Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

「291 workshop」0期・第1〜3回の参考メモ

【第1回のキーワード】
アネット・ケルム ロー・エスリッジ カール・ブロスフェルト
フォトグラム ジェームズ・ウェリング アーヴィング・ペン
シュルレアリスム ブツ撮り フォトショップ レイヤー
小石清 東松照明 赤々舎 朝海陽子 志賀理江子 カラーとモノクロ
平川典俊 ウォール街 コンセプチュアル ジャン・ボードリヤール ジョエル・マイロウィッツ
夜 表参道 骨董通り EF50mm F1.8 II
金村修 松江泰治 アンドレス・グルスキー 
トーマス・ルフ ベルント&ヒラ・ベッヒャー プラウベルマキナ 明治通り バライタ
山田脩二 緒方範人 大谷佳 蒼穹舎 プレイスM 大丸剛史 ルーニィ
アイスランド 中平卓馬 リー・フリードランダー 旅写真 ヴィム・ベンダース ロケハン 尾道
ロバート・フランク ビート・ジェネレーション スティーブン・ショア ジョセフ・クーデルカ
シークエンス 鈴木理策 ホンマタカシ 小林伸一郎 1_WALL ひとつぼ展 コニカ
モンサンヴィクトワール ポール・セザンヌ 熊野 聖地 中谷宇吉郎 タルコフスキー
東山魁夷 柴田敏雄 畠山直哉 写真集 4×5 清水穣
ベッヒャー・シューレ アクセル・ヒュッテ 稲宮康人
リトルモア 中野正貴 中里和人 ニコンサロン 村越としや 日本写真協会賞新人賞
土木 工場萌え ワイド デジタル
日常 姉 結婚 出産 長島有里枝 しまおまほ 島尾伸三 梅佳代 鷹野隆大 カスババ
土田ヒロミ エリック 鬼海弘雄 ストリートビュー 監視カメラ 群衆スナップ
写真新世紀 公開審査 トーテムポール 有元伸也 ビジュアルアーツ 川村麻純 良知暁
齊藤明彦 ゲイリー・ウィノグランド 林隆文 山方伸 尾仲浩二 ジン エジプト 批評 iPad
アナログ 印画紙 B&H カラーサイエンスラボ フォトグラファーズラボラトリー
暗室 ノートリミング 自家現像 カラー暗室 猛毒 喉痛
実験映画 80年代 30年代 モホイ=ナジ・ラースロー 川村記念美術館 夜想 小林のりお
(以上、抜粋、敬称略)


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【第2回の参考図書ほか】
◇ Lyle Rexer "The Edge of Vision: The Rise of Abstraction in Photography" (Aperture)
http://www.amazon.co.jp/Edge-Vision-Rise-Abstraction-Photography/dp/1597111007


◇ Depth of Field - Frieze Magazine (Issue 125 September 2009)
http://t.co/icUZQrBu


◇ Walead Beshty - Hammer Museum
http://t.co/IlgcQ1Iy


◇ Walead Beshty - 2008 WHITNEY BIENNIAL
http://t.co/mfvg0yMy


◇ Walead Beshty | Images | Regen Projects
http://t.co/2f04FaQ2


◇ Walead Beshty - WALLSPACE
http://t.co/IlgcQ1Iy


※下薗城二さん
http://t.co/XH4x1Q6y
http://t.co/bxf33Yzp


◇ Ola Kolehmainen Artworks for Sale – Ola Kolehmainen on artnet
http://t.co/6VVUqhnb


◇ Ola Kolehmainen - Fraction Abstraction Recreation
http://t.co/R7VXKxzL


◇ Ola Kolehmainen - A Building Is Not a Building
http://t.co/4ETtDz8f


◇ Words Without Pictures
http://t.co/cDarYgdr
http://t.co/N5CGw0V2
http://t.co/rc2I8K6M


山崎博展「動く写真! 止まる映画!!」 - リクルートの2つのギャラリー ガーディアン・ガーデン
http://t.co/HZQdVv4M


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【第3回の参考図書ほか】
◇ Gabriele Basilico "Berlin" (Thames & Hudson)
http://www.amazon.co.jp/Basilico-Berlin-Gabriele/dp/0500542589


※ガブリエル・バジリコ関連
http://t.co/h9bWUQ89


Roe Etheridge "Rockaway, NY" (Steidl)
http://www.amazon.co.jp/Rockaway-NY-Roe-Etheridge/dp/3865214851


Roe Ethridge, Rockaway, NY - another field
http://t.co/7gViG3ot


◇ 第42回 ロー・アスリッジ個展『グッドナイトフラワーズ』 | Web Magazine OPENERS - 北村信彦
(その1)http://t.co/Ih3FlTfA
(その2)http://t.co/PV4e42on


MoMA | New Photography 2010: Roe Ethridge, Elad Lassry, Alex Prager, Amanda Ross-Ho
http://t.co/CF6pbUvs


MoMA | New Photography 2011: Moyra Davey, George Georgiou, Deana Lawson, Doug Rickard, Viviane Sassen, Zhang Dali
http://t.co/MEMGJzdR


◇ Roni Horn You Are the Weather - Google 検索
http://t.co/7G70rUPC


◇ ロニ・ホーン インタビュー 「This is Me, This is You」に寄せて - ART iT
http://t.co/ktqbUafq


◇ ロニ・ホーン写真展『This is Me, This is You』 | Web Magazine OPENERS - 北村信彦
(その1)http://t.co/nLGAIGXA
(その2)http://t.co/EdAGc0YE


>>>ジョセフ・コスース(Joseph Kosuth)『The Boundaries of the Limitless』
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20110301#p8



Circulation  

群馬県立女子大学 >> 公開講座 >> 公開授業 >> 現代アメリカ[アメリカン・イメージ]

アメリカの歴史や文化にとって、写真や絵画、映画といった視覚芸術との出会いは、いかなる出会いだったのか。また、これらのイメージにおいて、アメリカはいかなる相貌を垣間見せるのか。アメリカなるものをめぐって、多様なイメージの経験の意味を解明します。

会場・時間

群馬県立女子大学 新館第1講義室
後期 火曜日 18:00〜19:30

10/4
倉石信乃 明治大学准教授
ロバート・フランク、写真と映画の往還


10/11
日高優 群馬県立女子大学講師
イントロダクション―アメリカン・イメージというテーマについて―


10/18
波戸岡景太 明治大学准教授
トイ・ストーリー』にみる現代アメリカ文化論


10/25
鈴木佳子 東京都写真美術館学芸員
アメリカ写真の新たな動き


11/1、11/8
良知暁 アーティスト
写真の中の彫刻から(全2回)


11/15
藤村里美 東京都写真美術館学芸員
ルフレッド・スティーグリッツの仕事


11/29
増田玲 東京国立近代美術館主任研究員
(仮)“アメリカ写真”と題された写真集をめぐって―写真家ウォーカー・エヴァンズとその周辺―


12/6
江崎聡子 東京工業大学世界文明センターフェロー
女性の描いた20 世紀初頭のアメリカ:フリーダ・カーロジョージア・オキーフ、フローリン・ステットハイマーの絵画とアメリカン・イメージ


12/13
吉岡知子 埼玉県立近代美術館学芸員
アンドリュー・ワイエスの絵画におけるアメリ


12/20
米田尚輝 国立新美術館研究補佐員
シュルレアリスムと抽象表現主義


1/17
我孫子真由美 米国大使館広報・文化交流部レファレンス資料室室長
Michael Paul Huff Regional Librarian, U.S. Department of State
(仮)米国の図書館における視覚芸術プログラム


1/24
宇沢美子 慶応義塾大学教授
異人としての日本人 ハシムラ東郷―在米疑似日本人コラムニストの20世紀―

http://www.gpwu.ac.jp/ext/class/23/brand.html

再録+再々録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20090825#p2)

林道郎『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない 第7集: Ross Bleckner ロス・ブレックナー』より

 そのように転倒した、あるいは正常化された視点から見れば、モダニズムの自立性という概念によって加速される芸術のフェティッシュ化は、逆に、輪郭をもった世俗の存在者=コード化された商品へとたやすく転換されてしまう契機を孕んでいることになります。それに対して、彼が拘泥する生々しく世俗的な欲望の関係のほうが、流失してしまった何か=欠如によって起動させられる根源的なエロスとして「超越的」ともいえるような事態を示唆していると言いたいのかもしれません。それを、「自律」という概念を手がかりにして少し別の角度から見れば、エロス=愛の関係は、他者との融合(の幻想)によって「自失」するという関係でもあって、その意味で、安定した自己意識──近代社会のイデオロギーとしての個人主義──に対して「超越的」であり、しかもその消失の中でつねに新たに「私」が変成されていくという意味で反固定的だということができるでしょう。逆にモダニズムフェティシズム的な態度は、そのような消失と変成のエネルギーを固定化したルートで制御し、エロスの超越性・多産性をコントロールすることによってフェティッシュとしての対象へと凝固させようとする欲望の統制経済だということになります。

http://www.arttrace.org/books/details/live_twice/bleckner.html
http://pg-web.net/scb/shop/shop.cgi?No=257


◇ 『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』完結 - INSCRIPT correspondence

 1:サイ・トゥオンブリ(Cy Twombly)
 2:ブライス・マーデン(Brice Marden)
 3:ロバート・ライマン(Robert Ryman)
 4:アンディー・ウォーホル(Andy Warhol
 5:中西夏之
 6:ジグマー・ポルケ(Sigmar Polke)
 7:ロス・ブレックナー(Ross Bleckner)

それぞれは小さな本ですが、密度は濃く、啓蒙的かつ創発的。美術批評のコンテクストをふまえながら、逐一の作品に当たって精査をくわえ(図版は多くがカラーで収録されています)、そこから批評の言葉を立ち上げていく、という手付きは当今貴重なものだと思われます。そもそもこの種の「絵画批評」というものを読める機会自体があまりありませんから。それほど知られていない画家も含まれていますので、なおさらのことでしょう(ライマンやポルケのように、レクチャー後に回顧展が日本で開催されることになったケースもあります)。

小社では林道郎さんの論文集を準備しております。20世紀後半の美術批評の水脈を再検証し、再活性化させる、という目論見の一書。美術論の、ある種のマトリックスをつくる試みでもあります。タイトル未定。2010年の刊行見込みで、目下、既存原稿大改稿中(のはず)。詳細はまた刊行のさいに(ということは来年ですが……)当欄にてご案内いたします。

http://inscriptinfo.blogspot.com/2009/08/blog-post_20.html


林道郎ゼミ - ART TRACE
http://www.arttrace.org/seminar/hayashi/hayashi.html


http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060328#p4


■再録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20070426#p2
林道郎『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』

あるものが「美しい」とか、いや、「美味しい」でもいいと思いますが、そう感じると、必ず誰か他の人──往々にしてそれは、近くにいる友人や家族であることが多いのですが──に伝えて同意を得たくなります。「これって、きれいだよね」と新鮮な感動に震える心のまま同意を求める。そのとき、「ほんとにそうだね」と同意が返ってくれば、そこに感動の共同体が生まれるわけですが、「う〜ん」と言われたり、力ない同意だったりすると、自分のほうがおかしいのかと不安になったりする。だからこそ、逆に言うと、何かについての美的判断は、うかつには言葉にできないという側面もあります。普遍妥当性への確信、あるいは欲求があるがゆえに、その期待が裏切られたときの「引き裂かれ」感も大きいわけですね。つまるところ、美的判断は、私と社会がそこで微妙に、しかも鋭く交錯する領域なわけです。

第5巻: Natsuyuki Nakanishi 中西夏之 より
http://www.arttrace.org/books/details/live_twice/nakanishi.html
http://pg-web.net/scb/shop/shop.cgi?No=132