番)をブカブカサイズで使ってるが、湯の通りがいい時は熱湯で熱いので指先を折ってあてがうと三重になりだいぶ遮熱できる。

 

 



3/25

今回はロブスタでポコ・エスプレッソ。これがすんごかった。

「ロブスタは珈琲のふりをした甘茶だった」

 

アラビカより太ってて一回り大きいのでポリフェノールが多いが、栄養分も多いらしい。

撮影予定はなかったが意外すぎて画像化。

なんと15煎目いけた。むしろコーヒー成分が抜けてきてからが真価を発揮。

ロブスタは入手先少ないし珈琲店エスプレッソで定型の使い方だけなので、色々試されたこと無いんだな。秘められたポテンシャルは台湾茶や紅茶のような抽出の先にあった。フレンチプレスで何杯も絞って絞って絞り出すあの。

 

画像右から5煎目、10、15=毎度30cc前後

吐出口ふさいでスイッチオン12秒でオフ、15秒そのままにしてから吐出口開放。

ミルは全閉から3:00戻し=ほぼ中挽き。

 

量り売り高級茶マニアとしては15までぎりぎり行けたし13まではおいしかった。

初回~6煎目ぐらいまではよく知られた「カカオ粉だけで飲むような風味」序盤はとろみが豊富で乳みたいだから黒蜜加えたらココアもどきだな。初回は濃すぎたのでお湯割り。

 

コーヒー成分が出涸らしてくると茶葉のような渋み旨味に甘みがよく出てくる。甜茶みたいな栄養糖分ではない成分かも。この風味は13煎目までは豊富で、15で打ち止め。茶菓子によさそう。

 

7煎目だけ試しに通常のスイッチオンオフだけの抽出をしたがやはり皆様御存知のスッカスカの味w

8煎目からポコ抽出法へ戻したら息を吹き返した。

 

コーヒーの実の果肉を使うカスカラ茶と同じやり方がよく合う。あれも5煎目はいける。

 

3/27

昨日はダージリンオータムナルBOPでポコ。茶葉少量なので5煎目が限界だけど。

やはり旧来の急須より総合的に風味を狙い通りだしたり後片付けまでが楽。手順が再現性高いので、覚えたら小学生が夏休み自由研究にできるほど。

急須は冷めるし茶こし網とともにブラシ洗いが大変。浸潤時間が延びて雑味出るし。

本日のコーヒー・ポコは、ななんとサザコーヒーの将軍珈琲。

12gって明記だが計量すると11.7g=優良誤認表示や計量法違反になるのは量目公差4%超え=0.48gなのでセーフw どこの食品製造現場もg売り品は全個計量するからね手動自動いずれかで。

 

基本はスイッチオン13~15秒でオフ、吐出口塞ぎ15~20秒。

焙煎苦み=吐出口塞ぐ秒数が増えると増える=先に出しすぎてしまうとその後の煎目であまり出てこなくなる

甘み、えぐみ=煎目が進んで珈琲主成分が減ってくると目立ってくる

 

個人的に「シナモンに似たツーンと揮発性の果実のような香味成分」が好きで将軍珈琲系は多く含まれる。=インドネシアエチオピアモカ

 

ポコ・エスプレッソ抽出法はこれら成分抽出を素材特性の範囲内で手技で自在制御できるので狙った味わいの追求が容易で趣味性が強い。

 

初回を動作13秒浸潤15秒にすると滴下抽出と同じでクリアでとろっとした無難で標準の味が出た。湯量はマシンの都合=次の動作まで何秒かなど、で変わるがソロ~リストレットの間。うちのマシンはネットレビューでも言われてるが湯沸かしインゴットが小さく冷めやすい=アムウェイのマシンのほうがインゴット大きく冷めにくいね。

3煎目は浸潤秒数を増やして焙煎苦みを多く出してハズレに仕上げ、4煎目は湯量を増やし枯渇した苦みは減っており甘みが目立ってきて、えぐみはめだたなくなる。

5煎目も無難に仕上がったが6煎目から甘みが枯渇しえぐみばかりなので廃棄。

えぐみは冷ますとあまり目立たなくはなる。7煎目はぬるくすると全然飲めた。

これら各ショットを湯煎やデキャンタで保管しておきブレンドするとさらに選択肢が広がる。短時間湯煎では香りも飛ばないし=最悪なのは粉にして放置でどんどん味も素っ気もなくなってく。揮発性水溶性なので溶液にすると長持ちなんだろうね。

 

袋から出して挽き具合を見ると微粉が少ない。微粉でフィルターを詰まり気味にするほうが風味が豊かになったり制御容易になることもあり、必ずしも高価なミルで単一性の粉にすればよいとは限らない。

焼きはフルシティ、中挽きかな。

さすがに挽きたてじゃないのでどう抽出してもクレマはゼロ。

窒素充填か脱酸素なのか、風味は保たれてるんだけど。

 

3/29

本日もポコ抽出、ママサ=トラジャの一種のフルシティ焙煎22日目。

スラウェシだからトラジャやマンデリンのインドネシア系。

 

エスプレッソって全身全霊で挑んで飲む感じなので茶菓子うけが難しい。

「急須やフィルター滴下で茶菓子の進みに応じて再度注ぐスタイル」がポコ・エスプレッソ抽出だと可能。

 

検証の結果、ママサは煎目を進めるには不向きと判定。

フルシティでも固くてミルが進まず、他の豆は4分だがこちらは6分。全閉から3:00戻し。

 

初回スイッチオン~18秒、停止後12秒ではソロ湯量でやや濃すぎたのでお湯割りで最適化。ポコ抽出はかならずドロっとして新鮮な果物同然のいわゆるフルーティさがでる。=旧来のフィルター滴下ではドロリ成分はだいぶ残ってスッキリさせる。

ごった煮スープみたいな多彩が集まった味。

 

2煎目は12秒12秒にしたがリストレット湯量しか出ず再起動でまた12秒12秒でソロの5割増。

こちらは「上質アメリカン」の仕上がり。スッキリクリアで香りもほんのり。いわば同じ豆で一回の抽出でも別々の種類のコーヒーを飲んでる感じ。=ポコ抽出の独自性。

初回は、ばかうけの甘い方のが全然合わなかった。

2煎目はよく合った。そのぐらい全然違う。青梅せんべいはどちらにも合った。栗山米菓 ばかうけ ごま揚 16袋×12個



さぁここからが3煎目以降の計画の難しさ。2煎目でくっきりなのでこれ以降は出涸らしっぽさが強まるしママサは甘みが出ない=エグみが目立ってしまうのでどうするか。

 

結果、3煎目は12秒7秒でやってみたがやはりエグみ目立ちの薄め。

4煎目5煎目とポコ抽出ではなくただ機械を動かし7秒にしたらむしろ味のバランスが取れた。

 

ポコ抽出ではこうして豆と焙煎に応じて個別に計画を作らねばならない。しかし何煎目に何を狙っていくかは趣味性で面白いし味の選択肢が多彩。

 

ここでは秒数だけ書いてるが、安価エスプレッソマシンの設計上、

初回、しばらく放置、では同じ15秒でも給湯開始が遅れるので計算しながら秒数設計しないといけない。

初回はお湯がぬるいし、しばらく放置後も濡れ粉が冷めてしまいぬるくなる=急須やフィルター滴下でも同様。

 

4/1

イワンガンでポコエスプレッソ

ミルは全閉から3:00戻し11.5g

 

あんまりポコの特性が活きる豆じゃなさそう。

アジア産はさっぱりしてるのでトロミ、風味、えぐみ、ぐらいしかなくてポコで単離するとエグみが目立つ。

ポコ抽出するにしてもイワンガン専用の手順になる。

 

要はアクが多いか、サッパリで成分の量や種類が貧弱なのでアクが目立つか、その両方。

 

初回は通常抽出にして吐出口をふさがず7秒で30cc。これは豆を煮込んだお茶みたいないつものイワンガン。

2煎目はお湯が出はじめる前の8秒だけ吐出口ふさいで内圧を高め6秒。これも初回がやや薄まった感じ、

3煎目はスイッチオンから吐出口塞ぎ12秒スイッチオフ後もこれを維持7秒。若干エグみだがふつうにうまい。

4煎目は12秒6秒でエグみが前面で出涸らしの薄さ。

5煎目は通常抽出。甘みがでてエグミ後退の出涸らし薄さ。

 

1と4をブレンドするとまずくなったw 1は完成品だから。

2と3は似てるので混ぜる意味無し。

2と5のブレンドすると結構うまい。

 

エグミは出てるがおいしい成分も豊富な場合、茶菓子むけにするとエグみは菓子の味に負けて消える。

きっちり美味しく抽出してコーヒーだけで味わうのとは用途を分ける。

 

エグミってエスプレッソには必ず混じるんだけど濃さで埋没してるだけ。浸潤型のフレンチプレスなどでは増えるが、浸潤に向く風味や成分の豆もある。

 

ポコエスプレッソ抽出でも滴下式に近い出来にするには、フィルターカップより下だけに湯を貯めること=リストレット15ccぐらい。

吐出口塞ぐ指先で、内圧の高まり=ホルダー内で空気とお湯どっちが多いのかわかるので=水はへこまないので増えてくると急激に内圧が上がり強く押される

前回にお湯を出してから何分後かでも、スイッチオンから何秒でお湯が出始めるか予想できる。

そうした勘所、予想でカップより下だけに抽出液を貯める。

 

 

4/3

八王子・田の燻製コーヒー豆、デロンギ安価エスプレッソマシンでポコ・エスプレッソ抽出と通常抽出。

今回はえぐみ対策開発を入念に。

 

ミル1回目は全閉から3:00戻し=いつもの設定で、中細挽き

初回抽出は吐出口を塞がない通常抽出。結果的にこれだとスモーク木材の風味や香りがやや出た感じ。

2煎目以降の吐出口をふさぐポコ抽出は秒数を減らしスイッチオンから8秒でスイッチオフしてのち6~8秒で吐出口開放。

 

ホルダーのフィルターカップより下の容積を計量カップで図ると60cc。

=50ccまでは溜め込んでも粉がお湯で浸潤せず無難ということ。

ただ、抜けが悪い粉や挽きでは粉にからまってるお湯が多く浸潤が進んでしまう。

湯が下へ抜けきってしまった後にいくら吐出口を塞いでももう液に変化はない。

 

昨日分記事で解説の通りで、次のスイッチオンまでの時間やお湯の抜けの悪さ次第で、スイッチオンから何秒でお湯が出てくるかわかるので、計算しながら秒数を変更してポコ抽出の湯量や、抽出の湯浸潤影響を調節する。

 

やはり煎目が進むほど少し念入りに抽出して味は増やしたくなるが、えぐみは出したくない。以前にやってた十数秒単位のときより、数秒で済ます本日のトライはエグみが少なく目立たなかった。湯量は毎度15~20ccリストレット。

 

ならばとミル2回目は全閉から4:00=中粗挽き。

やはり抜けがいい。燻製の場合は豆の表面だけに香りがつくので粗挽きが適するようで、豆の中の成分の抽出量が減る分スモークフレーバーが感じやすくなった。まぁ燻製コーヒーと言っても業者によって仕上げはぜんぜん違うんだろうけど。

 

ポコ抽出しても、やはりエグみが出にくい。5煎目以降へ進めても甘みが目立ちえぐみは出てこれず「FTGFOP紅茶・特級台湾茶派」にはうれしい。そうか田さんこの豆はこうして飲むと良かったのか。

 

4煎目以降もうまいのでジャマイカのマイヤーズのダークラム酒を垂らして10倍割りに。

こ、これは… ウイスキーですやんw

まぁ「いいウイスキー=木樽の香りを長年保管して酒へ移すほど高価」だからスモークコーヒーと合わせりゃそうなるよなw

まるで高級ウイスキーストレートみたいな風味なのにアルコールは少ないw

 

うんまいわこれ。この使い方のためにまた田で買ってくるか。4,5,6煎目で試したが味は劣化しなかった。要はバレルエイジドの逆だね。

たとえば燻製コーヒー豆で昼間にコーヒー飲んで、3煎目以降は汲み置きしておいて夕方以降にラムで割って飲むとか。

 

ついでに、6煎目までを2時間かけて抽出、もテスト。

ホルダーで半密閉されてるせいか味の劣化は感じなかった。

ヒーター入れ続けないとホルダーの中身が冷めるので電源入れっぱなし。夏場は雑菌で食中毒しない対策が必要かな。

 

若干冷めるかな、というときは急須淹れのお茶のように捨て湯を通す。エスプレッソマシンだとお湯が2~3秒流れて止まるぐらい。

 

4/6

ティーエスプレッソ記事の方に書いたがきのうきょうと紅茶と和製台湾茶でポコ・エスプレッソした。

日本にはほぼ居ない、紅茶などのティーエスプレッソを理解できる人材 - 先従隗始・温故知新

 

4/7

本日はそろそろ2ヶ月でエイジが進んでしまった在庫処分としてシーサンパンナフルシティでポコ・エスプレッソ。

 

何度飲んでも黒豆コーヒーとしか言いようがないw

果物(みつ豆?)のような煮豆のような、夏に絶対に美味しいサッパリで穀物っぽいコーヒー。

ペルー以外の南米系があまり好きでない当方にぴったり。

 

吐出口を指で塞ぎ、えぐみ対策でスイッチオンから13秒、オフ後も吐出口塞ぎ続け6秒で出す、と短めにしてもなおたくさん湯量が出てしまう。理想はリストレット。

先述の通り、詰まりやすいイワンガンの対策でフィルターカップ底にシーサンパンナを敷き詰めるとスムーズに湯が通じてしまう品種だけに。

=シーサンパンナ専用の秒数が必須なうえに煎目が進むほど更に湯の通りが良くなる。

 

最終的に5煎目で8秒5秒とかになってしまったw

だがさっぱりしてるせいかエグみも少なく、先日の燻製コーヒーの時みたいに薄まった5煎目以降を汲み置きして夕方にダークラム10倍希釈で飲むと「やっぱりこれ樽の香りウイスキー」=ラムって水割りだとあんまおいしくない。

 

ポコエスプレッソの出涸らしの薄い煎目のコーヒーはダークラムで割ってウイスキーもどきにする用途が確立したw

 

エグミ対策で、一回で多量の抽出は不可。あくまで今回も7秒4秒のリズムで抽出しては一旦湯を出し切って、また7秒4秒抽出、を繰り返してマグカップ一杯ぶん貯めた。

ホルダー内の大半をお湯で満タンにすると内圧上がって多くの粉が多くの湯に触れるようになりエグミ抽出環境が増してしまう=ちょっと抽出して止めて出して、またちょっと抽出して止めて出して、を繰り返すしか無い。。

 

4/8

ロブスタでポコやろうとしたらマシンの温度センサー逝っててお湯沸かさなくなってた…スイッチオンの瞬間から緑点灯=検知回路がインゴット加熱完了と勘違いしてるのでインゴット加熱動作してくれずポンプ動かしても水が出る。

 

まぁ通常滴下抽出にしたけどやっぱこれはミルクなしブラックココア。好きな部類。

 

家電ITサポートサービスマン歴を告げてデロンギサポートTELと話すと、あんまりない故障だと言う。

すると「内部へ水が通る毎度の本体ホルダー結合部の清掃方法=シャワーヘッドでジャ~」で問題があったかもしれないのですぐこうして注意喚起で書いておく。まだこうしたエスプレッソマシン入手したの初なので使用履歴で察せられるデータがない。

 

ただネットで画像付きの修理分解ブログ見てるとちょっと水が内部配線にかかったぐらいではショートやオープンしなそうなんだけどな、水対応材質とは言え小学生工作キットレベルなんで…まぁ製品別の設計固有性になるからなんとも言えないか。電源抜いてからじゃぶじゃぶして水が出なくなるまで全方位傾けて垂らし、一晩以上放置し乾かしてから翌日以降に通電してるので、配線が水を帯びてショートするのは考えにくいけど=水没車で車整備の素人客がたまにやってしまうミス。20世紀の昔は家電の修理や中古屋はAV製品でも分解して基板を水で洗って乾かしてた=乾燥後ならむしろ本体内部に埃がなくなって良いという発想で一定の合理性はある。今の基板だとRAMやコンデンサがショートするかな、基板に浮いてはんだ付けしてあるLSIの裏に水が溜まって抜けなさそう。はんだ付けの足も細かいのがびっしり並んでて水がたまり続けそうだな。デロンギエスプレッソマシンはそういうんじゃないからw

 

なんかアマゾンのチャイナ製品と同じでデロンギエスプレッソマシンは¥5500定額修理(製品グレードで額が変わる)、全損だとその定額でその時の現行品に新品交換だとか。

家電サービスマン歴などからわかるが「世界展開する製品」だとたとえ本体ごとでもどんどん交換したほうが経営コスト安いんだよね。多くの部品や大勢のサービスマンを社内に待機させる20世紀体制が割に合わない時代。=どこが故障なのか何日かけてでもあちこちテスターかけて部品替えてみて試して絶対に特定するっていう手間コストが利益の上で非効率。

 

4/10

土浦センターへ行ったデロンギは今頃診断中かな。

戻って来るまでハリオのペーパーレスフィルター浸潤対応改造品でレギュラー抽出。

 

以下いずれもフルシティ。

やっぱシーサンパンナは黒豆だなw

ミル削れがいいのか微粉少なめで粉ザラザラでエスプレッソ抽出でもお湯抜けが良い。

滴下でも浸潤でもおいしい。イワンガンよりさらにサッパリサラサラ。

 

イワンガンは滴下はだめだね。コーヒーしかマニアじゃない人々は南米系より格下と思ってしまうだろうね。特級茶葉派の当方には浸潤でちょうどいい。=トルココーヒーやマキネッタに合うかも。

南米系は滴下でも香味が出るものが多いので、アジアのイワンガンは味ばかりで煮豆みたいだから古いコーヒー通には性に合わなそう。

うちでは少々エグミ増えてもいいので1分前後浸潤する。トローっと煮豆の出汁みたいな液になる。シーサンパンナといい中国近縁系はこの「煮豆っぽさ」を味わうに向く独特な品種。うまみ、とろりコク、さっぱりでいかにも東南アジア北部。

3煎目からのほうがむしろ茶葉派にとっては美味。それまではコーヒーらしい最初の香りや風味が邪魔をして、アジアらしいサッパリ感や爽快さを打ち消している。2煎目までは滴下にして、3煎目以降のため成分を温存する。

 

紅茶台湾茶特級マニアにとってコーヒー豆のインドネシアやアフリカやペルーは扱いやすいがメジャーな南米系は性に合わない品種も多いしどう調整してもなかなか満足できる仕上がりにならないね。どこの喫茶店でもそれなりに仕上げて出してる既視感ある飽きもある南米コーヒーをうちで再現する面白みがない。

 

さてデロンギエスプレッソマシンの運用方法は、今後は洗浄方法を変更する。家電サービスマンITサポートデスク歴として「故障原因の特定」トラブルシュートによる絞り込みをしていく。まずは「どうせ作業後に水切り徹底するから本体内部にお湯が入ってもいいから吐出口をシンクでじゃぶじゃぶ洗う」のはやめて本体は傾けず逆さまにせずシャワーヘッドのほうを向ける方式にする。内部の抽出ユニットにまとわりついてる銅線やコネクタに水がいかないように。

なんせ日本製ではなくイタリア設計なので傾けたり振ったりの何が温度センサー死亡に至る原因か勘所ではつかめない。中国設計販売のアマゾン品も日本企業ならやらん謎設計がみられるように。

 

今後は予備機調達の2台運用で、それぞれ洗浄方法など運用を変えてみる。

どのみち家電IT修理や故障診断の実務歴がないみなさんがうちのポコエスプレッソや洗浄方法を真似るならば以前も推奨した通りで「いつ壊れてもいいメルカリ中古で」

 

うちで故障原因洗い出して特定できたら対策法も公開するが。

 

そういえばハリオに提案メール出しといたやつがすぐ製品化されてたようだ。3/10奇異に画像で示したうちの改造品を示して製品化を説いたやつ。

ただこれは滴下の場合は市販ペーパーフィルターが必要。

浸潤フィルターは粗いので滴下に使えない。=アマゾンでもこのせいで雑味多いと低評価が多め

当方はあの紙や布の味と匂いが大嫌い。

 

4/17

デロンギマシン戻ってきた。最低限の部品交換で済んでた。

既報だが当方は家電ITサポート実務歴なので受け取った側の体制や事情も察するが、古い機種なので修理部署が必要部品をさらに他拠点から取り寄せるなど日数がかかったかも。

 

修理内容明細は、サーモスタット導通不具合を確認、部品交換(105度と125度の両方交換されてた)。90日以内の同一故障は無償修理だと。上蓋は使用時に邪魔なので外してたが勘違いされ新品が付いてた。

そこそこある故障か。

 

家電ITサービスマンの勘所で今後は対策運用に変更する。

・なるべく傾けない、振らない、本体内部へ水を入れない特に内部全体へ行き渡らせない=給湯器のシャワーヘッドの方を向きを変えて吐出口へお湯を当てる洗浄法

・ポコ抽出の際に吐出口が溢れ出した瞬間すぐ止める=あふれるほど上に行くので=通電時は水で導通しショートしやすい

 

今後1年ほどで検証を進めるので、ポコ抽出を真似する際は中古の安い本体を使い2台以上で交互運用を推奨=交代で両方使い、運用法をそれぞれ微妙に変えてみて故障の落差を見るのも良い。

 

仮に3ヶ月で同一故障だとたとえ定額修理5500円でも1日60円なのでサブスクとしては安価。

 

やり続けてわかったが、ポコ・エスプレッソ抽出法は「お寿司屋さんみたいにお客にお出しするのが理想的」だねお店がやるなら。

リストレット15cc程度をこまめに出す。寿司屋で2貫づつ握ってすぐお出しする流れと同じ。喫茶店と違ってカウンター越しに常に客と板前が向き合うスタイルで会食客向き。時に前後のショットを汲み置きしてブレンドして出す。

メーカーがポコ対応マシンを発売すると楽だな指で吐出口ふさがなくて済む。

 

きょうは早速八王子・田のロブスタでポコ。5煎目以降にコーヒー主成分が出涸らしてからが本番でお茶のような風味になる。10煎目でも美味だがカフェインとりすぎなので終了。

合間に通常抽出すると「水にコーヒーかすを投入したような薄い味=皆様が中挽きをエスプレッソマシンで通常抽出した際の出来(一瞬でお湯が抜けるし内圧低いのでフィルター滴下抽出ほど成分がよく出てこない)」でがっかりするが、その次にポコ抽出すると果物絞ったようなフルーティさや甘みが出てくる。フルーティーさに伴うコクは従来エスプレッソや従来フィルター抽出に勝る、ポコ最大の長所。

 

アマゾンの部品出品より↓

 

 

4/19

修理後に使ってみたがクレマがよく出ない。始動後のお湯出しでも音が変わっている。

クレマがよく出たレシピでやってみても駄目だったら修理によりかえって調子が狂ったということ。今後検証を進める。

 

もう焙煎45日後で、使う用のチャック袋のほうの豆なので気が抜けてる可能性はある(200g単位販売なので100gはシーラー密閉アルミ袋にしてる)。ママサとイワンガンのフルシティ。

チャック袋のはポコ専用にして、密閉袋から出してみるか。

 

4/20

検証のためさっそくカルモでヤンニ・モカをシティで調達。

ハラーモカのうちレアな農園・地区のものだとか。ナチュラル。

 

ミルは中央値である全閉から1:45戻し、14.5g=やや少なく粗いのでタンプはしっかり5kg重ほど。

吐出口を8秒手袋越しにふさぎ開放

 

なんだ、普通にいっぱい出てるじゃんクレマww

(当記事で一番クレマが出たレシピを再現したら泡減ってる可能性もあるので今後検証)

しかもモカでシティなんてクレマ少なくなる方だし。

リストレットにして「ほぼクレマしかねえ」ビールでも贅沢過ぎる飲み方で至福ww

 

しかも3煎目以降を冷ましてサッポロビールエクストラ注ぐとやばい…異世界から戻ってこれなくなる…デロンギの魔法瓶デミタスカップは泡を消さずむしろ育てる砲弾型なんでビール泡も充実する=缶ビールを10cm上から注ぐと最高。しかも室温や指熱が伝わらずぬるくなりにくい。出涸らしコーヒーは洋酒によく合う。

 

検証テストの結論:焙煎後40日以降はいくらアルミ袋密閉でも揮発しきっててだめ

30日だとぎりぎり行けるけどね品種によっては。

 

揮発しきっても当方発明の「ポコ・エスプレッソ抽出」には使える。クレマ出さないし、ポコの長所「フルーティーでクリア」は揮発性成分と関係薄いし。

修理に出したので10日ほど延びてしまったのが原因。通常ドリップだと12gしか使わないし。

 

カルモはモカハラー=普及品もヤンニハラー=レア品も売っててマニアック。

モカだけで5種?産地国が二分しててイエメンとエチオピア=シーサンパンナとイワンガンも近所だが中国とミャンマー、山脈は同系統

 

品種や焙煎により

量を減らしタンプ硬いほうがいい場合や=14g台

量多めでタンプほとんどしないほうがいい場合も有り=16g台

=当ブログで実践してきた通りで同じミル具合でも品種次第で湯の抜けがぜんぜん違うので。固めないと抜けすぎたり、固めると詰まったり。でもマシンの圧力は強いので量を増やさないとただスルーで抜けてクレマが出なくなるなど。

 

来月はロブスタの焼き立てを調達する。当記事が実証した通り、安価なデロンギマシンはエイジングしてはダメ=焼き立てほど良い。

 

サッポロビールエクストラは麦のエイジ=デンプン分解し甘くなるやつを経ており旨味甘みが強く出涸らしコーヒーと好相性。

 

4/22

ヤンニハラーモカって大人しい豆かも。焼き立てでもムワーっと香りがどんどん出てくる感じじゃないし。

とろっとしない=詰まらない=クレマ材料乏しい=2煎目からどんどん減ってく

https://geasszero.hatenablog.com/entry/2024/12/21/141826

3/6記事では1:30戻し=相当にミルを細かくしてピッタリとあるのでまだ詰めきれてないのかも。

ただ水色は焦げ茶で十分濃い。20秒でリストレット水量。

 

きのう1:45でやや薄く抽出が速い。軽くポンだけのととのえタンプ。

きょう1:40で味はベストだがまだ速い。しかも3kg重もタンプして。

いずれも15:5g。

 

最終的には、これまで最もクレマもくもく量達成したシーサンパンナフルシティとイワンガンシティのブレンドでまた試すしか無い。機械が修理で変わってしまったのか、ヤンニハラーがクレマ出ない品種なのか。

 

4/23

本日はミル全閉から1:30。2kg重でしっかりタンプ。

昨日の1:40より少し湯が出てくるのが遅くなったがすぐ湯量が増えてくる。ここは修理前より強化された。

ただやはり今回もクレマはあまり増えず2煎目でもだいぶ減って3煎目は申し訳程度に。液濃度はどんどん薄くなってるのでガスケット抜けとかではなさそうだが。

 

やはり来月はシーサンパンナとイワンガン買い直して3月のクレマ量最高レシピで再検証するしか無いな。これでクレマ出ないなら修理で劣化したことになる。

IT技術者や家電サービスマン、研究者らの検証手順。診断チャート。

 

4/24

本日はポコ抽出=ミルは全閉から3:30戻し=やや中粗挽き。

イワンガンフルシティ焙煎50日と八王子・田ロブスタ=焙煎日未記載で店頭売を急ぎ使い切る。ママサフルシティも含め400g=30回分…さしあげる相手もいないし。

 

なんか修理後のほうが内圧は高い気もする=短秒数でもエグミが出やすい。

エスプレッソ抽出の際にクレマが減った気がする原因を来月に再現実験で突き止める。

 

エグみを出さない方法論は突き止めた。

ポコ抽出したら次に吐出口を押さえず1~2秒湯を出す=ウォッシュ

これはあまり垂れなくなるまで待つ=次のポコ抽出に混ざらないように。

 

こうするとエグみなしスッキリ味やや薄いになる。

どうしてもエグみはスイッチOFF後に湯の落下速度が落ちて濃くなってくるのでウォッシュが効果的。しばらく放置で粉が冷めていてもまた暖かくなるし。

 

既報の通り、「ポコ・エスプレッソ=軽く圧力鍋にかけるコーヒー」は本人が抽出工程を色々変えながら仕上がる味を変えて遊べる遊び。ホビー。

茶葉コーヒーマニアが自分でやるか、銀座や麻布で板前がカウンター越しに実演してお出しするか。

各煎目を汲み置いてランダムにブレンド=特に1煎目は濃いのであまり吐出口塞ぐ秒数は取らず汲み置き、薄くなってきた煎目とブレンドすると風味がちょうどいい。

スイッチオンからスイッチオフまでの秒数やスイッチオフ後に吐出口を開放する秒数を変えたり。

エグみが増えてもいいから濃いめに出す手もある。

 

基本的にお茶のように、味がしなくなるとかおいしい成分が出なくなるまで楽しむ。

イワンガンは不向きなんで4煎目が限界。八王子・田ロブスタは15煎目が可能。

 

いわば昭和の頑固親父で意地悪系のコーヒー専従族にとっては邪道だね。

 

4/27

昨日今日もポコ抽出の検証実験。

推奨手順が見えてきた。

1~3煎目:銘柄や焙煎度、焙煎後日数、その日の好みなどに応じポコ抽出か吐出口ノータッチ通常抽出か選択

それ以降:ポコ抽出で吐出口塞ぎスイッチオン秒数~スイッチオフ後吐出口開放までの秒数を微調整し、引き出したい風味を出し、隠したい風味を引っ込める、各煎目の間に2秒以内お湯出しするとエグミが引っ込みその次のポコ抽出で甘みが出やすい

 

カップは4つ以上用意。真空保温で6つあると便利かな。各煎目を汲み置き。

1煎目はトロミ酸味が多すぎるのが常

2煎目はやや薄まる

3煎目からスカスカなりはじめ

4煎目以降はお茶に近い薄さとクリアさ=エグみを引っ込め甘みを引き出すべくポコ抽出を秒数調整

 

酸味トロミ香味:1~2煎目で必ず出てくる

えぐみ:加圧しすぎ、かつ抽出秒数長いと増え、いつまでも味が舌に残る

甘み:エグミに隠れやすく、エグみを排除できる抽出法すると前面へ出てくるが豆によっては含有量が少ない

 

ポコ抽出で最も癖が出ず10煎目超えもできるのはロブスタ。あれの性質は茶葉かココアパウダー。

 

抽出作業の合間でもいいので汲み置きを合体させ風味を望みの方向へ変化させる

「1煎目に、5煎目の甘みと薄さを足したいな」

「2煎目には、4煎目を合体させてみるか」

この2つをさらに合体させてみる。その後に合体させたのとまた合体する。

3と5、2と6も試す。

どんどん風味が変化していき、大当たりもハズレも出てくる。

エグミ防止の湯だしは受け皿を使うがエグミ渋みが少なければこれも合体ブレンド用に使ってみる。

 

ポコ・エスプレッソは知ってしまうと従来抽出法には戻れない。1回の抽出で10パターンの味でもすぐ作れるし。

「高級茶葉マニア」としてはこの薄くなってからが勝負で美味しい。

最高級ダージリン手積みシルバーティップスFTGFOPや大葉の特級台湾茶葉なんか10煎目当たり前だし。

 

薄くなってきたら目指すのは「ボスファイア系缶コーヒーの無糖ブラック同等かやや上」=やや優等生寄り。

 

つまりさほど上級ではないコマーシャル豆を使う大手缶コーヒーメーカーこそポコ抽出=「中粗挽きで数秒加圧抽出」する専用設計機を導入する利点がある。

 

今や三ツ矢などの果汁20%程度のジュースも、種や皮を高圧搾取するなどしてまるで果物そのもののような香りや味を出せている。ポコ抽出はこのための技術。

 

今思えばドリップバッグ個包装も、コーヒーマスターレベルの一流店のネルドリップも不便で仕方ない。

一流店は一発決めで至高の出来にはするが一回抽出でおしまい。

ドリップバッグなど家庭用ドリップ法もすぐ目詰まりし流れなくなったり濃くなりすぎ薄くなりすぎ。自在に味変えするどころか自作する余地がない。

ポコ・エスプレッソ抽出法なら毎度誰でも理想の味へカスタマイズしていける。運や神業ではなく工程。特定成分を抽出ごとに単離し、各ショットを合体させバランシングする。大手工場食品で言えば成分不足分をエキス材で足して補うような作業に近い。

たとえば中粗挽きエスプレッソマシン5煎目を通常抽出すると皆様御存知スッカスカの味だが6煎目を吐出口指で塞いでポコ抽出するとフルーティで1~2種の風味が抽出され深い味わいへ戻る=加圧抽出しないと豆から特定成分を外へ出せないだけで成分はまだ残ってる。

 

5/2

ポコ抽出で焙煎45日豆一掃を急いでる。

1回めはママサとイワンガンのブレンドで4煎目までつくり

2回めはイワンガンとロブスタのブレンドで5煎目までつくり

合体させながら汲み置きして1回めと2回目もさらに合体させる。

どんどんよくなるグラスも、はずしてイマイチになってくグラスも出てくる。

これは一昨日。

 

本日は比留間園の烏龍茶葉でポコティー抽出。

コーヒー豆は動作止めてから垂れてくる雫はエグみや雑味ばかりで捨てる候補だが

茶葉は逆でこっちのほうが濃く美味しいことが多い。

コーヒーでポコエスプレッソだと吐出口指で塞ぎながら機械動作8秒停止後3秒で指開放とかだが

茶葉だと全葉で15~20秒10秒とか。

コーヒーは中粗挽きにするので湯がサッサ出てくるし圧力釜状態を粘るとエグミがどんどん出る。

茶葉は裁断ウバか手摘みダージリンや烏龍かでぜんぜん違うが、標準的に急須で数分放置するものなので機械止めてから秒数かけて惰性で垂れてくる雫も美味。

 

使うエスプレッソマシンが同じだが抽出の最適解は全然違う。

 

今月は予備機導入。安い方のデロンギを試す。

ロブスタも上級品を買う。

 

5/4

ワイニーハニーロブスタ調達。国立で売ってて助かった。

イワンガンシティとシーサンパンナフルシティも調達。

 

3/9のレシピで抽出したがやはり圧力が弱くクレマが少なめでクレマ泡がシュワシュワで消えやすい=サーモスタット交換修理から帰ってきてからの現象。お湯が出る際に蒸気が混じることも増えていて修理発送前と様子が変わってた。GW明けに無償修理を打診せねば。修理から戻ってきて何度か抽出した際の違和感や変化とピタリ一致しており不具合が同一。クレマ量は常に半分ぐらい、ビールの濃厚泡みたいだったクレマ泡は今はコーラのシュワシュワに寄っててやせている。

 

デロンギのマシンを運用していくうえで、どう動かして回していくのか検証して構築していく。

 

当方のエスプレッソは基本15g台。

 

ワイニーハニー

ポコ抽出=ミル全閉から4:00戻し

エスプレッソ抽出=1:45戻し

コーヒーチェリー=カスカラを残して発酵させたロブスタの高級豆。インドネシアベトナムはロブスタばかり飲むそうだ。言われるほどおいしくないわけではなく、むしろ紅茶や台湾茶の量り売り高級品を買う人にはロブスタのほうが好みが合うかも。

=紅茶や台湾茶中国茶の産地は、ロブスタやアジアアラビカのコーヒー生産地と近所なので気候影響が同じだとどこか共通点が有り、サッパリとか軽妙な香気とか。

まぁハニーと言うほど甘くないがポコ抽出はネルレギュラー抽出を加圧しフルーティーさを増すものなので確かに果実の風味や香りやほんのり甘さは乗る。ただエスプレッソにしちゃうとまったく甘くない。ただの高級ロブスタのエスプレッソw

 

イワンガンとシーサンパンナのブレンドはいつもどおり割合半々。ミル設定はハニーのまま変えず。

まだ焙煎2日目なのにクレマが痩せており残念な結果。3/9は3cm以上出たクレマが本日は2cm未満に劣化した。圧が弱いのか濃さやコクも減ってる。

予備機が届くので期待の性能が出せればよいが。デロンギのマシンってどう現場で回すとよいのか検証し学習していかないと。

 

5/5

デロンギEC200到着。

どうも152Jよりパワーが低く、吐出口を塞ぐ、挽きを細かくする、とすぐ湯が出なくなったりチョロチョロしか出なくなる。回数使い込んではなさそうな個体だけど。

これだとウチの増圧させるエスプレッソ抽出法には使えない。EC200の10年以上の大勢のレビューが「クレマが出ない」なのもうなづける。先述の通りでウチではパッキンにメンターム塗布で深く閉め込めるようにしており気密性は十分。

 

比較してわかったが200はポンプが弱い。152はゴリ押しで出してくる。設計としては9気圧以前の話。

 

これだとポコ・エスプレッソ(茶葉とコーヒーと)にしか使えないな。エスプレッソしても粉が無駄になる。152買い足すしか無いか。

 

デロンギは商法を間違えている。やすい家庭用だからってクレマが余り出ない性能にするとマシンを使わなくなる。店で飲む人よりもエスプレッソ飲まなくなる人のほうが多かろう。飲食やコピー印刷機はくり返し長年使い続けてもらって利益が出るのに。

 

抽出してみると、EC200はクレマのボーナス分がゼロで発生しない。

=動作中にもこもことカップの9割泡で埋めるやつ。

長時間5mm残るほうの硬いクレマは出るが、これではエスプレッソとは言えない。

泡もくもくをリストレットで止めて呑むのがうまいのに。

ホルダージョイント部がコーヒーかす堆積の中古品だったので完全に除去しての抽出は明日へ持ち越すが、ポンプが弱いのは確定なので結果は同じだろう。200は吐出口を指で塞ぐと負けて出てこない。152は満杯を超えるとジェットで噴き出す。

これでは現行品のEC235も不安だな…バイクも昨今のモデルのほうがあちこち壊れるし不便だ。

コーヒーエスプレッソ、ポコ抽出台湾茶、これらをラムで割る、という連続調理コースを編み出した。

最初にコーヒーエスプレッソして汲み置き。きょうもイワンガンシティとシーサンパンナフルシティを半々。お酒向けに4煎目の薄いのと混ぜておく。

次に台湾茶(杉林渓)をポコエスプレッソ抽出。

コーヒーエスプレッソにダークラムを度数5%分量で投入。

台湾茶を3割程度で入れる。

 

結果的に互いの風味を邪魔せず、融合していた。これは麻布のカフェバーの裏メニューによかろう。セレブ向けにはもうちょいマスターの工夫が必要だが。

 

先述の通り、茶葉は急須だと数分待つものだがエスプレッソマシンは瞬時で通して出てしまうので、吐出口を指で塞ぎ加圧状態のまま貯め置くポコエスプレッソ抽出法が向いてる。今回はポンプが弱いEC200でやったので指で塞いで動作20秒、OFF後60秒まで指塞ぎを続けたらちょうどいい仕上がりになった。

 

これも先述だがコーヒーは種子なのでカップに抽出した液が美味で、カップを外してポタポタ垂れてる方はエグみや雑味ばかりになるが、

茶葉は逆に垂れてる方に旨味甘み香味コクが乗るので活用必須。ホルダーカップ内部は茶葉でパンパンになる場合もありその場合は中に溜まった湯はいつまでも浸潤抽出されつづけ濃くなっている。

 

5/6

デロンギ エスプレッソマシン

EC200 EC152、特性比較

 

200は使用回数はさほどではなく外見も動力系も劣化進んでなさそうな中古品。

152も同様だったが発送修理から帰ってきたらクレマの出が3割減った。

 

200をオーバーホールしスラッジを除去、ホルダーマウント部の接触ゴム部品の加水分解した部分を除去。上側のパッキンは劣化見られず。

152ではいつものレシピ=イワンガンシティとシーサンパンナフルシティ=焙煎後3日を半々、15g台。ミルは全閉から1:40=昨日は1:45なのでやや細かい。

これを200で抽出。

 

結果…やはりポンプが152より弱いのと、いつまでも湯が切れないで滴下し続けてる。200が原付で152が250ccで業務用がリッターバイクみたいな。

200はカカクコムなどあちこちのレビューでこれに即した不評が多い。

瞬間だけ9気圧を達成しても意味薄。いかにパワー負けせず気圧を必要な時間だけ維持できるかが大事。

 

本日は同じレシピで両方で抽出した。1~3煎目。

どれも152のほうが酸味コク焙煎ほろにが旨味などよく出てる=圧が強いということ。152は湯がガーっと勢いよく出てきて、スイッチオフですぐ滴下が止まる。

 

なるほど152信者が多いわけだ。これも各所で共通した好評を見かける。なるべくエスプレッソの予備機は152を増やす予定。200では茶葉とコーヒー豆のポコ・エスプレッソ抽出にしか使えない=それほど強い圧力は必要ないし、場合により152でポコ抽出すると一気においしい成分が一回で出すぎてしまうことも。

 

カップからコーヒーかすを樹脂ナイフで切って出してみると…

いつもどおり152のは硬いウェルダン肉を切る感触。よくお湯が加圧されながら通った証拠。

200の方はポンプが弱いのでカップ内が洪水みたいでコーヒーかすが崩れちゃってて柔らかい。クレマは152より少なめで出るが味が乏しいよね=圧力が強いぶんだけ抽出されるので。

 

最後にロブスタのワイニーハニー焙煎後20日を同じミル設定のまま同じ15g台で152で抽出。なかなかいいとろとろクレマが出たて2cm、落ち着いてきて7mm残った。コーヒーチェリーを残したまま発酵させ香りがワインみたいなのでワイニーと呼ばれ、味はロブスタなのでピュアココア。

 

現行機種の230は爆発しただのすぐ壊れただのひどいレビューばっかだし、デロンギで安いマシンでエスプレッソするなら152しかないのかも。15年前の製品…ホンダカブみたい。

 

200は水タンクがスチロールなのが良くない。落とせば割れる。

152のようなオレフィンなら経年劣化で変色はしてもまず割れない。

 

5/7

EC200の検証テスト、本日は昨日のEC152JでのワイニーハニーのレシピをEC200で再現。ちなみに200はすでにメーカーサポート終了後なので使い捨てるしか無い。

 

思ったより飛躍的に性能を出せた。要はホルダーハンドルの角度は参考にならないということがわかった=ラバーマウントが加水分解で溶けてしまうと拭いて除去したぶん薄くなってる為か。

メンタームで滑り良くしてパッキン養生し寿命伸ばし加水分解抑止するのがうちの運用法だが、思い切ってハンドルが本体側の終点のストッパーに引っかかるまで締め込んだ。それでも152で限界まで締め込んだときよりも軽い力で済んで、ゆるい。

 

うちの200個体の限界まで締め込んで抽出したら初回はクレマが60秒間で最大25mmに達した。昨日までの手順では微妙に気圧が漏れてたわけだ。

使用時間が進んで水路の結晶スケールも減ってきて水量が増えた可能性もある。

 

現状の152より上の成績に達したので、152も増し締めを明日試すことになる。デロンギと折衝済みで明日は無料点検のため発送する手筈になっているがその前に。

 

とにかく機種特性や機械特性をすこしでも多く知り尽くすことが急務。

 

で本日もアフター5酒盛りまでコース設定。

4煎目以降の分はマグカップに200ccほど抽出して1~2煎目を少量足して貯めおく。ロブスタなのでソロ15煎目でもお茶のようにクリアで、アラビカのようなエグみや雑味もなく高級茶葉マニア向け。

 

いつものデロンギ断熱デミタスカップにロブスタをリストレット量注ぎ、黒エビス350缶を20cm上から中央へ一気にドバドバ注ぐ=ホップ泡を最大限出すため。

9割がホップ泡になるのですぐ飲み干す。

黒ビールと、香りがワインで味がピュアココアなロブスタが、違和感なく融合する。むしろビール単体では真夏には厳しいコクだが、ロブスタで希釈され真夏でも飲めるすっきり感。

これは六本木や錦の閑静なカフェバーとかで受けるレシピ。マスターがもうひと工夫して。麻辣パウダーを振りかけたりハーブ葉を浮かすとか。

 

5/8

152でワイニーハニーを昨日の200と同じレシピでやってみた。

やはりハンドルを目一杯締め込んでも、微妙にクレマだけ1~2割少ない。15.5g以上でこれはひどい

 

湯の勢い=水圧は200より多くて抽出は進むが、クレマは発送修理前よりいつの抽出でも少なめ。同一のハンドルとカップを使いまわし。

200より各風味は濃く出てるので圧は十分のはずだが…タンプも同じ3kgぐらいかけたし初期クレマは焦げ茶で濃い、2煎目以降はどんどん薄く出がらしになったし。

なぜか修理前の3/8~9みたいにならない。

 

水ポンプルートの漏れなら内部から蒸気が出たり水漏れがあるはずだが皆無。むしろ200より水圧が強く湯量多い。

ハンドル結合部での漏れは至近距離でも確認できず。

スチームボイラー部分も漏れは知覚できず。

=送水系ではなく蒸気ルートの何処かで音も見た目も変化ないぐらいうっすら漏れてるのかも=ホルダーの真上あたりの。

原付スクーターは腰上までよくバラしてたんで高圧の漏れには勘が働く。うっかり組付けミスでヘッドガスケット漏れてて回転上がらなかったりしてた。

 

手早く清掃しておいたんで、いま発送修理の集荷へ引き渡したとこ。

気圧異常ならメーカー修理キット環境で異常検知できるはず。家電ITでそういう部署の実務歴がある。いまはたいていAV家電PC修理は運送会社に委託して修理品をリース巨大倉庫に集めて修理班がやる。デロンギも該当。

 

5/9

デロンギ修理委託先から電話。

家電IT業界で生産修理の現場にいたので現場の様子は察せられる。

どうやら安く修理現場を構築してるようだ=高価な設備よりも、同機種の検証機を用意して動作比較で診断。

 

それによると、うちが発送した152は比較したら問題ないとのことで安心した。

色々と話をすることで色々把握できる。同業者だから。

ただうちはエスプレッソマシンはじめて半年なので経験値データが足りない。迅速に情報を増やすにはメーカーに聞くのが一番。

今回は送って返送されるだけだが、病院外来と同じで診察し診断が出て説明を受けることが重要。クレマが先の修理返送後に減ってた問題は解決手段があるとよいが。

 

EC200のほうは今日はミル設定を全閉から1:45にゆるめてタンプ4kgぐらいに強くして抽出。それでも焦げ茶クレマ2cmちょいを達成。コーヒーかすに樹脂ナイフ入れると硬い肉を切る弾力ある理想の状態。

焦げ茶をブラウニーにするにはミル1:50にするのが簡単だが。ただロブスタじたいが焼色が焦げ茶だしな。

今回のロブスタワイニーハニーは500ccとれる。ロブスタはいくら抽出しても雑味やエグミに変化したりしない。2~3煎目まで濃いエスプレッソのソロで飲んで、あとはアメリカンの濃度や風味になるのでマグカップに貯める=缶コーヒーのあの風味。

 

ロブスタ知ってしまうと無理してアラビカ買わないな。

 

5/11

当記事の上にある「最適な抽出ができた時」と手順を一緒にしきれてないが、相変わらずクレマが少ない152J。=3月の動画ではすぐ両指を離してるが、最近はずっと片指で塞いでおり逆効果かも。明日以降は3月の手順で検証。コーヒーはひとりで1日5回(豆量を量って挽く回数)すら抽出できないので検証完了まで日数がかかる。せいぜい頑張って2回。カフェイン中毒で24時間以上残る場合もあるので。

 

152をタンプ硬め

200でタンプちょっと緩めた

なぜか後者のほうが2煎目以降が薄いww

どちらでも3月よりクレマ少ないので、きょうの手順が間違ってるんだろう。

ただどうやってもクレマ量が回復しなかった場合、豆店で買う前の生豆もこの2~3ヶ月のうちに劣化してきてる可能性がある。輸入の際の入荷ロットも違うかもしれず。

 

200はボイラーからの湯を止める栓が劣化不良でいつまでも垂れるので薄まりやすいが、しかし味はしっかり圧がかかった味=ネルドリップと全く違うあの味。2煎目でもううっすい。

152はネルドリップに近い味=当方が編み出した「ポコ抽出」に近い味でもある。3煎目でもまだ濃い=抽出初期しか出ない成分が出てくる。

 

今回の発送修理で担当従業員(大手運輸企業のロジスパークなど大型倉庫が委託先)と電話で話して確認取れたが

やはり修理ラインも最低限の安い環境=自動車生産ラインのような専門的で高価な計測器などはなく、修理依頼機、比較検証機と同時に同じ条件で動作させた差分で診断するだけ。=なるべくサポート体制を安上がりにして面倒な個体はどんどん交換する世界市場展開チャイナ製品方式。

 

つまり今回のような繊細で微妙で味=内圧やクレマ量が微妙に変化する劣化不良では、精密検査とか出口側気圧計測などコスト高のサポート体制はない。

たぶん業務用マシンだけはそういうコスト高のサポート体制=自分が発送せず出張で担当が店舗に来るなど。そもそも業務用でも高級機種だと各部に圧力計と温度計が付いてるし。

 

つまりうちの152の劣化=どっかの気密パッキン不良か、はもう直せない。なるべく修理に出さなくて済む運用が不可欠でまして自分でいじることもできない=限界値こえたら中古を入手するしかない。

家電は自分で部品注文して交換できるぐらいがつきあいやすいんだけどね。生活家電も松下三菱はいじらせず部品出さないし、日立やAV家電主力メーカーは出すんだよね。

 

145度と105度のサーモスタットついてるのでコンプレッサーではなく、ボイラー部分のヒーターが湯沸かしし蒸気を生産し加圧、ヒーター付近145度、その先の出口側で105度超えたらヒータースイッチ切れるという回路だろうか=排出湯温90度前後、フィルター内部9気圧を維持。

 

そろそろマシン導入から半年。いろいろと家電IT技術者としてわかって、データや知識や経験則が増えてきた。

 

ここ数日はカクテルしまくり。検証テスト用に毎日シティイワンガン+フルシティシーサンパンナの15g台をタンプ変えながら抽出するので抽出ごとに汲み置き。

昨日までは2回目はロブスタワイニーで、全部は無理だが主な抽出を汲み置き、香味や濃さをバランシングするため混ぜ合わせて味見する。喫茶店で大勢に一斉にネルで淹れる際の手法と同じ=最初の濃いやつをその後の薄いやつで希釈する。カクテルでは酸味ほろ苦さ甘み、ねっとりコクと薄めクリアさなどを混ぜて調整。各成分は、足す場合も希釈の場合もある。

業界常識として、アラビカで厄介なのは酸味とえぐみ、それ以外の雑味なのでこれはたいてい希釈対象。ロブスタはこれらはほぼ出ないのでお茶みたいに15煎目でも味成分が尽きるまで飲める。

 

本日は152と200で上記ブレンドエスプレッソ抽出、3回目は200で2ヶ月経過の古いママサとイワンガンのセットでポコ抽出※当記事冒頭で解説した独自抽出法

イワンガンがフルシティなのでほろ苦さがよく出ている。ロブスタも5煎目以上も飲むにはポコ抽出しないと味がスカスカで飲めたもんじゃない

=ポコ抽出は圧力鍋調理と同じで浸潤秒数も増やすため、香味が染み出す。デロンギに限らずメーカーにポコ抽出対応品を売り出してほしいぐらい。有名バリスタが既製品で手作業でポコ抽出やりはじめたらメーカーに開発要望して実現できそう。

 

5/12

やはり152J劣化確定。クレマ1cmもつかない。強力な圧、勢いを感じない=内圧に負けて濃くなってクレマ出すどころじゃない感じ。修理から戻ってきたらこのように変わってたのは確か。

劣化を明記して安く中古出品だな。カフェポッドや安い産地表記なし豆じゃあ違いが出ないから。

 

今後導入する中古機からはデロンギへ発送修理するときは「そんなもんだ」とわかってるから出す前によく検討しないと5千円無駄になる。今回だけはサポート体制を把握する勉強代として割り切る。

年末までに中古機を導入と運用サイクルを確立しよう。

 

イワンガンとシーサンパンナのブレンドでのエスプレッソって「圧が逃げてる抽出の味」が美味しくなくてがっかりするんだよね。今は導入したばかりのEC200のほうがしっかり圧がかかって美味しさがある。

 

サーモスタット交換だけで減圧になるのか…ボイラー内部へ貫通してればなるよな。

5/13

152J故障原因が絞り込めた。

抽出回数を重ねるほど湯量が減ってくる=ガスケットが気密漏れしており、作動させるほど経時的に隙間が拡がって漏れが大きくなる現象に酷似。

 

本日は昨日までと同じレシピでタンプだけ弱めて1kgぐらい。なのに昨日よりややクレマが少なく45秒でソロ=30cc。絶好調の頃は同じレシピと焼き日数ミル同じで35秒でクレマ膨大でデュオ60ccの線へ届いたのに。液量1:クレマ7ぐらいで。

おかしいので2回目をやることにして、ミルは緩めて1:45戻しから1:50戻しにしたのに、むしろ更に湯量が減って苦しそうに幅3mmほどのコーヒー液がカップ側面をつたっている…ポンプ?ガスケット?どんどん衰弱が進む。

 

何度動かしても内部の異音や滴りなどはない=ガスケットの僅かな漏れだとよくある現象=当該マシンのボイラー部分はガソリンエンジンと同じ内圧気密の設計構造なのでエンジン整備を重ねた当方にはわかる=ヘッドガスケット何度か使いまわしすぎて圧縮漏れさせてエンジンストールさせたこともある。この状態ではアイドリングしても動くが回したり乗って内圧へ負荷をかけると漏れて止まる。デロンギ修理現場はちゃんとコーヒー粉でクレマが膨大に出るレシピ=内圧負荷が大きい条件設定で修理依頼機と検証機と比較テストしてるんだろうか=すごい手間とコストかかるw

 

ポンプの入口側ホースジョイントからの空気混入だと空気由来の音がしそうなので、ボイラーに挿し込まれてるサーモスタットを交換した際にネジロック剤不良とか締め込み不良とかなんらかの漏れ構造が発生したように思える。

車両エンジン圧縮漏れだとかなり時間と手間と専門機材をかけて診断して治すけど=路上不動はかなりまずいので。2万円のデロンギエスプレッソマシンはそこまで修理サポート予算かけれないよね。

 

または、

ボイラー内圧は常に正常だが、ポンプがどんどん衰弱していて水が入っていかないし、どんどん衰弱して日ごとに湯量が減る。=福島原発事故直後も同様に原子炉=ボイラーに高温熱源(メルトダウン核燃料)が常にあって内部の水も不足し続けており、内圧異常高圧が続いて消防ポンプ車では水が入らなくなった。

 

両方かもしれないねえ。修理から戻ってきたらいきなり大きく異常衰弱したんだし。

日立の生活家電みたいに部品注文できる体制だと自分でとことん故障診断し原因特定するんだけど=欧米のデロンギ客の多くはそうしてるようで互換部品のアマゾンレビューに多くの自家修理報告有り。

 

ブログなどの自家修理の画像も含めた報告例を多数見る限り、詰まるのはスチームノズルぐらい。水ポンプとサーモスタットは突然死故障原因として多いようだ。

 

どのみち当方もデルHP=ITのPCやサーバ、日立NECなど家電のサポートサービスマン実務歴。コスト意識はあるので当該152J個体の「今回故障分の」修理依頼は今回で最後にする。デロンギ側に赤字がついた以上の情報量でリターンを得てもらうしか無い。ろくに情報の量と質がそろってないとろくな修理品質にはならないからね。

 

310の分解画像がある=コーヒー店主による作業。152の4年後発売で部品共通性。

サーモスタットは貼り付けてあるのかな、ボイラー内へ貫通してない。鉄壁越しの蒸気温が105度以下でヒーターON、145度以上でオフだな。

ただ水供給はゴムホースからジョイントで貫通なので気圧が漏れるならこの系統が怪しい。

ポンプが寿命で衰弱していくとここへ水が上がってくる量が減っていく。

車両の水系統油系統電気系統なみにシンプルでマイクロ基盤化されてない。

大田原はいい店が多い。和気精肉店のコロッケといい。
当方が通ったバンビ保育園の創業者の妻がこの地のお寺の家系。

デロンギちゃんボイラーO.H完了だ。の巻 | wabisuke

 

 

5/14

毎度検証用レシピ、イワンガンシティ5:シーサンパンナフルシティ5、15.5g

ミルは全閉から1:45=仕上がった粉を観察し続け半年間変化なし

 

本日は200で検証し、どうやら豆の状態が変化し悪化してるのを確認=152Jと抽出結果が共通してクレマが減って5mmほどで、湯が通りにくい。

たぶんシーサンパンナのほうが変化が大きいみたい=前に買ったロットではお湯を通しやすかったがその性質がなくなってる。コップをどけたあとの受け皿にはやたらコーヒーオイルが多く、密閉アルミ袋の中も染み出してベトベトで一部豆が袋にくっついてた=前回購入ぶんにはなかった現象。次回以降に1g減らしたり各豆ソロで試してもいいけど状態よくない豆なので改善なさそう。

 

反証のため、ロブスタワイニーナチュラル焙煎半月とハラールモカシティ焙煎10日後を半々でミルはそのままで抽出すると35秒で2cmクレマ。2煎目はしっかり出がらしの色々と風味が足りない理想的な味。

 

つまり「検証用でいつも同じレシピ」でも天然植物の実なのでアテにならないことが実験でわかった。おそらくメジャー生産地では均質化されてるが、この両種はマイナーで生産量も多くないのでばらつきがあるのかもね、時季、農園、畑のあぜ違いなど。マイナー生産地種は購入時期による質のばらつき変化に要注意かも。

 

ただ152Jが段々と吐出力が落ちてきてるのは事実で味も劣化してしまってる(昨日に詳細を書いた通り)のは別の話。また本日修理部門へ発送した。

200だとホルダー外したときに密閉空間であるボイラーが加圧状態なのでブシューって鳴ることがあるが152Jはそれがまったくなくなったし。

 

いっそ非家電のエスプレッソ装置を自作しようかと思う。一連の抽出工程をすべて電気装置任せにするからすぐ劣化したり、発送修理したり、買い替えないといけない。

実に簡単な装置図面であり、内圧9barボイラーへ95度の熱湯をポンピングで流し込むだけ。気圧計と温度計を実装。水筒型のアウトドア用非家電エスプレッソマシンもあるぐらいだし。

あとは当方発明のポコエスプレッソ抽出法を実装すればベター=自在仕切弁を装着し、コップへの吐出を遅らせたりしばらく溜め込むことでコーヒー粉+湯を圧力鍋にかけた状態で粉からの成分抽出を促す仕組み。

 

なおEC152J修理対応は来年2月までだそうだ。

5/15

正午ぐらいには電話きたのでサービスマン歴としてはすぐ察し。=荷が到着して確認してすぐぐらいのタイミングだね。修理打ち合わせなら修理部門からくる電話が今回はコールセンターから来たし=当方はコールも職歴有り。

結局、現行品に交換対応しますねとのこと。新品になるとしばらく故障はなくなる(はず)=コスト安要因=古い機種を部品交換しても他が不調や故障の可能性が有りまた修理へ戻りやすい

 

やはり今は世界市場はチャイナメーカー方式が主流なので、修理点検は低コスト体制にして、交換品対応重視なんだよね大抵の家電は。品種によっては返金対応。

コーヒー産業は「一生リピーターの世界市場」なので継続的つきあい重視なんだろう=コピー複合機に同じ。

 

ただサービスマンは家電IT車両建材など色々触ってると色々詳しくわかってしまう。

現行品なりの欠陥も知ってる。昨今の新型電車のほうが軽くギリギリの予算で作るので部品はそうが多かったり短寿命とか=新幹線の台車が割れた報道とか。

上に画像化して現行品のアマゾンレビューを載せたが「爆発した」=なるほどなとw 現行品はその爆発する部分の耐圧閾値が低めなのかもね=逃し弁があるのかホース継ぎ目から漏れるのか。新開発するたびにあちこちが変わってしまうのでいいことばかりではない。

 

せっかくサービスマン=プロが検証しながら使うのでモニターと思って気付いたデータはデロンギ社に随時提供しようかと。用品もデロンギ製を色々買ってみたり。

 

ただホルダーフィルター一式は新型に代わるのでEC200とは共用できなくなる。

せっかくなので比較検証精度を高めるためもう一台、中古で違う機種を導入する予定。3機種で「手元に在庫してる同じ豆」を抽出検証すれば抽出結果が変わった原因が機械か豆かなど原因特定が早まる。

 

本日のEC200での検証はシーサンパンナフルシティとイワンガンシティそれぞれシングル14.8gタンプ1kg。いずれも35秒でソロ30cc出てクレマ1cm以上。2煎目はしっかり薄まってスカスカの味。

やはり前者の性質が前回以前の購入してた袋入りと激変していて、別の豆のような仕上がりと風味=過去記事で「黒豆のような」と形容した風味が焼失。隣の畑とか農園次第でばらつきが大きい産地らしいが、昨今は世界的異常高温で珈琲豆も不作で品質も落ちて相場高騰と報道が相次ぎ=その影響もありそう。=クロップつまり収穫時期による性質と扱いの変化があったかもね。ロット違い。同じ店のロースターで同じく焼かれてるからこちらは原因じゃない。先述の通りで店渡しの密閉袋の中がサラサラ油まみれで豆くっついてたが今回だけの現象。酸化の劣化は見られずまずい油ではない。

後者は変化感じないなw 安定的なんだろうか、ロットが変わる前なのか。

 

5/16

さぁ届きました新品現行機種=EC235

モニターに当選したと思って家電サービスマンとITサポート歴かつ設計改良の鬼として知られた当方が弄り倒して世界中のコーヒー常識を改革してやるZE(゚∀゚)!

 

いまひととおり検証実験終わったので結論から書くと

「まじデロンギさんコーヒーわかってねえのな!」←マジで

コーヒーの抽出機や用品の業界全体に言えるが「技術を持ってない」

家電や車などのハイテクと交流がなくて、技術をわかってない社員が設計をやる。

 

=これから下に書く通りにやれば「誰でも30ccクレマ9割で飲める」よ。

 

一昨日:こちらの職歴を名乗ってA4 1枚で症状詳細と予測されるユニット不具合を列記し普段検証用で使う豆銘柄焼き具合挽き度タンプkg重記載し、EC152本体に入れて発送

本日:本体添付明細書の記載「アンチドリップバルブとボイラーの水漏れ」

 

要はポンプが止まるとすぐ湯も止まって垂れてこないためのメカから漏れてて、上下モナカ合わせでゴムパッキンで気密してるボイラータンクも漏れがあったと。ネットで多くのユーザレビュー見ると定番劣化だし古いから仕方ないね。

「これが検証作業に使った粉です」が同梱されてた。イリーやデロンギエスプレッソ粉として売ってるやつだな。色臭い粒径でわかる。カフェポッドはこれを固めてあるだけ。

 

2点以上の重い不具合があると新品交換という判定かな。チャイナ方式で今や世界標準。古臭い20世紀日本家電みたいに修理やアフターケアに体制コストをかけず、お安く世界中に普及させる。

 

で アヒャヒャ (゚∀゚*)ノ

 

長年の顧客は御存知の通り、家庭用52mmホルダー&フィルターカップは10年ぐらい前に新設計になっている。

=「これ欠陥設計なんで使わないように」=これの設計見ればデロンギエスプレッソの機序を理解してないの丸わかり

 

メルカリでいいんで旧型を買おう。ただし2杯用カップしか使わないことと、家庭用は非力なので粉15gは使いかなり極細挽きにしよう(自動機は強いのか12gでもクレマすごくでるみたいだねバリスタ動画見ると)。

 

本日開梱し手順書通り湯通し洗浄を終えて。新型ホルダーの構造見て嫌な予感

やたら複雑な迷路と小さい穴でクレマと液を閉じ込め続ける謎設計

まずは標準手順で指とかで手を加えず抽出。

次にうちのやり方で吐出口を塞ぐやり方で抽出。

 

ジーパン刑事「なんじゃこりゃああ!」「おれまずいエスプレッソのみたくねえよおお…ガクッ 」

 

「えっ現行品EC235って使い物にならんゴミになる可能性あるの…」

ちょっとよぎったけど手順を変える。

 

その前に、デロンギ修理部門が検証用で抽出に使ってる粉を抽出してみた。

松田優作画像を貼るべきだが省略)

これはコマーシャル豆といって無銘柄で安いバルク豆の粉。リプトンのスカスカ紅茶バッグと同じ普及品。しかも素人客でも機械を詰まらせないためか挽きが粗い。

=「買ってはいけない

 

こんなまずくてクレマ原料も飛んでて挽きも粗い自社製の粉で修理部門が検証していたら、気付ける故障を気づかないよ。クレマ立たずどんどん湯が出てくる状態=内圧がかかってない状態なので経路の水漏れが発生しなかったりする=現象再現できない。

非力な家庭用マシンじゃ最初は一滴も出てこないぐらい極細挽きにして丹念に出さないと。パワフル業務用機じゃないんだから。しかも業務用よりもいいブランド豆を焼きから1ヶ月以内でアルミチャックパック保管で使い切る=業務用は58mmということもあり多少安いめの豆でも焼き1ヶ月以上の豆でもクレマが立つ。

 

さて皆さんお待ちかね! いますぐEC235買ってきて30ccクレマ9割にして飲み干す方法だ。

改めてまとめると

同梱の新型ホルダフィルターはしまっとく=予備用 メルカリに出してもいいけど

まだ新品販売あるけど旧型52mmホルダ&2杯用フィルターカップを入手し使う。

厚地でしばらく使えるニトリルグローブ、大きめで脱ぎやすいやつを買う。エステーが出してる。

 

当記事で紹介した当方独自開発方法を導入する。

毎度洗浄後にホルダー挿入部のレールラインに綿棒でメンターム塗布=綿棒をメンターム容器内部に軽く当てるのみでOKなほど極微量にする=手肌に塗り終えたときぐらい表面に残れば十分=レールラインと抽出部のゴムパッキンが水分で加水分解が進んで溶けてしまうことも防止できる=ただ長期保管時は箱や戸棚にしまいこまず多少の日当たりや風通しがある場所に置いとくのが基本だが=上からビニールシート載せてホコリ防止するぐらいにして。

 

メンターム養生してると、テーブルに置いた本体を腰に抱えて旧型ホルダー取付時に少し力めばストッパー手前まで行く=相当に右。女性でも簡単な力で。=気密性万全。

 

粉は東京でいうと国立にロブスタを豆で売る店があるが非常にクレマが良質に出る。

アラビカは各地に店がある。

いずれも入荷ごとに品質はばらつきがある。なんというか野菜に近くて「あたりを引いたらその旬の味を堪能する」感じ。同じ銘柄で同じ加工でも季節が変わりロットが変わりもくもくクレマになったり出なくなったり。

 

今回は152Jのホルダとカップ、国立ロブスタワイニー焼きシティから1ヶ月の豆を購入時の紙アルミパックで空気抜いて保管。

うちの安いミルだと2mmワッシャかませてネジ全閉から1:45戻しでロックナット締め=絶対緩まない。相当な極細挽きで微粉は少ない。

これで駄目なら諦めようって抽出したらお湯が出始め35秒で30cc=ソロでクレマ9割。

作動前にニトリルグローブで両穴を塞ぐ=湯が熱いので指先を一回折って二重化

スイッチオンから8~10秒塞ぎ続ける。=お湯が十分に来るとウィーン音が静かになるので指を離す。ちょろちょろ出始めて35秒で「クレマしかねえ!」完成。カップの側壁に両穴をアテて、クレマが底へ伝うようにする。

 

新型ホルダー&カップを最初は使ったけど、このロブスタと、ハラールモカブレンドしたのにクレマ5mmも出ないんだもんw=数日前の実演記事の通りで旧型ホルダーとEc200中古ならクレマ2cm保証

出口側を無駄に塞ぎすぎる欠陥構造で抽出が遅い。2煎目も濃すぎるし味が残ってるし=しっかり圧がかかると2煎目はサラサラで味スッカスカ

 

タンプは同梱のやつなら玉璽ハンコぐらいに切る=スプーン邪魔で角度や力加減が伝わらない。

あるいは古い152Jや200の本体から取り外して使う=慣れると使いやすい。

ミルのカップをトントンして粉を密集させ低くする。カップに当てて投入する。

タンパーは最初はシーソーする=両端が粉少なくて潰れやすいので真ん中を押しながら両端へシーソーを繰り返して粉を誘導して埋めてく。カップを回転させながらタンプを進めて全体を終わらせる。仕上げは1kg重で十分。

 

結論:EC235は買い。だがデロンギ社はエスプレッソマシンの最適構造と最適工程が全然わかってない。

 

日本でもハリオとかいったミルメーカーはちっともわかってないし=すぐ壊れるが、壊れない構造がわからないのでいつまでもボロい古い製品ばっかだしてる。

 

デロンギ社は理工系技術者がいないのか勘違いして真逆の構造を採用したが

「出口側は常時ふさいではダメ。」濃いばかりでクレマが潰れ続けて不味くなる。

=新型ホルダー&カップはゴミ。アマゾンなど客レビューも悪評ばかり。

 

当方が編み出した抽出法の通りで「必要なときだけ出口側を塞ぐ。あとは両穴開放するか、(2煎目以降に薄く湯量が多くなるので)片穴だけ塞ぎ続ける」のが最適法。

非力で小型の家庭用マシンならではの最適解。デロンギ社も業務用の設計や最適化は得意でしょうな。

 

ただ規格外の使い方なので機械に逆流や負荷をかけて故障を早めるかもしれない。なのでデロンギ社は当方の抽出法を導入し、「動的に自在に塞いだり開放できる手動弁」を2穴にひとつづつ装着してほしい。むろん自動機に自動制御弁を導入してもいいが手動の繊細な動きには太刀打ちできないと思う。

 

=当記事で実演した、当方発案の「ポコ・エスプレッソ抽出法」ではこの吐出口塞いだり開放したりが命。エスプレッソマシンに粗挽き粉を投入してもフルーティーでうまいコーヒーが飲める抽出法。

 

なんならデロンギ技術設計部門の社員の前で実演するよ。舌と鼻で理解してもらう。

 

追記

なんと加工不良が。2杯用フィルターの穴が2つドリルが貫通してない。道理でいくら洗っても穴が開通しないはずだ。ルーペ目視でやっと判明。生産ラインは目視検査してないのかな。

ただでさえ新型フィルタは粉量に対し穴が少なすぎ小さすぎで常時詰まり気味の抽出。おいしくなるわけがないし業務用マシンの出来から乖離するばかり。

 

どうも中国工場の品質管理が下がったようでアマゾンレビューも「1ヶ月で壊れた」ズラリw (;^w^)

工場勤務は現場は多数経験したので色々現場の様子が察せられるw

 

サービスマン職歴の手技や勘を活かしてまずは「ポコ抽出を続けても半年もつように」心がけよう…たぶんEC235って古い製品よりボイラー小さいんでスリムなんだけど壊れやすいんだろうね=小さい風船に同じ空気量を入れると面積当たりの内圧負荷は増える。爆発音がしたというレビューあるけどボイラー小さいと急激な昇圧に弱いから…

 

あと、新型ホルダーフィルターは常時出口側塞いでる高圧構造なんでポンプ~ホルダーが高負荷なのかも。

 

5/17

先日到着した新品現行機と、修理部門で抽出検証に使ってると明記のコーヒー粉=自社製で間違いなかろう。

 

昨日に劇的に結果が出た旧型ホルダ&カップで、この修理部門の粉を抽出。「ひでえ」

タンプで押す段階でジャリジャリして固まらない=細挽き。これじゃたとえ業務用58mmでもクレマでないしまずいだろうに。シーソーも全方向しっかりやって体重乗せて5kg重タンプ。

抽出すると案の定ドバーっと出てきてクレマなんかない=うっすら2mm白色の無味のが残るが無意味。こりゃ当方開発抽出法ポコエスプレッソむけだが、それでも香りやフルーティーは出なかった=日東紅茶やリプトンのティーバッグから香りなんか出ませんw 昭島カルモ豆ではやくて3煎目、あるいは5煎目以降のスッカスカ激薄クリアビールみたいな、スーパーにあるベンダーのコーヒーS、あの仕上がりになった。

 

うちで2cmとか液量比9割のクレマ出すやつは極細挽きより先の「超極細挽き」。非舗装路面を固めるための川砂や砂利と同じく、押せば固まる。ポンプが負けてきて詰まってしまう。一旦詰まるけどリブートするなどして少しづつ通して出始め~35秒でもくもくクレマ出す。出やすい豆も選ぶし焙煎日数や保管気密性も管理。

 

再度苦言するが「デロンギ社ってエスプレッソわかってないし、わかる気がない。」

もくもくクレマで検証しないと、ポンプやボイラーから漏れてるかなんてわかんないよ。動かないほどひどい壊れでない限り。アンチドリップ機構は滴るのでわかるけど。

 

デロンギ商法=激安豆の香りも風味もない自社やイリーの製造粉とマシンを大量に買わせ続ける詐欺的商法とも言える。エスプレッソごっこ商法。マシンはちゃんともくもくクレマや極上の香味が出せるが個人専門店の銘柄表記特級豆を買うのでデロンギ社の利益にならない。

 

さて本日の検証は毎度恒例のイワンガンシティ、シーサンパンナフルシティを半々で15gジャストぐらい。タンプも1kg重。

やはり新品の強いポンプでも中々出てこないし、おかげでクレマは最高6mm。

「シーサンパンナのロットやクロップの違いか何かが原因の変質」が立証できた。まだ焙煎半月なのにこのクレマ量は異常で、前回までの購入分と味も違う=劣化ではなく別の豆を買ったかのような=レタスが同じ産地でも隣の畑のは別物、という感じの。

 

2回目は久々に長期在庫処分できるポコ・エスプレッソ。

八王子・田のロブスタ、ママサを半々12g中挽き。

やっぱフルーティーでうまいねえ、吐出口を塞がない通常抽出だとまずくスカスカの味になるが、焙煎2ヶ月以上でうまい抽出ができるんだからコスパが良い。しかもイマイチできが良くないショットも、汲み置きしたその前後のショットとミックスして改良できちゃう。本日分だとイワンガンシーサンパンナのエスプレッソをポコで希釈したらバランスが良い味になったし。

 

5/24

久々の記事更新。EC235検証が進み、200との使い分けも確立。

新しいとアンチドリップ機構=ピタッとお湯を止めるメカが元気で気密性もまだ高いから長時間電源オフ放置でも給湯するとブシャーって出てくるね。EC200は20年近いから流石にだいぶ機能性は死んでるw

 

昨日はEC152と同じレシピでロブスタワイニーハニーをエスプレッソしたがナチュラルと同じく抽出滴下開始35秒で最大9割クレマを達成。量り売り高級紅茶台湾茶歴の長い当方は高級品だとアラビカよりロブスタが向いてるのを確信。アラビカは酸味エグミなど余計な要素が多いよ、老舗珈琲店でもやたら苦く焙煎して出すし。ロブスタは当方発明のポコ抽出法の12煎目でまだお茶っぽくて雑味なくおいしい。

 

本日はかなり超極細挽きでも細かいミル全閉から1:30戻しのハラールモカ。やはりこれクレマが出ないタイプで、エスプレッソ高濃度にしても味わいが引き立ちにくいと確定。まだモカハラーのほうがましかも。さすがに細かすぎて初回120秒かかったから余計にクレマは減った。235には1:50戻しで十分らしいがクレマは余り増えなそう。

 

レガシーなイタリア式エスプレッソだとスチームミルクぐらいしかミックスしないが、味わいを合わせればビールもひきたつし、本日は三ツ矢サイダークラシック復刻をあわせたが悪くなかった。

 

クレマ量はクロップや農園や当年の天候も関係するようなので品種や焼きだけでは決め打ちしきれず半ば運任せではある。

 

来月は未知の南米産を試す予定。

 

5/25

時代はサイダーエスプレッソ、コーラエスプレッソ、ビールエスプレッソ。

数日前に示した通り、こうした炭酸飲料をデミタスカップ入りの冷ましたエスプレッソに高低差つけて勢いよく流し込むと豊かな泡の層になる。夏場に自然と飲みやすい。

珈琲豆種や抽出具合を飲料の特性に合わせておく。

デミタスカップでないとうまく泡が育たない。

炭酸飲料もエスプレッソもCO2の泡で同じ。

 

本日はシーサンパンナのエスプレッソを割ってみたが上々の出来。

 

5/27

本日はイワンガンシティのミル全閉1:50戻しに2kg重タンプ

毎度と同じく雪だるまのように結合し固まってく繊維質な粉質=湯の抜けは良くない。

クレマは程々で香りも味も上々。

 

シーサンパンナは逆で砂を踏み固めるようで散らばりやすい=抽出ヘッドにも飛び散って残る。先月までの販売分では湯の抜けが良くクレマ多くオイル少なめだったが今回購入分はオイル多すぎ湯が抜けずクレマ立たずミルも滑って時間かかるようになった。品質変動は、小さめの産地の宿命なのか、地球沸騰化凶作影響か。

 

本日もコーラやルートビアで割る実験を進めた。理解度を深めてレシピ確立を急ぐ。

どうもクレマ=CO2残留が多いと、炭酸のCO2と共鳴するのか一気にブワッとデミタスグラス全体が泡で満ちて極上に仕上がるようだ=缶ビールはホップの泡増副作用が強いので炭酸飲料よりも安定して泡が満ちるのでご家庭で500cc缶ビールあけて1時間ぐらい自分でダラダラ作っては飲める。

エスプレッソだと3煎目以降でクレマがないふつうのレギュラーコーヒーみたいなやつに冷蔵庫保管で炭酸ぬけてきたコーラとかだと何も立たない。冷たさと関連があるかは検証中。

 

極上仕上がりだと上流の喫茶店やレストランで実演で振る舞えそう。ただ飛び散ったりこぼすので、いかにしてお客に出すまでにキレイにしてハイドウゾするかの手順作成が鍵。冷ましたクレマ残留エスプレッソに割と冷たいコーラやサイダーなど炭酸飲料を落とし込んでブワワーってなって一番おいしいうちに飲めるのはせいぜい10秒間なので、眼の前で調理して出来上がりをすぐ手渡すフランベステーキや寿司のやり方しか無い。でも慌ただしいのでドレスコードの「いい服」には向かないからそこどうするか。

 

5/28

エスプレッソのコーラ割り、サイダーや果汁炭酸割り

「あらたなクレマ」の方法論がわかってきた。

エスプレッソは濃いめほど良い=1煎目でトロミやクレマが残留は有利=うちは先述の通り1杯でも豆15~16gで瞬間最大クレマ9割出す。出ない豆でも1cm以上

炭酸はペットボトル開封直後ほど過剰に炭酸が気化

 

レギュラーコーヒーは全然駄目=スチームミルク注いでもうっすいサラサラ味でがっかりするのと同じ

 

これは青山六本木や新宿などの青空マルシェの車移動販売露店に向いてるか。

エスプレッソに好きなペットボトル飲料を注ぐ。やってもらうときは手数料。こぼすのでトレーごと渡す。「おめかしご遠慮」と注意書きを掲示

とにかくうまいよ。ただ調理現場は汚れるよw

作ってすぐ飲まないと消えちゃうよ。ビール割りだとやや長持ちするが誤差の範疇。

 

動画 10cm以上上から滝のように落とす。

https://youtu.be/GfNEfwMRuOE

 

5/29

https://youtu.be/rBRdV39eGNg

もはやクレマの暴力

金田一

 

ロブスタ ベトナム ワイニー ナチュラ

ミル全閉1:45戻しタンプ1kg重

エスプレッソ1煎目、湯出から35秒停止直後でクレマがグラスの9割、うち3割を飲み残し室温冷まし


ミリオン沖縄の常温ルートビア開栓直後

12cmぐらい上から注ぎ落とす(たとえは悪いが尿量ぐらいづつ)

 

夏にオープンカフェでだしたら売れるよこれ。冷やし方に工夫有りだね。

ビールはホップ泡だから耐久性があって楽。炭酸飲料は放っといてもどんどん抜けちゃう。親はビールやノンアル、お子様は三ツ矢やファンタやルートビアやコーラで。

 

日本有数の有名なエスプレッソバリスタとか日本の大手コーヒー企業を名乗るなら

炭酸コーヒーというのはこのぐらいやってくださいよ、飲めばわかるけど。

 

おいどん日本一のエスプレッソバリカタたいね

背脂チャッチャでないと飲まんとよ

 

 

6月以降はこちら

https://geasszero.hatenablog.com/entry/2025/06/02/163750

日本にはほぼ居ない、紅茶などのティーエスプレッソを理解できる人材

前回記事

https://geasszero.hatenablog.com/entry/2024/12/21/141826

 

 ◇

 

コーヒーだけの人材は一杯いる。市町村ごとに豆屋さんコーヒー喫茶屋さんが繁盛してる時代だ。

 

しかしティーエスプレッソをググっても全然出てこない。いないからだ。

紅茶などを普通に淹れることに特化したスペシャリストは一杯いるが。

 

コーヒー側もコーヒー豆だけは詳しいが茶葉は全然駄目な人材ばかり。

コーヒー豆用のエスプレッソマシンも茶葉についてはろくな試行錯誤をされてないらしい。

 

 ◇

 

当方は90年代に台湾人留学生とボロアパート共同生活して=いまでいうゲストハウスみたいな

一流の台湾茶の淹れ方飲み方を知っている。表参道の名店の従業員と交流も深かった。

(=中国本土烏龍茶が台湾移住で伝来し接ぎ木して発展したもの)

 

なので、けいおんブームのときにFTGFOP級の一流紅茶葉もすんなり入れた。

コーヒーを専門店で飲むとか自分で挽くなどしたのは近年だが、やはり茶葉の扱いのように5煎目まで飲んだりフレンチプレスを好んだりしている。

 

前回記事の通りでデロンギエスプレッソマシンを試行錯誤し始めたばかりだが、色々と分かってきた。「要は圧力鍋」

その歴史を概説した通り、19世紀は栽培量も今ほど多くなく貿易戦争で奪い合いだったので、豆を節約し、素早く出し切るためにパリ万博の頃に蒸気機関エスプレッソマシンが開発された。17世紀には圧力鍋はあったので原理を知ったうえで開発トライしたのだろう。

 

 

紅茶エスプレッソは、葉っぱである。=当然だが

だから豆というか種子を焼いて砕いたコーヒーと、同じになりようがない。

牛乳は豆乳になれず逆もしかり。

葉っぱもので作る鍋がこってり油脂が浮くことはない。

野菜と肉で、圧力鍋に期待する性能や仕上がりは全く違う。

 

 ◇

 

では当方が編み出した「霞流 紅茶エスプレッソ」を構築し、やり方を紹介する。

とはいえ家庭用デロンギエスプレッソマシンで手軽にやれる内容だ。

 

コーヒー用と茶用でホルダーを分けるかどうかは好みだろう。渋を残さず毎度洗えば気にならないし、そもそも湯沸かしですら「家電の樹脂部品を通せば」なんらかの臭気はついてしまう。やかんだって長く貯めおけば金属臭がついてしまう。

要は運用法次第だし、どの臭気はどのぐらい妥協し気にしないでいられるかだ。

 

ちなみに当方は和茶と烏龍茶と紅茶とコーヒーの急須カップ共用。魔法瓶マグカップはステンレスだから渋は残らないし。

90年代までのママレモンの時代はねっとりした食器洗剤を多く使ってもあまり落ちない割に香料の匂いばかり染み付いたり洗剤油膜が取れなかったりしたが(達者にその洗い方は絶対やらないよう指導されたぐらいだ)、ジョイくん以降は解消されたし。

 

茶渋もコーヒー渋も「すぐ水につける、長く放置しない、さっさと洗う」で解決する。

カインズなどですきま洗いスポンジ棒など売ってる。

 

 

とりあえず本日のトライで構築したVerの、霞流・家庭向け紅茶エスプレッソ。

 

ルピシアアウトレットで買ってきた、

ダージリンオータムナルブレンド=大きめのブロークン

アッサム=CTC

 

 

デロンギエスプレッソマシンEC152J

コーヒーエスプレッソ1カップ用フィルター皿だと、割とすぐ薄くなった。

カップ用だと5煎目までいけた。

 

タンプもコーヒーとは異なるやり方になるが、やらないほうがいいかも。

タンプで濃くする=短時間の1回で濃くするわけだが、コーヒーでは美味しくなったりクレマが出るが=種子だから

茶葉でやっても有害レベルに濃くなるだけ。業務用紅茶エキスの製造に近い。こうじゃねえだろw ママコレチガウー!スーパーマリオってユッタノニー!これマリオダヨー!大泣

 

 

 ◇

 

割と長年ティーエスプレッソを出してる名店のレビューみても分かる通り。

やっぱりコーヒー専門店が手掛けるとこうなっちゃうのね。

でも、これはお茶屋からするとお茶じゃないよ。こんどこの店で飲んでみるけど。

「1回で出し切るほど高圧かけたりタンプする必要はないの。」

 

 ◇

 

では霞流 ティーエスプレッソはどうやるか。

カップ用フィルター皿で2~3煎目

カップ用フィルター皿で5煎目

すべて味わい尽くす。フレンチプレスも似てるよね。エスプレッソマシン発明するまではプレスや煮出しエスプレッソが資源有効活用の工夫の結果だったんだよ。

 

タンプすると某名店と同じ味になっちゃう。悪趣味。

もしタンプするなら乾燥茶葉ではなく、3秒通して30秒ぐらい放置してから。

茶葉はコーヒー粉みたいに細かくする必要ない。

フィルター皿に盛るときは、底部にCTCアッサム、上面にブロークン弱めのダージリン。こまかいCTCが底部を塞いでくれる。

茶葉はお湯戻しでけっこう膨れるので7分目で。3秒湯通しと放置で膨れてからホルダー外してタンプする。ただほんとうにタンプすると嫌味で毒なぐらいただ濃くなるからね。激辛カレーぐらい悪趣味。茶葉もすぐ終わってスカスカの味になる。

 

 

濃厚に淹れたならかならずラテにする。泡は程々の液体濃いめを残したスチームミルク。

ふつうのコーヒーに牛乳いれてもうっすい感じ、紅茶も同じ。

煮出すチャイと同じで、牛乳いれるなら濃いティーエスプレッソは合う。

めっちゃ塩辛い昔ながらの佃煮は単体で食べると罰ゲーム、ご飯と合わせて美味になるでしょ。

 

 

タンプしない場合は、ふつうにFTGFOPやBPのお茶を淹れるのと同じく、5煎目まで変化を楽しむ。

「1回の抽出時間は7秒」。ホルダーはそのままつけとく。

最初のが濃い場合はお湯を足してよい=ふつうの淹れ方でもやる方法。

 

やはり9気圧なので、普通に茶こしや急須で淹れるよりも香りがよく抽出できてる。

マシンで数秒で淹れるので冷めにくい。

 

コーヒーエスプレッソの場合、2煎目以降は「今回のタンプや粉の具合で初回時にどのぐらい抽出できたか」=2煎目のスカスカ具合を検証する手段だけど、お茶は全回とも賞味する。

コーヒーは種子なので「ごまを搾って油を取ってカスと分ける」けど、茶葉はそういう使い方じゃなくて数回に分けて少しづつ出してその変化すら楽しめる。

 

和茶なんかは萎凋(=発酵と業界では呼ぶが正しくは萎凋)させず蒸して乾燥させるだけなので、製法によっては若芽茶を3煎目までやって出し切ったら葉っぱをおひたしにして食べるのがすごく美味。「比留間園ゆめわかば」とか。

コーヒーがらを美味しく食べる人はほぼ居ないw 健康に寄与しないし。掃き掃除に使うことは有るよね。

 

 ◇

 

結論

霞流としては、

紅茶ティーエスプレッソをエスプレッソマシンで淹れる場合の効能は

 

「茶葉の香り旨味甘みが急須抽出よりはよく出せる」

「待たずに出てくれるので冷めにくい」

「急須にお湯入れて待って注ぐ無駄工程無駄時間が省ける」

 

もちろん基礎の初歩として「絶対にホルダーとパッキンの間に茶葉などゴミを挟み込まないこと」。その意味でもブロークンや手摘みの大きい茶葉がフィルター皿の上面にあったほうが抽出口やパッキンへくっつきにくい、剥がれやすい、掃除除去しやすい。見落としにくい。

 

コーヒーエスプレッソマシン編で解説した通り、当方では毎度か2回に1回、パッキンにメンターム米粒半分程度を綿棒で塗布しキッチンペーパーで軽く伸ばしつつ拭き取る。使用後清掃で行えば翌日にはメントールなど臭気成分は飛んでいる。抽出時にメンタームの存在を感じたことは今までなかった。ホルダーが軽い力で奥まで締め込みやすくなるしパッキンも長寿命化する。

 

 ◇

 

旨味だけ味わう白茶ってジャンルが和茶に有るけど(玉露に近いがさらに旨味特化)、うまくエスプレッソすると特濃スープになるな…ホルダーやカップを洗浄しきれるかわからんけどw

 

一流の茶園別や量り売りの台湾烏龍茶はどの製品もほぼ全葉なので、また抽出法は編み出さねばならないかも。ハワイみたいな暑い国なのでさわやか薄い香り高い製品が多い=伝統派が中国茶っぽさが消えたと嘆いている=日本でサントリーが定着させたのはこの大陸式の古烏龍茶で等級が低いもの=新鮮味が薄い古茶葉を使用。

 

蛇足だが皇室や英王室へ変わり種の紅茶葉を紹介するなどしてきた。

いまは国産紅茶でも各茶園がおもしろいの作ってるので。比留間園も含めて。

 

2025/01/10

今回は全葉の台湾烏龍茶でトライ。

予想通り、エスプレッソマシンを使う意味がほぼ無い。

 

そもそもエスプレッソマシンは種子=コーヒー豆をすりつぶして一瞬で大半抽出。

 

高級な烏龍茶やダージリンなどは手摘みで先端から3枚ほど取る。これは抽出時に少しづつ染み出して何煎目でもいける、余計な雑味が出ない工夫でも有る。=コーヒーエスプレッソとは真逆

 

つまり全葉を無理に刻んだら意味がなくなり風味が破綻するし、いくらタンプしても隙間だらけ。弾力も強い。

 

飲み方としても面倒になった。1ショット5秒、毎度ホルダー外してタンプして残った茶を絞り出す=濃厚エキス。混ぜ合わせると急須よりは香味が多く抽出されてるが、隙間だらけなのでむしろ抽出できてない成分も有る=スーッとする成分、甘み。

5ショット試してから急須で淹れてみて色々判明。

 

やはり昨日のアッサムCTC+ダージリン大きめブロークンの組み合わせ、あれぐらいが実用的。台湾茶にはCTC品はないのでエスプレッソは厳しい。

 

和茶はフィルタを詰まらせるような細断の製品も有るので今後試してみる。



2025/01/11

さっそく和茶エスプレッソを試行。

【比留間園 ゆめわかば】(似たような製品を探すのは飲み歩き必須など結構大変なので通販ならこちらで

 

新芽を茎ごと細断収穫して蒸し、浅く萎凋処理してるので急須でも抽出するとドロドロになる。

3煎目ぐらいしたらおひたしで食べる=蒸してあるから柔らかく弾力が有る。

 

結果、エスプレッソにはしやすいが独特の工程が不可欠。

・2カップ用フィルタを使い=1カップ用は目詰まりする

・乾燥茶葉は半分ほど入れる=すごい膨れるので1カップ用だと目詰まりで出なくなる

・濃度調整のためのタンプはしないか、炊飯器ボタン入力ぐらいごく軽く=極細の茎や繊維が飛び出すなどして目詰まりする

 

紅茶のときと同じく、起動後の本体湯煎を済ませたら、タンプしてない乾燥茶葉に5秒通す。この最初ショットでもかなり旨味たっぷり茶が出る。

 

2ショットめからあっさり苦み主体で、薄くなってくるので濃度上げる調整はいったん外してごく軽くタンプ。少しでも強すぎると目詰まりして全く湯が出なくなる=本体の性能によっては故障しかねない。再度組み付ける前に茶葉を挟み込まないよう軽くフィルター皿(本格マシンではポルタフィルター)を掃除するのはコーヒー粉のときと同じだが茶葉が濡れているので独特の工夫をする。

 

やはりプレスコーヒー容器や茶こしで加圧するのとは違う、雑味は極小、旨味苦みなど賞味する成分は豊富に仕上がる=茶葉をエスプレッソマシンにかける醍醐味。

 

 ◇

 

先日以前の記事でも解説したが、お茶におけるエスプレッソマシンは、コーヒーエスプレッソとは用途が全く異なる※。

=「コーヒー屋はお茶の素人やアマチュア」なのでまったく「お茶を殺すようなひどいティーエスプレッソ」ばかり乱造しているのがGoogle検索結果でわかる。

 

 

※ただし中挽き~粗挽きの粉を使う分には、似た作業や用途になる。そもそも昔は家庭用マシンなんて高価で存在してなかったのでイタリアでは煮出しエスプレッソだけ定着、カフェバーでもクレマなんかろくに出さないそうだよ。クレマが多くても美味しいとは限らなかったり。

 

語学になるが、エスプレッソ=イタリア語で「外へ圧した」という意味。作曲用語としては古い。

es press o

茶葉であっても短時間高圧加圧で成分を効率的に抽出する目的は同じだが

種子を挽いた粉とは最適な作業工程は別物=機械の使い方が変わる。

 

お茶のティーエスプレッソは、コーヒーのような「特濃、クレマ」を目指さないし、そのような成分は含有してない。豆腐に豚脂身を求めるな。ブロッコリーにステーキの醍醐味を求めるな。

 

先述の通り、お茶のティーエスプレッソの意義

=「急須で長時間放置して淹れたり、フレンチプレスポットを用いたり茶こしの上からスプーンで押すなどして濃度を上げるよりも、雑味が出ず、旨味や風味が無理なくしっかり出る、各ショット毎の濃度調整も割と自在、かつ湯温も熱い」

 

茶葉の品種によってはショットごとにホルダー外してタンプする必要がある。便利ではない。面倒だ。だが固有の味わいがある。だから専門店で調理場に据え付ける大きなエスプレッソマシンより、家庭用でテーブルに置ける小型マシンの方が向いている。机上は汚れるが割り切る。うちはホルダーやドリップバッグや茶殻などの作業用や仮置き用でセリアの白トレーを何枚か使う=こぼれた液は後で傾け集めて飲めるし。

 

一日とか一回の喫茶で何度も何度もホルダー付け外しするので、当記事で説明した「メンタームでグリスアップ」は毎日やったほうがいい。女性でも疲れなくなるし、やらないとパッキンゴムがどんどんすり減るし硬化が進む。

 

要は、圧力鍋も料理・食材によって大きく使い方が異なるのと同じ。

芯まで火が通り柔らかくなればいいのも有るし、濃度を上げたい場合もある。

 

以上、「霞流ティーエスプレッソ」法ってけっこう、銀座や六本木の板前さんが目の前で実演してコース料理で変化を賞味いただくレベルですよ。

 

「霞流」は調理をやる技術屋が技術的方法論をフリーソースで示しただけ。その道具をどう用いて料理店をやるのかはシェフの領域、食い扶持。

 

 

ゆめわかば、本当にドロドロしてるのでジャムを塗ったようになり後片付けはひと手間かかる。

 

ホルダーやフィルター皿はしばしタライ漬け置き。

浸け置くまえに入念にヘラなどで残渣は除去しブラシやスポンジやすきまブラシで洗浄。歯ブラシの一本一本を穴へ刺して茎や繊維を追い出す感じ。

 

本体側でそこまで汚すと洗浄が大変なので本体の吐出口へ茶葉が押し付けられるほど膨れないように茶葉量を調整しておく。

家庭用デロンギは入門クラスはラグビーボールぐらいなので抱えて持ち運びシンクでさーっと吐出口あたりにシャワーかけながらブラシするのは可能だが、本体内部に入った水の排水はひっくり返したり横にしたりと忙しい。うちは専用キッチンラック(セリア100円)を床置きで使って本体横倒しで乾かしてる=下敷きは段ボール。

 

ここまで調理場業務経験やパン・ケーキや製あん現場経験を活かして徹底したうえで和茶も紅茶もコーヒーもひとつのマシンやホルダーで抽出している。製造現場は大量に作るので機材やラインは使い回すしかないからひとつの商品製造が終わったらISO規格で徹底洗浄してから次の商品の材料や仕掛品を投入するからね。小倉あんが終われば洗浄後に白あんといった具合に。

 

2025/01/13

本日は通常のエスプレッソ。昭島カルモ粉。

焙煎から2週間だがクレマはきっちり出た=毎度シーラーで再密閉してるし。

豆の個性なのか焙煎当日から消えるのが速めのクレマだが味は整っている。

 

前回の洗浄時点で日本茶葉の残渣や臭気はほぼなかったが、一応念の為に通常より念入りの電源ON後の湯通し。やはり残渣も臭気も無し。

食品工場で大量生産する機械を動かし洗浄掃除し再度組み付けて別商品を製造していたから実務レベルの洗浄スキルが有る。

 

家庭用を個人で趣味的にやる分にはじっくり時間と手間を掛けられるが

茶店やバーでカウンター席の客の前で実演でコース料理的に1煎目~5煎目と順番にお出しし続けるような現場では無理な機材運用なので、一日の注文数分のポルタホルダーを揃えておく、使用後は漬け置きして就業後に洗浄、エスプレッソマシン本体も日本茶、紅茶、烏龍茶それぞれ専用だけでなく「ゆめわかば専用」とかやらないと業務レベルでは追いつかないかもね。

 

茶店向けプロ用コーヒーエスプレッソマシンはあくまでコーヒー用であり、茶葉向けには不要な性能なのだし、片手で持ち運んでシンクで横倒しで洗うとかできないので、いっそ安価なデロンギ家庭用を多数そろえて、客提供ショットごとに次のマシンへ入れ替えて使う、ぐらいが楽な運用法かも。皿洗いみたいに多数のデロンギを洗って現場を回す。

 

家庭用デロンギだと、カセットコンロ鍋や焼肉店ロースターみたいに客席テーブルでお客に自分でやってもらうことも可能だが、理想の味は出なくなるだろうね。茶葉を噛み込ませないとか、ショットごとに再度タンプとか、ここは情報と経験をもつプロの領域。

 

 ◇

 

カリタの古いミルの設計はひどい。

図面は70年代以前レベル。

修理作業は小学生図画工作レベル。

かろうじて日本製パーツの精度で数年もたせてる。

 

茶店業界のミルの需要数が少なくてニッチ需要のままだから合理化や、工業業界全体の「平均値」へ追いつこうと努力する必要がなかったのか。商売敵も少ないし。

 

DC中大型内蔵モーターのブラシのワンタッチ交換化なんて80年代の話だぞ…

防振も防塵もせず、よく今でも7万円取れるねはずかしくないのか。

ニッチ過ぎて数売れないコスト高を載せてるだけの価格。

各国バイクメーカーで世界グランプリ優勝マシンの基本設計もやったし白バイモデルいくつか設計して今でも売れてる当方は悲しいよ。昨今のガンプラのLED設計したりと多芸。

 

こんなミルのボディ設計は試作した19世紀のままであって、エンジンケースぐらいの高剛性高質量大型へ収納して制震防振しつつブラシのカスがモーター筐体内部を汚染しないよう対策設計するなどするのが工業のプロの筋。





日々の継続振動で汎用ベアリング叩いてついにボールに引っかかりが出ちゃうとかDIYマチュアレベルよ。みんなそれで抵抗ついてヒューズ飛ぶようになって故障報告してる=モーター交換2万円以上。技術者が居ないからお粗末設計がバレてなかっただけ。

 

3/7

久々に抽出。

ゆめわかば玉露系の新芽。

この品種の場合の専用抽出法はリストレットのみ。5秒でもソロ30ccぶん出る。

ティーエスプレッソは品種ごとに専用抽出法を編み出すのが必須。。

 

茶葉をエスプレッソマシンにかける時は必ず初回は蒸らし=飲んでも薄い。

種子の粉である珈琲とは性質が異なるので。

茶葉によっても全然抽出方法が違うのも特色。ゆめわかばの方法論は別の茶葉には通じない=似通うことはある。

 

本日の手順。

初回むらし:10秒指で両穴塞ぎ、5秒抽出。カップではなく木椀で受けて飲むがやはり薄い。

3分以上放置=お湯戻しした茶葉をふくらませる。

 

2煎目:両穴指で4秒塞ぎ、1穴だけ開放しお茶を抽出して5秒。

めっちゃ旨味たっぷりお茶スープ=風味は白茶の急須抽出の初回に近い。

 

3煎目:両穴指で4秒塞ぎ、両穴開放し10秒抽出。

旨味は枯渇し、苦みがすごい。香りは2煎目までに出涸らしている。

ここからはあらかじめ沸かしといた熱湯で5割~2倍ぐらいで希釈してよい。

4煎目も同様。

 

乾燥茶葉は少なく見える。これでもギリギリ。

※この比留間園は茶聖で皇族に実演解説した歴あり。入間市には二人いる。店頭売りしてることもある一杯一万円の優勝茶葉を飲んでしまうと「もう戻れない」よ。

2煎目=飲む用の初回。濁っており、うまみの宝庫。

4煎目。キリッとクリアで苦み多く香りは2煎目で出涸らしてほぼ皆無。指では押さえず両穴で10秒出してしまうと熱湯で割らないで済む。

出し殻。ここまで膨れてます。

タンプ不要=やったら繊維がフィルター穴からニョキっと出てきて完全に詰まってしまうし吐出口の穴を指で塞げば内圧は十分出る。

 

和茶エスプレッソを技術的に検証し探求し手順化したのはおそらく当方の霞流エスプレッソが日本初。今後はこれを参考にしたり独自に編み出す喫茶店主や茶匠が増えるのかな。茶園が業務用コーヒーエスプレッソマシンを流用した取り組みはしているようだけど、家庭用で誰でもできるノウハウづくりは誰もしてない。

 

茶葉エスプレッソはコーヒーより敷居が低い。挽かないし全葉の大葉(台湾茶ダージリン手摘み大葉など)は不向きだし=刻むとエグみが溶け出して風味変わっちゃう。タンプ不要だし。台湾茶の全葉を丸めてるやつ=フィルター皿に入る、を蒸らして抽出できるか今度試してみるけど吐出口の指押さえは必須になりそう。

 

何度も説明したが技術者なので仕様を詰めていく。説明書を作成する側、客が欲しがる機能を図面引いて追加、の実務歴が厚い。

 

コーヒーエスプレッソの本日分はこちら。

エスプレッソは高精度工業製品 250307以降 - 先従隗始・温故知新

 

以下、日本茶エスプレッソしたらタンプするはず無いんだが…

紅茶やコーヒーを飲まない方なのかな。煎茶を適度に刻むとエスプレッソ向けになるのか。今度飲みに行ってみよう。ただ六本木青山で流行してないから「いいものが生まれてない」んだよね。

エスプレッソは高濃度ならいいというのはエスプレッソやコーヒーに疎い証拠。=新宿の有名な紅茶エスプレッソも当方=紅茶エキスパートから見ると邪道で、店主はコーヒー専門だから無理もない。

茶葉エスプレッソは2万円家庭用エスプレッソマシンのほうがいいですよ。

 

コーヒーはクレマが出る。クレマゼロのエスプレッソの大半は失敗作やゴミ。

茶葉は焙煎と言っても焼かない=メイラード反応をしないし物理的不可能。

いっくら深煎りのほうじ茶や麦茶でもクレマは出ない。一番近いのはよく泡立てた茶道向け抹茶ですよ。

猿島~古河って割と地元のひとつなんだが。


3/12

本日は、全葉をまるめてる台湾茶の抽出法を開発。

 

再度宣言するが、本記事で立ち上げた「霞流ティーエスプレッソ」は

台湾茶と紅茶の一流品を淹れて喫するのを台湾人からの指導も経験したうえで30年来続けたベテランが、珈琲抽出とエスプレッソマシンの経験の上で「まだ誕生してないまともなエスプレッソマシンの茶葉での使い方」を摘示するものです。

 

=趣旨の一つは「別にエスプレッソとは濃くするのが目的ではないし、種子と葉では全然異質なので、濃度を含め風味の最適解は違う」=珈琲しか経験がない喫茶店が、愚かな高濃度ティーエスプレッソとやらを有償で振る舞っているがめんつゆ3倍濃縮をそのまま飲んで自己満足する愚行。激辛唐辛子20倍カレーは根性だめしでありうまいわけないので趣味の範囲でどうぞ。

 

霞流では「濃度は無関係で、急須抽出よりしっかり圧力鍋料理みたいに香味が染み出す」しか探求しない。違いを楽しむ趣味=麻布六本木の高級店でやれる技法。

 

さて本日のトライはうまく言った。今後は全葉でも美味で抽出できることが確定した。=ダージリンSFTGFOPシルバーティップスとか

 

先日の刻み煎茶と同じく初回は茶葉を湿らせ蒸らし膨らますだけの5秒=飲めばうまいけど薄い。今回は全葉で開ききるのが遅いから3分以上放置=結果的に開ききるのが5煎目になったっぽいのが画像でもわかる。

画像の通り、未経験者が驚くほど膨らむので計算して投入する。

 

今回の品種は、序盤=甘くとろみがあり飴みたい、中盤=渋みと旨味が出てくる、終盤=ペットボトルのお茶みたい

 

中盤以降に取り外してタンプや茶葉ひっくり返しを試したが抽出結果に変化なし。=別品種でも変化なしとは限らない

ティーエスプレッソでは品種ごと細断具合ごとに抽出方法手順をゼロから開発する必要があり面倒。ミルを使わず洗い物が少ないのは楽。

 

このような台湾茶葉の独自抽出方法は以下。やけどするので吐出口を塞ぐのは専用ウェスなど穴別で用意すること。

 

2吐出口穴とも塞ぎながらスイッチオン、7~12秒塞ぎ続けるので指だとやけどする

=ホルダ内に湯が溜まり増えながら加圧が続く

=塞ぐのをやめると同時にスイッチオフ、ダダーっと滝のように出てくる

 

茶葉は全葉でないと意味ない品種も多く、自家で刻んでしまうと別のぽんこつに変化し味が壊れるので、タンプする意味がないため、吐出口を塞いで加圧手段とする。種子=珈琲豆と異質だからね豆料理と葉料理は同じ調理しても壊れるでしょ。

 

珈琲抽出は上から染み出させ=浸潤させないで雑味を防ぐのでタンプしてフィルターカップ内で内圧範囲を止める。カップ下の吐出口までは湯が通過するだけ。

茶葉抽出は逆=浸潤させ抽出率を高めるのでフィルターカップではなくホルダ内部を圧縮湯で満たし浸潤させつつ加圧し続ける=吐出口を塞ぐ秒数で抽出結果を管理。

 

明らかに急須淹れとは違って、圧力鍋調理のように成分が全部出てくるし、しかし煮るとか長時間漬け込むのと違って雑味が全然なくクリア清涼。

=霞流の目指すところ。

 

今回は10煎目までいけたが、味わえるのは8煎目までだった。

保温カップを3つ用意し、好きな時にブレンドする。シングルがいいやつとブレンドするとうまいやつとがあった。

 

コーヒーエスプレッソとは違い、茶葉でやると自炊で色々試して多くの違った味わいが試せる自由度が強み。高いマシンも不要。

左上から初回~10煎目。

4煎目までは甘みととろみで飴のよう。5煎目から色が濃くなり渋みと旨味。7煎目から薄くなってきて9煎目はスカスカ=安いペットボトル茶なみ。

香味がしっかり出てるうちはブレンドすると変化があって面白い。

3つめのカップはキャンプおなじみチタン魔法瓶構造

紛らわしいが右のカップが奇数煎目ですw

6煎目のあとに外してタンプや茶葉ひっくり返しをしたが変化なかった。


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- YouTube

入間市・比留間園の剣形の台湾茶(比留間園産)

こういうのは膨らまないのでフィルターカップの目いっぱいまで入れる。葉は壊してはダメだが枝は折って曲げて良い。

 

スイッチオンから最大20秒で溢れ出すので何秒で止めるかで変える。

短いほうが濃くなるが、初回は蒸らす前なので15秒以上にしてる。

2煎目まで3分以上放置して蒸らす。

 

今回は色の成分は出るのが遅く、3煎目以降に12秒にして味がスカスカになってから出てきた。台湾の台湾茶は厚葉でゴツいから6煎目まで耐えるが比留間園さんのは日本茶作ってる同じ株=薄葉なので。

 

エスプレッソマシンだとこうなるので魔法瓶カップで汲み置きしてブレンドするのも遊びの一つとなる。どのみちパッパとすぐカップの数だけ4煎目以上行ける。

 

たとえば13秒でスイッチオフ、吐出口は塞いだまま10秒で加圧と浸潤を維持、といった芸当で抽出内容の変化も起こせる。コーヒーエスプレッソと違ってただポンと抽出して終わりではない。自分で変化をたくさん作って調合したりして遊ぶ。

 

今回も初回はとにかく甘い=本当に糖分多い、2戦目から旨味、3煎目以降はスカスカしてきて秒数短縮し色を出す、と個性が出たのでブレンドしてみるとバランス良い茶も出来上がった。渋みや味や甘みがショットごとに単離されるので、自分で調合できる。

 

本日の2回目はBOP=ブロークンのアッサムを少量。

少量だしブロークンなので3煎目には薄すぎるがブレンドするとバランスが取れた。

 

カップは右から初回、2煎目~4

カップが3つの画像がブレンド後で、左側カップの水色が濃くなってるのがわかる。

湯温は機械では変更できないので予熱時間や濡れ茶葉を冷ます時間などで調節。


4/6

昨日はダージリンオータムナルにウバBP少々。

本日は比留間園の剣形の台湾茶

 

コーヒーのエスプレッソのほうの記事でも書いてるが、同じエスプレッソマシンを使ってるけど茶葉とコーヒー粉とでは目指す抽出成分が違うので、

当方開発の「ポコ・エスプレッソ抽出法」の秒数が全然違う。

 

コーヒー粉は湯に浸してしまうとえぐみが増えてくのでスイッチオン~オフ~抽出まで短秒数でリストレット湯量にする事が多い=豆の個性でも変えるが。

 

茶葉はそもそも浸潤させるものなのでホルダー容量を超えて溢れ出すまでスイッチオンで、ゴム手で塞いでる吐出口からあふれた瞬間に止めるが吐出口は数秒塞いでその秒数調整で圧力鍋と同じ加圧状態で濃くしていく。デロンギのホルダーでフィルターカップ直下=満量が60cc=デミタスカップ一杯=フィルター穴は小さいのでお湯は逆流できず吐出口から溢れ出す。

 

スイッチオフ後もしばらく垂れてる雫は煎目が進まないうちは特濃になるのでお椀などで受けておいて湯呑みのお茶に混ぜる。

 

いちど「ポコ・エスプレッソ」を知ってしまうともう急須抽出には戻れない。

茶こしや急須より洗い物が楽で茶殻が簡単に捨てれるし。茶葉少なめで理想的な味に抽出できる。旧来の急須抽出よりフルーティーでクリアな味になる、ホルダーに貯める湯量=秒数や吐出口を指で塞ぐ秒数で味わいを自在調整。急須みたいな抽出の待ち時間もない=さめない。ガスレンジの湯沸かし忘れて待たされることもない。

 

茶葉は膨らむのでコーヒー粉でいうタンプによる内圧調整はせず、茶葉の膨らみで自動的に上がってく。つまり膨らんだときの容積と密度が高いほど、煎目をある程度進めた時に高圧になる。つまり3煎目ぐらいからが本番で、初回は台湾茶の作法と同じで捨て湯に等しい薄いものになる=初回抽出後3分以上放置して膨らます。初回は茶葉に湯を吸わせるためあふれるまで20秒スイッチオン、あふれたらオフにしてすぐ吐出口を開放。

エスプレッソは高精度工業製品

関連記事:

日本にはほぼ居ない、紅茶などのティーエスプレッソを理解できる人材 - 先従隗始・温故知新

 

 

平面研削盤などで1マイクロメートルまで追い込む高精度加工を実務経験したりITや製造現場で経験した立場上で、エスプレッソを「精度」観点で解説する。

 

コーヒー名人など有名人でも意外とそういう職歴の人は少なくて、きちんと工業技術面で解説できてない。

 

エスプレッソはコーヒー抽出の機械自動化の過程(枯渇資源節約のため)で生まれた。ポット直火からマシンへ。

 

一般的に、高精密加工とは「手加工」「高精度加工機」で説明できる。

昨今はロボプラモや美少女フィギュアも高精度加工自動機を持つバンダイやウェーブなどごく一部の大企業が寡占してしまった。=高精度加工機が普及する前は「手作業の味」などと弁護されてたがもろくも崩れ去った。手描きアニメーションも3DCGやAI作画で陥落の危機、手作り特撮セットもほぼ壊滅状態。

 

デロンギ(イリー規格カフェポッド)のエスプレッソマシンを中古で入れてみたので、最初は安い手動式ミルで挽いてみたが全然クレマ=微泡が出なかった。抽出前後ともルーペで観察するとたしかにGoogle画像検索で出てくる「極細挽き」には及ばない中細挽きぐらいだった。粗いとくっつかないのでタンピング=押し固めようとしてもすぐまたほぐれてしまうし。

 

イリーと2トップのカフェポッド製造メーカー、ムセッティをアマゾンで取りよせてみたら少ないがきちんとクレマが出た。ポッド用ホルダー底部穴につけるアダプターが届く前なのでクレマが減ったと思われるが(説明書に必ず装着しろと明記)。

 

抽出したポッドを紙破いて観察したがやはり粒径がめっちゃこまかい。

うちの手動ミルだと粗挽きクッキーみたいだが、ムセッティのはビスケット並みにこまかく粒径均一。ちょっとやそっと触ってもペレットが崩れない=強めに割ってみるまでは。

 

しかも、しっかり豆の香りが残ってる。ホルダー外しても本体にコーヒー粉が付着してない。高額な極細挽き対応ミルを買わなくていい。いいことづくめ。

 

エスプレッソ家庭市場=NY六本木セレブ価格帯になっている。

最安の手動式ミルで9千円。いいやつは3万円。マシンも数十万円の家庭用まで有る。

 

豆を焼いてくれる個人店は今やどこの地域にも有るけど=ワープア公的年金ぐらしでも習慣化できるコスト、これでエスプレッソをやるには主にミルへ多額投資が必要で、タンピング環境も揃えないといけない。抽出後は本体側にたくさん付着した粉もエキスも除去しないといけない。

 

それでも、大量生産むけに最適設計されたイリーやムセッティの生産ラインの精度には中々及ばないし、手加工というのは毎度ムラがあって一定しないのがどんな業界でも共通項。ささいな美味しさを出すために苦労苦痛が多く伴う。

 

一生ムセッティさんに貢ぐ奴隷になりますw

たまに自分でもやるけど来年から投資しないと。あまり投資額を増やさない程度に。

 

参考記事

https://geasszero.hatenablog.com/entry/20171004/1507101864

工業 カテゴリーの記事一覧 - 先従隗始・温故知新

 

 ◆

2024/12/28追記

あくまで工業生産の設計開発と組立の現場経験、IT技術者経験などから、エスプレッソを短期習熟する。

 

まずは敵を知れ。べつに敵ではないが土地の知られたエスプレッソ店に行く。

2店ともほぼ味もクレマも同じ。500円程度。つまり業務用マシンのグレードが同じ。やはりクレマが分厚い。

1千円以上取る高級店は豆や製法が別物なので割愛。車の楽しさをフェラーリで調べる必要がないように。

 

どうもこうした店は抽出作業をジロジロ見られるだけで嫌がるんだけど

工業系人材だからはっきり指摘するが「エスプレッソに特殊技能性ってあんまりないですよ」

モータースポーツがレースと言っても機械と資本金で結果が決まるのと同じ。

エスプレッソはその発祥から自動機械による特殊製法であり(コーヒー資源が争奪戦の時代に材料ケチるための工夫だった)、クレマ量で7割決まるので業務用マシンを習熟すると誰でもそこそこのは出来てしまう。豆の選びや加工やタンプにわずか工夫の余地があるのみ=ライディングやドライビングの部分。

 

エスプレッソ店の人は別に工業やITの設計開発組立運用のスペシャリスト出身ではないので、何が秘訣で何がどうでも良いかよくわかってないよね。

エスプレッソマシンの前で行う抽出作業の大半に「他人に見られたらまずい営業秘密な部分」はないですよ。むしろ店の裏で非公開でやる豆の選びや加工で9割差別化が決まる。タンプだってマシン化してるから道具選びで半分決まるし。

 

業務改善や効率化のプロで実績多数だもんで、抽出作業はご家庭のアマチュアもプロも大差ないのは数十秒見ればわかった。工業の分野によってはもっと難しくて、見ても教わっても身につかない本当に難しい作業は一杯あるよ。

 

さて、業務で出せるおいしいエスプレッソは理解した。

ではなぜメルカリ中古のデロンギの普及価格モデルはクレマが薄く少ないのか、工業製品設計開発修理補修改造の人材として、要件定義と改良に取り掛かった。

 

粉は3日前に昭島カルモで適する豆を上等に仕上げてもらい調達。袋4分割にしてもらい=1袋3回分で自宅にシーラーあって毎度再密封。これで素材を言い訳に出来なくする=モータースポーツの基礎。レギュラーコーヒーは焼き豆のまま数日置いてガス抜きをするのが通例だがエスプレッソはこのガスを活用するので焼き立てほどクレマが出るようだが、雑味も増えるというのが定説。

 

エンジン整備から言うと、エスプレッソマシンのホルダー接合部分はパッキンに厳しい環境。おそらくデロンギの51mmホルダーのうち3爪方式より2爪方式のほうが隙間ができやすかったりパッキンに辛いはず。

 

商品製造加工分野で使うグリスは食品油でなければ医療皮膚処置用がいい=ある程度口に入る想定された物質。メンタームを綿棒で米粒半分ほど取ってホルダー部パッキンを一周して塗布、キッチンペーパーで拭き取り拭って浸透させる。金属部分からは努力して除去。けっこう湯洗浄したお湯を飲んでみるとメンタームの臭気はしてこなかった。

なおデロンギエスプレッソマシンのギア用にワセリンOKとしている=メンタームはワセリン。

 

メンタームを染ませたらホルダーがいつもより軽い力で深く入るようになった。

説明書だと90度より手前で止まると書いてあるが新品時の話で、現品は90度超えて止まった。

 

抽出してみるとクレマが増えて業務用の7割出た。

シングル用フィルターよりややダブル用フィルターのほうがクレマが出るかな。

スイッチオン~お湯が出てくるまでの数秒は下の穴は布で塞ぐと内圧を稼げてる気もするが今後の経験回数で検証。

 

デロンギC152Jは初年度2010だから2013ぐらいまで販売として10年選手だが今回のグリスアップで見違えた。あまり使ってなかったのかも。

 

タンパーは本体付属品で十分。ただ取外してテーブルの上で体重乗せてやる。

プロ用は回転機構がついててグルっとやれるので均等加重だが、純正品の場合は十字=四角か、八角で、対角2箇所単位=両指で押せばいい。

 

 ◆

 

抽出の濃さや圧力は、2~3煎目でわかる。何が悪くて1煎目が良くないのかの検証の判断材料。

出口側が詰まり気味で出てってないとか蒸気漏れがあると2煎目も濃くて香りが残ってる。内圧が十分でクレマがよく出ている場合は2煎目は濃さはあっても味はスカスカ気味=マック100円コーヒー。3煎目はおいしくて薄いお茶になる。

 

 ◆

 

もちろん予熱は入念に。説明書にも書いてあるが本体もホルダーもコップも湯通し。

 

あとコンプレッサーの機械なので使用回数でエンジンシリンダーピストンのように摩耗し隙間が増えて圧が減ってくる。数年使用してホルダー内圧が落ちた仕上がりになってきて、ホルダーパッキン側のケアで変化がなかったらコンプレッサーの寿命が近いのかも。

 

 

エスプレッソ=発祥時点から科学技術なので、何気圧とかホルダーサイズとか数値は決まっており家庭用も業務用も圧は同じだが

 

業務用ホルダーは58mmで大きく、同じ内圧にするにも大きなボイラーで広いホルダーに一気に圧を送る。エスプレッソ店の作業を軽く眺めてみると幅広ホルダーへ上下寸法薄めに粉充填=そりゃそうだ、グラム数も規定値が決まってるのだから。

業務用で豊富にクレマが出るのはこの幅広ホルダー、大型ボイラー、上下薄い粉充填、の3効果だろう。

 

つまり安い家庭用マシンでもダブル用ホルダーに11~12gで上下が薄くなるよう充填するとある程度再現できる、これは実際にやってみて確認できた。

いくら14gとか詰めても下の方は抽出不良になり、2煎目も濃くて美味しい普通のコーヒーが出てしまった。

 

なので家庭用もモデル次第だが、ボトムレスホルダーは意味薄だろう。=圧が逃げてしまう。

バイクなど工業製品でも小排気量はチャンバーに内圧が貯まるまで時間がかかる。大排気量は一気に内圧が充足して常にパワフルだ。大排気量むけチャンバーの設計で小排気量むけチャンバーを作っても性能を出しきれない。

※当方はバイク開発設計に業界外から関与しMOTOGPチャンピオンマシン=イタリアのロッシ優勝させるとか白バイ採用マシン開発するなどなどしてきた。

 

デロンギなど家庭用エスプレッソマシンのメーカーは少なく独占状態。=ノウハウが拙いままで、イタリア製のいい加減さも残ったままw

日本製はどんどん姿を消した。エスプレッソって店が少ないので明白だが需要は多くないからね。

 

工業とITの技術者として結論すると、ほんとうは家庭用も58mmホルダーにすべきなんだよ。ただ業務用と同じ深さにすると容積が大きすぎて内圧不足になるんでフィルターの上下は薄くする。=カフェポッドもその理由からか上下圧が薄い。ボイラーやコンプレッサーまで大きくすれば高価になるしかさばる。

デロンギ家庭用の設計は無思慮に形状だけ業務用に似せすぎていて、これが家庭用の性能を低くしている一因。ホルダーパッキンのメンテナンスのこともわかってない様子。

 

 

2025/01/01

本日もまたトライ内容を変更。

フィルターカップギリギリの14.5gで隙間をなくす=抽出開始時の低圧時間が減る。タンプは中程度。カルモブレンド深煎り極細挽きの「初回開封時=焙煎4日後」を使用。

 

メンタームでパッキン養生するのは毎日やったほうが気密性が良好=前日の洗い物のあとにやるとメントールが飛んで匂い残らず。

油分でスーっとホルダーが閉まるので女性にも優しいし、ここで構造的に止まるというのがわかりやすくなる。

 

カップはイタリアのデミタスを導入=これはかなりよくなった。湯煎予熱は欠かさない。

狭く浅いので泡が消えにくい。角度もドングリ型で最適化されてる。

 

抽出結果:専門店の8割はクレマが出た。上々


画像

 

2025/01/07追記

賞味期限来年のムセッティ・ロッサのカフェポッドを分解、2個ぶんで通常用ホルダーで淹れてみた。1個でカフェポッドで淹れたのと同じくクレマは少ない。カフェポッド専用ホルダーの気密性は問題ない。

そういうものだということ。それなりの品質。

 

昭島カルモで焼いて挽いて密封してもらい10日になる粉で2杯分で淹れるとやはりクレマは多め(当日や3日めよりややクレマ減った気もする)。これでもあっさりブレンドでそうクレマは稼げない方。うちでは粉を出すたび袋は脱気してシーラーで再密封。

 

気密性は2煎目を5秒で淹れるとわかる。香りやコクが抜け落ちてるがさわやか美味ならパッキンの気密性は出てる。

 

2025/01/20

少しづつトライ内容詳細を変更しながら様々な結果を出して検証し、

「霞流・コーヒーエスプレッソ」をだいたい確立した。今後も詰めていく。

 

・家庭用デロンギエスプレッソマシンの安いモデルでできる

・アマゾン1500円ミルでできる

 

本日トライでは

・焙煎後アルミチャック袋で密封保管しておれば40日経過してもクレマは結構出る

ことがわかった。たぶん焙煎当日の1~2割減。

=クレマ量は美味と比例しない、と専門家や海外旅行者が指摘してる。焙煎直後は雑味や雑香ガスも多い。焙煎業界隈では「暫く寝かせて安定させる」のが常識で説明される。

 

・浅炒りでも十分にクレマは出る

こともわかった。挽きの粗さ、マシンの密閉シール性能でほぼ決まるようだ。

 

・アマゾン1500円安い手動ミルで極細挽きできる

こともわかった。保険のためか臼同士の隙間をかなり確保した設計だが、ワッシャーを増やせば隙間を減らせるようになっていたので、自転車用に保管してたM6ワッシャーで調整すると極細挽きできた。ただ浅炒りは硬いので軸がブレて大粒もすこし混じってしまうが=軸ブレしないためには高価なCNC加工のステンレス臼ミルを買うしか無い。

 

今回の品種

キリマンジャロ キボー

ペルー タンポバタ

いずれも浅炒り、それぞれ単品で抽出

 

ひと工夫:

ホルダー2穴の両方を指で塞ぎながらスイッチオン、5~6秒後に片方を素早く開放=遅いと指を火傷し液を撒き散らす=キッチンペーパー厚めに折りたたんで代用可

理由:家庭用は動作が遅いのでホルダー内が規定圧力になるまで時間かかるので補うため。1穴抽出により最後まで高圧かかったままクレマが出て成分もたくさん抽出できる=実際これをやると、やらない場合より2煎目以降の味が薄くスカスカになる。

 

茶店エスプレッソ店まで飲みに行かなくてもいいや、という出来栄え。

むしろ自分が好きな豆を焼いてもらい買ってきて好きなときに挽いてすぐ飲める。

 

前回も書いた「メンターム米半粒ぶんを毎度後片づけのときに綿棒でパッキンに塗布しキッチンペーパーで伸ばして拭いて均一化」は必須。気密性と耐久性が向上、軽い力で女性でも奥までホルダーを押し込みやすい(本体を脇に抱える仕草が楽)。

 

予熱デミタスカップ必須=クレマが消されない=クレマの出具合の検証は魔法瓶型ガラスカップが良いかも、気分を出すならマヨルカ・デルタ焼カップなどを=産地だけに形状と材質は優秀

 

 

繰り返し説明するが、うちのエスプレッソマシンはデロンギの普及価格製品EC152J

 

2025/01/21

「霞流エスプレッソ抽出法」

新方式のエスプレッソマシンを提唱する。上記の通りで当方は家電IT自動車の設計経験が有りヒット商品も優勝マシンも出してきた。

 

デロンギ社ははっきりいって技術力はあまりない=フィアットといいイタリー製はたいてい同じ。

60年代の家庭用コンパクトエスプレッソマシンから基本設計を変えてない。

 

技術者が見れば、圧力釜と比較して、エスプレッソマシンは密室式ではなく、常時出口側が開放されていて「欠陥、無駄」

 

当方が技術者として提唱する設計は、完全密室型。

使用者の操作で自在に密室時間を調整し、開放できる。

 

基本設計は従来エスプレッソマシンと同じだが、出口側も開閉弁で密閉。

スイッチオン、お湯が落ちる、コーヒー粉部分を通過、この何秒後に弁を開放するかで抽出効率が変化し、味が変わる。圧力釜方式。

 

専門店向け業務用エスプレッソマシンは大容量高出力で勢いがありこれはこれで古典的長所なので、上記の新方式は小型マシンや家庭用に利点が多いかもしれない。

 

毎度密閉が必須、長時間高圧チャンバー室になるので、交換用パッキン販売が必須。パッキングリスも毎度清掃時に塗布する必要ありか。

 

2025/01/22

番外編

ネスカフェ ゴールドブレンドラテ個包装を10ccで溶かし牛乳4倍以上を入れてスチームミルク

牛乳にラムを少々いれてラムスチームミルク=果汁ジュース系や特濃紅茶ダージリンアッサムブレンド、紅茶エスプレッソを混ぜても良い

 

スチームノズルだけならアムウェイ=フルトンの方が使いやすい。

 

2025/01/25

画像映像解説を開始する。まずは使用後清掃後のパッキン部グリスアップ編。

https://youtu.be/9x7XxgSBxFo

食品加工機械のメンテ、潤滑油でおなじみワセリン(本件ではメンターム)=食品衛生法や薬機法などの観点で、微量づつ摂取しても健康上問題がほぼ出ない=加工機を通した食品に一切こうしたものが混ざらないことは物理学的にありえない=食品製造業の現場経験上からも断言する。

 

デロンギ家庭用マシンにワセリン塗布するしないの違いは以下。

使用後水洗清掃で新品キッチンペーパー拭き取りした状態ではホルダーを強く締めても90度いかない=高気圧かけてもだだ漏れ=購入後の使用時間が伸びるほど悪化する。

これにワセリン米半粒ぶんを綿棒で塗布=パッキンは幅広なので内側と外側で二周、次に新品キッチンペーパーで拭って薄く伸ばす=シャワーヘッド金属部分にはワセリン付着しないような手作業を心がける=ホルダーは軽い力でも90度超える=高気密、パッキン長寿命化。

使用後清掃後の作業なので翌日にはミント系揮発油成分は気化して飛んでなくなっている。数時間後に使いたいなら本体ONでしばらく熱くしておくとどんどん飛ぶ。ちゃんと仕上げればまず喫茶店主でもワセリンやメントール成分の混入が風味で察知できないぐらいになる。


本技術を用いると、個人事業で移動販売でもお店レベルのエスプレッソを提供しやすくなる。数十万円のでっかいプロマシンを車載して水洗もできない、コストが高い、などは参入障壁。クレマが1~2割減ってもクレマ豊富に出る豆の状態なら相殺できるし、クレマが多いほど美味なのではないし。家庭用マシンなら予備用や同時使用用で5台以上持ってもコスト安。ひとりで車載移動販売だと都市カフェバーみたいな同時多発提供は難しいし。

デロンギ家庭用マシンなら横倒しも水洗=本体内部を水が少々走行しても大丈夫、のはず。家電設計歴が有り日立の対策部品設計も手掛けたが、この手の家電は生活防水程度に回路水密保護してないと危険なのでかならずやってある。いずれ不動になったらブンカイジャーして検証するが。どのみち中古家電販売業だと回路を水洗いして完全に乾かすまでやることもあるので=塵芥完全除去の早道。

 

次回以降の映像はいよいよ安いミルで挽く。豆の紹介。マシンの独自の操作法、クレマの出具合、等を紹介する。

うちは元祖と名乗らず権利放棄するフリーソースなので転用はご自由に。新たにナントカ流とか名乗ってもらって結構=(鬼殺しブランドと同じ)

どのみちエスプレッソを出す店主は暇な時間に色々トライしてさらに品質を高めていくでしょうから。

 

 ◇

 

本日の抽出結果。

キリマンジャロキボー ペルータンポバタ 浅炒り40日後 1:1

ショット

1:専門店と遜色なし、クレマ量もマシンのためか浅炒りのためか原因特定できない

2:アメリカンとしては極上ですっきり、ほんのり白クレマ 抽出動作10秒

3:お茶のような味わい、まだほんのり白クレマ 抽出動作6秒

いずれも動作停止したらすぐカップは外す=クリアな抽出液がクレマを壊すため。

霞流独自の高機密保持抽出ではショットごとにどんどん風味が抜けてく。

量り売り最上級の紅茶、台湾烏龍茶、茶匠が経営する茶園の和茶をたしなみ、探求を続けた立場からは、コーヒー抽出も3煎目が美味。本筋のコーヒー成分が枯渇し、表皮側の香りが出てくるのでお茶のような風味で飲める。湯煎プレスだと5煎いける=ゼブラのフレンチプレスみたいな。

 

2025/01/26

https://youtu.be/srahDLX3ws4

ユーチューバーして稼ぎたいわけじゃないので雑な動画のみ。

動画撮影が操作ミス?で切れてしまった。

今回は挽きのミスも有り3回挽いて3回とも違う仕上がりに。

1回めが最良だが撮影ミスで飲み干すまでのが取れず。一番上出来。

2回目、セラミック臼をブラッシングせず切れ味劣化、時短したくて早く回したせいで調整ネジが徐々に緩んで挽きが荒くなっていった、パッキン掃除せず微量だが粉が噛み込んだなど=たぶん豆のせいではないがペルー多くした=ペルーのほうが硬い

3回目、臼をブラッシングし目詰まり軽減、調整ネジの締め込み具合も点検、ゆっくり挽いた。パッキン部も清掃し粉残留なしを確認しメンターム塗布清拭ししばし放置して揮発成分を飛ばす。クレマ量は1回目ほどではないが上出来。2煎目も程よく薄まりつつクレマは出てる=500円アメリカンの味。

 

今回の豆、キリマンジャロキボー、ペルータンポバタいずれも浅炒り先月12/11焼きアルミパック密封を本日開封。中煎りだともう少しクレマは出るのかも=うちはクレマ固執派じゃないので。

 

ミルは手動式でエスプレッソ向けステンレス臼で国産=部品注文できそうでもそう高価ではないので買うか。休み無しで7分ぐらい、他の作業もしながらで10分。

 

本体付属タンパーは高価なタンパーみたいな調整機能はないので最初に全角度均等で軽く押してまとめ、次に端っこの充填量多い少ないを点検=各部押してを繰り返し、最後に強く全体均一タンピングする。

 

受け皿ごとトントンしたのは軽く塊になってるのをほぐすため。組立時に臼を揺らしてるのは全閉でまったくゆれない、すこーしだけゆるめてカタカタ鳴るけど隙間0.5mmぐらい、の違いを実演してる。隙間の幅が粉の粒径に直結する。

 

動画のホルダー締め込み角度はうちの個体の状態によるものなので、各自が真似してみると最適角度は異なるかもしれない。気密性も個体ごとに違う可能性があり、抽出口をふさぐベストの秒数も違う可能性がある。新型新品のデロンギ自動機の抽出動画を見てるとうちの上出来ショットのときぐらいはクレマ出てるし。

 

2025/02/11

懸案だった挽き具合調整ネジが動作中緩んでくる不具合の対策は、ナイロン緩み止めナットを追加して効果があった=金属かしめ式緩み止めナットだと固くなり指では回せない。

本対策により業務用エスプレッソマシンに使える超極細挽きが可能になったが、新たな問題発生。

デロンギ家庭用マシンだと粉が細かすぎて詰まった」

(=原付が登坂でパワー負けして遅くなるようなもの。瞬間圧力(時速60km)は(中型二輪みたいに)達成できても)

ホルダーのピンホール内径と、粉外径のサイズが近くなると詰まってしまう。粘土性も強くなるし。これは別記事で示した和茶エスプレッソでもタンプ強めだと発生した現象。

 

最初は殆ど出ず、抽出に滴下開始から40秒かかる。壊れないか心配したが耐えてくれている。ネジ調整は全閉から5時。

やはりクレマ色が焦げ茶=濃すぎる。味も特濃で一流カプチーノなみ(すっげえうまいけど)。クレマは理想的に豊富に出てるが。それでも抽出しきれてないようで2煎目はまだ味が濃いしクレマも多かった。

残りカスを見るとほぼザッハトルテのきめ細かいやつ=クリーミーで粘土質で硬い。これは今までの硬めのタンプで発生。

浅炒り豆なので高粘度なのかも。



2回目のトライは軽く押すぐらいにしたがそれでも前回よりはマシ程度に詰まった。ネジ調整は全閉から12時=ほぼ一回転。

今度は30秒ほどで抽出できてやや濃いぐらいの仕上がり。2煎目はしっかり薄い味=1煎目がよく出てる証拠、で15秒で抽出できた。=コンプレッサーはまだまだ元気な方。残りカスは全体的に水分含んで1回目より柔らかい。

 

超極細挽き対策が、ポルタフィルターなのか、下側に敷く粉だけちょっと粗挽きにするのか(=最後の方だけ荒く挽くとひっくり返しカップへ入れた際に底だけ荒目の粉が行く)、今後検証する。

 

うちの安いミルを改造した方式だと1回挽くのに休憩いれて15分。1杯挽くのに15分www アマゾン1500円で小径だからね。

電動ミルだと数秒、エスプレッソ可能と記載がある大径手動ミルで粒度調整や豆煎り具合や豆種と等級などにより40秒~5分ぐらいかな=今回使った豆は前回以前と同じ=まだいっぱいあるので。ここは追加投資して楽はしたいが予算はかけない。

 

 

25000えん


18000えん

 

 


2025/02/13
ナイロン緩み止めナットがなじんで内径拡大してくると、またゆるむようになった。
仕方ないのでソケットレンチ8mmとドライバー柄を常備。専用で買うかな…

今度はWナットなのでゆるまなくなった。シャフトが供回りするのでハンドルつけてテーブルにひっかけて回らないようにして締め込む。原付スクーターのプーリー整備、スポーツ自転車のカセットフリー交換など経験者ならわかる工法。

 

やはり1回転戻しでは詰まってしまう。次回は1 1/3だな。挽き時間もあまり休まずとも18分かかる。

これはこれで数分かけたら濃くて美味のが出てくるが遅いので冷めるし高圧続きで機械にも良くはなかろう。

 

なお「超極細挽き」に成功してからはホルダー出口を指で押さえるのはしていない。

1回転戻しではタンプも軽く粉のままで崩れないようにキーボードキー押し程度。

粒子径が細かすぎると隙間がなく膨らまないので驚くほどコンパクトになるし。

 

興味としてはステンレス大径臼でエスプレッソ向けと記載がある製品は中華製で入れてみる予定。4千円ぐらいからある。


2/14

1回転戻しでは非常に詰まってしまうので1 1/3で抽出してみたが少しチョロチョロ出やすくなったけどまだ詰まり気味。1煎目終わるのに100秒かかったw 今回量は17g、品種は本記事ではまだ変えてない。

遅いのでクレマがやたら濃くなり生クリーム並みに硬い。これではガスが拡散せず大きくなれずもったいない。2煎目は20秒で7分目まで出て上質なアメリカンになった。

次回は2回転戻しにする予定。臼なので粒径の均一感は半端ない=何度も何度も切り刻んで細かくするカッター式で多く出るという微粉末は見られない。

 

2/16

昨日から、一昨日に昭島カルモで入手した豆を使用。

シーサンパンナのフルシティ=やや酸味など強い品種のため、

イワンガンのシティ。

いずれもタイ・ミャンマー系。西双版納と書かれる中国西端だが古い山岳民族(タイ王国のタイ民族や一部日本人の先祖にあたる)

調整は全閉から1 3/4戻し。湯が出てくるまでの秒数が短縮されたが抽出時間は変わらず40秒以上ただし湯量は少しだけ増えた。

出来は最高で硬めのクレマ1.5cm厚で液側との相性も抜群。ややぬるくなってるが気にならない。

安物デロンギはコンプレッサ弱いし小さいので、定形通りの9気圧25秒とかはあまり気にすべきではない。CB400とディオ50を同列で語るのは技術や設計を知らない素人だ=つまりデロンギ社は「定形遵守に固執してるだけ」で実は技術者というより素人に発想が近い。

 

本日分は全閉から2回転戻し。やっと加圧開始時にホルダー2穴を指で5秒塞ぐ加圧時間短縮術、その後1穴塞ぎ続ける高圧持続術が使えるようになり(安物は原付と同じくコンプレッサーが小さく非力のため)、

ただし台湾~東南アジアの茶葉でもありがちな「さっぱり感」がすごく出てしまった。植物も生物なので寒くないと養分やコクを溜め込まない=自衛しない。台湾茶は中国本土から株を持ってきてるがすっかり日本茶みたいにサッパリが流行し現地の古い生産者は嘆く人もいるそうで。これは中国ソーセージ香腸も同じで台湾では冷蔵庫普及もありどんどんサッパリ生っぽく進歩してきた。

 

クレマも昨日よりは柔らかく、7mm厚ほど。液が「東南アジア豆のコーヒーって感じ」でビチャビチャさっぱりでキリマンジャロっぽいかな。

 

画像で明白だが(右が昨日、左が本日)、フィルターカップ穴と近い粒径のうちは詰まったり詰まり気味になる。うちの安物ミル改造品だと2回転戻しと1 3/4戻しの間で急激に詰まりが取れるということか。ただ本日分はもったいないからミル上部に最後まで残った渋皮や欠片を微量だが混ぜたので、湯の通り道になったかもしれない。タンプは端部もくまなく押して偏りを取ってから全体へ2~3kg重=硬すぎず柔らかすぎず。

 

ただ業界クレマ常識として

焼き初日ブースト:絶大

二日目ブースト:すごい

があるので、昨日は二日目バフも大きかったのかも。

あと昨日はイワンガンが4割量でフィルターカップの底になるよう挽いたが

本日は逆。つまりシーサンパンナのフルシティが底になったことで粘りが減って詰まりにくくなった可能性も。

うちは2種使うが特に粉を混ぜたりはしない。ミルのカップがフィルターカップに径がピッタリ合うので被せてひっくり返してそのまま乗せるのは動画のとおり。

茶もコーヒーも細かく砕いたり空気に触れるとどんどん揮発成分が飛ぶのでノンキに放置してはいけないし。

シーサンパンナとイワンガンは現地物価のせいか安価だがキリマンジャロG1の代用に十分なる感じ。=香味のどの部分を重視するのか好み次第で。

貿易常識として「数が出せる大産地は安い=コナが高い理由」

ミャンマー周辺は一大産地が続いており。知名度の点でも相場安なのかなと。

高級市場向けを立ち上げてまだ年数が浅いらしく。



だんだんと数をこなしてこの機種の使い方が全容把握できつつある。

 

2/17

今回は角度1:50に設定したがナイロンナットが徐々に緩んでしまい作業終了後には30分ゆるんでた=2:20つまり全閉から2 1/3戻し

ロックナットはまだ導入したばかりなので今後、確実な固定法を編み出していく。

 

豆はイワンガンシティとシーサンパンナフルシティを半々、ホルダーフィルター皿の下に後者が敷かれるよう後者をミルに前者の後から投入した。

 

結果は極上。フィルタ穴に密接で敷かれたのがフルシティなのでドロっとした粘性がなく、目詰まりしなかった。

「浅炒り、ペルーやモカ」など固有条件でドロッとして詰まりやすくなるみたい。今後場数をこなして検証する。

 

抽出時間はほぼ定格どおり湯が出てから22秒、スイッチONから5秒ホルダー両穴指で塞ぎ、その後は右穴だけ開放。硬めで持続する茶色クレマ厚10mm以上、液もコクとサッパリが半々で上々。

2煎目はON時両穴5秒塞ぎその後に右穴開放し9秒。こちらもクレマ厚7mm程度だが出がらし気味なので白くもろく消えやすい。液はアメリカンにしてはまだまだ濃い濃度と風味。

今回使い始めたミャンマー系2種の性質は概ね把握した。

 

今日のミル作業でも前半は進まなくてガリガリッって引っかかって硬いんだよねシティだから。もっと浅炒り=ライトローストだとさらに硬めになる。たぶん硬いほど切れるのでなく砕けて微粉末=詰まらせる材料も増えるのかな、カッター式より少なくて目立たないけど。

後半のフルシティになった途端にサクサク進んで15分未満でミル終了。まぁ調整ネジがゆるんで30分ぶん=半回転ぶん緩んだのも一因だけど作業時間を鑑みると緩みの影響時間は短かったみたい。さすがにロックナットなしの時ほど大幅には緩まなかったし=最初は1mm未満でも後半には3mmクラッシュナッツぐらい大粒のが出てしまう。

 

次回以降は設定を1:40で固定し、豆の割合やタンプ具合などで変化させて検証を進める。基本的に超極細挽きはタンプはまとめる程度=1~2kg重でいい。浅炒りで細かすぎると1kg重未満でないと完全に詰まるし=何度かスイッチ入れ直して1分以上通してやっとチョロチョロ出てそこから抽出に50秒とか。

要はタンプで詰めるのか粒径で詰めるのか、内圧管理工法の話。

かの偉人は言いました。
「少年よ大志をいだけ」「鉄よエスプレッソ自作せよ」

誰かに敷かれたエスプレッソレールに乗るだけでいいのか鉄どもよ。

 

なんにせよ「全体的な挽き具合=ミル時間=抽出の出来栄え」

ミル時間がかかった分だけ全体的に細かい=液の濃厚さやクレマの量と硬さが増す。

ここをきちんをやると焼いてすぐ軽く冷ましてアルミチャック袋いれて保管で2ヶ月後でも10mmクレマは出る。

 

2/18

本日の設定は全閉から1:40戻し。完全に固まるまでロックナットをきっちり締め込んだ。

ロックナットは頭の部分しかカシメがついてないがうちのミルはネジ山部分が短くてカシメまで届いてなかった。

結果的に、5kg重ぐらい締め込んでも作業後は10分ゆるんでいたが、これぐらいならいいやw

 

ミル時間は15分ジャストぐらい。豆をこまめに揺らして豆が常にミルの円周全体隙間なく削られてる時間を増やすと多少は時短できる。安物で小型だからね。

 

シーサンパンナ・フルシティがフィルター皿の底穴にかぶるようイワンガンより先に挽いた効果は大きく(ミルのトレイをフィルター皿に被せてひっくり返して投入するため)、超極細挽きでも湯が出るまで10秒、抽出は30秒でスイッチ停止で済んだ。

 

タンプは最小限、膨らまず固まるギリギリ=こぼれ防止程度で済ます。瞬間1.5kg重だがほぼ1kg未満重。どのみち超極細挽きは弾力がなく隙間も減るので同じ豆量でも見た目の容積はすごく減る。

 

まずまず濃いしコクがありクレマも10mm程度でいつまでも残り上々。2煎目はスイッチON時に指で両穴塞ぎ5秒、片指開放し10秒抽出で、白く消えやすいクレマの濃いめアメリカンが出来た。

 

方法論は確立してデータは揃った。あとは数日前に偶発で出来た「マキネッタ特濃カプチーノ」なみのアレのレシピを確立したい。湯を出すのにスイッチON・OFF数回で20秒以上、湯が出始めてから45秒かかるので少し冷めるが問題ない。

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連日のエスプレッソは胃を荒らしていくのでウイスキーの「追水」と同じく「追い湯」をこまめに飲む。ムコスタも有効だが濃度を薄めるのが早道=激辛カレー対策のようなもの。

 

2/19

本日の設定は全閉から1:20戻し。完全に固まるまでロックナットをきっちり締め込んだ。

昨日分の緩み具合を踏まえ、ミスミさんが満点つけるぐらいきっちりWナット締めしたら今回は緩まなかった。

 

ミル時間は17分ジャストぐらい。

15g

画像の通りで超極細挽きはミルカップから移しただけでもまったく容積が少なく、桜でんぶ、腐葉土みたいに最初から粒子同士が結合していてキュッキュしてる。=カラーボールとビーズを袋に入れたときの隙間の大きさの違い。本日も画像の状態から軽く斜面にして端部をまとめ、上面をなでてキーボード押す程度の圧で整地しただけ。端部をぐるり一周押して空洞ないか調査、最後に両端押して全面均等に加圧=基本所作どおり。

抽出結果はほぼ狙い通り。マキネッタ特濃カプチーノ並み。

業務用マシンならこれが20秒で出るだろうけど、うちの家庭用マシンだと湯が出るまで10秒、出てから45秒でデミタスカップ5分目=イタリアの砂糖たんまりいれる最小サイズのエスプレッソカップでちょうどいい量。当方はすぐ追い湯を100cc以上飲まないと胃炎が悪化する濃さw

今回はタンプゆるいのでそれほどクレマ量は出なかったが濃さ硬さは生クリーム並み。もうちょっとタンプすると数回前の抽出のとおりでクレマもくもく出るが昨日書いた通りで湯を出すまでも何度もスイッチオンオフ繰り返し粉を蒸らし湯通しするなど手間が増えるし、焙煎初日翌日バフは絶大なのでこれを頼るのが楽=たぶんエスプレッソ専門店や有名店のエスプレッソは毎日開店前に焼いてるはず。

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動画の通り、2煎目は液がレギュラーコーヒー並み、クレマの状態は1煎目と大差なし。6分目。スイッチON時から5秒間は指で両穴塞ぎ加圧支援。

動画は省いたが3煎目はバーガー店200円アメリカンコーヒーなみ。こちらもスイッチON時から5秒間は指で両穴塞ぎ加圧支援。=普通の人が安いデロンギエスプレッソマシンを買って説明書通りに抽出すると初回抽出からこんな感じ。カフェポッドの粉をバラしてタンプし直して抽出してもこんな感じ。

最後まで、粉が細かいので1秒あたり出てくる量は少なかった。

 

うちのは60ccデミタスカップ。イタリア名産地の観光客土産むけの安価グレードらしい。以下は本日の初回と2煎目

2煎目はクレマをすくえば液面が出る。


2/20

チャイナのステンレスCNCミル多段調整、デロンギデミタス二重ガラスカップ、ぽちった。

 

今のミルは次回設定で全閉から1:30で強力にナイロンナットでWナット締め込んだ。次回はタンプでどのぐらい抽出湯が減ってクレマが増えるかの実験。

 

2/21

二重ガラスカップ試用。狙い通りの性能。

見える化=出来具合が一目瞭然

100秒抽出でも冷めないw

ただしガラスなので陶器カップみたいにピーピーやかん鳴ってた熱湯すぐなみなみぶっかけ注ぐのはNG、少し垂らして慣らしてから入れる。

 

本日レシピ 全閉から1:30=作業後ゆるみなしを確認した。

サッパリしててクレマ向きでもないシーサンパンナのソロにしてみた。

フルシティなので弾力がなく柔らかいが小さいミルの穴へ落ちにくく挽きは20分かかった=相性が大きいが安物ミルのせいでもある。

 

挽いた粉はザラザラで噛み込みやすく=まとわりつきやすく剥がしにくい=水洗も大変。

粘性がない。=ブレンドだとイワンガンのシティが補っていた。

 

タンプはこの超極細挽きにしては硬めの2kg重。粘性がないので高めてみた。

 

一回目はスイッチONから10秒後に湯が出て100秒でやっと60ccカップ満たせたがやはりクレマが若干消えて減ってしまう。序盤はクレマしか出てこない感じで15mm達してたのがスイッチOFF後に泡と液体の境界がはっきりするまで待つと9mm程度に。二重ガラスカップのお陰で水温は上出来だし、濃さもクレマ状態も上々。冷めないようカップはホルダー近くで固定しカップ壁面に抽出液をつたわせた。

 

もっと荒目にしてタンプを強くするのとどっちがいいか今後検証。そっちのほうがクレマ減ってクレマ色薄くなることが多い。

 

2煎目は25秒でクレマ4mm。だいぶ1煎目にエキス取られちゃってる=よく抽出されている。

 

焼いてアルミチャック密閉で6日目。サッパリアジア系でクレマ向きでもない。

それにしてはクレマ出てるし硬さもある。元からクレマ出る豆の焼き初日翌日なんか25秒でもクレマ過半数にしやすい。

 

やはり業務用は58mm以上の大型ホルダに豊かな湯量で一気に濃いのを出せるけど、家庭用は小型チョロチョロなりに工夫するしかなく、工夫の成果はちゃんと出る。原付もレーサー仕様を詰めればサーキットコース次第で大型より速くなる。サイズや特性を無視して同じセッティングや走り方をしてたら速くなるものも遅くなるよ。=エスプレッソの機械的特性を実は発明したイタリアでも未だに理解しきってはいないようだ。

NSR50とCBR600は別の機械だ。=イタリア人のロッシの優勝マシン04型M1の設計提案し実装され優勝させた当方はそう思う。どっちも遊び程度でしかサーキットでは乗ったこと無いけどねw

 

エスプレッソなんてキャブレター時代のバイクで言えば圧縮出てるか=気密ガスケットの状態はどうか圧縮比いくつにしてるかジェッティングはいくつならどういう条件のレースに有利か、と共通項ばかり。業務用電動ミルも要はセルモーターやマキタの電動工具。ホンダHRCエスプレッソマシン211-VFR PGM発売する日は近い。

 

 

今回は砂場を切ったみたい。ブレンドのときの粘土ぬかるみ混じった感じがなくなってる。

洗浄時、キュキュット泡スプレーはサラッとして泡が少なくあまり落ちないのでキレイキレイ泡だとうまくいった。焼きが甘いほどこの悩みは減るようだ。

 

挽いた粉の見た目の量も昨日よりかなり増えててタンプで凹みにくかった=大粒が多く弾力が乏しいため。


2/22
ムセッティのカフェポッドが、なぜクレマが少ないのか検証実験。

2個バラして崩してタンプ後~=14g、通常用ホルダーで抽出。

 

結果:

・極細挽きの中では粗挽きすぎる=使われてる豆の特性からすると

・タンプが弱い=挽きが荒い時は固く、細かい時は弱く、となってない

 

すべて自分で、焼き豆を調達しアルミ袋密閉保管、日々挽いてすぐ抽出、とやると、理想的タンプ後は家庭用デロンギエスプレッソマシンならやや頼りなくチョロチョロ出てきて、抽出後のコーヒー殻を切ると硬いビスケット、ウェルダン肉のように硬い弾力。

 

ムセッティは抽出後の殻はプニプニしててすぐ崩れる。粒もやや大きい。これじゃクレマが出るわけ無い。メーカー=ムセッティとしても抽出時間や、幾多の家庭用マシン機種との相性など総合的に検討してこの出来栄えなのだろう。

 

アマゾン注文で本日届いたステンレスCNCミルを試用したが欠陥なので返品に出す。

設計者が脳内で最上と予想したとおりに製品化しており、実際に喫茶店と提携して使い勝手を検証した形跡がない。

挽き具合を細かく設定したら10分かけても全く粉が降りてこない。

降りてくるまで設定を緩めると大粒が出てきてしまい、粒のサイズもばらついている。

日本製品ではありえないが、チャイナ製品ではよくある製品づくり体質。

 

仕方ないので魔改造したいつもの安いミルで挽き直した。

イワンガンのみのソロ。全閉から1:30戻し。

こちらは昨日のシーサンパンナと正反対で、粘りがあり、粉が弾力で膨らむ、クレマが少なめ、という特性だった。

画像の「18分」は20分タイマーなので90秒経過時点ということ。


2/23

次回もイワンガンのソロ、全閉から1:20戻しでやる。

前回は欠陥チャイナステンレス臼ミルのひどい粉末も混ぜてしまったのでやけに湯の通りが良かった。今度はいつものミルだけで貫徹。

どのみち欠陥品は返品返送し終えて返金待ちだが。アマゾン見るとたとえバリスタ監修品でもアルミボディで細くステンレスCNC臼のやつはどれもすぐ壊れたとか切れなくなったとか☆1~2の酷評が必ず多い。当方は世界に通じる(有名企業のサービスや製品として形が残ってる)工業実務経験の設計者で職人だが、バリスタは非工業人でしかないので。

 

叩いて揺すって色々試したがなんせ豆が臼へ落ちなかった。形状設計がダメで試運転で仕様を詰めた痕跡がなかった。あげく最小設定なのに極細挽きですら無いぶつぶつが出てくれば見限るわ。CMLSCL シーエムエルジャパン 返送先は英字の中国人マンション。アマゾンでサクラ数名で☆5~3の3つぐらいウソレビューいれて絶賛してる出品物は詐欺と見ていい。

 

2/24

イワンガンのソロ、全閉から1:20戻し。

タンプを固めすぎた。

7kg重はかけてみたがさすがに詰まった。何度かオン・オフして湿らせ徐々に湯を通す。1分で20mlじゃクレマも出られないw=ただし45mlカップむけ特濃ザラメエスプレッソとしては極上の特濃。

3煎目でやっと普通の濃さの味になった頃にはクレマの原料が尽きたw

元からイワンガンはクレマ向きじゃないから…

 

エスプレッソは要はテキーラのストレートなので「先に湯を100cc飲んどく」「その後も随時湯を飲む」徹底しないと晩には胃が荒れてムコスタや漢方・四逆散などの世話に連日なる。遅発性なので数日引きずる。クロロゲン酸は強いので。

 

レギュラーコーヒーは熱いからちびちび飲むけどエスプレッソはぐいっと行けるからね…あの濃さで。

 

左から1分、40秒、30秒。

最初は完全に詰まるのでいったんスイッチオフ、休めてはオンにしてまたオフ。

中まで湯が通ってくるとチョロチョロ注射針からみたいに出始める。

2煎目もふだんなら10秒前後で出るお湯が13秒かかる。

 

イワンガンはフカフカ系で押せばつぶれてく。でも押した割には腰があってあまりへこまず厚み保持性がある。

つまりタンプが弱いとお湯はスルー。強いと詰まる。粒径は超極細挽きがいいがその上でのタンプ加減はまだ未確定。

 

出し殻がサクサクさらりなのわかるよね。

粘る品種だとまさにぬかるみ。カレーや絵の具みたいにべっとり。

シーサンパンナは逆でべっとりだけどへこまない。クレマが得意な方。

両者のブレンドはたまたま一緒に買っただけだがエスプレッソとしては鉄板かも。

うちのミルは安いから臼が小さくて全然進まないけど出来栄えは最高。粒径は揃うし微粉出ないもん。軸がブレるかどうかなんてあんまり関係ないよセラミック臼は。

今回は20分計で17分切った。今回から回してる間だけ計測。

 

次回は、イワンガンのソロ、全閉から1:20戻し、タンプ2kg重で。

その次はシーサンパンナとイワンガンの半々ブレンド。全閉から1:30戻し、タンプ4kg重。

 

2/25

イワンガンのソロ、全閉から1:20戻し、タンプ2kg重

それでも詰まり気味は解消せず=この品種には小さすぎる粒径と確定。

/18頃の記事にも明記したがイワンガンはとにかく詰まる。やや荒目のを少量作ってフィルター皿の下に敷く手もあるが面倒。

とはいえ1:30戻しだと湯通りが良すぎちゃうし。タンプ強化を追求してみるか。

 

本日はミルが1分短縮だがナット緩んでおらず粒径は昨日と同じ。

洗濯機と同じ重力落下ドラム式は、豆が少なくなると上に積まれた豆=重しがなくなり豆が臼に入らず飛び跳ねてしまうのでうまく誘導すると時短できる。このミルは透明蓋なので暗いけど中の様子を観察できる。なぜか高価な手動ミルでもみんな真っ黒の蓋で内部を見えなくするのだが、やはりバリスタは技術者じゃないので仕様策定は下手だね。

昨日よりは倍ぐらいのペースで出てきたけど少ないw

ただこれ、先日も指摘したが「マキネッタ特濃」っぽくておいしいよ。否定すべきではない。しかも直火沸騰で香り飛ぶマキネッタと違い芳香が強いからね、100秒抽出で冷めてるけどw

45ccカップに7分目ではいるからザラメいれて本格イタリー

みためクレマは乏しいがすごく美味しい。

この方式は高価なマシンでやって全損すると痛手なので安いデロンギ家庭用マシンを予備機まで保有し壊しても良い運用でやったほうが保険になる。メルカリ中古も玉石混交だし。

霞流エスプレッソはお値頃流派なのじゃ。

 

左から初回100秒、2煎目40秒。昨日よりタンプ弱いので出し殻は柔らかいが底側はちゃんとお肉を切るような弾力ある硬さ。

次回はイワンガン1:30戻し、2kg重

その次はシーサンパンナ1:30戻し、1kg重未満で軽く整地のみ

 

エスプレッソ量に対し4~5倍のお湯を事前と事後でこまめに飲む希釈効果でだいぶ胃が荒れなくなった。

蒸留酒40%のストレートなめ、2倍割のときのチェイサー=追水と同じ。

 

へー、リストレットというんだ。序盤の特濃だけ10秒程度で済ます少量エスプレッソ。

うちはそういう贅沢はやらない。

うちの特濃も以下とやってることは同じだが非力な安価マシンなので秒数4倍=25秒×4=秒数かかるのでクレマは増えないが。

全部動画見るとわかるが15g挽いてから容器ごとトントンして密度を上げてる。

https://www.youtube.com/watch?v=FxaTwash-74

https://youtu.be/VIMNSwjUJ3k

 

初回のが数分放置でクレマだいぶ消えてるので持続性は乏しいようだ。

58mmホルダのハイパワーだから抽出序盤のクレマは泡豊富で泡粒大きく膨らむ。

うちの安いマシンでやると100秒かかるのでホイップクリーム並に硬いクレマが少量できる=うまい。これは逆に高価なマシンでは真似できない。=エスプレッソマシン全般として、流量や圧力を随時調整できる機構が実装されてないため。

 

そもそも内径51mmホルダも58mmホルダも使う豆量は同じ

=細いほうがストロークピストンで太いとボアピストン。

ボアピストンはレーサーエンジン向けで上下動が少ないので素早く動き高回転型にできる。

細いほうが大福で太いほうがせんべい。全くの別物。

 

業務用エスプレッソマシンは、平べったく伸ばした粉を大容量ボイラーで瞬時に規定圧に上昇させ迅速に抽出し、熱も圧力も負けない。

=51mm家庭用マシンはそれだけで絶対不利。

 

実際、デロンギEC152Jじゃ2穴開いてても25秒で2杯同時に出すのは不可能。

出したければ荒目に挽いて薄い液でクレマも諦めるしか無い。

 

ホルダパッキンの気密性も粗悪=記事冒頭で示したように毎度ワセリン塗布必須。

抽出ONから5秒は両穴指などで塞いで内圧を稼がないと非力ボイラーなので内圧上昇が遅い。そのまま1穴塞いで抽出したほうがクレマがよく出ることも多い。

 

イタリア企業らしく、低価格家庭用の設計は非常に手抜きしており凝っていない。

あれこれ工夫しないとクレマが出ないし珈琲店の味が出ない。

 

本記事で常に詰まり気味になってるが、ハイパワー業務用マシンだと詰まらないだろう。フィルタ皿に詰まった粉の厚みがないからだ。業務用はフィルタの穴数も多い。

 

機械特性を調べ尽くし弄り倒すことで、絞り出すように速くしてレースの勝ちを得ていく。小排気量の常だ。600ccやリッターとは弄り方や勝ち方や乗りこなし方が違う。

 

うちのEC152Jでもリストレット抽出(15秒程度)して8割泡にはできるが以上の点から湯量は少なくなる。濃さを維持するにはどうしても時間がかかるため。=業務用との変換表が必要になるぐらい特性が別物。

 

うちの霞流エスプレッソはEC152Jのような安価家庭用を弄り倒す方式なので

>一杯当たりコーヒー豆を7g 程度使用し30 cc程度抽出する。14 g程度使用し60 cc程度抽出したものはドッピオ(doppio、ダブルの意味)と呼び区別することもある。

ドッピオに近いが50cc前後、豆は多めで15~16g、時間は30秒前後。

業務用マシンがこのレシピでは濃すぎてもったいないが家庭用ではこれでも精一杯絞り出すレシピ。抽出秒数長めですこしクレマ量は犠牲になるが濃度を上げる=超・極細挽き。

 

うちで初回、2煎目、なんてやってる初回がリストレットで、好きな秒数で飲んでみりゃええの。そんなのは茶葉業界でも普通にやってる。モクモクーってクレマが膨れ上がって出てきたとこで止めたらそりゃうまいよ。2煎目がアメリカンになるよう計算づくで抽出するのが面白い。3煎目は出涸らしだけど今度はお茶っぽい風味の成分ばかり多く出てきて面白い。そういうのに向いてる豆ばかりでもないし。

珈琲店でまず2煎目なんて提供しないでしょ、もったいないよね。マグロのカマみたいなものなのに。ただ2煎目以降はすぐやらないと味も温度も変わっちゃうからお客のペースでは出せない。

 

EC152Jをバリスタが実演。

https://www.youtube.com/watch?v=cHp-zArz6o0

 

2/26

先のアマゾン粗悪品のチャイナ業者がかなり悪質だった。

 

本日検証内容。イワンガン全閉から1:30戻し

 

初回

タンプ2kg重 15g ミル14分未満

1煎目1分、飲み干し 2煎目40秒、飲み干し 3煎目20秒、飲み干し

=クレマ硬さ持続時間の画像化

量的にドッピオだと機械性能に対しきついようで粒径下げると詰まり気味が増してく。

出し殻はウェルダン肉を切るよう

 

2回目

タンプ1kg重 9g ミル8分未満

テーブルに粉末をこぼし指でほぐし微粉量を検証

1煎目20秒、止めて10秒後、飲み干し 2煎目10秒

粉が減ると機械性能が勝ってしまい抽出時間が短すぎ、出し殻グジュグジュ

 

3回め

タンプ10kg重 9g ミル8分

なぜかこちらのほうがクレマが減ったし抽出時間変化なし

=ソロの豆量ではソロ用フィルター皿でないとダメらしい=ドッピオ用は穴が多すぎて抜けすぎるし、15g以上ではクレマ増やして濃くしようとすると詰まりやすい=豆次第で激変しイワンガンは最悪。

エスプレッソ店と名乗る店で注文するとエスプレッソといいつつドッピオが出るんだよね、ソロじゃ少なすぎるしすぐ冷めちゃうし客単価安いからね。

 

左から初回、2回目、3回目。下段は本日分の粉をばらした細粉チェック。

 

だいぶ機械特性の把握は進んだ。

イワンガンみたいに詰まりやすい難しいやつはソロ皿8g前後で少量でベストショットを出すか、13gぐらいの控えめの豆量で45ccドッピオにするかだな。

検証テストで何杯も飲む時はソロのほうが量が少なくあまり胃が痛まずカフェイン中毒まで達しにくいかな。ソロ皿じゃまずくなるようなら本末転倒だが。川越のミニうな丼みたいな御膳料理の一品みたいな味見程度も趣味としてはいいよな。

はっきりいってクレマもくもくがイイならモカやペルーやシーサンパンナでシティ以上を焼いて当日~4日以内だね。

エイジングについてはバリスタごとに諸説出してるけど家庭用マシンは非力なのであまり該当しない実感がある。

 

数日前のトロットロの出来のショットはむしろ超極細挽きのなかでも湯が出てくる最小の設定で45秒抽出だからできた逸品。業務用では非力ではなく圧が下がらないので実現不可能。45秒かけても焙煎5日後で炭酸ガス多いためか生クリームみたいな硬いクレマが出来てすごくうまい。何事も活用すれば武器になる。

炭酸ガスがダメというのはバリスタが解説してるようにハイパワーですぐ抽出終わる業務用ではモクモク泡だらけになりお湯と粉が混ざる時間と体積が減るからで安価家庭用にはあまり関係なさそうな実感がある。

原付レーサー仕様で、中型以上みたいにパワースライドやろうといっても無理だからw

 

2/27

アマゾン粗悪品の業者の返答。

いちいち「普通ではない返答」しかこない。アマゾンの中でも異質。

2/22返品リクエストし、返送先として表示された住所へ返送しその翌日に受け取り完了ステータス

その後も返金処理にならず2/25に「別の住所へ送れ」とか返答来たら詐欺を疑うのが当然。

アマゾンCSからも出品者規約違反との返答。チャットログ見切れちゃったがすぐ上にある。

ただいい加減な態度の業者の場合と、確信犯でやってる場合がある。=返送先住所違い、返送を面倒にして諦めさせる手口など。

で本日の検証テスト。

デロンギ安価家庭用、これソロ用フィルター皿ダメだわポンコツで」

カフェポッドに似た駄目な出来になっちゃう。穴が少なく内圧が強すぎ皿の中に湯が充満してしまうようだ。何度試しても出し殻がドロドロで湯が余ってる。粉が減ると機械性能が勝ってしまい抽出時間が短すぎ、出し殻グジュグジュ

 

本当はかつてのバイクのキャブレターのメインジェットみたいに細かく何枚もオプション品がないと駄目なんだよ。デロンギ付属のソロ用皿はどうやっても美味しく仕上がらなかった。豆量が少ないとクレマは減るんだけどそれにしてもひどい。

うちの機種ではドッピオ用皿で15gで「30秒以上で30cc」なリストレット気味にしてクレマ重視にするしか無いようだ。標準通り30秒未満で淹れてもやや薄いし風味に欠ける。ブレンドやエイジングや、ブレンド時に皿底に敷く豆種でだいぶ変えれるけどイワンガンのシティでシングルだとこうなる。

 

本日はすべてソロ用皿。イワンガンのシティ焙煎から13日目のシングル。

初回 全閉から1:20戻し

タンプ1kg重 9g ミル10分

1煎目60秒、飲み干し 2煎目40秒

 

2回目 全閉から1:30戻し

タンプ2kg重 8g ミル8分未満=10分計

1煎目40秒、飲み干し 2煎目20秒=クレマ消えちゃってまずそうで薄い

 

3回目

タンプ2kg重だが粉少なすぎてタンパー届かないww

6g ミル6分未満

1煎目25秒、飲み干し 2煎目10秒=アメリカンどころか出涸らしだった

 

ソートが最終が一番上。どんどんまずそうでクレマなしになってく。二度とやらん。


3/3
カフェイン中毒抜き期間

3/4

CNCステンレスミルは一回は経験したいが、どうせチャイナ製ばっかで「すぐ壊れた」はどこも同じw 上海メーカー製タイムモアが性能は無難だが高額めだしサポート応対よくないとか交換部品出してないとか微妙。

国産は高級品で数万円~が普通=「そこらのセレブにでも食わせておけい」翔んでサイフォン

 

技術屋で設計士なら「そこらのゴミを使って10年使える逸品を自作する」

大手も零細も設計部門の部屋はゴミだらけだよw

1千円で投げ売りされてるチャイナサングラスはすぐフレーム折れるからそこだけABSを接着と溶接して5年使える強度出して逸品に化けさせたし~=チャイナ製の多くは一箇所だけ駄目な製品が多い=だめな部分だけ設計からなおすと上質になる。

 

うちの安いセラミックミルはほんと大当たり。通常の3倍使い倒せるシャア専用

一通りの検証テストはだいたい終わり。今はシャフトに2mmワッシャ入れて臼を全閉できる仕様だが「ワッシャ1mm=およそ1回転戻し」と検証で判明しており

実用には1mmワッシャ噛ませれば十分=本記事のテストの通りでエスプレッソ挽きのレンジは全閉から1:20~1:55ぐらい。

2mmワッシャかませて全閉から1:20なら、1mmワッシャ噛ませるとネジが止まる位置から0:20戻しということ。プロのバリスタもマシン買い替えるたびにこうした調整がずれるので実際に何度か違う挽きで淹れて検証するよね。

 

ただキャブレターのジェッティングと同じで全閉できたほうが確実に「精密な数値」が出せる。

 

さて本日は今までで一番上出来だった「2/18のイワンガン・シーサンパンナのブレンド1:40戻し」レシピを再現。

ところが…当日記事の通りで当時はWナットがゆるくて作業後確認すると1:50まで緩んでた。今は絶対緩まない手順なので出来栄えは濃いめ、湯量少ない、になった。

1:50のほうがいいのか次回に検証する。

 

風味は完全にこのブレンドが鉄板。

イワンガン・シティだけだとサラサラやサッパリやほのかな香りは良いが味はあまりしせずクレマ少なめ。

シーサンパンナ・フルシティだけだとタンプで押すほどキュキュっと詰まる綿あめみたいな難しい性状で長時間抽出になりがちでクレマが消えていく。

いずれもシングルだとエスプレッソ不向きだが、後者がフィルターカップの底に来るよう両種を別々に挽くとあら不思議、湯は出てきてクレマが長時間抽出で潰されることがない濃厚で豊かな風味に厚いクレマ、上出来のエスプレッソになる。

 

おそらくこうして品種ごとに別々の層にするバリスタはまだいないのでは。

遅く出して濃くするのも低価格マシンにしか出来ない芸当。SLやバイクみたいなスロットルやブレーキや手動調整弁がないので業務用や高級家庭用は瞬速で出し切るしかできない。

 

ピンクがデジカメ不良で抽出から5秒、次画像20秒までにクレマ半減だが濃厚で美味。抽出中は9割がクレマの理想的抽出。ただソロ30ccに40秒かかってしまいクレマを味わう前に数割消失。右画像が2煎目で15秒、色がやや薄い茶系でクレマやせが速く、十分に出涸らしになりかかっている100円マックコーヒーの薄さ。1煎目は15秒で止めてすぐ引き離してすぐ飲めば極上コーヒークリーム15cc容積=ひまがあればザラメふりかけてから。

やはりもう少し設定緩めて全閉から1:50戻しがベターかも。

出し殻はウェルダン肉の硬さと弾性で理想的。

以下のアルミワッシャが2mm。たまたまあった流用品=選んだわけではない。

作業後のワセリン塗布は欠かさない。回す取っ手側もワッシャ入れたりワセリン塗布など必要な魔改造徹底。

そもそも高額なCNCステンレス臼ミルはどれも馬鹿な設計で統一されてる=チャイナ製しか無いので無意味や欠点も皆がパクってるため。

上蓋と入れ物がステンかアルミか樹脂で中が見えない。デカすぎて本体はもちにくいし疲れる。レバーも大回りすぎて疲れる=自転車のギアを落とすと軽く回るが何度も回さないと進まないのと同じギア比の話。ロードバイクのクランク長はロングとショートがあり短いほうが小柄な人に向くし大回りしないので楽な面があるが、小回りは1回転あたりが重くなり疲れは増す。

 

うちで愛用するセラミック臼1400円は蓋と入れものがアクリル透明で可視化。

太すぎず背が高くなく持ちやすい。回転ハンドルも短く小回り省力で作業。

簡素な設計で汎用部品ばかりで魔改造が簡単。欠点は作業時間が長いことぐらい。全部水洗いできるしワッシャなくしても寸法メモっといてホムセンで買えるしロックナット入れられるし。

このままのステンレス臼ミル作って欲しいよw

 

※なお、何度か説明の通り当方は台湾茶から入って紅茶を極めつつ和茶も茶園直売をあさってきた経歴なので「お茶のように珈琲を出すのが好き」=フレンチプレスかエスプレッソの両極端が好き。数煎目を出し続けて変化を出すのも好き=珈琲らしい成分が抜けるとお茶っぽい成分が出始める=品種でだいぶ違う。エスプレッソの出来が毎度シビアなのは一回で大半の成分を高圧で出してしまうからで。

 

つまり都内の眉をしかめてお客に無礼な昭和の古いマスターばかりの名珈琲店で出される、珈琲しか飲んでないし好きじゃない派閥むけのやったら苦いとか2煎目を出さないやり方は好みじゃないし美味しいと思ったことない人です(ねじまき雲だけ除外)。

その系統の店主で、初回客のおばあさんが豆買いたい、けどもう少し焼きを甘くしたい、と言ってるのに「うるさい、うちはこうなんだよ」で追い返した態度見てからなおのことその派閥が大嫌い。

 

と、かつて相棒ロケを某珈琲店へ誘致した当方は思うのであります。温和に普通にくつろげる郊外や田舎のスタバ以上以下でいいじゃないですか。

 

3/5

八王子の田でロブスタ売ってるというので行けば駅ビルの方だと言われ=あったんだ

出向いてみれば焼き日は不明とのこと。=2級品、しかもけっこう高いなグレードなりかもしれんが

焼き日を管理するならネット通販しか無いようだ。

 

3/6

福島原発事故ではSBO前電源喪失時に排熱系が動かずあまりに原子炉内の蒸気と底面貯湯の水温が上がりすぎ=冷却水系配管内の湯温も同様、内圧も異常値に上昇し高止まり。内圧が高すぎて半端なポンプでは送水しても止まる始末。

ボイド=泡が増えすぎて、ベント=蒸気だけ屋外へ煙突から出す系統の「操作上はウェットベント」=トラックの尿素水排気浄化システムと同じで貯水槽に泡を通すことで放射性化学物質を水溶させ減らす、が機能できず実際は泡だらけのドライベント=要は原子炉内の蒸気をそのまま屋外へ出す同然になってしまい、非常に高値の大気水質汚染を招いた。福島県内でも中通り方面、千葉の柏我孫子あたりに雨で落下し今でも地中の放射線数値は他の地域より高値。

 

当方は四半世紀も修行を含め世界支配=各国に提案し各国政財界連携プレーを仕組んで動かす非公開組織に属しいわゆるフリーランスエージェントをこなしてきた特殊な経歴で(SNSなどに実演含めて証拠は多数出してるがここでは割愛)、事故当時も日本政府各所や現場を動かす提案や音頭取り調整役をやっていた。提案の一部は現場に採用され効果が出ており昨今の汚染水希釈海洋放水や原子炉ない作業ロボット設計も当法案が絡んでいる。

 

さてエスプレッソと上述のベントは共通項。

本記事で連日解説した通り、

家庭用安価マシンはボイラー小さく=「少しの変化にも大きく動揺し」非力に陥りやすい。

高級な58mmホルダー自動機や業務用はその逆。ガス式のもありハイパワー大容量で一気に抽出し、少しの粒径の変化にも動揺せず湯温は一定。

 

数日前に解説したが、

「58mm以上の業務用マシンであれば」条件に同様せず常にドバっと出てくるので、「焼いてすぐの炭酸ガス旺盛な豆を使うと抽出時にボイドだらけになり粉が湯にあまり浸潤せず抽出が薄まる」。=ドライベントと同じ状態。

バイク車や蒸気機関などと違いエスプレッソマシンは気圧調整開閉弁がないので逐次調整することが出来ない。

 

しかし当方が本記事で安価なデロンギ家庭用マシンで検証する限り、それはあてまはらなかった。むしろ「炭酸ガス旺盛な焼き当日~3日以内の豆を援用したほうがおいしいクレマと液体にすらなった。

=前述の通り当方は「台湾茶や紅茶の抽出を極めてから珈琲抽出の道に入った」お茶系の人なので、雑味、複数の風味、の「融合」に対し「コーヒー純血派」とは好みが異なると思われるが。

 

実演した通り、豆の焼き、挽き粒径、品種によっては、安価なマシンでは吐出口を指で数秒押さえて加圧までの秒数を短縮、フィルターカップ内の浸潤状態を促進(要はお湯で満たし若干あふれ気味にする)、とやらないと上出来な液体とクレマにならないことがあるのが連日の検証テストで判明した。=これは本日のテストでも当てはまった。

 

要は安価なマシンでは「圧力や湯量が不足する期間が常にある」ので、ホルダー内の状態を把握しながら常に細やかに対応せねば美味しくなりにくい。圧力調整開閉弁がないので粒径を細かくするか、粉にすると目詰まりしやすい豆を援用する、吐出口を最適な秒数だけ塞ぎホルダー内圧上昇を助ける、そのまま抽出中も2穴のひとつを塞ぎ続ける、など工夫する。

=バイクもソレノイド式エアーバルブがプログラム制御で回転数をセンサーで確認しながらキャブレターやFIなど混合器へのエアー送り量を調節、エンジンの排気口にも水門のようなバルブがあって回転数に応じ細やかに開閉して、どの回転数でもトルクフルになるよう工夫している=スポーツモデル。

 

さて本日のテスト結果。連日のシーサンパンナフルシティとイワンガンシティのブレンド、イワンガンシティシングル、検証の最終日。半々の15g。2/14焼きから3週間だね、アルミチャック袋密閉保管。

やはり今回のミル設定値が理想値であった。全閉から1:50戻し。皿の端部が粉が少なく空洞化になりやすいのでタンパーでぐるりとドージング分配しながら加圧し均一化、最後に全体を軽く押すだけ。

 

結果は以下画像でも明白。

初回:指での加圧調整はしない、25秒、ソロ30cc。ほぼ業務用リストレットに近い出来。

2煎目:スイッチオンから3秒、指で両穴塞ぎ、その後も1穴塞ぎ続け15秒。液はアメリカン並みの出涸らしな風味、クレマは結構長く残ってくれる。

 

先日の1:40戻しではまだ詰まり気味で濃くなっていて長時間抽出によりクレマが消えすぎていたことから、本日の出来を少し濃くしたい時に1:45戻しもありかも=次回に検証する。

 

出し殻=コーヒーケーキと呼ぶらしいは、上面にいくほどお湯に浸かってた濡れ状態が深まるが、出し殻としては業務用と同じカチカチのウェルダン肉の状態。

 

結局この「浸潤時間を任意の秒数だけ作れる」ことで、「焼き立て豆で炭酸ガスが多い」ことはむしろ支援になるわけ。ハイパワー高級機で吐出口塞いだら壊れるかパッキン破裂しかねないが、非力な安価マシンでは必須級の工夫。先述の通りで51mmホルダーは58mmより縦に厚くなるのでなおさら詰まり気味になりホルダー下までお湯を浸潤させるのが困難ゆえ。

 

で、たとえばペルーやモカの浅炒りに変えただけで今度は「1:30戻しでベスト」とか最適設定が激変するので、レシピごとにメモっておく必要がある。

 

今後、今の安いミルを2つ常備して挽き作業を行い=独自魔改造=ロックナットWナット方式のため高価なミルみたいに挽き作業中にカチカチ回して変更するのが不可能のため、ブレンドの片方は詰まりやすい豆で1:20戻し、もう片方は1:50戻しでお湯が通りやすい品種にしてフィルター皿の底面へ敷く、などを検証を進めていく予定。わたあめや雪みたいに、タンプで固めるほどギュギューって音がして硬い塊化して詰まらせるイワンガンみたいな豆があるので。

 

※既報だが、うちは技術者なので各バリスタがどんどん真似たり遊んで試してくれるのは歓迎する=開発したものが普及するほうが良いと考えるのが技師=フリーソース主義。逆に各バリスタの工夫は隠したり、抽出作業の様子を「見るなよ」と制したりするよね、でもこれはユーザ側なので当然の反応。

 

ミル時間は20分計で14分切った。1:50戻しだから1:40戻しより時短。イワンガンシティのシングルより同粒径でも時間かかる。

画像は右から順に、抽出から5秒、30秒。初回はしばらくクレマ9割の最適な抽出。2煎目もクレマは十分で長く残る。

高価な自動機では12gでも同じ状態をリストレット秒数で出せてるバリスタ動画があるがうちの安価マシンでは秒あたりの湯量が少ないので完全な再現は無理だろう。12gだとフィルター皿の底面に詰まりやすい豆を敷いて吐出量調整するしか無いが秒数が伸びてクレマが徐々に減ってく悪循環でもある。

=工夫せずドバドバ出るようにすると出し殻は全部びちゃびちゃドロドロでクレマが出ない「安価マシンを素人さんが試用した際のありがちな出来」になるから。

出し殻。上に行くほど濡れてたのがわかる。取り外し直後はお湯で浸かってた。2煎目は1穴は抽出終了まで塞いでたからね=やらないと確実に液は薄くなりクレマは減る(初回25秒でソロが出てしまう抽出速度の場合=詰まり気味で40秒も100秒もかかる粒径の際はもちろん穴塞ぎはやらないしタンプは軽く押すだけ)。

 

先に紹介したバリスタの自動機動画、粉量MAX=たぶん15gぐらい。推奨値のタンプ2回で10秒リストレットがこれ。うちの安価マシンだと湯量半分~7割が精一杯だから単純には真似できない。スペシャリスタも51mmホルダだけどね。本体大きい=ボイラー大きい消費電力大きい。うちのは片手で抱えて毎度シンクでシャワー湯で吐出口を洗ってるほど軽いしコンパクトwww

スペシャリスタだと15g入れるにはいっかいMAX12g入れたら外してゆすって容積減らして今度は粉量つまみ1/4に戻しまた挽くそうで。ってか高圧維持できるハイパワーで湯量多いから12g10秒でこれだけクレマでちゃうわけ。やすいマシンは絶対再現できない。

以下は15g22秒の結果

1煎目の12gは3分ほど放置されるとこんなにやせてる=クレマ耐久時間は豆量や豆種や粒径=それによる抽出秒数に依存。

 

 

縦に長くなってきたので本記事はここでクローズし次回からは新記事へ。=次回編集時に相互リンクを貼る。

 

エスプレッソは高精度工業製品 250307以降 - 先従隗始・温故知新

DVR-M2 DVR-Q2-H 旧型のHD版

一般人が買うと物足りないのかネトオク放出が多いのが毎度なシリーズだが。

 

2009からQ2使ってきた側にすればハンファはしっかり進歩させてきてるのがわかる。

 

日時ファイル参照ではなく、日時ファイルをロードしたらRAMに書き込んでる=誤差が減る。メモリーカードを取り出し動画チェックするたびに毎度日時設定せずに済む。

 

日時設定するときだけtime.txtを書き込む。

設定不要なときは毎度生成されるこのファイルを削除して本体へメモリーカードを戻す。

 

1080pなのに異様にファイルサイズが小さい。30FPSのモーションJPGだからか。

 

2024/12/18

PIRセンサ=人感センサをググって仕様を調べ、対策した。

赤外線、熱、光の動的変化に反応。遅すぎ速すぎは拾えない。

地面へ向け設置すると全面が明るすぎて常に作動してしまいバッテリーがすぐ無くなる。

夜間は狭い区画へ設置すると常に赤外線照射が周囲の壁柱などを照らし常時作動してしまう。揺れる帆布や草木があると最悪。

 

対策:PIRセンサ外径よりやや大きい内径の円筒を長さ5chほどで用意し両面テープとハーネステープなどで本体ボディへ貼り付け。雨がかからないならアルミホイルの芯など段ボール製でOK。

屋外防水だと薄肉の給排水むけ塩ビ管などがいいかな=寸法決めて切り貼りが大変、一発決めになるので戻せない。

円筒が長くなるほど、ピンポイントで狭まっていき真正面近くにしか反応しなくなるが、長すぎると映像に映り込むし死角になる。

円筒の先端部にさらに日除けのようにテープ貼って直線的に遮蔽すると、その方向も反応しにくくなる。

色付きの不透明を使う。半透明や透明では遮蔽効果が薄れるかゼロになる。

 

 

https://geasszero.hatenablog.com/entry/20140205/1391565293