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令和7年 水の消防ページェント

晴海ふ頭公園で2025年5月18日に開催された東京消防庁の水上出初式、「水の消防ページェント」に行ってきた。

当初は17日に宇都宮の利根川水系水防演習に行く予定だったが、17日はあいにくの雨なので、雨天の予報ではない18日のこちらに行くことにした。同じ土日に横田基地の日米友好祭もやっているが、去年拝島からさらに列が長く伸びていたので「今年はいいや」となった。

晴海ふ頭公園はどう行くのかと調べたら東京駅から高い頻度でバスが出ているので、実際にバスに乗った。有楽町から銀座を通って移動。銀座の晴海通りはまっすぐ行くと勝鬨橋を渡って晴海に行けるというのを始めて知った。銀座と晴海、どころか豊洲市場まで一本道なんて知らなかった(なるほど「晴海通り」)。

予定通り9時過ぎに晴海ふ頭公園に到着。なんと前からあった旅客ターミナルの施設はなくなっていた。晴海ふ頭に行ったらジャンプして着地する間にフリーマントルに移動できるか試してみたかったが、ついにできなくなった。

アニメ聖地の建物はなくなったが、一般見学席はまだ人がまばらだったので最前列を確保できた。目の前にレインボーブリッジが見える。

9:15からいろいろと放送が始まって退屈せず、10時から式典が始まった。写真は分列行進の指揮艇「はやて」。

化学消防艇「ありあけ」。

大型化学消防艇「みやこどり」。

船に続いてヘリコプター3機が行進。写真はEC225LP「こうのとり」。

続いて放水デモ。写真は大型消防救助艇「おおえど」。

続いて救難展示。水上バス「さくら」に火災発生。炎と煙を避けて複数の乗客が海に転落した。

AS365N3「かもめ」から隊員が飛び込んで救出。

ゴムボートが急行して救出。

「かもめ」が要救助者をホイストで収容。バックはレインボーブリッジ。

こうのとり」が「おおえど」に人員を降ろす。

「おおえど」が救助した人をホイストで「こうのとり」に収容。

頭をぐっと下げ、要救助者を急いで搬送(トリミング)。

海に落ちた人を全員救出して救難展示終了。各船が荒ぶった操船で戻ってきた。

荒ぶる水難救助艇「きよす」。

一斉放水の展示のためヘリコプターが戻ってきた。背景がビルという都会的な舞台のヘリコプターもいい。窓ガラスに機体が映っている。

カラー放水とヘリコプターの飛行。曇りでも鮮やかな色だった。晴れていれば見栄えがよかったであろうが、これぐらいの曇りなら十分OKで、海を渡る風が涼しくて気持ちよかった。

環境に配慮した染料だが船も染まってしまう。

閉会で開場前で挨拶をして帰っていく「かもめ」。

続いて総務省のAS365N3「おおたか」。

こうのとり」。

フェアウェルパレード。各船の上で隊員が仮装して行進。「はやて」は舳先に座る人が原作の国民的冒険アニメ映画。40秒で支度しなきゃ。

「みやこどり」は海賊王のトップスとボトムスが一体化したようなあの国民的漫画の仮装。

このイベント、いつも「開催しました」という話を聞いて「行きたかった!」となっていたもの。今回ようやく行けた。

80-400mmもヘリコプター撮影デビューとなったが、だいぶいい感じで撮れた。中古のコスパはものすごく高い。

また、前日受信機に書き込んでおいた周波数でヘリコプターの交信も聞けた。船の方はアンテナがカバーしていない帯域だったので無理だったようだ。他に羽田の交信も聞いた。

この後音楽隊とカラーガード隊の演奏も鑑賞した。

羽田都心ルートの着陸を撮影

定期的に飛行場に撮影に行かなければ、と考えつつも、去年12月に成田空港に行った後にコロナに感染し、その後免疫系がどうにかなったのか歯周病が悪化して危うく歯を失いそうになり(失わなかった!)、歯周病は全快はしなくとも小康状態にもってきて、年度末も空けて、ということでようやく飛行場に行けた。本当はGW中に行きたかったが、無理だったのでGW後の土曜日に速攻で行った。

京浜島つばさ公園。そして南風運用の羽田空港

30年以上の久々にモノレールを昭和島で降りて、歩いてつばさ公園に到着。天気は曇り。前日の雨が午後にはやむと分かっていたので来てみたが、期待した晴れにはならなかった。

湿度が高いのでベイパーが出る。雨の日ならもっと盛大に出るが、雨に濡れない条件では最も湿度が高いのではと思う。

トリミングして画質調整するとこんな感じ。アプローチ中は盛大にベイパーが出るが地上が近くなると目立たなくなってしまう。

今回カメラはD700。レンズは中古のAF-S 80-400mm。つばさ公園からB滑走路はやや距離があるのでTC-14E IIIをつけて112-560mmとして使用。

400mmクラスのズームはZ 100-400mmの評価が高いものの、テレコンと合わせると40万円を超えてくる値段には手がだせず、80-400mmは中古が格安なのでこちらにした。既にPF300mm用にテレコンもあったのでそれが使え、カメラもD700とZ6の両方行けるというメリットもある。運ぶとき重いのだけはしょうがない。

接近してくる機体を撮るだけならPF300mmに2倍テレコンでもよかったかもしれないが、滑走路上ではズームして全体を入れられるのはズームレンズならでは。空港の撮影は基本このレンズだけで行ける感じ。

写真は中国南方航空A330ウイングレットの上から細いベイパーが伸びている。ウイングレットがなければ主翼の端から出るものが、ウイングレットによりこの位置に移動しているので、それで翼端渦がいくらかでも弱くなっていればそれがウイングレットの効果ということになる。もちろん翼端渦はなくならない。

ソシラドエアーの737。奥にD滑走路に降りる機体が見える。BとDの滑走路の間に雲があって奥の機体が霞んでいる。それぐらい雲が低かった。

スターフライヤーのA320neo。

JALA350

J-AIRエンブラエル。テレ端でずっと画面内。Exifが550mmになっているのは、おそらく元の400mmの実際の焦点距離がやや短いせい(ズームレンズはたいていワイド端がやや長くテレ端がやや短い)。

中国国際航空A320

JALの767とA350のツーショット。湿度が下がってきて雲が少なくなってる。

やがて15時を回るとB滑走路が離陸専用になった。

C滑走路に降りてくる機体のためにテレコンを外して待機。都心ルートを回って降りてきたA350を撮影。

同じくC滑走路に降りるANAの777。つばさ公園の端の方でけっこう近く撮れる。ただし木の向こうから突然出てくるので油断はできない。

A滑走路に降りるANAの787。つばさ公園の北端だとA滑走路は遠く、南にあるいてバス停のあたりまでくるといい感じに近い。

しかしA滑走路の方では木があって、機体が現れるともう後ろ側になってる。

道路に上がって待っていると、建物の屋根からA滑走路に降りる機体が突然現れる。建物や電線とからめて、今までと違った写真が撮れると分かった。

電線とどうからめるのが正解かは、まだ分からない。チャンスは一瞬!

バスで帰ろうと思って、待っているとバスが来る直前まで降りてくる。これは退屈しない。

天気がよかったら昭和島まで歩くと頭上をビュンビュン飛ぶのではと思う。それはそれで面白そう。

都内で夕方見かける、羽田にアプローチする都心ルートの旅客機。それがつばさ公園からどう見えるのかがようやく分かった。こんどはもっと天気がいいときに来たい。

それとは別に、持って行った受信機が電池切れで使えなかった。成田から半年もたてばそうなるか、と反省。フライトレーダーのアプリで状況を確認しながら撮影したが、その際の無線のやりとりが結局分からなかった。

帰りは大森神社に参拝。

品川駅もルートの下だと分かった。都心ルートの撮影ポイントは開拓してみたい。

今期見るアニメ(2025年4月期)

今年の4月~5月期は毎週これを見る予定。

  • 『mono』
  • 『日々は過ぎれど飯うまし』
  • 『キミとアイドルプリキュア♪』
  • ウマ娘 シンデレラグレイ』
  • 『前橋ウィッチーズ』
  • 『ざつ旅 -That's Journey-』
  • Summer Pockets
  • 『怪獣8号』(再放送)
  • 『ある魔女が死ぬまで』
  • 『紫雲寺家の子供たち』
  • 『ユア・フォルマ』
  • 『PANTY & STOCKING with GARTERBELT』(再放送)
  • 『アポカリプスホテル』
  • 『ロックは淑女の嗜みでして』
  • 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』(再放送)
  • 『忍者と殺し屋のふたりぐらし』
  • 『地獄少年花子くん2』(再放送)
  • 薬屋のひとりごと
  • 『その着せ替え人形は恋をする』(再放送)
  • アン・シャーリー
  • 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』
  • 『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました~その2~』

今期放送分は22本。増えすぎ。切れないアニメばかりで時間がないw やむなく、いくつかは録画をあとでまとめて見ることにした。

単発のアニメでは『ツインズひなひま』というのが3月末に放送されて、なかなかよかった。生成AIを活用したとあるが、使い方は創作として望ましい形であり、そのために省力化にはなっていないという。特に、背景美術の見覚えのあるはずの光景が微妙に違うものになっているという違和感は生成AIならではだろう。

anime-hinahima.com

以下は新番組の寸評。

『mono』

あfろ氏の漫画のアニメ化。360°カメラで動画を撮るとか何かと今風。ゆるキャン△の聖地を強行軍で回ってるのはメタなギャグで笑った。

『日々は過ぎれど飯うまし』

のんのんびよりスタッフで新作という話、といいつつ制作はPA青山吉能陽キャやってる。

ウマ娘 シンデレラグレイ』

オグリキャップの話。時代が少し前なので平成ネタがいろいろ入ってる。

2021年に岐阜かがみがはら航空宇宙博物館に行ったとき笠松競馬場を電車から見たがアニメの舞台になるとは。

glemaker.hatenablog.com

『前橋ウィッチーズ』

前橋で魔女といえば『魔法少女まどか☆マギカ』だろうと思うが、それとは関係なくマジで前橋が舞台の魔法少女アニメ。『菜なれ花なれ』が高崎だったのでこんどは前橋と、すべては山本一太知事の手の中か。アニメの雰囲気は日曜朝のタカラトミー枠っぽいがこちらはバンダイナムコ

『ざつ旅 -That's Journey-』

いきなりKADOKAWAビルが出てなにかと思ったら漫画家の話。

旅のスタイルが共感できて面白くて放送後すぐ見てる。

Summer Pockets

Atriで懐かしのエロゲアニメ(エロゲじゃない)などといっていたら本家Keyアニメきた。

『怪獣8号』(再放送)

本放送時ちょっと話題になったので、ちょうど再放送があるので見てる。面白い。脚本は大河内一郎だったのか。

『ある魔女が死ぬまで』

青山吉能主役の魔法少女アニメ。魔法少女フォーマットとはいえプラメモ系の作品となるか。

『紫雲寺家の子供たち』

動画工房から超絶作画で『五等分の花嫁』みたいなコンセプトのアニメが始まった。つい『動画工房の花嫁』とか言ってしまうが、でもターゲットはもしかしたら十代女子かもしれない。

声優が豪華で、姉や妹にファーストリコリスと処刑人とフェルンがいるというのはデンジャラス。

『ユア・フォルマ』

執行官をアンドロイドにしたPSYCHO-PASSみたいな話。主役も花澤香菜。あっちほどダークにはできてない。ふでやすかずゆき氏が漢字名義で書いている。ロボット三原則の虚構性がひとつのモチーフになっているようだ(もともとあれは仕様の話だからね)。

『PANTY & STOCKING with GARTERBELT』(再放送)

15年後に2期ができるとか正気か?w でその前に再放送。イカれた内容なのは知ってるのであとでまとめて見る。

『アポカリプスホテル』

竹本泉キャラがどうこうと突然SNSで話題になったので見た。ガチSFでしかもオリジナル。こういう企画が通るところが日本のアニメの底力だと思う。これも放送後すぐ見てる。

『ロックは淑女の嗜みでして』

お嬢様が実はガチでロックやってる、というアニメ。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』(再放送)

『青春ラブコメ』があまり自分に合わなかったので、似た画風のこれは見てなかったのだが、再放送なので見て見た。こっちは自分に合うぞ。東山奈央さんは両方に出てる。

『忍者と殺し屋のふたりぐらし』

シュールなギャグでよい。忍者が望月杏奈っぽいなと思ったら菊池誠も出てきた。三川華月さんがアニゲーイレブンに出てたけど忍者服自前ですごかったw

『地獄少年花子くん2』(再放送)

1月から花子くんの2期をやっていて見逃したと思ったらすぐ再放送なので見てる。1期はたいがい忘れてるが鬼頭明里さんのED曲かなりよかったな、などと思い出した。

『その着せ替え人形は恋をする』(再放送)

とりあえず特番は見た。2期をやるのでその前に再放送。あとでまとめて見る。

アン・シャーリー

NHKで『赤毛のアン』のアニメが始まった。いきなり炎上しているが、昔日本アニメーションが4クールで作ったものと違うのは当たり前のこと。2クールで前のアニメより先の分までやるというのでどうしても同じにはならない。

といいつつ押えるべきものを押さえてないという話はそれはそれで分からなくはない。原作読んでないのでふつうに「面白いアニメ」としか思わないけど。

NHKとしてはネトフリの『アンという名の少女』を以前放送したので、これが評判だったので新しくアニメ化しようと考えたのかなと思う。もちろんあのドラマの思想性は思いっきり薄めて。しかし原作ファンのうるさ方までは頭が回らなかったようだ(岡村花子のドラマやってたのにねw)。

英語原作と岡村花子版の翻訳はUnlimited等で読めるので読んでみたくはある。

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』

劇場での先行上映でやたら話題になってたジークアクスの放送が始まった。BS11でも見られるようになったので見ている。

同時に1stガンダムも話題になったので急遽見直したが、確かに見返しておいてよかったw

どうも1stをリアタイで見て熱くなった俺らと同世代前後の人々が作ってる気配が濃厚。「AMBAC」とか周辺の考察本のネタまで拾ってるw 2話の逆転1年戦争など企画会議はさぞ盛り上がったろうなと思う(ワイも中学生の頃ガンプラを赤く塗った)。

で、かれらは経験を積んだアラ環でもあるから、現実のあれこれも作品に持ち込んでいる。サイド6はそのまま香港。「マブ」というのは戦闘機のいわゆる「ロッテ戦法」だ。

基本的に一人乗りの戦闘機は原則として単独行動しない。エレメントリーダーとウイングマンの2機ペアで行動し、2機ペアをさらに正副の2つ組み合わせたのが「フィンガーフォー」と呼ばれる4機編成の1個小隊。戦闘機の基本行動単位の2機を「マブ」と呼び、そこでの人間関係がドラマの基幹となっている(に違いない)。

2機ペアはドイツ語ではロッテと呼ぶので「ロッテ戦法」と呼ばれる(ロッテ2個を組み合わせてシュヴァルム=小隊となる)。ドイツ空軍がスペイン内戦での戦訓から編み出したスタイルで、現代の戦闘機にも受け継がれている。

なお、ジークアクスのスタッフが作ったアニメに『トップをねらえ2!』があって、全体のノリは似てると思う。参考にどうぞ。

www.b-ch.com

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました~その2~』

順調に2期。マジ1期の延長。土曜の夜に癒される。

かつお節削り器で香り高いかつお節を

日本の味覚の一つ、かつお節。パックで買ってくるのが一般的になって自宅では削らないという人がほとんどになってだいぶ経つ。

菜っ葉を茹でてかつお節をかけようというとき、わずかばかりのかつお節を出したら、同じぐらいの重さのビニールの袋を捨てないといけないというのに気づいた。今どきだいぶ贅沢な品物なのだなあと感じた。

で検索すると通販で削り器は安く売ってる。削る前のかつお節も通販なら買える。やはり自分で削ろうと思う人が復活してきているようだ。

今年は近くのスーパーにもかつお節本体が並ぶようになったので、それではと削り器と合わせて買ってみた(買った店はそれぞれ別)。

かつお節はヤマキ、削り器は貝印

現代のかつお節削り器は、本体はカンナをひっくり返したものだが、ケースはプラ製で蓋ができる。プラなので丸洗いできるのが売り。

使うときの状態。

刃は最初から鋭いので十分削れる。

切れ味が鈍ってきたら普通のカンナと同じように刃を外して研ぐことになる。砥石は包丁を毎月研いでるので同じのを使えばいい。

少し削ってみた。香りがパックの製品より明らかに強く、味もはっきりしている。

既に1/3ぐらい削ったので、断面から透明度があるルビー色の身が見える。かつお節は製造にとても手間がかかるので、自分で削ってこの美しい断面を鑑賞できる方がいいと思う。

断面が単一の平面ではなく、角のある多面体になっているのは、自分なりに試行錯誤した結果。単一の面では削るときの抵抗が大きく、ビビリ振動が出て削り面が波打ってしまうし、かつお節もきれいにならない。刃も消耗してしまうと思う。なので、面を傾けて刃に当たる幅を狭くして削っている。幅が広くなって抵抗が増えてきたら別の面を削り、面ごとに順番に削る。

削りカスはどうするかと考えたが、カメラで使うブロワーできれいに吹き飛ばせることが分かった。週1ぐらいで使っていればカビも生えないであろう。

菜っ葉にかけてみて香りも味もパックよりはるかによいことが分かった。また、必要な量だけ削ればよく、都度プラゴミがでるということもない。

もちろん、出汁にも使えるから、麺つゆ作りに挑戦してそばやうどんも茹でてみた。沸騰したお湯に出汁パックに入れたかつお節をしばらく浮かせれば十分出汁がとれる。関東なので出汁がとれたら醤油を味見しながらドボドボ入れればできあがり(いずれは関西風も挑戦したい)。

かつお節はパッケージに冷蔵庫にて半年程度できるとある。その方が理想的であろうが、もともと保存食なので「半年」は目安かなと思う。目安は頭に置きつつ、もっとシンプルに、「欲しいときに削る」ということで使っていきたい。

ただ、いい匂いがするので猫が出てきて騒ぎ出すようになる。これはしょうがない。

キンランが見ごろ

埼玉県のとある公園にキンランが咲くという。2021年にニュースを聞いて行ってみたが、場所が分からないので見つけられなかった。貴重な植物なので簡単には見つからない場所に咲いているのか、とあきらめていたが、実はまだ行っていない場所で咲いていると分かった。

2025年4月27日に行くと、見事に満開だった。

場所はどうしたものかと思ったが、市役所が情報を出しているので伏せなくてもよいであろう。

www.city.kitamoto.lg.jp

天気もよく、楽しく撮影できた。

開ききっている花があって、なるほどランの仲間だと分かる。

咲いている場所はこういうところ。画面内の黄色は全てキンラン。

キンランはこの森で、土壌の微生物と共生することにより成長できる。森ごと保全しないと簡単にいなくなってしまう。ランの仲間はきわめて微小な種を作るので、成長するためには他の生物の協力が欠かせないようだ。

ヤブレガサ

園芸種のシラー。ブルーベルとも言う。イギリスでは自生地が保護されているが、日本は自生していない。

ウラシマソウ。花は時期が終わっていた。

咲いている時期はこんな花。写真は多摩動物公園で撮影。

セリバヒエンソウ。ニリンソウもあったけど時期が終わりのようだった。

藤棚は満開。

天気がよくてヤギも機嫌よさそうだった。

池上本門寺

蛇窪神社の場所を調べていて、近くを通る国道1号を南下すると池上本門寺に行けることに気がついた。

honmonji.jp

開祖日蓮が旅の途中で入滅した場所ということは聞いていたが、それにしても大規模な寺なので行ってみたいと思った。

蛇窪神社のすぐ西の国道1号を北上すると東急大井町線中延駅があるので、そこで電車に乗り旗の台で池上線に乗り換え。洗足池の方からぐるっと回って池上駅で降りた。池上駅からは参道を通って行ける。

池上本門寺に到着。

門の奥に高い階段があって驚いた。まさか山の上にあるとは。

地図や真上からの衛星写真を見ていたらこの地形は分からない。

国土地理院の地図でアナグリフにしてみると起伏がよく分かるようになった。池上本門寺はこのあたりに突出している小さい山一つを占める。

この山は武蔵野台地の一部で、山の手台地のほぼ南端に位置する。台地の南東面は海に侵食された波蝕崖、南西面は呑川河岸段丘、周囲も川に侵食されて、ここだけが高地として残された地形。東側に谷頭侵食が見られその谷は松濤園や本門寺公園の谷となっている。

階段を上がると山の上は平らになっていて、山というより、台地が削られて残された高地だということが分かる。上がってすぐ右手にあるのが日蓮上人像。

近くの墓地に日本看護婦会慰霊塔があった。

平らな頂上に仁王門。その奥が大堂。

大堂に参拝。

霊宝殿を見学。

経蔵と清正公堂。

本殿(釈迦殿)。この画角の奥に日蓮墓所である日蓮大聖人御廟所がある。

通りを渡って西側の斜面にある墓地の間を下っていくと、国の重要文化財の多宝塔があった。

平地に降りて北に行くと日蓮上人が入滅した場所とされる大坊本行寺に着いた。

御硯井戸。日蓮上人も使ったとされる。台地のふもとなのでいい水が出るはず。

井戸の南に手前から旅着高祖日蓮大菩薩のお堂と宗祖御灰骨堂がある。

ご臨終の間。池上宗仲公邸の仏間の場所に建てられたとのこと、上がらせていただいて参拝した。静かな場所で、裏にある庭園も眺めることができる。

日蓮上人は身延から茨城県の温泉地に療養に赴くところを、この地で亡くなった。池上宗仲公邸に滞在することは、おそらく予定の行程だったと考える。身延からの移動は甲府盆地から中央線に沿ってということであれば、どこかで多摩川を下る船に乗り、東京湾に出る手前で一時滞在というのが自然であろう。この際、池上の高地はこのあたりでは突出したランドマークなので、高地を領有する池上宗仲公の屋敷が滞在先にふさわしいと思う。

この地で開祖は病状が悪化し、伝えを聞いたこの地の多くの者が池上を訪れたという。入滅の地となったこの場所を池上宗仲公が寄進し、池上本門寺が創設された。後に山全体が聖域となって頂上に本殿や大堂、御廟所が作られることとなった。

東京の地形と開祖日蓮の物語が相まって、この地にこのような大規模な寺が作られたというように理解できる。短時間では回りきれないのでまた来てみたい。

帰りは大坊本行寺から国道1号に出た。写真は都営浅草線車両基地の高架と擁壁。

国道1号を北上して西馬込駅。ここから都営浅草線に乗って帰った。

蛇窪神社

ニコンミュージアムを見学した後は、西大井駅に戻って、雰囲気のあるガード下をくぐって西へ。

Google Mapをチラ見して歩くと、

白ヘビをあしらった街灯。

これは近いと、先に進んで蛇窪神社にツィッタ―!

正月にニュースで、巳年なので蛇窪神社が賑わっているというので来てみたいと思った。気付いたらもう4月、さすがに正月気分はないだろうと行ってみたが、やはり巳年なのでけっこう混んでいた。

花手水。

少し並んで拝殿に参拝。

撫で白蛇。なるほど千石撫子

龍神様は入れなくなってた。

蛇窪種銭をいただき銭洗いへ。財布は普段使っている蛇革の財布。財布が古くなって買い替えよう、となったときに蛇革にした。染色しないニシキヘビ柄を選ぼうとしたら家族の強い反対にあい藍染で蛇柄が目立たないものに。ウロコの手触りなど気に入っている。

お金の洗浄。

水はかけ流しの井戸水。

洗ったお金とともに弁天様に参拝。

銭洗いの後、人が減ってきたので御朱印をいただいた。時間限定で御朱印帳に直接いただけるので来たときは混んでいたが、昼近くで書置きのみの時間になりすぐいただけた。

それから法密稲荷に参拝。

巳年なので蛇の神社に参拝しよう、のはずがけっこうがっつり金運をお祈りしてしまった。